剣と首輪の奴隷商 体験版感想・レビュー
行商人の主人公(名前任意)が「このままじゃ全然もうからん、奴隷商にも手を出してみるか」から始まるMV製RPG。自宅のある「ラノティカの町」に帰ってきた主人公は広場でオークションを開催している奴隷商から、ヒロインとなる「ユマ」を買い付ける。胸は残念だが生娘の獣人ということでそれなりの場所で売ればいい金になりそうだと踏んで購入したが、彼女は「私、こう見えて名のある商家の娘で商売のお手伝いができます!武器も魔法もそれなりに使えます!」と主張してくる。結局彼女を(性的なことを含めた)パートナーとし、悪さを働く盗賊や亜人を各地で捕らえ奴隷として売りさばく(これなら元手ゼロ!)という、商人でありながら冒険者としての活動で稼いでいくことになる。
【体験版評価】8.0/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス7)
▲集まった客やギャラリーからの「生娘の証明を見せろ!」という物言いに対し、奴隷商は「おまえ、くぱぁしろ!」と
▲他の客が4000とか8000とか叫ぶところで大台の1万に乗せる主人公。「1万は無理だわ~」というところでユマの運命は決まったw
本作の面白いところは「ほぼほぼ」オープンワールドであることだ。メインストーリーを進める、という点では決まった手順を進める必要がある。序盤であれば商業ギルドの依頼をこなす、冒険者ギルド(遠い町にある)に向かう、商家のユマが奴隷に身を落した理由を彼女の故郷に向かう、といった手順でメインストーリーが進む。ただ本作はレベルアップで上昇する能力はHPとMPのみ、他能力値を上げるには装備品をよりいいものにしていくことが必須となる。装備品を買うにはお金が必要、そのお金はメインストーリーを進めていくこと、そのついでで解除できる実績でもそれなりに入手できるものの。
▲主人公の主な目的は奴隷狩りをして売って手っ取り早くお金を稼ぐこと
▲ユマはそういう意味で格好の奴隷。主人公にとってもユマにとってもいい巡りあわせだった(?)様だ。本来であればユマは娼館か変態貴族に売られる運命だったろう
本作での金策は非常に多彩なのだ。前述したように盗賊や亜人を倒し奴隷にして必要をしているNPCに売る。これが一番稼げるかな。奴隷も男・女という性別の他に特徴があり、力仕事の奴隷に向いていたり家事や売春奴隷を必要とするNPCが買ってくれる(商業ギルドの掲示板に情報がある)など。奴隷を必要としているなど何かを欲しているNPCには吹き出しが出ているゆえわかりやすい。NPCの依頼で言うなら奴隷以外の願いごとをしてくるやつもいてそれもお金になる。その中にはユマによる売春も含まれる(若干NTR)。
▲当初は商業ギルドに依頼されるメインストーリーをこなしていくことに。戦闘では敵の次の行動が表示される仕様、後出しじゃんけんみたいな感覚で対処しやすいのも特徴かな
▲画面右上にあるように時間要素あり。一部のクエストでは(繰り返し受けられるが)期限があったりもする。体験版は「10000歩まで」という制限があるが、あまり気にしなくても体験版最後まで行けるかと
▲商業ギルドの依頼で訪れた鉱山、ここで初めての奴隷(盗賊を倒す)ゲット
▲現在所持している奴隷一覧はSキーで。奴隷は「交易品」として扱われるため、運ぶ場合は後述の馬車の「積載量」にも大きく影響してくる
▲鉱山で穴掘り(下ネタではない)用奴隷を買い取りたいNPC、早速先ほど得た盗賊奴隷を彼に売ると4000Gで売れる!これで新たな装備品を購入できるぞ!このように必要としている条件の奴隷をNPCに売ることで結構な額が稼げるが、奴隷は各町で掲示板に張り出されている依頼で引き渡すことでもお金になる。どちらかというと後者の方がいい額になるだろう
▲奴隷は金になるな!ということで商業ギルドに張り出されている掲示板を見てみると、割と近場に「女盗賊」が潜んでいるようだ。このような情報掲示板は冒険者ギルドにもあり、メインストーリーを進める以外のイベントはこれらで探すべし
▲フィールドマップは馬車を引いて進む。昼は敵が出現しないが夜になると盗賊シンボルなどが突然襲ってきたりして危険。敵の強さが未知なら夜移動は避けたいところ
▲ナクル村近くに潜伏していた女盗賊と戦闘。武器によって使用可能スキルが異なる本作、敵が複数なら弓(威力は低めだが全体攻撃)が便利かも
▲割とギリだったものの女盗賊撃破!さぁ、おまえをどうしてくれようか!女性奴隷を売った場合その先でどんなことをされたのかのエロシーンを拝見できるぞ。残念ながら仲間にはできないようだ
それ以外の金策は冒険者ギルドの依頼や各町の掲示板の依頼など。あとは主人公は行商人だからな、各町や村で販売されている食料品や鉱石などを安いところで買い、高く買ってくれるところで売ることで利益を得られる。この辺は割とメインストーリーに沿っており、序盤に訪れる町や村で購入しておくと先々で高く売れたりするのだ。メインストーリーを進めるついでにこういう金策が山ほどあるゆえ、オープンワールドというより寄り道がクソ多い、と言ってもいいかもしれない。
▲各町で売られている特産品は異なるし、売却価格も異なる。それを利用して利益を得るのも行商人としての腕(奴隷商人になったけど)。馬車の積載量は重要、なにしろ大量に仕入れるし、奴隷は奴隷で結構な重量があるからな
ただ主人公たちは馬車でワールドマップを移動するのだが、馬車には積載量上限がある。奴隷も「交易品」扱い、積載量を超える荷物を運ぶことはできないぞ。馬車の積載量はお金でグレードアップできる、お金は装備品だけでなく馬車のグレードアップにも使うため本作ではお金がかなり重要、ゆえに寄り道オープンワールドな設計となっている。
▲とりあえず画面右下の尿意ゲージが少しでも貯まっていれば、各町のトイレでユマに用を足す選択が可能(スカフィルターがOFFならう〇ちも可能らしい、我輩はONにしたゆえ)
エロに関して。エロはヒロイン・ユマに好感度を上げたり特定条件(軽鎧装備とか)をクリアすることで主人公との自宅でのエロ、NPC依頼でのユマと他の男とのエロ、♀奴隷をエロ関連のNPCに売ったケースでのその後的なエロ。敗北エロなどはないぞ。ユマは俺の嫁!ならばユマを対象としたNPCエロ依頼は避ければいい。NTRというか寝取らせだな。
メインストーリーを進めるためにいろいろ寄り道をしていく、ほぼほぼオープンワールド。自由度はかなり高く面白いし、ユマという奴隷なんだけどもめげないキャラがいい塩梅のRPG。やり応えもあり。前作「裏の何でも屋」といい、ちょっと変わった面白さを追求している、個人的に好きなサークルさんだな。
夢子「お取り扱いサイト様です」
DLsite 1,300円(税抜)
FANZA 1,300円(税抜)
前作の感想記事(かわら版No177)
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