うさみみボウケンタン 体験版感想・レビュー

RPG

うさみみボウケンタン
Loser/s  RPG  1,500円(税抜)
【基本情報】♂主人公 ツクールMV製 エロ・シナリオ重視 難易度:普通
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ7 システム8 没入感9 エロス9)
【ゲーム情報】イベントバトル ターン制クイズバトル
レベル:無し ザコ戦:無し? 敵シンボル: —
逃走コマンドなし タルやタンスアイテムなし Shiftダッシュ(オプションで変更可)
メッセスキップあり セーブはいつでも ほぼほぼ一本道 どこでもセクハラ
戦闘DEエロ:なし エロステ:なし UI独創性:普通 バトル独創性:高い

うなさかと世界を救う旅に出よう!セクハラは勇者特権

スーツ姿で家を出たはずが突如異世界に召喚(?)された主人公。何事かと周囲を見回すとウサミミの女の子が魔物に襲われている!事情も魔物も知らんが男子たるもの女子を助けずしてなんとする!(家訓 と割って入る。

なんとか魔物は追い払ったものの、助けた女の子「うなさか」に勇者認定されてしまい「マスター、一緒に世界をアクイから救ってください」と。「はい・いいえ」どちらの選択肢を選んだとしても、約束された(うなさかの)勝利。

シナリオ重視のADVのサークルさん渾身のRPGはどんな作品なのか、興味津々。

「うさみみボウケンタン」体験版では

森と村を経た洞窟の入り口まで。そこまでほぼ一本道、村ではそこそこ探索要素があるものの狭い村故あっという間。戦闘は2回。エロは超ソフト(手を握る、頭を撫でるレベル)なセクハラ迄含めれば10種くらいあるか。プレイ時間にして30分強。

システムや表現が生み出す新鮮なプレイ感覚

ジャンル分けするなら確かに「RPG」に納まる作品ではあるが、プレイフィールは普段プレイするRPGとは全く違う、というのが本作の大きな特徴だろう。あえてその辺を作品紹介やサンプルで見せない様にしているんじゃないかと。プレイしてみないとわからない、プレイしてみて意外・新鮮!そんな風に思うのも本作の仕掛けのひとつでサークルさんの掌の上。

まず冒頭で述べたオープニング。うなさかを襲う魔物と戦闘になる。

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ふぇぇぇ… ク、クイズバトルだよぉ!? である。敵が出題してくる4択クイズに正解すれば敵にダメージ、間違えればこちらが被ダメ。うなさかはMPを消費してヒールで回復してくれるサポート要員だ。

次に本作の主人公はしゃべらないタイプなんだが、自己主張が激しい。こんな感じで。

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これまで遊んできた作品では、セリフ無しで主張する主人公は「動きや吹き出しアイコンで主張する」タイプだった。本作は第三者が代弁している様な口調でのセリフっぽいモノローグとうなさかの秀逸過ぎる意思の汲み取りにより、プレイヤーの意思を反映したかの様な猛烈な自己主張の表現に成功している。特にエロに関するシーンw 「おまえはオレかっ!」と、同人を嗜む紳士なら大多数が諸手を挙げて拍手喝采、あっという間に主人公にシンクロ。これがかなりツボで上手い表現だった。

基本的に正義感が強く優しい人物像(選択肢やセクハラ度合で多少印象は変わるかもしれんがその辺はプレイヤー次第)でエロには敏感貪欲な紳士の等身大主人公。主人公の名前が「主人公」のまま変更もできないことに最初は違和感があったが、うなさかは「マスター」と呼んでくれるし、遊ぶ内むしろ馴染んじゃうのである。

その自己主張の強い主人公を「マスター」と呼び(なるべく)従う、うなさか。彼女は森を守護していたうさぎの精霊、曰く「王都からアクイが漏れ世界に伝播している」とか。それを食い止める為彼女と共に旅をするワケだが。

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頻繁にイベントがある故戦闘がなくても楽しい

思っていた勇者像とは違い、頻繁にセクハラを仕掛けてくる主人公に対し最初はあしらい、汚物を見る様な目で見ることもあるが、冒険を進めていくと次第に好感度が上がっていくうなさか。ストーリーを進める上でも上昇するが、通せんぼしている虫をスプレーでどかすも代わりにアメちゃんをあげる主人公にうなさか好感度上昇+1、うなさかが守護していた森を抜ける際、頻繁に見かける花に話しかけていくと興味をもってくれた主人公にうなさか好感度上昇+1とか。ちょっとしたプレイヤーのアクションで彼女は好感を持ってくれる。

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本作ではうなさかの立ち絵が常時画面「左」に表示される。(Cキーで非表示可)左、というのはちょっと珍しい。深読みし過ぎかもしれんが、あえて左に表示することで「主人公はあくまでプレイヤーですよ」という表現なのでは、と。立ち絵表示が定番の「女主人公モノ」は大概「右」に表示されている。その対比効果?みたいな。男主人公モノでヒロイン右表示作品もあるが。

一本道進行にクイズバトル 問題傾向が敵によって全然違う

体験版では迷うようなこともなくほぼ一本道だった。クイズバトルも要所で起きるのみで、おそらく製品版でもザコ戦は無そうな。探索要素も低めでじゃあ退屈かと言えば、進む先で頻繁にイベントがあり、良作ラノベの様な秀逸なセリフ回しと展開でグイグイ牽引されいつの間にかどっぷり。

そもそも何故クイズバトルなのか。この世界の生き物たちは他人を物理的に傷付ける「アクイ」という概念が無く、衝突が起きた際には心の力を競うクイズバトルで決着をつけるからだ。様々なイベントをこなしていくと、この世界観にはクイズバトルがマッチングしているなぁと感じてしまった。

クイズバトルに関しては敵によってかなり出題傾向が異なる。体験版での2戦、オープニングの魔物戦は先に掲載した画像の様な簡単な
〇学生レベルの問題。

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マニアックなバナナ問題 かと思えばバナナ愛推し問題もあったり

体験版ラストのバナナ・オイル戦ではマニアックなバナナ問題。テレビなどで見たことある様な知識問題も入っている。

バナナ戦は7問位正解して倒せた。ちなみに出題される問題の順番は同じ、回答選択肢のみ表示順ランダム。故にしらみつぶしで正解を探っていけばクリアは誰でも可能。まぁどんな問題であろうとグーグル先生で一発解決だけどな(邪道

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メニューから「セクハラ」を選べる デフォでは好感度確認のみ

セクハラコマンド エロはプレイヤーが自発的に起こす

本作ではメニューからいつでもうなさかに対する「セクハラ」を選択でき、ウリの一つ。当初は好感度確認くらいしかできんが、ストーリーを進めたり、特定のNPCに話しかけたりで様々なセクハラスキルを習得可能。それぞれのセクハラスキルに対するうなさかの反応は「好感度」に依存し、手をつなぐ、頭を撫でる位ならそこそこ良い反応を見られるが、誤って抱きつく、視姦する辺りは厳しめ。まぁ体験版では好感度5までしか上げられんし。

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1つのセクハラコマンドにつき弱・中・強的な3種の選択肢がある

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これは立ち絵のみだが、専用CGがあるセクハラもあり

セクハラとは別に拠点でのみ行えるエッチスキルも存在する。こちらもストーリーを進めたり、NPCからコスチュームをゲットで増える。
オカズとしてはこちらがメイン。

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チアコスに着替えればチア服専用コマンドが
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体験版範囲は見抜き系が多くうなさかに触ってもらえるのは手コキのみ
自発的M紳士向け要素が多いがラブイチャ要素も多い

ちなみにセクハラもエロも好感度変化の影響はない故、いくらでも。はぁ~ ウサミミにチアコスええなぁ~ 立ち絵にも反映するぜよ。

体験版総合的に

とにかくうなさかとのコミュニケーションが密で蜜でもあり楽しい。様々な反応にニヤニヤできるセクハラに加え新たなエッチスキルを修得したら即拠点に戻ってしまいたくなる程のエロスを内包している。だってうなさかとニャンニャンしたいんだもの。なんとなくだが「VALKYRIE PRODUCTION」を思い出した。

体験版ではまだアクイの影響範囲外で優しいコメディな雰囲気だが、アクイをまき散らす王の元へ近づくにつれ、どんな展開になるのか…
ツイッターなんかでプレイ感想を見ると「泣いてしまった」「重い」など体験版の雰囲気のままではない様だ。クソセンスのいいセリフまわしに加え、またBGMチョイスがグッド。過去作ADV作品にも興味が出るなぁ。

Entyでは本作の外伝的な読み物をDLできるそうだ。登録が必要。
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