春を売る騎士に恋をした青年は、性癖をこじらせる 体験版感想・レビュー 美しく高尚な女騎士は献身的に生きる
村人の青年・エクスがセラ達一向に救われ、彼らと共にクーデターを成功させたうえに誰もが一目置くセラのハートを射止めて結婚して暮らすRPG。あらすじだけ書くと成り上がりRPGみたいだが、タイトルを加味すると話は全く変わってくる、エグイNTRRPGである。
長編でじっくりヒロインに感情移入させてから、という王道NTR作品ではないしどちらかというと短編なのに、寝取られと寝取らせの狭間?とでも言うのだろうか、その辺りのバランスと焦らし演出がとてもよくできており、グイグイ引き込まれ一気に前編をプレイし終えてしまった。まごうことなき鬱勃起タイプのNTR、今の時点でヒロインを評すると「オレの嫁!しゅきっ!なのに簡単にマタ開きやがって、きいぃぃ!でも勃起しちゃう」だ。
本作は前後編に分かれており、前編はセラがいろんな男と関係を持つのを見ながら共に王都に向かうRPGパート、後編は妻となったセラと暮らしつつ彼女がやっぱりいろんな男と関係をもっていくADVパートとなっている。後編後は「その後」「その後のその後」エピソードもあり。
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ7 システム8 没入感9 エロス9)
グリューベンハイブがレイモンとの戦争に負け三か月、ただの村人のエクスは強制労働させられていたところ
セラ、キース、スカイの3人はグリューベンハイブ騎士の残党、エクスの様な強制労働者を解放しながら王都を目指して旅をしているという。敗戦の原因は官僚のリシャールという男がレイモンに内通していたからで、裏切りのもののリシャールを討つ、と。
回復魔法の腕を買われ、自身も奴らに復讐したいと3人についていくことになったエクス。セラさんともっとお近づきになりたいデヘヘ、そんな下心もあり。しかしそんな淡い憧れはすぐぶち壊されることになる。
エクスは最初は弱いが、レベルがあがればちゃんと戦力になる。回復魔法を使えるのもエクスだけだ
最初の村を探索すると、村の隅の物陰でセラがキースにフェラをしている。会話を聞く限りエクス救出の際に約束通りがんばったから、らしい。一部始終を覗いたエクス「……」
RPG部分について。本作は一本道、フィールドを歩いて次の村や町へ、シンプルな道のりで迷うようなところはない。フィールドには敵シンボルがうじゃうじゃ、全部倒すくらいで楽に進めるレベルと装備が整うバランス。面倒そうだが、キーおしっぱ「殴る」のみで1~2Tで終わるため全部倒すのも楽勝、戦闘処理自体も早く気持ちよく進める。
手抜きということもなく、しかし本作のメインであるストーリー回収を邪魔することなくどんどん進められる快適さが丁度ええ塩梅だ。
ここからが本題。王都を目指す過程で何度も何度もセラが身体を使うシーンを見ていくことになる。
路銀は主にセラが稼いでいる。身分を隠して短時間で稼げるからだ
エクスたちが宿で休んでいる間、町の地主に身体を売るセラ。を覗くエクス「これが金を稼ぐ手段…?間違ってる…なんでこんな!くそっ!」
こんなのは序の口であるし、プレイヤーはまだエクスほど憤慨できないだろう。ふーん、ビッチなんだね、くらいしか。ちなみに地主のところへ行くと腰をやってダウンしている
次の街ではレイモン王国有力者が集うパーティーで給仕として働くセラ。ケツをさわろうとしたキースがぶっ飛ばされ
「エクスもさわりたそうにしてるぜ」との発言を受けて。
赤面エクス「い…いや……いいです」
「ほら、これが良識ある人の反応なのよ」
「そいつには甘いんだなぁったく」
スカイは無言。なんとなくPT内の相互関係がわかってくる。
パーティ会場にて。雇い主の貴族に挿入されたまま参加者に挨拶に
無言で立ち去るエクス、スカイ「彼はセラに好意をもっているみたいだな。ショックも受けるか」と。この時点でエクスとプレイヤーはまだ理解が浅い。キースはセラに惚れているが彼の理解はもっと深いのだ。
船は出ない。近場の温泉で疲れを癒すことに。混浴でした。グヘへ、なキースに対し目を逸らそうとするエクス(純情ぶりやがって
憧れの人が他人とエロしまくりだけどもこんな感じで暗い雰囲気はない。鈴屋さんはこういうセリフ回しや演出が上手いなぁ
温泉で同僚のバラムにばったり、彼は戦争のさなか単身敵軍に突貫しそれっきりだった。この温泉で湯治してたようだ。今後同行することに
船が必要と聞いて、レイモンの将軍が滞在する屋敷に潜入してぶちのめす、というバラム(脳筋)。一方セラは穏便に済ますため色仕掛けで近づくと。セラが簡単に売りをすることや他二人の考え方に同意できないエクスはこれまでの旅で感じたことを吐露、バラムと二人で潜入する(反抗期
彼らに万一のことがあっては…とその前に将軍を色仕掛けで落とそうとするセラ。この辺から「もしかしてええ女なんじゃ?」と
地下通路を通っていくことになる。もちろん敵も出現、バラムは強い。が、ここまで順当にレベルアップと装備を整えていればエクスでもスキルを使えば一撃で倒せる。近場に回復クリスタルもあるし苦労はない。
将軍の部屋に乗り込むとすでにセラの色仕掛けが性交(誤字ではなく)したあとだった。脳筋は決闘を申し込む、勝ったら船を出せと。しかしまっぱのロック将軍に負け、とどめを刺されそうになるが
セラが助けに入り将軍を一撃で昏睡させる。それを目の当たりにしたエクスは「セラさんは本当はこんな強硬手段もとれたのに、リスクを減らすため敵に色目を使ってたんだ…」と本当の意味で気づかされる。浅はかな様だが言葉だけでは納得できない想いもある
「この国の未来のために、より確実な選択をしているだけよ」というセラ、自分の身体やプライドなんて国の未来に比べるべくもないと言いのける彼女の強さにマジ惚れしてしまう。惚れれば惚れるほどにこの先辛くなるのに
町でのひととき、ついに「セラチャレンジ」の話が!かいつまんで説明するとだ、セラは祖国奪還の意思が強いが、スカイはともかく、キースの様な男が命がけで一緒に行動するのはセラからのご褒美があるからだった。セラが祖国を想う心の強さに改めて心打たれるエクスは、主に回復要員であることもあり「参加したいです!」とはいえないのだった(我輩としては十分レベルアップしてるからアタッカーにもなれてますがっ!参加したいといえ!)
この辺からキースはエクスを煽ってくるようになる。しかし彼の実力では頬張らせることはできてもおま〇こに突っ込むまでは至っていない
路銀が少なくなったため町の娼館で春を売るセラ、を覗くエクス。これまでと違い相手はただの一般のおっさんだ。同じPTのエクスやキースが彼女を買ってもPT内で金が動くだけで意味はない、ならば自分がこのPTに参加していなければ彼女を買えていたのか!と憤怒する(キースも同じ気持ち)。この頃からエクスの下半身は頭とは別行動になる
あっさり大金を稼いでくるセラ。貴方は何故笑顔でいられるのですか
敵シンボルとの戦闘でこの条件をクリアするとキースが、バラムがセラとエロをする。見たくないならスルーすればいいだけ、だけど見ちゃう。これも寝取られ紳士のサガか…
バラム条件達成。今すぐヤレと皆の前で手コキ。しかしセラは彼のイチモツ(風俗から出禁をくらうほど)のデカさに「これは挿入されたらヤバイ」と感じ「次からはもっと条件厳しくするからね」と。エクスは更に自信をなくし無力感を味わわされる。そこに居合わせているのに疎外感が強い(キースもだけど
山越え後は続けて洞窟のダンジョン2連戦(入口に回復クリスタル)。ここでもセラチェレンジ!キースはパイズリ、バラムは「ヤラせろ」。な、ナンダッテー!
前の山越えより条件はキツイ。バラムは本当に1人で戦うことになる。その分貢献度は大きくセラがおま〇こ条件をのむに値する。つまりセラとヤリたければそれくらいの働きをしなさいと。
キース条件達成。コイツ…!しかし彼奴はなんか憎めないキャラだな
バラム条件達成。妄想力がフル稼働する名シーンだ。岩陰でする二人、バラムが投げ捨てたパンティを拾いに行くキース。対面座位でキスしながらする二人を影絵で間接的に。シルエットエロより抽象的でエロい。
どっちからキスをしたんだ?との考察。おそらくセラさんからだ、とこれまでセラがキスをしている場面を見なかったエクスは更にダメージを受ける。そろそろセラとの付き合いが長くなってきた我輩としてもエクスのモノローグは痛い、確かに「キスだけはダーメ!」的な刷り込みはあったのだ。それをあっさり許した?まぁすべてエクスの想像からの感想なんだがな。畳みかけるようなエクスの憤りと無力感がプレイヤーの心をエグってくる。
ちなみにこの時点での強さはこんな感じ。エクスがんばれ!の気持ちが我輩に経験値ドーピングアクセサリを買わせ、エクスに装備した結果。先頭を任せられるくらい防御も高い。セラチャレンジやらせろっ!(心の叫び)
これまでの町でも敗戦ムードだったが、王都ではなお一層。しかしレイモンの傀儡と化し、宰相の座に君臨して私腹を肥やすリシャールを今こそ討つ!エクスもすっかりPTの一員だ
なんとクレープ売りのピエロはかつての仲間、扮装し情報を集めリシャールを討つ準備をしていたという
更にその一方で、レイモンの将軍・ロックは国を裏切りセラに協力すべく動いていた。うむ、「ロック」という名の奴はだいたいこういうやつだな
そしてその場にバラムがいた。バラムは一度ふるちんロックに負けたな。
リシャールが単独で外出するのを狙い襲撃をかけた一行、しかしそれは罠だった。ここではキースが命を張って戦う!セラに対して想いをすべてぶちまけながら
なんとか窮地を脱する一行。しかしキースは瀕死、エクスは命を削って彼に回復魔法をかける。こいつはオレと同じなんだ!
エクスの懸命な回復魔法により一命をとりとめたキース、しかしキースはやはりキースだった!命を懸ける代償としてセラに「生き延びたらセックスさせろ!」と約束させていたのだ。しかも彼はまだクソ重症、エクスに回復魔法をかけさせながら、だ。確かに約束だけども今の条件でヤラせるセラもセラだ。あまり見ないでね?見るにきまっとろーが!
キースは高みに昇ってしまった、と回復魔法かけながら。キスもしてるし。おい、エクス、おい、お前は何をやっているんだ?いやおまえが一番しんどいよな
最初こそ余裕だったセラだったが、それが気に食わず死線を超えて動きまくるキース(を回復するエクス)。死線を超えるTPO考えろや!セラはこのお〇んちん好き、とか言い出すし、地獄だ… この後回復魔法の暴走(現実逃避したくなり)でエクスは気を失う。
回復魔法の使い過ぎは命を削る。キースはエクスに負い目が、セラは安易にエクスの魔法に頼っていたことを恥じる。
軽口を叩くキースを嗜めるセラ。ここで体験版終了。は~、我輩もうセラだいしゅきだ…
この後製品版ではもうひと悶着ある(セラの身売りも)が、RPGパートな前編はおおむねこんなところだ。グリューベンハイブ王国に平穏が訪れ、なんだかんだでエクスは高値の花のセラを射止めて結婚、念願のセラとの新婚生活。彼女と初めてのセクロスも経験する後編へ。
しかし妻のセラは感じ取ってしまう。「あなたは私が他人とエッチするのが好きなのね」と。エクスは本気でセラを愛している、セラも…。エクス自身、薄々わかってはいた。だが心はそれを拒絶していたし、結婚する前同様にそんなセラを見るのはイヤなのだ。なのにどうにも下半身は違う反応を示す。
人妻となったセラはより妖艶さを増したうえで、エクスの期待に応えようする
他人にいとも簡単に全裸をさらすセラの映像を見ていて、彼女に言われたことをふと思い出すエクス。しかし国を救うためとはいえ、数多の男を咥えこんできた彼女、気持ちいいエッチが忘れらないだけでその免罪符なのでは、とも考えられる。もやもやで、鬱勃起。
素人AVみたいな展開で見ず知らずの男に「どうしてほしいの?」と言われるセラ。エクスは涙を流し神に祈るが彼女はあっさり受け入れてしまう。憤慨する夫はどうしようもなくガチガチに勃起していた…
後編は前編の流れを受けつつ、その比ではないガチ寝取られ(セラやエクスにとっては寝取らせだけども)展開だ。騎士として、高尚な気概のもと股を開いたセラは美しかった、許せた。しかし今はエクスのためだけにそれを実行している。そんな彼女をプレイヤーはどう思うのか。エクスより気持ちいいチ〇ポを求めているだけじゃないのか。
「その後」「その後のその後」ではNTRらしからぬ納得と満足感を得られるだろう。本編では語られなかったセラの裏側を垣間見ることができる。
いやぁ、これはいいNTR作品だ!エロ同人ゲームでここまでのクオリティのNTRは滅多にお目にかかれない。見せ方や展開、セラという魅力的なヒロインに対するエクスの慟哭がスゴイ。上手いわ本当に。駄文・長文になってしまった、ここまでお付き合いありがとう、感情を揺さぶられたい紳士は是非。確かにそこに愛はあるのだ。
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