贄 -Sacrifice- 体験版感想
何処とも知れない山奥の集落、年頃の巫女さんが化け物の贄として洞窟に放り込まれる。「何もせず」巫女さんの行く末を見守ると、3日目に救助にきた少年と共に集落から逃亡しようとするが、結局村人たちに捕まり二人は引き離され、巫女はまた贄となる… そんなストーリーになるが。
巫女さんが洞窟に放り込まれた直後から、プレイヤーは「化け物側」として、「一定のタイミング」で提示されるアクションを実行できる。それらの選択により巫女さんがエロい目やグロい目に遭ったりとストーリーが分岐していく設計。マウスで操作完結。
本編中は一切テキストがなくドットアニメのみで表現、一挙一動がぬるぬる動くとともにドットアニメ描写がめっちゃエモいのが特徴。例えば化け物に対して毅然とした態度で「シャラン」と儀式を続ける巫女さん。体力の限界だった巫女さんが、助けに来た少年の姿を見て脱力、少年が彼女の身体を支え、洞窟から出ていく一連の描写など。
そんな健気な二人を容赦なく〇したりもできる。
設定的に、ワゴンセールで購入したホラー映画ビデオを見る…ということになっており、ENDを迎えるごとにビデオにタイトルを付けることができる。それはいいが、サムネとかパケ絵とか紹介文がその設定ことばかりで、推すべき内容はもっと他にあるんじゃね?っていう。
【体験版評価】8.0/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス7)
▲洞窟の奥へとゆっくりと歩く巫女さん。早速プレイヤーは彼女を「拘束する」ことが可能だ
本人はおそらく「贄」としてではなく、巫女としてのお務めを果たせといわれてここに来たのだろう。そんな風に思える体験版だった。
▲入口に走っていき扉を叩く巫女さん(開かない)。想定外のことに動転したようだ
▲巫女さんは必死に入口まで這って扉を叩く。ここで「拘束をとく」を選択すると巫女さんが立ち上がって扉を叩く(↑と同じシーン)
製品版ではこのあと虫をけしかけたりもできるようだが、体験版では「次の日へ進む」のみ。
▲怖くなった巫女さんは扉の前から一歩も動けず、ただ時間が経過するのみ
このまま1行動ごとスクショを貼り続けると拉致があかんゆえ説明。次の日へ進む(3日目)と、少年が救出にきて衰弱した巫女さんに肩をかして洞窟を出る。そしてひとつのENDを迎える。
▲集落全景。贄の洞窟は山の上にあるようだ。このまま二人のシルエットは画面左下へと消えていくが
▲丸2日以上飲まず食わずの巫女さん、少年の声を聞いたとき嬉しかっただろうな、と
というのを1サイクルとしてプレイしていく。
以下は、体験版でプレイ可能なエロとグロを見ていこうかね。
▲触手に絡まれたあと、プレイヤーが「引き寄せる」を選択するか
▲巫女さんを触手で持ち上げ、「生殖器官へ飲み込む」ことが可能。製品版では他複数の選択肢あり
▲ぶっとい触手が巫女さんの処女を貫く(破瓜の血の表現もしっかり)
▲製品版ではここからが本番だが、体験版では引き抜くことしかできず
▲胎内から吐き出され粘液塗れの巫女さんは、這う這うの体で入口へと向かう。3日目に少年が助けにきてEND13「逃走」に。ただこちらは処女を失っているけども
次はちょっとグロ。
▲何もせず3日目。巫女さんは一心不乱に儀式を続けている(鎮めたまえ~的な?
▲助けに来た少年の顔を見るやいなや、緊張の糸が切れて脱力状態に
▲少年「さぁ、逃げよう」みたいなタイミングで、プレイヤーは「少年を攻撃する」が可能
▲なんで巫女さんまで… ちなみに画面左下の花は巫女さんの体力を表しており、このあと枯れ落ちる
という感じのドット入魂な、まさしくドットシアターな一品。めっさ時間をかけて制作されたであろうドットアニメストーリー、実際見てもらいたい。是非体験版をば。
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