■INDEX
駆錬輝晶 クォルタ アメテュス EG 体験版感想・レビュー 最強ヒロインの戦闘中弱体化に重きを置いたRPG
サークルさんの看板シリーズで、現在22作目まで刊行しているヒロピン漫画「駆錬輝晶 クォルタ アメテュス」をRPG化したMV製作品。1作目は2012年の発売、実に8年も続いている息の長い人気シリーズだ。我輩は作品紹介を見てきたくらいでこのシリーズについて詳しくないが、ざっくり説明すると。
人間をいろんな意味で襲う「オリクト」、きゃつらに対抗するのが「クォルタ オーダー」という変身ヒロイン(騎士)主体の組織。状況が煮詰まるにつれ、オリクトの中にも人型や高い知性を持つ個体などが現れはじめ、そいつらを中心に組織立って行動するようになってきた、と。
ゲームとしての特徴は「戦闘エロ」「バステが1つ付くと連鎖的に弱体化する最強ヒロイン」「バステによっては特殊なアイテムがないと永続し更に弱体化」だろうか。「サークルとしてやりたい戦闘を表現するためのRPG」みたいなことが書かれているしな。
これまでのシリーズをベースにストーリーが展開するため、嗜んできた紳士はすんなり入り込める続編、または外伝ともいえそうな。オープニングを拝見すればシリーズの基本的なことは理解できる。知識がなくても単純に前述の要素を楽しみしたい紳士は楽しめるはずだ。特にねちっこい戦闘エロを好む紳士ならクリティカルになりえる。
【体験版評価】8.5/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス9(紳士による))
オープニング
▲最初に難易度を2つから選択。前述した特徴を楽しみたい紳士なら「ヒロピン再現モード」一択だろう。本記事はこのモードでの感想記事だ。「ストレス軽減モード」はシーン回収だけしたい紳士向け。どちらのモードでも自爆アイテム所持。モードはゲーム中でも変更可
▲哨戒中、オリクトに襲われていた騎士を救助する主人公。彼女の話ではこの地域のオリクトが急に活性化し始めたという
▲アメテュス同様に他の地域を哨戒している騎士達と連絡をとりあいながらオープニングが進む
▲メニュー画面。Lv31、この時点でこの能力値でどれくらい強いのかイマイチわからんが
▲ザコと戦ってみれば「あ、この主人公最強だわ」とわかる。攻撃はクリティカル出まくりなうえにスキルも魔法も多彩、その上敵の攻撃は全く当たらない
▲森を少し進むと「クラウディ」というキャラに遭遇。会話を進めていくとどうやら知性の高い人型オリクト、これまでのシリーズで何度も主人公と戦い、エロい目に遭わされたこともある旧知の敵の様だ
▲ここで出会ったのは偶然、ここのオリクトはクォルタの騎士との戦い方がなってない!とアドバイスにきただけ、というのがクラウディの言い分。ふむ、この森の脅威は別のところにありそうだ
▲サークルさんやサークルさんのファンの願望を代弁するかのような物言いだなw 今回は偶然とはいえ、彼女がこの先絡んでくるのは間違いなさそうだ
▲クラウディを取り逃がした後、拠点にて。3人とも変身を解いた姿、名前もビジュアルも先ほどと異なりちょっと混乱した
オープニングでは過去のエピソードにもちょいちょい触れられており、シリーズを知らない紳士はおいてけぼりにされるが、まぁ本作はストーリー云々ではなく最強ヒロインである主人公の弱体化&エロが見せ場であり、多少わからんことがあっても気にするな。気になるなら過去シリーズを見てね、という。クソォォ!
主人公たちの目的としては、オリクトの組織化へのけん制を含めての調査活動、及びオリクトの巣窟を発見した場合の排除、暗躍するクラウディからの情報搾取、というところだ。基本的に主人公は一人で探索していくことになる。
▲拠点ではチュートリアルや補足情報などを拝見可能、消費アイテムやスキル・魔法の購入もできる(パリア=主人公の変身前の姿)
本作の特徴である戦闘エロやトラップなどについて
まず、前述の通り主人公は通常状態(=バッドステが何もついてない)なら無双である。攻撃はクリティカル、敵の攻撃はすべて回避。ごんごん貯まるTPやMPを消費して3連撃や全体魔法などのスキルを使えば瞬殺である。
ただ、調査するダンジョンマップには「媚薬の沼」「媚薬の霧」「突如現れ不意打ち(回避率ゼロになる)してくる敵」などトラップギミックが満載。更にすべての敵(少なくとも体験版では)は主人公に対し「搦め手以外では敵わない」と理解しているため、始めからエロ攻撃オンリーという潔さ。そしてバッドステが付くたび、少しずつクリティカル率や回避率などが落ちていく。
▲こういう媚薬沼はそこかしこにあり、注意して避けてるべし。沼を通らないと得られない宝箱などもある
▲「媚薬粘液まみれ」が付いた。放っておくと媚薬が浸透し「媚薬」状態になる。このふたつの状態は基本中の基本、「媚薬」が付く前に「粘液をぬぐう(TP3消費)」で対処すれば問題ないのだが
▲媚薬粘液まみれ+媚薬になってしまう。まぁ2つ程度バッドステがついたとしてもまだまだこちらの優位は変わらないが
▲粘液まみれは「粘液を拭う」で回復、↑では既に媚薬になってしまっているが、媚薬状態になる前に回復するのが重要だ。浄化は様々なバッドステを回復できるが媚薬は回復できない。対応アイテムか、拠点で回復すべし
キモは「媚薬」状態だろうな。「粘液まみれ」などをちょっと放っておくとこのバッドステが付き、これが付くと100%だった回避率がちょっとだけ落ちる。敵の数が多いと回避率が多少落ちるだけでエロ攻撃が当たり始める。
▲「媚薬」1つ付いた位ではまだまだ回避率は高いが、何度も攻撃されると当たるワケで。エロ攻撃があたると快楽ダメージを受ける。ダメージポップアップ個所が快楽を受けている、という演出
エロ攻撃のダメージはTPの下、淫紋のようなアイコンがついた快楽ゲージに現れる。このゲージが上がるほど攻撃力を含めた主人公のすべての能力が減少していくのだ。MAXになると絶頂、ゲージはある程度下がるものの、ここで初めてHPにダメージを受ける。つまり本作の敵、オリクト共はエロ攻撃を徹底的に行うことでクォルタの騎士たる主人公を倒しにかかる。
敵の種類により受けるバッドステは異なるが、バッドステが付くほど快楽ゲージがあがりやすくなり、ゲージが上がるほどバッドステが付きやすくなり。そのうちHPが尽きて敗北してしまうという、とても練られた戦闘エロとなっている。バッドステは全53種、同時付与できるのは30種程度らしいぞ。
▲ボスへと続くこのエリアは「ガス媚薬」の霧に覆われており、進めば最短でボスに辿り着くものの「ガス媚薬」バッドステが付きつつ媚薬効果も高まった状態でボス戦になる。遠回りにはなるが他のルートも用意されている
更に敵によっては「拘束」を仕掛けてくるやつもいる。拘束は物理攻撃を制限されてしまい、敵のエロ攻撃を回避できなくなる。多くのバッドステを受けているほど抜け出す確率が低くなる。バッドステが少ない状態なら大した脅威ではないが、拘束から抜け出す=1T消費するため、敵の数が多いとそれだけバッドステを受けやすく脅威になりえる。
▲拘束攻撃を仕掛けられるとこのような選択肢になる。それぞれTPやMPを消費、下の選択肢ほど回避率が高い
▲回避に失敗し拘束されると「縛」のバッドステが。脱出にはスキル「触手を振りほどく」か、魔法で戦うか。バッドステが多いほど脱出はしづらくなる
▲快楽ゲージMAXで絶頂、数ターン無防備状態(行動不可)になりやられ放題
▲絶頂で快楽ゲージはある程度下がるものの、無防備状態中にエロ攻撃でまた上昇、更にはMPドレインされたりもする
▲戦闘エロは立ち絵がメインだがこういうカットインも効果的に使われている。うーむ、立ち絵の各箇所にでるポップアップ快楽ダメもいい仕事してるなぁ。言い忘れていたがコスチュームも少しずつ破れていくぞ
これだけやられつつも最強のヒロインだけあって、HPが尽きて敗北するまで絶頂5回以上は必要だった。前述の「浄化」などバッドステから復帰する手段もいくつもあるため、きっちり対処していけばそうそう敗北に至ることはないと思うが、バッドステが付きまくると「なにもできない」というエロエロ状態が続いたり。確率が低くととも愚直に拘束を解く行動やバッドステを取り除く行動を行うことで一気に形跡逆転ができたりもするあたり、最強ヒロインをうまく表現できてるなぁ。
整理すると、主人公は通常状態なら無双、しかしトラップなどで一つでもバッドステが付くと少しだけ回避率が下がり、多勢に無勢で敵のエロ攻撃が少しずつ、次第にバンバン当たり始め、更にバッドステが付いて不利に。しかし不利な展開になって絶頂させられてもそうそう敗北まではいかないしぶといヒロインは、それまで何度も何度もエロい姿を見せてくれる、という感じかな。正直ある程度カラクリがわかれば、キレイなままボスを倒すのも難しくはないかなぁと。あくまで体験版の話だが。
敗北で付与される特殊バステは簡単に治せない
バステで弱体化→敗北してしまうと、簡単に治せない特殊なバッドステが付いてしまう。これらは戦闘で負荷をかけるものが多く、解除するのも困難だ。とはいえ頑張ってアイテムを集めれば解除でき、まぁ詰むことはないかと。安心して戦闘での嬲られエロを楽しめる設計だ。
▲CG+テキストエロ。そうそう、オリクトさんたちは割としゃべります
▲はい、「媚薬(浸透)」と「魔力放出」。前者は媚薬状態の強力版、後者は毎ターンMPが減少してしまう
この二つは簡単には回復できない「永続バッドステ」、まじめに攻略するなら一旦拠点に戻るべし。
▲特殊バッドステは拠点で回復できるが、それぞれアイテムが必要になる(ドロップ品含め)。特に媚薬(浸透)を解除するのは難しいぞ。解除アイテム集めでまたエロされちゃうわけですな
▲こんな感じにされちゃう。バッドステのアイコンは同時に4つしか表示されないため4つしか見えてないが
▲スキル「浄化」「粘液をぬぐう」でできるだけキレイにしてみると、「媚薬(浸透)」と「魔力放出」に加え「母乳体質」まで付いてしまっていた。もちろん母乳も特殊バッドステだ
という感じで「エロバトル・バステ特化RPG」という看板に偽りなし、期待値通りのRPGだった。カラクリがわかると「ある程度はプレイヤーの匙加減」的な部分も否めないが、1つのバステから「最強ヒロイン」が瓦解していく様はとてもよく表現できているぞぉ。
何気にいいなぁと思ったのは、移動中はスキル→「現在のステート」、戦闘中でも戦闘コマンド「現在のステート」で付与バステの名前と効果が確認できることだ。アイコンだけだとわかり辛いバステもこの機能で常に確認できるのが親切であるし、エロさに一役買っていると思う
夢子「お取り扱いサイト様です」
DLsite 1,300円(税抜)
HBOX.JP(Android/Ios版) 1,300円(税抜)
バッドステエロ同人RPG
コメント