FalseMyth2~愛憎のエゴイズム~ 感想・レビュー

RPG

FalseMyth2~愛憎のエゴイズム~(不志陀羅亭) 体験版感想

元女性で前作冒頭で男性化してしまったルージュが主人公、感情を封じられた少女・シルフィーナを狙う輩から彼女を守るため戦うウディタ製のRPG。ナギを始めとした前作キャラも引き続き登場、「ヴァルディア大神殿」に教官として就任することになったナギに付き添った際、何者かに襲われるシルフィーナに遭遇し助けたことから物語が始まる。シルフィーナは前作の黒幕・セルナディオ家の次女にあたる。

あらすじはゲーム内コンテンツとして用意されているため前作を遊んでいなくても楽しめるが、ぶっちゃけ前作を遊んでいた方が120%楽しめるのは間違いない。

正直RPG部分に関しては「そこまで詰め込む?」というくらい様々な要素がギュッと詰まっており、特に戦闘システムの作り込みはエロ同人RPG随一と言っても過言ではない。戦闘に慣れれば慣れるほど面白くなる。

【体験版評価】9.0/10点 (面白さ9.5 システム9 没入感8.5 エロス9)


▲シルフィーナが何者かも知らず彼女を助ける。目の前の悪事は放っておけない主人公で、なんとなく某流浪人っぽくもある(18禁だけど)


▲相変わらずドットアニメ劇場(イベント)のドットアニメは職人の仕事

街での行動やエッチなどのシステムは前作をほぼ踏襲+α、マップからのファストトラベル、ヒロインを連れ歩いたり、どこでもエッチシステムなど。釣りなどのミニゲーム類は更に充実。


▲本作の舞台はヴァルディア大神殿及び学徒街。基本的にこれらのマップで発生するイベント(☆アイコンなど)を見ていくことで物語が進む


▲Vキーでマップを開くと次のイベントの場所がわかる。左下にアイコンのイベント種類表示、行き先を選んでファストトラベルも可


▲Cキーでいつでも連れ歩くヒロインを変更したりエッチ可能。ちなみにロマーリオは男の子です


▲Cキーでのエッチは序盤は主人公の部屋内でのみ。この状態で自由に移動でき場所によって可能なプレイが変わる(画面左下参照)。ソファーの前に行けば手コキも可。ラブレベルが高くなると他の場所でもエッチできる(どこでもエッチ)


▲即尺を選択。上下キーでモーション選択、射精ゲージMAXでお射精。ドットアニメだけでなくカットインCGも表示されるようになった(アニメはしない)


▲これは手コキ。シルフィーナがメインヒロインだがエロ可能なヒロインは複数、和姦&ハーレム傾向。この他イベントエロも多数あり(形式は同じ)

本作ではパートボイスを導入、エロシーンではBGVも実装され臨場感が高くなっている。戦闘でもCVが非常にいい仕事をしている。


▲シルフィーナは喜怒哀楽を封じられた「封心」という呪いを患っている。主人公達と行動を共にすることで少しずつ感情が解放され魅力的なヒロインになっていく

ダンジョンと戦闘に関しては前作の仕様からマルっと変更されており、個人的にはやり込み度がかなり高くなったなぁという印象。その分やや複雑なため最初はいろいろわかりづらいかもしれない。そういう意味で若干没入感の点数を下げた。あと序盤のイベントが長くやや冗長に感じた点もだ。

ダンジョンでは右下の「テンションゲージ」を20以下にしないように立ち回ることで画面左上の「APボーナス」が上昇していく。テンションゲージは一歩移動するごとに1減少、戦闘をするとMAXの30に戻り、アイテム回収などでも少し回復、あとは方向キーおしっぱで発動できる「飛び込み斬り」でも少し回復する。


▲方向キー長押しでのジャンプ(2マス先に移動)や飛び込み斬り(3マス)で、水場や障害物などを飛び越えることができる

要するに次の敵シンボルに接触するまでアイテム回収や飛び込み斬り等でテンションを20以上に保ちつつ探索を行うパズルっぽい要素があるダンジョンだ(APボーナスを狙うならば)。飛び込み斬りやジャンプはSPが減少するが1歩移動するごとに1回復、SPは戦闘でもかなり重要ゆえできるだけMAXの状態で戦闘に突入したい。


▲飛び込み斬りで戦闘に突入すると主人公が先制攻撃、SPも全回復する

戦闘システムの概要としては、前衛二人でSPのゆるす限り行動して魔術師の詠唱ゲージをあげる、詠唱ゲージが100%以上になれば魔術を発動可能になる、という設計。基本的にザコ戦では1T封殺を狙う。

若干ヴァルキリープロファイル味のあるサイドビューバトルで、主人公はZキー+方向キーの組み合わせで4種のスキルを使用可能、ボタンを押したそばからスキルを使って敵に攻撃を仕掛ける。

もう一人の前衛はXキー+方向キーでスキルを使用。行動順は任意、タイミングよくスキルを発動していけばチェインが発生し魔術師の詠唱ゲージ上昇にボーナスが付く。


▲戦闘開始時、まずは魔術師(後衛)の使用魔術を選択。魔術によって必要詠唱量は異なる


▲X+↑ クロスブレイク


▲Z+← 影縫。画面右下の詠唱ゲージが上がっているのがわかる

SPが許す限りスキルを使用して攻撃、ただし一度使用したスキルはコストが1ずつ加算されていく。画面下中央の数字4つ並んでるやつがそれを表している。


▲Z+↓ 影崩。↓系スキルのコストが1上昇。SPがゼロになれば敵のターンへ

よって同じスキル連打は有効ではない、散らしてスキルを使いたいところ。

スキルは方向キーそれぞれで効果が異なり、←系スキルは敵のバランスゲージ(BG)を大きく削れる。ゼロにすれば敵は「ブレイク」状態に、こちらの攻撃が全てクリティカルになるうえにSPが全回復する。


▲ブレイク! 以降の攻撃が全てクリティカルに、更にSPが全回復


▲Z+↑ 影時雨。クリティカル! ↑系スキルはダメージ重視の多段攻撃

↓系スキルは敵ターンの敵行動を確率で1つキャンセル可能、全てキャンセルすると「スタン」状態にして、スキルコストをリセットできる。


▲画面左の「敵の行動」、本来敵のターンで2回行動をするはずだったが、両方潰して(×になっている)スタン状態、スキルコストリセット。敵ターンになっても何も行動できない

最初の内は「まずBGを削るスキルZ+←でブレイクを狙って、次にX+↑でダメージを与えて…」と考えながらスキルを使うためテンポが悪いかもしれない。キャラごとに得意なスキル系統というのもあり。

そこで「まだそんなテンポで戦闘してんの?」とでも言いたげに登場するのが「チェイン」システム。タイミングよく次々とスキルを連携(具体的にはスキル終わり後すぐに)することでチェイン数が増加、魔術詠唱チャージにボーナスが付く。

体験版でも最後の方に登場するシステムで「ほなポンポンとテンポよく攻撃せなあかんやん」とケツを叩かれる。難しいけども決まると気持ちええぞこれはー! 慣れだな。

詠唱ゲージが貯まったらVキーで魔術を放つ。


▲詠唱率150%。100以上ならいつでも使用可


▲魔術にも方向キー系統の能力があり強力、←系統の魔術であればBGを大幅に削る

まずは満遍なくスキルを使い、コストが重くなってSPが尽きそうになったらブレイクとスタンを狙ってSP全回復&スキルコストリセット、またスキルを使い魔術発動…というのが理想。これらの複雑なシステムは全て「オーバーキル」を伸ばすためにある。


▲今更だがCVが賑やかで良き

オーバーキル率=リザルトでの宝箱ゲット確率となっており、宝箱からは装備品(レアランクあり)が出る。効率よく装備品を集めることは本作の攻略に繋がるゆえ、様々なシステムを駆使してオーバーキル率を高めろ!

リザルトで得られるAP(経験値みたいなもの)は戦闘中の行動と前述の「APボーナス」で加算されるぞ。


▲得たAPでPTの能力値を底上げ、PTレベルが上がるほど最大SPやSP回復力が上昇、装備コストも上昇

何度も言うが、ダンジョンや戦闘のシステムが凄過ぎてめちゃくちゃオモロいRPGになっておりやり込める。レア装備集めしたいわこれは。エロに関してはカットインCGやパートボイスとBGVが入ったが個人的には前作とほぼ同じレベル、18禁ドットアニメもある超面白いRPGという作品。サークルさん的にはシナリオにも自信あり、想定プレイ時間30~35時間。

夢子「お取り扱いサイト様です」
DLsite 4,400円(税抜)

前作

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