テングステン 男主人公 ウディタ製 バランス型 難易度:普通
帝國の関所番 感想・レビュー
帝国領内への入国を管理する関所番となった主人公が裁量行使でエロエロしたり、情に駆られず粛々と職務をこなしたりするウディタ製のSLG。主人公は槍の名手として戦場では名を馳せた帝国内でも有数の兵(つわもの)だった。しかし「戦争が終結した今、これからの治安維持は武力より効率的なシステムをとるべき」という意識高い系の女性上官に召還されこの職務に就任。軍人として有名な主人公を使ったプロパガンダの意味もあるのだろう。
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム9 没入感8 エロス8)
当然主人公は納得などしていない。命を懸けて積み上げてきた実績の結果がこれ…だと?まぁこんな不満を垂れるモノローグやセリフを吐かないところが主人公のカッコいいところであり、しかし諸所でそんな不満は汲み取れる。
この仕事をどうこなすかはプレイヤー次第だが、先に進める上でノルマを達成していくことが最低限必要になる。ゲームとしては時間制限がある中で「書類の不備」がないかを素早くチェックしていく。関所には実に様々な人物が押し寄せる。
「あっ、このキャラ脱がせたい触りたい!」的な欲求が芽生えたら「身体検査」と称し衣服を脱がせたりあちこち触ったりも可能なのだ。そのあいだも時間は経過するけども。それとは別に切符の代わりに身体で通ろうとする女や、親の治療費を支払うお金しか持ってない少女など、プレイヤーの判断次第で転がる方向が変わるヒロイン達も多々登場する。
▲クリシア。主人公はここに配属されたばかりで彼女と同じ「伍長」の階級だが先輩として慕ってくれる。チュートリアルでは彼女が身体を張っていろいろ教えてくれる。
▲同僚のリハルト。チャライがエロイベントのあるヒロインが出現する際に情報をくれる。本作は基本的に画面左端にマップを表示してキャラの位置情報を、画面中央でL〇NE風の吹き出しによる会話進行。
▲業務開始時のステージ選択画面。ミッションをクリックすると「視察日までに勤務評価を200以上にする」等のノルマを確認できる。ちなみに視察日は評価ポイントが2倍になる。視察日は配給される手帳で確認。
基本は間違い探し
さて、前置きが長くなったが、本作のゲームとしての本質は迅速な「書類不備チェック」だ。関所を通過し領内に入りたい人物達に書類(序盤は通行切符)を提示させ、不備がないか、有効であるかを見極めて「許可」「否認」を判断する。
▲業務はAM9:00開始、AM12:00までの3時間。画面右下の「呼ぶ」をクリック→「カラカラン」と鐘を鳴らすごとに通行志願の行列から1人ずつテントに入ってくる。ゲーム内時間はリアル1秒でゲーム内時間1分経過、リアル3分ほどで1日の業務は終了する。その間にどれだけの人数を審査してさばけるかがプレイヤーの腕の見せ所だ。
▲テントに入ってくると同時に画面右に通行切符を提示、問題が無ければ「許可」を。
▲判断結果が正しければ「適切な対応」として評価される。若干の慣れは必要だが不備のない切符なら1人さばくのに10分かからないだろう。
▲今日は「斧の月6日」。この切符は発効日が前日で有効期限が当日限り、つまりこの切符は有効ではない。ただし不備がある場合は即「否認」ではなく、不備がある箇所をクリックして相手に「何が問題で否認するか」を提示しよう。せずに否認すると評価に影響するぞ。
▲ここは最近設営されたばかりで、切符が必要だと知らずそもそも持っていない人物もいる。その場合も切符表示欄をクリックしてから否認しよう。
不備がある場合、理由を提示してから「否認」の流れとなり、「許可」の場合と比べて若干時間がかかる。不備切符を提示してくる輩の割合は1~2割程度だったが、運にもよるだろう。頑張って3時間で16人捌くのがやっとだったものの、ノルマ的には1日の業務で10人以上捌いていけば問題ない。9人以下だと「もっとがんばりましょう」
評価値は正当処理で評価+3、正当処理だが理由を述べない否認(無言拒否)で+1、誤判定で評価ー5だ。
▲業務終了時に評価がなされる。給料も評価ポイントに比例するっぽいか。勤務初日は視察日ゆえ、評価ポイント2倍。
なんだ結構簡単だなwと思ったかもしれないが、同じステージ1でも評価値200を達成するとチェックすべき項目が増える。
▲有効期限が「発行日当日のみ」から数日間にまたがる定期切符になった。この類の切符には左に縦のラインが入る。
定期切符は発行日ではなく期限を見て判断する。こんな感じでゲームが進む程にチェック項目が増えていくかと。ステージ1では「切符」で納まっているが、その内「書類」となりチェック項目が相当増えそうな気配。
体験版ではなかったが、切符背景に描かれている「帝国の紋章」がない、または定期切符なのに「縦のライン」がない、ステージが進めばそんな「ねつ造切符・書類」を使う輩も増えてきそうだな。「武装許可」なんかもあるようだ。
一定期間までに一定の評価値を積み上げてノルマ(ミッション)を達成していくことでステージが増えていく本作では、ノルマ達成に余裕が出ることもあるだろう。その場合は勤務せず日数のみを進めることもできる。ノルマさえ達成すれば休むのも自由なのだ。強制的に毎日職務しなきゃいけないのはプレイヤーのストレスになる、そんな配慮かと。公僕としてはいささか自由な気もするがw
「通りたい」という弱みに付け込んだ職権行使
切符が有効であろうがなかろうが、本作では通行志願者に対して任意で「身体検査」可能、本作の醍醐味である。画面下のアイコン類をクリックしよう。
ただしおさわりするごとに画面上のストレスゲージの赤の部分が上昇、数回のおさわりや脱衣で「もういいです」的に帰ってしまう。念入りに身体検査するには…
業務開始前にコンタクト可能な商人からアイテムを購入しよう。
体験版では服の上からのおさわり、脱衣させてからのおさわりまで可能な様だ。ちなみに男性通行志願者にもこれらのコマンドは有効。触りたければ触るといいだろうw これまで貼ったスクリーンショットは女性のみだが、通行志願者は男性・女性4:6くらいの割合か。おさわり中も時間は経過するゆえ没頭しているとノルマ達成が難しくなってしまうぞ。
こういったモブとは別に個別イベントがあるヒロインはこんな感じだ。
▲入念な審査を選択すると脱がせたりおさわり可能。おや、ストレスゲージ下のピンクのゲージは…?
▲誤判定覚悟で通してあげると後日お礼しに来る少女。うぅ、えぇ娘や。
▲ふざけた切符を提示してくる娼婦。誤判定によるマイナス評価覚悟で通してパイズリしてもらうか、色気には目もくれず職務を全うするか?
▲うむ、我輩は軍人失格なのかもしれないが、後悔はしていない!エロシーンは結構長め、クリシアが様子見に来てバレるかとヒヤヒヤする場面も。
本作のエロはこういった1枚絵CGも用意されているものの、メインはやはり様々なキャラのおさわり(挿入まである模様)だ。時間を気にせずおさわりてぇ!という紳士はサンドボックスモードを利用せよ!
サンドボックスモード 好きなキャラをお触ろう
タイトルから選べる「サンドボックス」はゲーム進行上で登場したヒロインやモブキャラなどを選択して好きに脱がしたりおさわり可能なエロモードだ。ゲーム上では「すげーいろんなキャラがいるなぁ」と思ったが、ベースとなるキャラの髪型やコスの差分で実に多彩なキャラが作られているとわかりちょっとビックリだった。髪型とコスで随分印象が変わるものだ。
▲各パーツ衣装のON/OFFも任意で可能。実に捗りそうなモードだな。
総合的に
テングステンさんの前作「ダンジョンリピーター 冒険者ヴェーラの物語」はFF12のガンビット的なシステムを取り入れた自動探索3DダンジョンRPGでめっさ楽しませてもらったが、本作は海外製のインディーゲーム「Papers, Please」という作品オマージュでありつつ「同人エロゲでは他にはないゲーム性」を表現することに拘られていてスゴイしゅき、である。
兵としては猛者の主人公が武力を発揮できない職務に就任し鬱憤を抱えつつも、赤の他人を捌いていく、プレイヤーの選択次第で権力と人情を任意で行使できるゲーム性にはドラマがあり、エロも然り。こういう作品、ほんと好きだなぁ。あせろらさん等とは異なるベクトルでウディタ使いなサークルさんだ。
ずんちゃ ずんちゃ♪で始まる本作のメインテーマBGMも耳に残るわぁ。基本的には重厚なマーチなんだがどこかまぬけなファニーを感じる。
<追記>
バージョンアップでスパンキング時「ジャストアタック」発生仕様にw また細かい仕様変更もあるため詳細はテングステンさんのCi-en記事でどうぞ。雰囲気を出すためいろいろ弄っている様だ。
<追記>
追加バージョンアップ。クリア後会話や新規アイテムなどコンテンツ多数追加!
<追記>
モブキャラたちのリアクション追加、お金で通ろうとしてきたり、淫乱50以上のキャラは身体を差し出してきたり。またファンからの熱烈(?)な願いにより、男性キャラにチ〇ポが実装された。…性癖カバー範囲がとても広くなったぞ(笑
夢子「お取扱いサイト様です。」
帝國の関所番 1,200円(税抜)
DLsite
FANZA
本作に類似した作品は他にない。雰囲気的に通ずるものがあるな、という程度ならこれ。
あやしい住人を密告するアパート管理人SLG。住人にイチャモン付けて生殺与奪。
前作「ダンジョンリピーター 冒険者ヴェーラの物語」の感想記事。
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