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西誘記 -三蔵と旅に出るまでのお話- 体験版感想・レビュー やりこめる大作ACT
ドットアニメを得意とする暗黒郷物語さんの4年半ぶりとなる作品。今作は基本サイドビューACTでありつつマップに奥行きがあり探索よりアクションメイン、敵を倒してレベルアップ、買い物、装備品の育成要素、レベルアップや物語を進めることで新たなアクションが増えていくなどARPG要素が濃い作品となっている。エロは渾身のドットアニメによるアクションエロ多数とドット1枚絵+テキストのシーンが少々。アクションエロは主人公・女悟空にもあるが、彼女の仲間の女妖怪たちがメインかなぁと。
タイトル通り彼の有名な中華妖怪達と坊主の冒険活劇を題材としながら、有名な天竺を目指す旅ではなく、主人公が三〇法師と出会うまでに辿った道のりを主題に据えたストーリー。各所にオリジナル要素をちりばめつつ、割と原作を忠実になぞらえている(たぶん)。
花頂山の岩にいかづちが落ちて猿の妖怪が飛び出した!ところから始まり、坊主に出会うまでに主人公はこんな経験を経て知性と妖術を身につけたんだよ、という物語。任意でエロできるようになるまではしばらくかかるが面白いゆえ全然気にならなかったな。
【体験版評価】8.5/10点 (面白さ9 システム8 没入感9 エロス8)
オープニング
▲メス猿妖怪爆誕。名はなくお猿さんゆえにまっぱ、しばらくはまっぱのままだぞ
本作ではマップの傾斜に合わせて主人公も傾くという、他ACTではちょっと見たことがない仕様。挙動も含め物理演算が様々なところで使われていそうな。
▲各所にある箱は積極的に壊そう。経験値・お金・アイテムなどいろいろ出るでな
見てのとおりステージは3Dモデルでキャラはドット絵2Dの2.5D。緑のライン上が移動できるフィールドだ。
▲ラインの黄色部分からは奥(↑↑押し)・手前(↓↓押し)でライン移動が可能
基本操作 多彩なアクションな割に使用キーは少なく
本作のチュートリアルはすべてパッド操作を前提にして説明される。しかしキーボードでもデフォで遊びやすい配置にされており、同梱の「マニュアル」→「html」→「タイトル説明」を見ればキーボード操作が記載されている。
まずデフォで可能な基本的なアクション。
Z…物理攻撃・決定。当初は単発攻撃だがレベルアップで最大6連撃。
X…妖術。技力を消費する。
左Shift…ガード(ダメ軽減)。
C…メニューを開く。
Space…ジャンプ・キャンセル。物語が進むと2段ジャンプ可
→→…ダッシュ
↑↑…黄色ライン上で移動奥に移動
↓↓…黄色いライン上で手前に移動。緑ライン上では匍匐(ほふく)、↔キーで匍匐前進
物語が進むと以下の様なアクションも増える。
↓+Z…スライディング攻撃(25段で習得)
ジャンプ中にSpace…二段ジャンプ
ジャンプ(Space)中にSpace押したまま壁に向かって逆方向キー…キッククライム
↓キー押しっぱ…発情して敵にケツを向ける
製品版では武器(如〇棒)を入手後、更に攻撃アクションが増える。
ざっと書き出すとなにやら難しそうだが、アクションに必要なキーはZ・X・Spaceと方向キーとの組み合わせ、メニューはC。キャンセルSpaceでややトリッキーだが、多彩なアクションな割に使うキーは存外少なくキーボードでも割と遊びやすかった。武器入手後も方向キーとの組み合わせによるアクションがほとんど(マニュアル参照)。ガードはまったく使わなかったし。キッククライムは要所で必須となるが、メト〇イドに比べればめちゃめちゃ簡単だ。
▲彼らが怯えて近づくこともままならなかった滝の奥には定住できそうな場所が。以降彼らはここ「水連洞」を拠点とし、恐れることなく突撃した主人公は信頼を得て王となる。「猴王だと男っぽいよ」との提案で「美猴王」と名乗ることに。
▲ショタ猿のショウ。おま〇こにショタチ〇ポを擦り付けられると気持ちよくなることを知った主人公は、ムラムラするごとに彼を呼びつける。猿なので挿入は知らない。しかし彼は病弱でな…
山賊討伐へ 戦い方のコツを覚えるべし
▲平和な日々が続いてしばらく、人間の山賊共がこの界隈を荒らしていると聞きヤキを入れに行くことに
▲まずは拠点を探索してみよう。アイテムや情報が手に入る。以降のマップは↑の様に複数のラインを跨ぐことが多く移動練習にもなる。手前のロリっこ・ヨウは腰をクネクネしてて超かわいい、主人公のことを「アニキ」と呼ぶ
▲このリーゼントはリー。主人公が王となるまでの実質的なリーダーだったが、彼自身はそのことを重荷に感じていた。つがいはハナ
▲彼女はリィ。ショウのママ役でリーと名が似ているため「ママ」と呼ばれている
▲緑に光るエフェクトでのみセーブ可。また右にいるホワと話すと全回復可
▲拠点から出て梯子を下りたところを手前に↓↓で山賊のアジトへ
▲ライン仕様上、画面手前にオブジェクトがかかる(主人公のラインが見えにくい)ことがあり、逆にこれをギミックとして利用している場面もあって計算された作りだ。ダッシュはかなり軽やかスピーディ
▲盗賊のナワバリへ。これまではオープニング+チュートリアル、ここからいよいよ本格的な戦闘開始だ
この森は4ラインの奥行きがあり、一番奥のラインの西に出口がある。このマップに限ったことではないが、出口までは最短距離では行けず、左右への移動とライン移動を組み合わせた、ちょっとした迷路に様になっている。この森は奥への見通しがよく簡単な方だ。
敵には体力ゲージと段(レベル)が表示される。敵自身に接触判定はなく、攻撃モーションにさえ気を付ければいい。ダッシュやジャンプを使えば素通りするのも可能だ。まぁ折角なんでレベリングしましょうな、ここの敵は回復アイテムもドロップしやすい。
Z攻撃は前述のとおりレベルがあがるほど多段連撃になる。レベル5くらいになると3連撃可能だが、4連撃目はレベル20以降(多分それくらいだったかと)で習得のためしばらくは3連撃で戦う。本作は攻撃力に対してHPが高めな設定のため、たくさん殴って倒すのが基本なのだが一度で倒しきるにはちょっとコツがいる。
敵に攻撃を当てるとのけ反り(移動を伴うノックバックではなく)発生、本作のソレは結構長いため攻撃はいれやすい。ただ連撃を続けると少しずつ前進、そのうち敵を通り越して当たらなくなる。となると空振りしてる間に反撃を受けたり。ついでにいえば素手のため射程が短く、初撃を深めに当ててしまうとすぐ攻撃が当たらなくなる。ゆえに攻撃が当たらなくなったら即連打をやめて逆側に切りかえして再び連撃を叩きこむ。ただ敵の当たり判定によっては切りかえしても当たらないこともあるため、その場合は一度ダッシュで距離を離して仕切りなおした方がいい。
また連打に関しても適当に連打するのではなく、連撃が出やすいリズムがある。こればっかりは実際に遊んでもらって身につけてもらうしかない(我輩のPCの処理速度の問題もあるかもしれないが)。ちょっとクセがあるけども工夫と腕次第で一方的に殴れる仕様がアクションとしてエェ塩梅で面白い。ただ主人公の持ち味は足を止めての殴りあいではなく機動力を活かした立ち回りであり、進めるほどそれを意識するようになるかと。
▲被ダメもたいしたこたぁねぇ。敵に囲まれるとやべーがこの森では敵がかたまっていることはない
▲今更のメニュー画面。装備品入手したら装備だ。回復アイテム使用もここから
▲オラオラ~ 俺様の名を言ってみろ! 敵を倒した際のどろんエフェクトも中華っぽくていいですな
▲モブ悪役はみんなそう言う。見知らぬ妖怪がボスに犯されている(もちろんアニメしている)
▲表出ろやごらぁ!ということでボス戦。といってもちょっと強めの青い山賊混じりのザコ山賊をすべて倒すだけ
▲攻撃時はたまに通常よりダメージ増のクリティカル(?)が出る。レベルが上がるほど出やすくなるっぽい。あっ!しまった、よく見ると更に奥にラインがある、気づかずクリアしてしもたorz ちなみにボス戦ではクリア後もEnterを押さない限りマップ内を探索できる。このための仕様だったのか…
▲犯されていたのはアキナと名乗る妖怪だった。放浪の商人である彼女からは今後いろんな場所でアイテムを購入できる
▲来た道を戻り拠点へ。アキナのまぐわい(主人公は擦り付けだと思っているが)を見て発情した主人公はショウを呼び出し
▲果てると同時にショウはこんなことを言って動かなくなる。どうしたんだ?寝たのか?と問う主人公にリィが
▲死んだの、と。なんだ、と… ショタ、腹上死セリ!(こんなエロ同人みたことある?
そもそも「死」という概念を知らなかった主人公は「俺様は死にたくない、不老不死の術を学ぶため神仙に会いに行く!」と。ショウを弔ったのち、海を越えての摩訶不思議アドベンチャーへと。
海を越えて~ 神仙に会い、弟子になる
▲大陸に渡ってすぐ。乗ってきたイカダが手前にあり見づらいが、奥のラインにセーブポイントがあるでな、見落とすな!
▲この辺りからテクニカルになってくる。画面中央の緑のヤツはラインを跨いで毒液を吐いてくるし、飛んでるヤツはジャンプ攻撃で倒す。穴に落ちると中ダメを受けて落ちた場所に戻る
▲ついに孫悟空となり、服を着ることになる。ここまでで1時間半くらいプレイしたかのぅ。しかし弟子となった主人公の修行はまだまだこれからだ
▲黄色ラインではないのに奥に行ける隠し通路的な場所もある。不自然な隙間は見逃すべからず
▲ふもとの村が見知った山賊団に襲われている。ここで「身外身の法(Xキーで放つ関節攻撃。技ゲージを消費)」を授かる
▲身外身の法は分身が前方に飛んでいく術だ。有名な分身の術になぞらえたスキルだな。
ただ今の段階では技力が低く多用できないし威力も高くない。また服を装備したはいいものの、画面左上の「紫の服ゲージ(服の耐久力)」がめっちゃ低く実用的ではない。11ダメージうければまっぱだ。服は服ゲージが減るほど「服が備える防御力」が減り、まっぱでゼロになる。つまりこれまでは最低の防御力で戦ってきたワケだ。
▲結局いつも通りまっぱでGO!炎にあたると大ダメージをうけるゆえジャンプで越えよう
▲ボス。こいつの薙ぎ攻撃は左右に広く別ラインにも届く強力さ。付近のザコに構わず間合いを詰めて接近戦に持ち込もう。倒した後また逃げられ、このハゲとは長い付き合いになりそうな
▲お師匠に妖怪変化の術、このあと本当のセクロスをしこたま教えられる。以降↓キー長押しで敵にケツを向けることができるように
突然の破門 故郷の水連洞を救え
多くを学ぶうちにあっという間に十数年が経過。ある日他の弟子たちと妖怪変化の術で和姦してたところ、師匠が急に怒り出し破門される急展開。えっ、師匠も弟子もやってたじゃないのぉぉぉ!
西〇記に限ったことではないが、昔話って今の解釈からすると「なんでそうなった?理不尽じゃね?」という展開をよく見かけるが、本作でもところどころそういう節があり、おそらくわざと(忠実になぞってるから?)こういう展開にしてあるのかと。みどころ。
▲コンチクショー!と頭にきた主人公だったが、恩ある師匠に逆らうこともできず。筋〇雲で故郷に帰る…
▲久々に故郷に帰ると皆が水連洞の外に。許さん、修行の成果見せてやる!
▲その頃、ハナはつがいのリーを人質にされ巨大なチ〇ポで寝取られていた…
▲乗り込んだはいいものの、豚男は耐久力が高く衝撃波による関節攻撃もち、更に豚を攻撃している間に奥のラインのやつらが毒液を吐きまくってくるため、ここまでで最も難易度が高い。ただここで戦っているとあっという間にレベルアップ(敵もレベルアップするが)するため、レベリング推奨。外に出ればセーブも全回復もある
▲水連洞内は以前より拡張されており、探索すれば服など装備品やアイテムが多数ある。キッククライムで行ける場所もある。服の耐久力があがり、これなら防御力ペラペラのまっぱで戦わなくて済む。服ゲージ回復アイテムはアキナから買おう
▲混世魔王手前の中ボス戦。へへっ、ちっとレベルあげすぎちまったかな。ザコよりよわいぜっ。全滅させるとハナとリィを救出
▲この後体験版ラストのボス戦。真ん中のギャルは混世魔王の娘らしいがボス戦後はひどい目に。混世魔王はレベル20だ
混世魔王戦後は何人かの犠牲者を出したものの平和が戻る。その後武器が欲しくなった主人公はまたお出かけ。というところで体験版終了だが、まだやれることがある。
装備品育成はエロが不可欠
▲彼女はレンセイ。主人公と同門、菩提祖師の弟子だったが同じく破門され主人公を頼った。彼女の技術により、今後装備品の育成が可能となる。
装備品の育成はエロを兼ねる。ざっくり説明すると、交尾可能な仲間を選び、相手を選び、装備品を選ぶとアクションエロ開始、終了すると装備品の能力が上昇する。
▲STEP1、苗床になるヒロインを選ぶ。ヒロインごとに装備品の能力上昇値、交尾可能な相手が異なる。また交尾することでレベルがあがり、能力上昇値が上昇する
▲STEP2、竿役を選ぶ。竿役は主人公がエロで捕まえてくる(後述)。つまりヒロイン数×竿役の数だけエロパターンがあり多彩!
▲STEP3、強化したい装備品を選ぶ。装備品には「合成可能回数」があるため本命装備の強化は考えるべし。この後道具を選択して追加効果をあたえることもできるが選択しなくてもいい。また装備品を選択せずにエロしてヒロインのレベルをあげることもできる
▲画面ズームイン・アウト可、射精もランダム・オート・任意切り替え可。これは射精シーン、随分大げさな射精シーンだが、ズームアウト時の描写は小さいためこれくらい派手な方がわかりやすいのだ
▲最大5枠同時可能なため並べるとこんな感じで捗るっ。体位は竿役で決まる
でだ、肝心な竿役は主人公の↓キー発情ケツ向けで敵を捕獲する。近くで発情するとアクションエロになり、ピストンごとに双方ともにダメージを受ける。先に体力をゼロにすると射精させて捕獲完了。ゆえにさっさと捕獲したいなら敵の体力をぎりぎりまで削ってエロられればいい。
▲体力を削っておしりふーりふーり。ちなみにここは最初の森、こちらのレベルにあわせて強くなっているため稼ぎも可能
▲即射精、早漏にもほどがある。長く楽しみたいなら体力をあまり減らさずおっぱじめればいい。ただ一度始まると離脱できないため敗北する可能性もある。まぁ敗北してもエリア最初からになるだけだがね
▲とらえた敵。段位が高いほどヒロイン達のレベルも上がりやすい。竿役として不足なら逃そう。アイテムや経験値をもらえる
うぐぅ、長文になってしもた。こんな感じで主人公や装備品の育成要素が高く、育成成果をアクションで感じやすいためついつい強化に没頭しがちな作品。物語は一本道だが改めて西〇記という作品に向き合えるのも興味深いな。アクションエロのドットもいい仕事っぷり!
長文読了謝謝!
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