ヤチヨノキヅナ(露草亭) 体験版感想・攻略
親友同士の「千代」と「あかり」が、離れ離れになったお互いを探すべく異界化した学校内を探索するMZ製のホラーARPG。1章では攻撃手段がない千代を操作し謎解きや敵チェイスからの逃亡、2章では剣を武器としつつ基本ステルスで敵を避けながら進むあかりを操作、といった具合で章ごとに操作キャラが変わりゲーム性も異なる。千代のフェーズはあかりに比べ、敵は滅多に出ないものの逃げ一択、演出がおどろおどろしくホラー要素が高くなっている。
大きな音で驚かすようなホラー演出は無いが、唐突にホラーCGが表示されたり突然敵が現れ追いかけてきたりと、多少のジャンプスケア要素はある。予めそういった要素をスキップする設定も可能だ。個人的には怖さレベル「中」くらいか。
エロは初見殺し系のトラップ、敵に捕まる等で発生、それぞれ2段階用意されていて2段階目はCGも内容も変化する。エロステは2人共にあり、セーラー服女子○学生の陵辱シーンはなかなか乙なものだった。
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感8.5 エロス8.5)
▲ホラー演出強度、謎解きヒントの有無を最初に選択。どちらもあとから変更可
▲ぎゃー!(ホラー強度「苦手」を選べばこういうのがカットされる、と思う)
▲なんかやべー奴らの集まり!こちらにじりじりと迫ってくる、ニゲロ!
▲逃げる最中、何者かの記憶を垣間見るようなシーンが何度か発生する。誰の記憶だろうか
▲背後の井戸から出てきた黒い塊に引きずり込まれてしまう。そしてブラックアウト
▲安全安心の夢オチだった。端折っているけども瞼が少し開く→半開き→全開と目が少しずつ覚めるCG演出は地味に良き
▲放課後の保健室。千代は休み時間に突然倒れここで寝ていたようだ。彼女があのような夢を見るのは割とデフォらしい
▲このセリフからも、ふたりはプリ…もとい、いつも一緒だということがわかる
千代は元々陰キャなうえに強姦未遂の経験あり、それからというもの極度の男性不信、人見知りであかり以外に友人と呼べる者はいない。あかりはあかりで幼少の頃から千代の庇護者を自負しており、男子生徒が千代に近づこうものなら即インターセプト。こういった補完情報はメニュー→ファイルから拝見できる。
▲メニュー→経験で二人のエロステを拝見できる。最初から眼福であります
▲各マップのオブジェクトにはかなりの量のネタテキストが仕込まれている。メニューのファイルから得られる情報と合わせると補完テキストは相当なボリューム
▲クラスメート達がまだ残っている教室にカバンを取りに。話しかけるといろいろな話を聞ける。この男子生徒は千代に気があるようだ
▲調べることでファイルに情報が追加される。コンプを目指すなら隅々まで調べるよろし
▲トイレから出ると…ここは学校なのか?構造がめちゃくちゃになっている。本編開始
▲セーブは先々にいる「白へび」で行える。こいつ…かわいいな!本作のマスコット
▲ちょいちょいあるゴミ箱を調べてはあかりを探す千代。 ホラーの中にもコメディが
▲何度も垣間見ることになる「誰かの記憶」。表示されるワードも興味深い。千代とどう関係しているのか
▲やりなおしの鈴。いつでもセーブできない本作では、これを使って不慮の事故をなかったことにできる(使用回数あり)
▲千代たちの教室。机を動かして先に進むパズルギミック、教室外に出ればリセットされる
▲理科準備室。こういう灯がないマップでは視界が狭く、進行方向のみ少し広め
▲人体模型。大きな画面でいきなりこれが表示されると割とこわい
▲そのまま外に出ようとするとまた人体模型が襲ってきて2段階目のエロに突入。今度はパイズリ
冒頭で述べた通りエロは2段階目まで、1段階目とはCGも異なるゆえ是非両方見ながら進むべし。逆にエロられたくない紳士は「やりなおしの鈴」を使いエロられる前に時を戻そう。こういう初見殺しが結構ある。
▲2回エロられるとヒントが。ここから出るには手毬を戻すか、代替え品を用意するか
▲代替え品は理科準備室から続く暗闇マップに。制限時間60秒以内に探さねばならずちょっと難しい。より遠くの分岐を目指すといいかも
▲先に進もうとすると、理科準備室から人体模型が飛び出してくる!サラマンダーより、ずっとはやい!!
▲隣の女子トイレ、洗面台に大量発生しているミミズ。拾ったメモによるとこの先「虫エサ」が必要らしく、持っていくか…?(エロ
▲小さな鍵で教室の扉を開け、ギミックと解き「虫籠の鍵」を入手しよう
▲追いかけてくる。しかしここは2段構えの初見殺し、十分気を付けたまへ
▲捕まってしまうと容赦ない陵辱、もちろん2段階目まであり。フィニッシュ後はやはり何事もなかったようにその場から再開、基本GAMEOVERはないぞ本作は
▲図書室から出ると取り囲まれ絶体絶命、なところに謎のショタが現れ助けてくれる
▲八雲と名乗る。さっきのは火爪…?光牙とか使いそう(使わない
▲以降、メニュー画面左下に「穢れ値」が表示されるように。↑だと130、高いからかメニューの千代がエロくなっている。エンディングに影響するらしく、「形代」というアイテムで減少可
そして2章へ。2章は「あかり」を操作して進めるが、体験版ではさわりを遊べる程度でエロは無し。
▲敵がうじゃうじゃ。視界に入らないように進め。体験版ではやり直しになるだけだが、製品版ではエロられるかと
▲少し進むと剣をゲット、セーラー服に剣ってヴァ○スを思い出すなー
▲ボス戦。ボス戦でのみ「HP」が設定されゼロになると敗北してしまうようだ
という作品。ほどよいジャンプスケア要素による緊張感とレベルの高いホラー演出が効いたホラーARPG。逃げることしかできない千代フェーズ後に、怪異を倒しまくれる(基本ステルスだけども)あかりフェーズはカタルシスあり。緊張と解放のバランスがよく、ファイル収集によるストーリー補完もゲーム要素としてしっかり成立している良いホラーゲーだ。エロ絵のクオリティも高し。
<追記>
本作でのCGについて。AI生成CGを模倣(完全トレスというわけではない)して作成されたようだ。これについてどう思うかは人それぞれだろう。
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戦闘なしホラーRPG
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