Magnolia:Zero -Schoolgirl agent- 体験版感想・レビュー

ARPG

Magnolia:Zero -Schoolgirl agent-
穴蔵  ACTRPG  1,200円(税抜)

よくできたクールガンACTRPG! 化物の発生源へ乗り込む女エージェント!

舞台は近未来。突如現れた化物は女性をレイープしまくり、その発生源とおぼしき研究所は対物理フィールドが展開されており、物理攻撃が効かない。そんなワケであるエージェント・マグノリアが出撃することに。彼女も謎多き存在なのだが、物語を進めるごとにそれは明かされていく。マグノリアの行く手を阻むのは研究所内の化物と警備メカ、それに人口生命体(ロリ)の戦士5人。銃器の扱いに長けたマグノリアはそれらの脅威を排除しつつ研究所の謎を解き明かすのが目的だ。

体験版を遊んで思ったことは、MSXやFCの初代メタルギアをより簡単爽快にした感じのゲーム性が非常に楽しく、UIやSEも近未来的且つクールで洗練されているイメージだ。まぁスクリプト使用でツクールのスクリプターグッジョブ!なワケだがそれも含めてセンスがよく、世界観や設定とUIが見事にマッチ。任務遂行第一の♀エージェントがクールにミッションをこなしていく感じが際立っておりカッコイイのである。なんだろう、サークルさんのこれまでの作品とは全然違う、アホさと悪い意味でのユルさとは真逆の一品であり、しかも高い水準にまとまっている。ぶっちゃけ同じサークルさんの作品とは思えない程である。

「Magnolia:Zero -Schoolgirl agent-」体験版では

研究所を探索していくわけだが、探索するエリアがミッションで区切らている。体験版ではミッション1クリア、ミッション2のボス戦手前まで遊べる。エロはミッションごとに敗北エロ(ボス含む)、勝利で人工生命体が犯されるエロ。あとは、雑魚敵に接触した場合のアクションDEエロなドット絵アニメと、被ダメによるアーマーブレイク立ち絵。

Magnolia:Zero -Schoolgirl agent-

研究所はまるで迷路 徘徊する化物達を排除しながら進む

車で乗りつけいざ研究所内に入ると、化物達が徘徊している。弾が尽きればリロードが必要なものの弾数は無限。故にこまめにリロードをすればいくらでも戦える。LIFEが尽きない限りな。LIFEはロッカー等を調べて入手できるアイテムでも回復可能だが、行く先々にある端末で全回復可能で、敵を倒して入手できるDATE(お金)を支払って新しい武器をインストールすることも可能。結構頻繁にある故、どんどん使っていこう。ちなみにマグノリアを通信でサポートしてくれる「イリス」という女性もクールだ。

化物な敵は近接攻撃しかできない故、銃系の武器で安全に倒せる。敵の索敵範囲に入ると突進してくる故、敵の数が多い場合はリロードの時間も考慮に入れて行動。警備ロボ系の敵は遠距離攻撃してくるが弾速が遅い故かわせ!弾幕を張っていると敵の弾が見づらく避けにくいかも。

武器の種類は様々 武器名称もリアルで世界観に一役買っている

武器は端末利用でどんどん増やせる。ハンドガン系、ショットガン系、アサルトライフル系、マシンガン系、ナイフ系など。それぞれで弾倉数やリロードに要する時間、初撃開始までの時間、射撃間隔、攻撃力が異なる故、使いやすい武器を見つけよう。このテのゲームであるあるのナイフはやはりそこそこ強く、ダッシュと組み合わせると「ステルスダッシュ」が可能。2マス程度のダッシュ中は無敵で障害物さえ越えられるのだが、いかんせん敵に接触しやすく犯されやすいリスクがある。ステルスを使いこなせればナイフは強い。リロードの必要もないしな。銃器も弱いことはないし、リロードタイミングさえ間違えなければ接近を許さずに敵を倒せる。シーンで使い分けよう。

武器名もリアルなのだよなぁ。ベレッタやウージーなんかは良くゲームでも見られる名称だが、H&K社製のアサルトライフルとかソーコムとかファマスとか。エアガンを嗜む紳士はきっと楽しめる。そしてそれは世界観にリアルっぽさを与えている。

ストーリーを進めると横スクっぽいシーンもある

基本は見下ろし型のトップビュータイプ、ツクールRPGのソレなのだが、物語を進めると横スクっぽいマップ(縦が3マス程度でひたすら右に進む)もある。こういう意外性はやはりセンスがいいなぁと感じる。

Magnolia:Zero -Schoolgirl agent-

BGM、SE、マップ、セリフ回し、UI等世界観全体がクール

遊んだ感覚は無印メタルギアの爽快&簡単版だが、インターフェースを含めたRPG演出の諸々が非常にクール。ペルソナ等アトラス的なクールさがある。また、会話もユルさやギャグ一切無しのシリアス&エージェントな会話で「ミッション」という感覚を強く感じさせられ、適度な緊張感を持たせている。ゲーム自体は大して難しくはないだけに、この演出は見事というか。

ちなみにUIはメニューのオプションからAnotherUIに変更可能。立ち絵とLIFE、残弾数などのメーター類の表示位置が変わるだけだが、これはこれでなかなかいいぞ。

エロはミッション毎の敗北とボス勝利 敵接触でのドット絵アニメ

各ミッションごとで敗北エロシーンあり。ボスで負けようが雑魚で負けようが同じだ。ボス勝利でボスが犯されるエロを閲覧できる。また、雑魚敵に接触するとドット絵アニメなアクションDEエロになるが、こちらはフィニッシュとかはない。ただ犯されるのみで、且つ表示が小さい。この点についてはVerUPでギャラリーでズーム機能が追加された様だ。ただそれでもドット絵アニメはオカズとしては微妙なクラスじゃなかろうか。基本CGは25枚、ドット絵アニメは20種以上あるとか。

体験版総合的に

UI等を含めとにかくゲーム部分のデキがイイ良質なガンACTRPG。惜しむらくは、マップ上の装飾品が多すぎで結構装飾品類に引っかかることが多いこと。移動時のドット判定が細かいことに起因するのだろうが。簡単に通り抜けられそうな通路に引っかかったりすることが多く、ちょっとしたストレスに。その他のゲーム性は文句なしに面白く当初は馴れが必要だがすぐにバトルが楽しくなるはずだ。クリア時の総合成績でエンディング分岐ありとやりこみ要素もあり。シナリオもわかりやすいとはいえ伏線があり先に進めたくなる魅力あり。何より、ガンACTとしての武器の種類と使い分けが面白かったぞ!シリアス&クール&ややリアルなエージェント世界観に浸りたい紳士は是非体験版を遊んでほしい一品。セーブ&ロード画面も「Now Loding…」とか不必要だが演出に凝っているあたりは賛否両論か。

夢子「本作のトレーラーです」

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