黒より深き漆黒の闇から -奈落の脱獄者-(一人オンライン) 感想・レビュー

3Dダンジョン

黒より深き漆黒の闇から -奈落の脱獄者- 体験版

才色兼備で強メンタルな令嬢・カグヤが主人公のSGB(スマイルゲームビルダー)製の3DダンジョンRPG。主人公は気が付くと見知らぬ暗がりの牢に裸で放置されていた。周囲には誰もおらず鍵は開いている。一体なぜ私はここにいる?さっぱり状況が分からないがいつまでもこうしても仕方がない、と行動を開始する。

ゲームとしては3DダンジョンRPGというか、FPSの移動システムを取りいれた主観視点のローグライト・ダンジョンRPGといったところ。移動はWASDキー、画面アングル操作などはマウスで行う。まったく情報がない中でアイテムを拾い、亡者などの敵を避けたり必要であれば倒しつつ、分岐するエリアをひたすら進む。

死んだり輪姦など極度のエロ状態に追い込まれるとアイテムを全ロストしGAMEOVER、スタート地点から再スタートになるが、詰んだ経験(レベル)と実績(解除するごとに初期アイテムが増える)を引き継ぐことができる。再スタートした主人公は前回探索の記憶はないが、記憶の深層にイメージが刻まれていて次回以降の探索時で展開が変化したりも。

【体験版評価】8.0/10点 (面白さ8.5 システム7.5 没入感8 エロス8)


▲主人公・カグヤ。誘拐されたと思っているが、そんな生易しいものではない。まっぱでもこのポーズをとれるのが彼女の強さ、羞恥心がないのではない、こんな状況で恥ずかしがっている場合ではないという判断力がそうさせる


▲まず状況を確認してみよう


▲特に忘れていることはないようだが、記憶は朝登校したところで途絶えている


▲さて…どうする?


▲声を出してアピールしてみた


▲近くには誰もいない様だ。牢から出てみる


▲あそこに扉があるな。隣にも牢屋があるようだ


▲隣の牢屋にはセーブポイントがある。本作でのセーブはセーブポイントでのみ、まぁ行く先々で結構ある


▲更にその隣の牢屋に入ろうとするとこの選択肢が出る。「探索する」を選択すると


▲アイテムが見つかる。部屋によっては二度、三度と探索してアイテムを入手できる


▲このエリアには他には特に何もない様だ。扉から次のエリアへ向かおう

基本的にはこの繰り返しで進めていく。アイテムやイベントを探索、必要であれば戦闘、扉から次のエリアへ。ここは最初のエリアゆえ扉は1カ所しかないが、以降は2カ所あり、進む扉によってエリアが異なったり、出現する敵やイベント、ゲットできるアイテムも異なる。一度扉をくぐると前のエリアには戻れない「行ってこい」仕様だ。

そうそう、体験版だけ(?)かもしれんが操作方法についての記載が全くなかったため書いておこう。

WASD(または方向キー)…移動
マウス操作…画面アングル操作
左クリック(またはSpaceキー)…決定
左クリック長押し…メニュー(Escキー)、キャンセル(Xキー)

基本的にはこれだけでおけ、左クリック長押しに気付いたのはプレイしてから1時間後くらいだった。あと、既読セリフスキップ機能が無く、GAMEOVERで再スタートの度に同じセリフを繰り返すのはしんどい(愚痴


▲最初の分岐路。序盤は右の「下り階段」しか進めないだろう。左にいくと無数の「亡者」がいるエリアで、「レベル」と「実績」を積まないと突破はできない。ところでなんで水着を着ているかというとNPCにもらったからだ。本作ではコスチュームも結構種類があり、戦闘での被ダメでアーマーブレイクする

GAMEOVERからの再プレイの度に「今度はあっち行ってみようかなぁ」「今のルートよかった、もう一度行って更に深く進んでみよう」という感じのゲーム。ランダムダンジョンではないゆえ、どこでどんな敵が出現して、どんなアイテムを入手できて、どんなイベントが起きるかなどは固定、プレイするたびにプレイヤーの知識もたまる。序盤はいくつかのルートを試してみて「お、ここ結構深くまで行けたな」というルートがあったらそこを深堀りしていくといいかと。

ただクリアへのルートはたくさんある(当然エロも異なる)… というのが本作のキモだと思われる。本作は定価4000円オーバーと結構価格がお高いだろう…?それに相応しいボリュームがあるのだろう。実際、体験版範囲程度の分岐ルートでもかなりボリュームがある。


▲壺、棺、タンス(?)は調べるべし。とにかくアイテム入手が攻略の鍵


▲メニュー画面。入手できるアイテムは武器、回復アイテム、鍵開けなどの種類があるが、武器がダントツに多い

本作のアイテムは一部を除き、使うと1消費する消耗品だ。戦闘で使う武器も消耗品、武器の中には戦闘中「防御力」を上昇できるものもある。


▲序盤の「監獄世界」「亡者の墓場」といったエリアではこの「亡者」が多数出現する


▲正面から立ち向かってみる→戦闘


▲戦闘ではアイテムを使って戦う。使えば消耗していく


▲被ダメデカっ!回復アイテムも限られているゆえ、戦闘はできるだけ避けた方がいい。選択肢は慎重に選べ

戦闘はランダムエンカでもシンボルエンカでもない「イベント戦闘」のみなのだが、特定の場所を通ったら戦闘、アイテムがあるかと棺を開けたら戦闘、など仕込まれているイベント戦闘自体が多く、ランダムエンカ並みに油断できない。

また敵の見た目が同じでも強さが違う。「さっき与ダメ250くらいで倒せた」と同じ感じで攻撃すると「おいコイツまだ死なへんやーん!攻撃力も高いやーん!」で負けたのが何回もあった。次回プレイで「ココの敵は強い」と覚えておこう。

というかだ、敗北すると全アイテムをロストするゆえ、強力な武器アイテムは温存するよりはどんどん使った方がいいんじゃないかと思う。探索を進めると各地にいる強力な敵の存在がわかるゆえ、そいつら用の武器だけ温存しておけばいい。


▲奥にある宝箱を守る様にたたずむスケルトン、かなりの強敵。割と序盤のエリアにおり、ここに来る前にいい武器を揃えてこないと勝つのは難しい


▲スケルトン戦。クソ強い


▲武器「ウッドシールド」を使うと微ダメを与えつつ防御がめっちゃ上昇


▲被ダメが大幅に減ったのがおわかり頂けるだろうか。強敵戦ではまず防御上昇武器を使い防御を上げるといいぞ


▲鍵があれば閉ざされた牢の扉を開けることが可能、中を探索したり、新たなエリアへの扉があったり。鍵は戦闘ドロップ含め割と手に入るが、使いどころも考えるべし


▲亡者は事あるごとに現れる。同じ見た目でも強さはほんとピンキリ(HP250~500くらい、被ダメも200~500くらい)


▲ダガーで攻撃。序盤としては結構強い部類の武器


▲最初のフォークに比べればダンチの強さ


▲レベルアップは結構しやすい。ほどほどに戦いつつ探索していくのが吉


▲戦闘で「戦略的敗北」を選んでみたら、犯されまくったあと解放され新エリア「愚者の洞」へ到達。ふむ、戦略的敗北は「この敵にわざと犯されればやり過ごせそう」という場面で使うといいかも。修道女(?)のパープルと出会い、修道服をもらう


▲修道服をもらって探索を続けていたところ、巨大ハンマーをもったやばそうな少女にエンカウント。「約束したじゃないですか…」と言いながらハンマーを振るってくる。なんだちみは…!


▲この戦闘は特殊で、3T目までは被ダメゼロ。しかし4T目で8000超のダメを受ける故、つまり3T目までに倒せ!ということか


▲はい無理でしたー。エロなしでGAMEOVER。ちくしょう、出し惜しみするんじゃなかったorz いや、クリア目的ならこのルートは避けた方がよさそうか


▲3回目のトライで「死淵の底」に到達。これまでの石ダンジョン・牢屋な背景からガラッと変わる


▲このエリアに入った途端、強力な敵に遭遇する。むむぅ、まぁとりま戦ってみるか


▲敵めっちゃ多いやんorz 温存していた虎の子「土の魔導書」を使うもHPがもたず敗北。この後苗床にされて、何とか耐えて脱出モードになる

エロに関しては全部アニメーション。1VS1で敗北した場合は犯され後その場で復活(HPは低い)できるが、3回ほどそれを続けると主人公が快楽中毒になってGAMEOVERになった。また冒頭で言ったが、多くの敵からの輪姦シーンになると即GAVEOVER、その他GAMEOVERに直結する戦闘やイベントも多く仕込まれているかと。エリアによっては敗北→苗床に監禁→脱出するべく探索、みたいな展開もある。


▲↑のシーンでの敗北の続き。虫の敵の苗床に


▲それから数日後。ボテ腹になり産んでを繰り返したがチャンスが訪れる。主人公の未来は如何に

以下は最初の分岐地点で亡者がたくさんいるエリアに行った場合に不可避のイベント。めちゃめちゃ濃い。

スクショだけで見るとあっさりしてるが、このシーンだけで4枚以上の基本CGアニメーションを使用、尺もめっちゃ長い。これが序盤から拝見でき、おそらく新たなエリアごとにこんな長尺エロが仕込まれているんじゃないかと。アニメも質は「高い」とはいわんが使える。


▲断面図アニメも豊富。いろんなルートを試していくととにかくエロパターンが豊富なのだよなぁ


▲主人公エロの他、モブのエロも結構ある


▲プレイを繰り返していくとレベル上昇だけでなく、実績解除による初期所持アイテムも増えて攻略が捗る

こんな感じのローグライトFPS操作3DダンジョンRPG。一度クリアしてもいろんなルートで挑んで様々な冒険とエロを拝見していけそうな、やり込みタイプの作品だろう。

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黒より深き漆黒の闇から -奈落の脱獄者-

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