無人島社員旅行記 女たちの生存戦略(やさにき) 体験版感想
社員旅行での乗船していた豪華客船が嵐で遭難、無人島に漂着した主人公・島守匠海(名前変更可)と女性3人が力を合わせて、生き抜くために食料や水、素材を集め生活環境を整えていく、ティラノスクリプト製の本格サバイバルSLG+恋愛SLG。
ヒロインのセリフはたまに全セリフボイス、ちょいちょいパートボイス、声無し多め。まぁ少しあるだけでもヒロイン解像度は随分上がる。
※10/28発売予定の作品です
【体験版評価】8.9/10点 (面白さ9 システム8.5 没入感9 エロス9)

▲雨風を凌げる洞窟を発見、拠点とする。知識のある主人公がリーダーということになる

▲オープニング後、ゲームモード選択。フィクションモードはヒロインが死ななくなる
流れ着いた女性3人がたまたま全員主人公の身近な知人というエロゲの様な設定はともかく、本作ではともすればそのヒロイン達が「死ぬ」ことがあり、死んだヒロインは本編内で復活することはない。ロストだ。獣などの敵との遭遇戦闘において生命力がゼロになると死、またはストレス値がMAXの状態で数日放置されると「失踪」、やはりこれも死と同義。

▲HPゼロ=死。回復手段は限られており、テイストは違えどFCのスゥイートホームを彷彿とさせた
それ以外にも満腹度、水の備蓄度がゼロの状態で数日経過で全滅、常に気を配らねばならんし、病気や毒などの状態異常もこじらせると死に繋がるため衛生面も疎かにできない。当然ながら食料・素材を含めたアイテムは全て現地調達、十分な探索には十分な体力がいる。十分な体力は十分な食料と水、ストレス管理が必要。

▲基本の拠点画面。昼は16回行動できる(都度時間と体力などが減る)。夜は外出不可、食事や交流、製作を行う。満腹度と水備蓄度(画面右上)は全員共通
更に物語が進めば拠点が獣に襲撃されるようになるなど、「サバイバルつっても所詮ヌルイエロゲっしょ?」って思ってるプレイヤーよ、死ぬぞ?(我輩だ 本格サバイバルSLGだが?
とはいえプレイ経験により、とにかく種類が多い管理リソースの馴らし方がわかってくると上手く回り始めてめっちゃ楽しくなってくるあたり、本作は正しくSLGであるなぁと。

▲ヒロイン①は主人公の上司でシゴデキ暁美パイセン。最初から「製作」Lv2、そのまま製作を中心にスキルを上げていくといいかと

▲ヒロイン②は主人公がメンターを務める後輩、夢乃。元陸上部で体力が主人公より高く序盤は非常に探索向き。最初から主人公に懐いている=好感度が高い

▲ヒロイン③の静葉は唯一人妻で別の部署のため、主人公との関係は薄め=デフォ好感度低め。また体力が夢乃の半分、四人で行動する場合足手まといになりがち

▲デフォ状態での人間関係。ヒロインからの主人公への好感度は既に「信頼」に達しているが、ヒロイン同士は中立といったところ。交流、一緒に行動で好感度上昇
本作の最終的な「目的」については、戦闘が発生するようになる15日以降に起きるイベントで「島からの脱出」または「永住」の二つから選ぶことになる。
体験版は15日目までで、まさにこのあたりがしっかり楽しめて(体験版やり込みガチ勢もいる)、各ヒロインと主人公の関係や背景を一通り、あとはエッチなイベントはほんの少しだけ。エロの数々は製品版でね♡といういい体験版だった。体験版で貯まる一方だったヒロイン達のストレスはエロでガッツリ減らせるようになる。
また、製品版ではヒロイン達の主人公争奪戦も見ものかと。「風紀度」が下がってくるとヒロイン達は主人公と二人で探索中にエロ可能となり、更に下がると他ヒロインの前でも主人公に色目を使う様になり喧嘩が始まったりとか。
最終的には3人並べての4P、まさしくハーレム。中出しロシアンルーレットなる頭の悪いプレイもあるとか。ハーレムを目指すなら、序盤からヒロイン達との交流で「下ネタ」をぶっこんでいくといいだろう。あ、「ボテ腹妊娠」はあるが出産要素はないぞ。
「施設」を作るほど拠点環境が潤い手動作業が自動化され余裕が出てくる、そうなると比重がサバイバルSLGからやや恋愛SLGにシフトしていくのかなぁと。

▲施設製作。就寝時の回復量が上がるベッド欲しいよなぁ。テントは各マップへのファストトラベルが可能になるが、外置きの施設は台風で耐久度が大きく減少してしまう
最後に序盤のサバイバル指南、ちょっとだけ攻略をば。
最序盤は主人公と夢乃の二人行動で探索するのが効率的。二人とも探索に必要な「体力」が高いからだ。四人行動の場合、誰かの体力がゼロになった時点で拠点に帰ることになり非効率。自動探索してくれる暁美・静葉ペアは南エリア探索を指定しておく。

▲探索可能エリアはこれだけある(離島はイカダが必要)。探索率を100%にしたエリアは採取効率大幅アップ。モノクロ表示のヒロインは主人公と別行動、彼女達の探索先も画面下部で指定できる

▲南エリアを選択。エリア探索(探索率アップ)するか、浜辺や川に行くか
ストーリーとしては「南エリアを探索して水場を確保せよ」となるが、まず大事なのは食料確保。「海辺」でゲットできる「貝」が序盤の食料として適している。貝も魚も「消費期限」はたった2日しかないが、1日かけて多めに収集、残りの1日で南エリアを探索するサイクル。ついでに漂着物の探索も。もしポリタンクが見つかれば水備蓄MAX値が100上昇する。

▲海辺でのコマンド。できれば「海水を汲む」も実行しておきたい。食事で使うとヒロインのストレスを減らせる「塩」を作れる
主人公と夢乃の「採取」スキルLvは最低でも2に上げておく(主人公は最初から可)。1と2では採取率が雲泥の差。

▲最序盤の食料は「貝」一択。ちなみにアイコンの数字は消費期限。数ではない
南エリア探索50%で水場発見、3~4日で見つかるはず。それまでの水は探索で見つかるココナッツで補給できる。以降水場に行けば水を最大まで補給ついでに身体を洗って衛生値を回復できる。水場へは4人全員で行く方が効率がいい。ポリタンクがあればMAX200に。
天気について。猛暑日は体力と水を普段の倍消費するため探索はほどほどにする。台風の日は外に出れんが、翌日から二日間は海辺の漂着物からレアが出る。
各ヒロインのスキル成長方向について。基本的にプレイヤーの自由だが、静葉は頑強をLv3、暁美はLv2までがマスト。それで体力40くらいになり、四人一緒の探索が捗る。四人一緒のメリットは、採取等で得た食材や素材の運搬量が多くいろいろ持ち帰れること。まぁ各自の運搬Lvを上げれば補強できるが。二つ目、戦闘で有利になる。これも各自の戦闘Lvを上げる、武器を更新することで補強できる。
南エリアで「資材」探索を行うと得られる素材でナイフや槍などが製作できるようになる。それらは「共有ツール」にセットする。共有ツールが増えるほど、各エリアで「狩り」「斧での伐採」「ツルハシでの採掘」などが可能になっていく。採取可能な素材はエリアごとに異なる。
特に狩りが可能になると「肉」を得られるようなり、肉は満腹度と体力回復が高い。また塩があれば干し肉に加工でき、消費期限は99日だ。採取同様、狩りLvを2にするだけで南エリアでの狩り成功率は段違いに上がる。主人公か夢乃あたりが妥当か。
ここまでくると食料・水の確保以外にも少し余裕が出る。伐採や採掘で素材を集め「工具セット」の製作を目指す。施設の多くはこれがないと製作できない重要アイテム。
その後は15日目以降の戦闘に備えて全員分の武器を作る。最初は「長い枝」だけで作れる「槍」でもいい。武器が無いと戦えないからな。

▲武器類は採取ツールであると同時に武器でもある。槍は狩りが可能になる
戦闘は素早さ(内部数値)でターンが多く回ってくるCTB。戦闘Lvを上げる、または武器の種類でも上昇。弓やナイフなどは多くターンが回ってきそうな。武器にしろ施設にしろ、耐久値があるのも結構珍しい。長く使えば壊れる。
この辺まで押さえておけばまぁまぁなサバイバーになれるかと。幸運を祈る。





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