フォレスティア~ちいさな町の牧場ライフ~(体験版) 感想・レビュー
ココタウンに引っ越してきた主人公・フィロ(名前変更可)が、牧場を再建しつつ7人のヒロインと仲良しになっていく、自由度の高いMZ製の牧場経営SLG&非戦闘RPG。
プレイ中はリアルタイムで時間が経過するタイプ、リアル1秒=ゲーム内時間1分、リアル1分でゲーム内では1時間経過。各キャラにはタイムテーブルが設定されており、彼らは各時間帯・曜日ごとに目的の場所へとマップ上を移動する。
過去作「トラトリトル!」のシステム同様だが、住人はそこまで多くはないとはいえ、ヒロインを含めた全住人20人(!)に細かなタイムテーブルが存在するのははっきり言って驚異。どうかしている、素人でもバグの温床になるとわかる。それを調整しここまで持ってきたサークルさんには敬意を表する。
そんなシステムゆえ、ぶっちゃけ各NPCの行動を観察したり追跡してみたりするだけでも楽しい。昼はそれぞれ仕事をし、夕方になると大浴場のある宿に集まって、そのまま食事をとったり。バーで飲んだくれてたり。牧歌的な雰囲気の中にも住人たちの生活、営みがあり、ゲーム自体が面白いこともあって没入度の高さは随一。
どれくらい面白かったかというと、体験版範囲の14日目まで遊んで「我輩もっとできらぁ!」と効率重視のプレイをまた最初からやり直したくらい。プレイ時間は優に10時間を超えた。
※書きかけの記事です ※5/16発売予定の作品です
【体験版評価】9.1/10点 (面白さ9.5 システム8.5 没入感9.5 エロス9)
ゲームとしてはヒロイン達と交流することで主人公のスキルを鍛え、最初は廃墟の様な見た目の牧場を立て直してくのが目的。ではあるが、特に期限などはないし借金返済を迫られることもなく、攻略を急がないならば日々何をするかは本当に自由、というのも特徴。
攻略としては、ヒロインとのイベントを見ていくことで「農作」「酪農」「採鉱」「採集」「釣り」の各種スキルが鍛えられる設計。野菜を欲しがる村長の娘・ビスティとのイベントを進めていくと「農作」をやることになり農作スキルがアップしていく。
▲牧場内にある畑、当初は荒れ放題で作付け可能なのはほんの一部。ゆくゆくは岩はハンマーで、木はオノで取り除き作付け面積を広げていこう
農作について。クワで耕した土に種を蒔き、ジョウロで水をやる。水やりは毎日必須(雨の日は不要)、カブなら種蒔き後3日で、ジャガイモなら5日ほどで収穫可能になる。買える種の種類もビスティのイベントを進めると増える。
農作に限らずほとんどの能動的な行動でHPを1消費、食べ物やハーブ類などの回復アイテムで少し回復、家で寝れば全回復。HPゼロでも移動や会話は可能だが、疲労がたまり過ぎていると倒れてしまうこともある。
▲収穫したカブを見せにビスティに会いに行こう。発生中のヒロインイベントはイベントリストで確認。Zキーを押すと更に詳細なイベントクリア条件を表示
▲このように。↑は違うイベントの条件詳細だが、曜日・時間・場所、中には天気まで指定されているイベントも
▲ビスティはどこにいるかな~、ミニマップで確認。ここには全NPCの居場所を表示、最初は誰が誰だかわからんと思うが慣れ。ビスティは左下の花壇にいるようだ
▲才能があると褒められ他の野菜の種も売ってくれるように。おっちょこちょいなところもあるが可愛い
こういったイベントをクリアしていくことで各ヒロインの好感度が上昇、好感度が一定に達するとエロイベント発生。
イベントクリアで得られる好感度が最も高いが、どんどんエロイベントを見ていきたいなら毎日1回ヒロインと話す、プレゼントをあげる(好物だと尚良し)ことで地道に上げていくのも重要。
ちなみに体験版終盤の畑はこんな感じになった。考えて作付けするのが楽しく、めっちゃ性格が出るやつですなこれは。
▲見なよ我輩の畑を。上段がカブ、1日ずつずらして毎日収穫できるように。真ん中がニンジン、下がジャガイモー。舞い散る桜が風情
▲クワやジョウロといった道具も鍛えていくと一度に耕す、水やり可能な面積が増えてHP・時間短縮になる。↑は銀のジョウロでチャージ(Z長押し)することで6マスに水。鍛えるには各種鉱石が必要
▲教会のシスター兼診療医のローリエ。各ヒロイン初登場時はこのような専用キラキラCG絵が用意されている
▲ちょっと母性が強すぎるのが玉に瑕だが包容力あるお姉ちゃんという感じ
彼女からはハーブ入手など「採集」スキルの依頼を受けられる。その辺に生えているきのこやタケノコ、ラズベリーやハーブなどを採取することでスキルレベルがあがる。意外だがオノで木を伐採することも採集スキルに含まれる。
▲↑は雨の日にしか生えない貴重なブルーハーブ。天気はランダム(圧倒的に晴れが多い)だが
▲泉の女神さまにおそなえ(作った野菜が好まれる)するとポイントがたまり、「お願いをする」でポイントを消費して天気を雨にしたりレアなアイテムを入手可能
▲昼は頑張り屋のお姉さん、しかし夜は弟アベルの店に通い、邪険に扱われては酔いつぶれる酒カス
▲送りメス狼に搾られてしまう主人公。エロシーンでは大体2回お射精する
▲採鉱スキルが上がる鉱石入手系イベントが発生する鍛冶師のザナ。感情が動きにくいローテンション女子で自分に女の価値が無いと思っている
▲普段は鍛冶屋にいて、鉱石とお金があればクワ・ジョウロ・ハンマー・オノを強化できる。無印→銅→銀→金…かね
採鉱について。ハンマーで岩にダメージを与え壊すことでランダムで様々な鉱石を得られる。鉱山内では下の階層へ降りる梯子も岩を壊して見つける、下の階層へ行くほど貴重な鉱石が入手可。登り梯子からはいつでも地上に戻れる。
25階層ごとにファストトラベルが可能なため、そこを目指すならそれなりにHP回復手段が必要になる。体験版だと25階層まででやっとだった。ポーション(高価)が2つ3つは必要。ランダム性の高さからほどよい緊張感がありローグライクゲーを彷彿とさせる。
▲ザナの最初のエッチシーン。鍛冶で手が離せないから勝手におま〇こ使ってくれ、的な。どう見ても入ってるが入口で擦ってるだけテキストも見られるこそばゆいエロ
▲よく言えば自由人、悪く言えば怠け者のルーシャからは釣りスキルを鍛えるイベント
▲釣りは水場ならどこでも可能、水場には「深度(マスの右のゲージ)」が設定されている
釣りについて。エサの概念はなくZキーで投げ込み浮きが沈んだらなる早でZキーを押す。これだけ。スキルレベルが上がるほど早く釣れるようになり、釣果はスキルレベルと竿のレベルで決まるが、何が釣れるかは「深度」と「場所」による。深度は最大5、深いほど大物が釣れる。淡水と海水では釣れる魚の種類が異なる。意外な場所が深度が高かったりするゆえ、お気に入りの場所を探そう。
ここからはエロを省かせてもらう。体験版で拝見できるエロシーンは各ヒロイン最初の1シーン、製品版では6シーン。
▲ロリ巨乳のレトリー、7人のヒロインの中で唯一妹系。主人公を見つけると突進して抱きついてくる天真爛漫さが可愛い
▲レトリーからは酪農スキルを。ニワトリや牛(名付け可)を購入して小屋に招き、エサをあげる、話しかける、ブラッシングで「なつき度」を上げると酪農スキル上昇。ニワトリは毎日卵を産む
▲ノーティはスキルとは関係ないが、牧場内の建物の建築・増築などを依頼することで好感度上昇
増築や建築はかなりのお金と資材(鉱石、石材、木材など)が必要、レトリーのイベントはニワトリ小屋、牛小屋の作成しないと発生しない。体験版で可能な自宅の増築にはとんでもないお金と資材が必要。
▲最後、7人目のヒロインは大浴場の宿・いろは亭を営むよしの。面倒見の鬼でぐうたらルーシャの世話を焼いてたり。各ヒロインが誰と仲良いのか観察するのも良き。ヒロイン会話イベント中にQ・Eキーを押すと「ところで…」が発動し会話終了後に
▲このような選択肢に発展。よしのは体験版では特に好感度アップ系イベントが発生せず、エロを見るならデートに誘う。好感度大幅上昇
よしのは料理系イベントのヒロインじゃないかと。体験版では使用できない各種調味料などが売っていたし、製品版では調理器具なども購入できるようだ。
本作のゲーム要素は大体こんなところ、別に均等にやっていく必要はなくどれかを突出してやってもいい。まぁどこかで他のスキルも必要になるけども。好きなことをしてのんびりとイベントを消化していくスローライフが本作の本懐だろう。
ただ、体験版の様に期限14日で全イベント消化できる?というプレイになると途端にシビアなRTAになる。各ヒロインのイベントの時間帯、曜日、場所、必要アイテムなどの条件をしっかり確認、「時間帯的にこっちのイベントをこなしてからあっちのイベント、空き時間で次のイベントのアイテム入手を目指す、終わったあとはひたすら釣りで金策」みたいにすごく糖分を必要とする。各ヒロインイベントは1日1回しか発生させられない、という制約もある。
お風呂突撃 会話イベントでもソフトエロ
UIや操作性も複雑ながらもよくできている
朝酪農お農作とかも性格出る
コメント