エッチで一途なド田舎兄さまと、古式ゆかしい病弱妹 体験版
長らく喘息で入院生活を送っていた妹・あすみと主人公であるお兄ちゃん(妹は兄さまと呼ぶ)が、ド田舎の古民家一軒家で暮らす非戦闘RPG。母は早くに亡くなり父は行方不明、主人公は妹の入院費を賄うため早くに就職、なかなか妹に会いに行けないことが歯がゆさを覚える日々。
ある日、失踪していた父の遺産受け取ることになり、空気がきれいなド田舎の一軒家を購入する。それこそ兄妹水入らずで過ごせる時間と住処が欲しかった二人にとってのユートピアだった。
しかし妹がいつ喘息をこじらせるかわからないため、主治医から定期的に出される生活環境改善課題をクリアしていかねばこの生活を続けられない。
ということで兄妹が様々なイベント、時にエッチに発展するそれを、はちみつと三温糖を煮詰めたようなベリースウィートなフレーバーの中進めるRPG。これ一本で3年分位の甘味成分を摂取できるとの見解(諸説あります)。
【体験版評価】8.6/10点 (面白さ8 システム8 没入感9.5 エロス9)
▲あすみの主治医・阿姉先生。こう見えてすごい経歴の医者、らしい。胸ポケットには助手のポチ145世
▲古民家初日の夜。こうやって布団を並べて一緒に寝ること自体が二人にとって奇跡
ゲーム設計としては、二人が住むコンパクトな古民家マップ内で発生する様々なイベントを探してこなすことで、主治医・阿姉先生から出された課題クリアを目指す。次に先生が検診に来るまでにクリアできなければ入院生活戻りBADEND、クリアできれば「Tier(章みたいなもの)」が進み新たなイベントが解放される。
イベントを探すRPGパートでは、古民家マップがコンパクトなため様々なイベントをすぐに見つけることができるだろう。一度見つけたイベントはリストに登録され任意で開始可能ゆえ、最初にマップ内のキラキラを探しまくりリストに登録してからこなすのがベター。
▲家の中や庭など、キラキラポイント(=イベント)を探そう。他RPGほど明確ではなくほんのり明滅してる感じゆえ、結構見逃しやすかったりする
▲一度見つけたイベントはリストに登録される。イベントをこなすと1日経過(画面上の赤黄ゲージが左に1つ進む)。見つけたイベントを片っ端からこなすより先に登録してからの方がいい
でだ、どのイベントからこなしていくのがいいか。各イベントには消費HPや上昇最大HPなどが設定されているが休息すればHP回復するし、当初は「ライトなエロゲなんだろうから好きなのを見てけばいいじゃない」と思ってプレイしてたが途中で気付く。これ案外考えてイベント選択していく必要があるぞ、と。
前述の通り先生の出す課題を次の検診までにクリアしていくのだが、先生の課題はこんな感じ。
・あすみの最大HPを60以上にする
・自家発電機の修理イベントをこなす(HP48消費)
この2つを次の検診までの10日以内。
休息すればHP回復すると言っても1日経過するゆえ、休息はHPの端数がなるべく出ない状態(理想はHP1残し、0はGAMEOVER)で取りたい。課題をクリアするための最大HPも確保せねばらなず、ならばどのイベントから消化していくか。効率よくHPを使いなるべくたくさんのイベントをこなすことであとのTierの攻略も楽になる。
更に、あすみの機嫌(画面上の顔アイコン)も重要で「疲労」は各イベントでの消費HP20%増、「上機嫌」は逆に20%減と消費HPにかなり差が出る。これは毎日ランダムかとも思ったが、どうも「幸福度」の数値が関係しているっぽいのだ。
▲疲労状態のため消費HP20%増し。自家発電機修理イベントをこなす場合、疲労の場合と上機嫌の場合で実に16HPもの差が出る
幸福度は最大HPと同じく各イベントごとに上昇値が異なる。最大HPの高いイベントを先に消化していくか、幸福度もある程度狙っていくのか、はたまた能力上昇はないけども「休息」の効果が上昇するイベントを優先するか、イベント選択はなかなか悩ましいというお話。
▲RPGパートでのあすみはマップのいろんなところで活動、当初は咳き込むドットアニメもあり。ちなみに課題となっている最大HPの上昇は、あすみの体力を人並みに回復させるのが目的
イベントを選択するとエロを含めたほぼすべてのイベントで長尺ADVパートへ。ゲームプレイのほとんどをこのパートが占める。そういう意味では非戦闘RPGというより、SLG寄りのADVゲーという感覚もある。
▲扇風機やエアコンがない中で縁側で涼むイベント。先生による課題をこなしていくことで、インフラや家電なども充実していくことに
▲着替え中のあすみの裸に遭遇してしまった主人公は、二人の布団の間をカーテンで仕切るが…
▲蛍光灯を交換後、台から足を踏み外し気絶した主人公を膝枕で介抱、その流れで耳かきならぬ耳吹きをしてもらう
あすみと先生はフルボイス、立ち絵もこの二人のみだがよく動き表情も豊か。本編での登場キャラは主人公、あすみ、先生、たまにポチ145世と田中さん、くらいじゃなかろうか。ゆえに兄妹二人きり生活感が高い。ポチ145世は「ちゅちゅちゅ?」で先生とコミュニケーションをとる助手ネズミ、田中さんは元家主でいろいろ世話を焼いてくれる好々爺。
▲初夏とはいえ標高が高く、ちょっと寒い日に火鉢を使うイベント
心と体の距離がどんどん縮まっていく兄妹イベントが続くが、エロスはそこまで感じさせない内容。
▲立て続けにおんぶイベント発生、ここからエッチな雰囲気になっていき
▲その夜、あすみが苦しそうな声をしていて声を掛けるとオナニー。素直に気持ちをぶつけられ
▲エッチに。エロシーンではウィンドウが勝手に透過されるのがグッジョブ!
▲ヤダこの娘、こんな我輩の琴線に触れるようなこと言っちゃってもぉぉぉ!(興奮
このエロシーン以降、イベントにエロイベントが加わる様に。
▲ピンクが初エロイベント、緑は2段階目以降のエロイベ。消費HPは多めだが最大HPの上昇も多め
体験版でも他4つほどエロイベを拝見できる。
▲ぶっかけてヘソに入った精子に対して。おま〇ことか言っちゃう…
エロシーンはほんと長尺で商業エロゲクオリティ(実際商業エロゲブランドなんだが)、エロ以外のイベントでもじっくりとイチャラブ描写されていて満足。しばらく甘味はいらねぇ、という作品だった。
当初は清廉潔白な印象だが、兄にエッチな目で見てほしかったとエロエロになっていくも、透明感と儚さは失われないの妹ヒロインが尊い。ここまで印象に残る妹ゲー久々に遊んだなぁ。ところで先生のエロはあるのか…ありそうだがアプデとか?
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