リリィと刻の呪い 体験版感想・レビュー
「フィラーナと命の薬」でフィラーナが助けた親友・リリィが主人公のMV製RPG。凄腕の錬金術師であるリリィはとある理由で「時の魔神」の討伐に向かい、なんとか倒すも「淫欲の呪い」を受けてしまう。その呪いは「定期的に発情してしまう」というもので、このままフィラーナの元へと帰るわけにはいかない、と解呪のためにお金を貯めるべく、ギルドの依頼をこなしたりエロを含むNPC依頼で稼いだり。ちなみに呪いを解呪するにはお金が100万必要だが、解呪師曰く「刻の秘宝・クロノフルーラー」とセットなら10万でいいよ、と。
ゲームとしてはとにかくギルドの依頼(ほとんどが錬金でのアイテム納品)をこなしていくのだが、本作では一度ダンジョンに素材集めに向かうと大量に素材を入手できるため、多くのRPGの様にこまめに採取に向かう必要がない。錬成可能な自宅拠点とギルドを往復し、貯蓄素材から必要なアイテムを錬金→納品を繰り返しお金と知名度を稼ぎ、素材が足りなくなったらレベリングを兼ねてダンジョンに素材収集に向かう、そんなゲーム設計になっておりゴンゴンギルド依頼をこなして稼げるのが楽しいのだ。「今は素材を集めるフェーズ」「ギルドの依頼をどんどんこなし知名度をあげるフェーズ」という感じでメリハリがある展開、まぁその辺もプレイヤーの匙加減だけども。
エロに関しては「淫欲の呪い」によりダンジョンから出たあと必ず「発情」状態になり、発情状態か否かでNPCエロが発生したりしなかったり、内容が変化したりもする(ちなみにアイテム→大事なもの→「呪いのスイッチ」で任意で発情切り替え可)。また「淫乱度」の数値もエロ発生フラグとなっている。前作同様、戦闘エロにも相当力が入っており、バランスよく(?)様々なエロを楽しめる。スラムもありまっせ。
【体験版評価】8.4/10点 (面白さ8.5 システム8 没入感8.5 エロス8.5)
▲最初に難易度や敗北後戦闘エロ継続ON/OFFなどを選ぶ、無敵の錬金術師はイージー(ザコはほぼ一撃)、我輩は誇り高き錬金術師(ノーマル)でプレイ。製品版ではハード以上の難易度もあるようだ
▲オープニング。あとからわかるがここは時の狭間、主人公は「時の魔神」を倒すも、呪いを受けてフラフラな状態。フィル、というのは前作の主人公・フィラーナのことだな
▲時の狭間からなんとか帰還したリリィ、時の魔神討伐のために使っている屋敷の前で気を失っているところを、屋敷の執事・シャフに発見される
▲リリィは国からの依頼で時の魔神討伐に来た、のだが、彼女がこの依頼を受けた本当の理由は自身の出生に関係している。この辺は前作でも少し語られていたが、説明すると長くなるゆえ端折らせていただく。スターヴェイス家とかクロノヴォゥグ家とかそんな話。まぁとにかく主人公は時の狭間でくだんの魔神討伐に成功したようだ
▲討伐成功したが、定期的に発情する呪いを受けてしまった(ちなみにこの屋敷は国の物で執事のシャフも国から派遣されてきたお目付け役)
▲シャフ曰く「これは『淫欲の呪い』ですね」と。彼自身も主人公程の腕前ではないものの錬金術師(この国の錬金術師は王国が認めた者だけがなれる名誉ある職業。…国家錬金術師?)
▲呪いを解けるのは呪いをかけた本人か、解呪師しかいないようだ。本人は倒してしまった、ゆえに除念…解呪師に頼むしか方法はない
▲翌日、屋敷に帰ってくるとなんと都合のいいことに解呪師を名乗る女性が。彼女曰く「時の魔神の亀裂を感じてやってきた」と。解呪師というのは錬金術師を上回るほどレアでそんな能力に特化しているらしい
▲解呪には100万必要、といわれ「足元見て!ふざけんじゃないわよー!」と激おこプンプン丸(死語)の主人公だったが、「あのね、あなたエリクサー100Gで作る?作らないでしょ?」と、それなりに準備にお金がかかることを説明され。主人公は基本的に初手懐疑的から入る用心深いタイプなのだ。理解したところで解呪師エントゥーリ(愛称・ティリー)が交渉を持ち掛けてくる。「刻の秘宝・クロノフルーラー」があれば10万でいいよ、と。解呪にはこの秘宝が必要らしいのだ
ということで、主人公は「100万貯める」or「クロノフルーラーを入手して10万貯める」を目的として頑張る。おそらく後者がトゥルーだとは思うが、エロなどでガンガン稼ぐことで前者でも達成可能なゲーム設計になっているかと。
ダンジョンで大量に素材採取 ギルドに通ってガンガン知名度とお金を稼ごう
▲街入口からスグのギルドの張り紙から依頼を受けられる。最初は左の張り紙1枚のみからしか受けられない(並行して依頼を受けられない)が、依頼をこなし「知名度」をあげていくと右にある張り紙からも依頼を受けられるようになり、並行して複数の依頼を受けられるようになる。また、NPCから直接受けることができる依頼も多数あり(アイコンでわかる)
▲メニュー画面。エロステと共に「知名度」「淫乱度」などのフラグ数値も確認できる。発情した場合、立ち絵が変化する
▲森などのダンジョンでは一度の探索でかなり大量の素材を入手できる(もちろんダンジョンごとに入手できる素材種類は異なる)。ダンジョンは4エリアほどで構成されており、敵を避けて採取することもできるが戦闘もサクッとおわるゆえレベリングを兼ねる方が効率的(戦闘エロも拝見できるし)
▲自宅に戻り錬金。の前に「分解」が必要なこともある。工房左下で素材の分解が可能、素材を更に素材に分ける作業。必要に応じて分解すべし
▲「分解」の多くで入手できる「基礎結晶」は、錬金のベースとなる素材
▲工房右上の窯で錬金。こんな感じで基礎結晶が必要となる。ちなみに錬金ではギルドからの依頼品の他、回復やバフなどの消耗品を入手できるためガンガンやっていこう。店の装備品に錬金して新たな装備品を入手できることも。あとは工房左上では「料理」も可能、料理素材は主に店売り素材を使う。NPCがスイーツを依頼してきたり。
▲体験版最終局面のメニュー画面。知名度は画面下部分、NPCや住人が主人公をどう思っているのか、に反映するとともに、知名度が高い程ギルドに質の高い依頼が舞い込んでくる。と同時に「淫乱度」が高くなるほどやはりNPCや住人が主人公をどう思っているのかにも反映する
ちなみに難易度ノーマルでのダンジョン攻略について。ノーマルといえどレベルはサックサクあがり(1~3戦闘で1レベルあがる)、魔法もガンガン習得。素材集めついでに適当に敵シンボルを倒せばレベルはゴンゴン上がる。一度ダンジョンで素材集めをすればギルドやNPCの依頼をガンガンこなしていけるの同じくテンポの良さに一役買っている。主人公は錬金術師だが同時に膨大な魔力を持つ優れた魔術師でもあるため、レベルの上昇と共にHPもMPもどんどん上がる。特に最大MPが高いため魔法をガンガン使えるぞ。
というかゲーム開始当初は弱体化(倒す直前の魔神に魔力を大量に奪われた)している設定で、本来の姿はもうちょっと大人びているのだ。
▲街の一角にある高級住宅街には、ある程度知名度がないと入ることができない
▲知名度が上がってくると酒場でのバイト(ミニゲーム)も可能になったり
戦闘エロ・NPCエロ多数 ダンジョンによっては敗北エロもあり
戦闘ではザコ含めすべての敵に拘束→戦闘エロが存在する。
拘束されたら「抵抗」コマンドより魔法を使う方が効果的(拘束中でも行動は可能)かなぁと。弱点を突けば大体1撃で倒せるし。
▲拘束されてから若干猶予がある敵もいる。ゴブリンなんかは馬乗りになってから挿入・射精まで数ターンかかることもあった
▲拘束を解くか倒すかしないとずっとエロられるぞ。敗北した場合、戦闘エロを継続するかどうか選択できる(ON/OFFスイッチあり)
▲ただ。本作の戦闘エロが他とちょっと違うのは、レベルが上がって相手が格下になると、拘束攻撃を仕掛けられた時点でかわして「全体魔法攻撃カウンター」を食らわせること。これが存外気持ちエェ(MPも減らんし)。格下とはいえそれなりに経験値とドロップアイテムももらえるし
▲特定ダンジョンではザコ敗北後のエロシーンもあり(ダンジョンに紐づいている)
▲ちなみに敗北して動けない主人公を助けてくれるのは解呪師のティリーだったりする。この娘っこ、実は職業だけでなく種族までレアで。ストーリーにも存分にかかわっている
▲主人公とティリーの温泉イベントなんかもあったり。だんだん打ち解けていく様がも見どころかな
▲ダンジョンから出ると発情状態になる。まぁすぐそばにある回復クリスタルを使ったり、自室でオナニーしたり、前述の「呪いのスイッチ」など回復手段は多い。ただ発情したまま寝ると淫乱度上昇ペナルティ(恵むしろボーナス?)
▲街のギルド入り口には淫乱度上昇薬、戦闘敗北用の毒薬なども格安で売っているなど、エロに関するサポートはかなり手厚いな
▲発情中のみエロイベントが起きるNPC多数(このNPCは常時ハートマーク出るけど)
▲当初のハートマークNPCはこんな感じでセクハラ(というにはやりすぎな気もするが)系が多い
▲高級住宅街に入れるようになると、貴族の息子の魔法家庭教師イベントなども発生するように
以下は体験版では冒頭しか拝見できないスラム街イベント。
▲「この先にいくなら覚悟しな?」といわれずかずか入っていくと
▲スラムの戦闘ではこんな選択肢もあったゆえ、淫乱度が高くなるほど戦闘エロを楽しめそうな感じだった
▲メニューから拝見できるエロステその2。体験版では実装されておらず数値は反映しなかったが製品版ではバッチリ反映しているはず
という感じでRPGとしてもエロも両方楽しめて、前作より更に楽しめるんじゃないかね。リリィのちょっと生意気(本当はもっと大人っぽいのに容姿が少女っぽいからそう感じる)な態度、そして決してエロが嫌いなワケじゃない、というキャラがなんかいいなぁと。
<追記>
ちなみに本作のエンディングは「A」「C」「D」「E」「G」「H」「M」「N」「T」の9種もある…!サークルさん曰く「大した分岐じゃない」らしいが、全部見たい紳士もいるだろう。サークルさんがCi-enで各エンド条件を公開してくれているぞ。
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前作「フィラーナと命の薬」
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