アンホーリーメイデン – Unholy maiden レビュー

RPG

アンホーリーメイデン – Unholy maiden(Unit 03) 体験版感想

ダンジョン深部で倒れ、助け出されたものの記憶をなくし何も覚えていないアトラ(名前変更可)が主人公のMZ製RPG。自分は何者なのか、なぜダンジョンに潜っていたのか、深部まで行けば思い出すかもしれない。

そんな理由からダンジョン深部を目指すことになるが、拠点となるローズフォードは「レイダー」と呼ばれるダンジョン探索者を始め、貴族、商人、金貸し、カジノ、娼館など欲望に塗れた者達で溢れている。主人公は彼らに流されず目的を果たせるのか…

ゲームとしては、ざっくり言えば戦闘エロありソウルライクなダンジョン、NPCイベント多数な拠点で構成されているが… どれをとっても一級品、演出やUI・BGM・SEに至るまでべらぼうにクオリティが高い。プレイしていて展開にこれほどドキワクさせられたのは久しぶりじゃないかと思うほどのロールプレイ感。なんなら最初のキャラメイクからもう楽しい。

【体験版評価】9.4/10点 (面白さ9.5 システム9 没入感10 エロス9)

無数に用意されているイベント群は序盤から手を付けられるものが非常に多く、オープンワールドとまではいわないがプレイヤーの数だけクリアまでの道筋があると言っても過言ではない。キャラメイクやイベントで変化する善悪観念・貞操観念がプレイに大きく影響、また装備品が立ち絵に完全反映する仕様を含め、周回ごとに異なるビルドと物語を楽しめるかと。エンディングも20種以上用意されている。

まず、ゲーム開始後のキャラメイクについて。最初に主人公の「出自」を7タイプから選択する。

それぞれで付与技能や能力値ボーナスが異なる。次に「原体験」を3つ選ぶ。

こちらも付与技能や能力値ボーナスが変化、更には性癖が付与されたりもする。

どれを選ぶとどんなプレイになるのか、理解してもらうには先にこちらを見て欲しい。本作では「…」の吹き出し付きのNPCに話しかけるとこのような画面「インタラクト」が発生。


▲花売は所持している「アマリリス」を売る、相手がエロい奴の場合売春イベントに発展、主人公がエロくなるほど売春を受け入れやすくなる

画面左、相手の「交渉」に対しては主人公の「交渉能力」、「花売」に対しては「性的魅力」、「略奪」に対しては「対人戦術」が対応しており、主人公の数値が相手の数値以上の場合、その項目は100%成功する。

↑の場合「交渉」は100%成功、他2つはまず失敗する。相手の数値より下でも数値がそれなりに高ければ成功する確率は0ではない。ただインタラクトは同じNPCに1日1度のみとなっている。


▲メニュー画面

主人公の能力値の内、体力、筋力、技術は「対人戦術」、知性、話術は「交渉能力」、美貌は「性的魅力」に影響する。

これらの能力値は戦闘や性的絶頂、様々なイベントで得られる「エーテル(経験値)」を消費して上昇、ただ満遍なく上げるより何れかに特化するのが定石だ。

例えば対人戦術に特化することで主人公自身が強くなりダンジョン探索が捗る。NPC相手では「略奪」が成功しやすくなる。まぁ略奪ばかりしていると地下強制労働場送りになるけども。


▲ダンジョンや教会にある女神像でエーテル(経験値)を消費して能力値を強化

一方、交渉能力や性的魅力を重視する場合、NPC相手に平和的イベント、またはエロいイベントを発生させやすくなり、ダンジョンに潜らなくても稼ぎやすくなる(美貌ボーナスとか付く)。主人公自身が弱くてもギルドで「用心棒」を雇うことでダンジョンに潜れる。または強いNPCと関係深めて同伴してもらったり。


▲装備品は店で買うかダンジョンで拾う。武器は筋力依存or技術依存(包丁は技術依存)。魔法は知力依存、魔法含む様々なスキルをセットできる「能力」欄は成長と共に増えていく

以上の話を踏まえたうえで、目的のプレイに沿いやすいキャラメイクをすべし。まぁキャラメイクの影響は本編での成長に比べれば微々たるもの。ただ処女プレイを目指す場合は気を付けなはれ、最初から経験人数が1人以上になったりエロステータスや性癖が付かないようなキャラメイクを。

吹きだし付NPCはかなりの数いて、それぞれに「交渉」「花売」「略奪」から発展するイベントがある…と言えばどれだけ膨大な数のイベントが詰め込まれているか想像するに難くないかと。

まだまだ説明不足だが、ここからは我輩がドキワクしたイベントを2つ紹介。1つめ。

ゲーム開始後はなにはともあれまずは最低限寝泊まりできるお金が必要だ。この街にはダンジョン探索の他、ギルドの依頼やカジノ(スロット)、バニー、ダンサー、モデル、採掘などのバイト、売春など多数の金策があるが、我輩がまず目をつけたのは雑貨屋のアルバイト募集。いかにもエロありそうであるし。

早速店主と「交渉」、交渉成功し面談がてら身の上話をすると、雇ってくれるだけでなくバックヤードで寝泊まりしていいと。なんでも店主にも主人公くらいの年頃の娘が「いた」らしく。主人公はその優しさに軽く感動する。

早速店番。その最中「店長はいないのかい」と尋ねてきた客から小包を預かる。


▲これは客のセリフ、アトラのセリフじゃないな(バグ報告

店番終了、賃金をもらう。

この金で宿に泊まってもいいが、折角タダでバックヤードの泊まれるのだから。

お言葉に甘えて宿泊。そして翌朝。なにやら店の方が騒がしい。

なんと盗人が入り宝飾品が根こそぎ盗まれたとのことで衛兵が来ている。店主は庇ってくれるものの主人公は容疑をかけられ、身の潔白を証明すべく所持品チェックを受ける。

すると昨日客から預かった小包が暴かれ宝飾品と共に白い粉まで出てくる。うわぁぁぁぁぁぁ!やってんな店主!やられた!いきなりこうくるかぁ!

主人公は客から預かった小包だと釈明するが現物が出てしまっては苦しい。そこで店主から提案される。「私がアトラ君の後見人になれば、内輪の問題として処理できる」と。「契約書をしたためたから血判を捺してくれ」と。

一度拒否してももう一度説得してくる。

ちなみにそれでも頑なに拒否すると、本当に地下送りになる。


▲地下の囚人強制労働場。だが旅はまだ終わらない。体験版ではプレイできなかったが、ここから這い上がる術もあるようだ。或いは奴隷として買われる途も…

話を元に戻そう。血判を捺すと店主が本性を現す。


▲血判状を読み上げる主人公、そこにはきゃつの「所有物」となる契約が書かれており、青ざめる彼女を前に「ぼろん」


▲読み上げるほどボルテージが高まり、最後の一文と共に結論が射精る!


▲ステータス「市民権喪失」を獲得。お金を3万用意し店主から市民権を買い取ればステータスを消せる

以降、バックヤードで宿泊する度に店主との段階エロが進むが、出来事の重さほどゲーム的なデメリットは特にない。むしろエロの度にお金ももらえて金策にもなる。


▲店主は無理矢理は好まず、自ら股を開くように躾けてくる

というのが一つ目のドキワクイベント。まさかいきなり衛兵までひっくるめたマッチポンプ茶番劇に引っ掛けられるとはなぁ。この街はこんな奴らばかり。


▲ちなみにお金を払って泊まる宿屋では任意でオナッて「性欲」を発散できる

エロに関してちょっと触れておくと。主人公の「貞操観」ゲージにおける「淫乱傾向」が高まるほど様々なエロイベが発生、エロい選択肢を選べるようになる。

「性欲」ゲージはエロイベだけでなく時間経過やちょっとしたことでも上昇、戦闘エロ含むエロイベ中に100%になると絶頂しエーテル(経験値)に変換される。性欲が貯まっているほど、淫乱傾向も高まりやすくなる。エロいプレイをしたいならどんどん性欲ゲージを貯めるといい、処女プレイの場合は宿でのオナニーを活用すべし。

では2つ目のドキワクイベント。

昼間、パブにいるペーターからは護衛依頼を受けることができる。それなりの装備とレベルとなったゆえ、報酬もいいし受けてみることに。


▲広大なダンジョン1層、ペーターが調査したい目的地は入口から西方面


▲調査先はゴブリンの巣らしい

ここでまたゲームシステムについて触れておく。

敵シンボルは、警戒距離に入ると黄色シグナルを出し、更に踏み込むと赤シグナルを出してものっそい速さでこちらに突っ込んでくる。あまりの速さにビックリして逃げると背後をとられ、先制攻撃されてしまう。実際何度もやられたorz

凸された場合は正面から受けるようにするべし、理想は気付かれることなく背後をとることだ。


▲道中の戦闘ではアシストという形でペーターも攻撃参加(6ダメージ)


▲壺、花、宝箱などは全て採取対象。宝箱や扉の開錠は「技術」が高いほど成功率が高くなる。青いクリスタルはエーテル(経験値)で結構頻繁に拾える

戦闘にかかったターンが短いほど戦闘終了後のHP・MP回復量が多く、疲労度(足アイコンの黄色ゲージ)の蓄積も小さい。疲労度が高くなるほど回復量は小さくなっていく。

疲労が100%を超えると全能力値低下デバフ、MAX150%に達するとHPゼロと同義、敗北扱いになるゆえ留意。

ゴブリンの巣とおぼしき場所に到達。どうやらゴブリン共は出払っているようでもぬけの殻。今のうちに測量士の仕事をと、ペーターがセッティングを始める。ペッティング。その間、中を少し見て回ることに。

串刺しにされた死体がそこかしこに、生存者はいない。確かにここはゴブリン共の巣の様だ。戻ってみると…


▲!? 扉が閉まっている、だと… コイツまさか…!!


▲「ぼろん」(おまえもか 名前が物騒な二つ名に変わっとるがな


▲どこからともなくゴブリン共がわらわらと… 多勢に無勢、これいっちゃんヤバいやつや

ハメ殺しのペーター「ボ、ボクのパトロンが… 見たいって言うんだ…」


▲キサマぁぁぁ!

ゴブリンが襲い掛かってくる…!


▲1体1体は大して強くないが数が多い


▲なんとか倒すが


▲すぐおかわりが来る。行動速度が相手と同等の場合、与ダメ・被ダメの処理が同時に行われるっぽい


▲祝福の秘薬で回復しつつ戦う

「祝福の秘薬」はダンジョンに入る際、所持している「瓶」の数だけ自動補充される(その分お金はかかる)システムとなっており、瓶は宝箱などで欠片を3つ集めるごとに1本増える。秘薬の価格は日々上昇していくが「カモミール」を納品すると少し価格が下げることができ、なかなか面白い仕様だ。


▲どこまでおかわりがくるかはわからんが、我輩は2戦闘目で敗北してもうた。多分強ければ倒しきることもできるだろう


▲這いつくばらされ、キモイキノコ汁を無理矢理飲ませてくる


▲交渉を試みるも無駄


▲こういう表現もある


▲キノコ汁のせいで頭が混乱状態に


▲ア〇ラ、自害しろ。を思い出した(笑


▲その刹那、銃声と共にゴブリン共が脳髄をぶちまけるーーー


▲現れたフードの男・シモンにより瞬く間にゴブリンは殲滅、なんとか未遂で助かる。ペーターは逃げたようだ

この後は支給アイテムで街へ帰還、くっさいキノコ汁を飲まされた以外は事なきを得る。クソ野郎のペーターのイベントはまだ続くだろうし、シモンとはおそらく純愛イベントが発展していくかと。

ちょっとイベント紹介が長くなりすぎたなorz

本作では序盤で支給されるアイテムでいつでもダンジョンから帰還できる。ただ敵が結構強め(夜になると更に強く)、トラップ多め、疲労度管理、回復が祝福の秘薬のみなど、ダンジョン探索の緊張感は高め。

疲労度はMAX150ギリギリまで粘ると「オブジェクトを押す」などちょっとしたアクションで150を超えて敗北扱いになることも。「焚火」を見つければ、安全に疲労度回復したり料理も可能。


▲ダンジョンリザルト

ダンジョンから脱出する度にリザルト表示、探索中に拾った発掘品の合計額にモンスター駆除などの歩合が上乗せされて精算される。敗北した場合もこの画面になり治療費・諸経費などがかかりマイナスになることもある。

また敗北した場合は「理性(SAN値みたいなもの)」が大きく下がる。エロなどでも理性は少し下がるが、理性が下がるほど秘薬での回復効果が薄くなり、ゼロになるとGAMEOVER。2周目行き。

戦闘エロは一部の敵にあり、インナー装備「レオタード」の破損具合で発生。主人公が「ムワァ」状態(何日か風呂キャンしたり敵の攻撃で付与)」になると更に発生しやすくなる。


▲メインエロではないが使える(何に

街マップの作りも神懸っている。特に下層の雑多な構造が素晴らしく、人々が行き交い生活感溢れる昼の表通り、帰り道を急ぐ人々が流れる夕方の路地裏、カジノBGMが漏れ聞こえるヒトゴミの夜の歓楽街とか。


▲街上層では貴族の少年(?)との純愛イベントも発展していく模様

長くなったがこの記事ではぜんぜん足りん、是非体験版を遊んでみてほしい逸品。

夢子「お取り扱いサイト様です」
DLsite 3,000円(税抜)

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