ダンジョンオブエロチックマスター 体験版感想・レビュー

3Dダンジョン

ダンジョンオブエロチックマスター
るしまる堂  3DダンジョンRPG  1,600円(税抜)
【基本情報】女主人公3人PT固定 その他製 ゲーム性重視 難易度:やり応え
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ9 システム8 没入感9 エロス7)

レトロ3DダンジョンRPGスキーにはタマラン拘り詰まる一作

全22階層に及ぶダンジョンに女騎士3人PTが挑む3DダンジョンRPGである。それぞれが次期隊長候補とも目される程腕利きの彼女達ではあるが、連日連夜の男漁りで莫大な借金を負ってしまう。しかし借金主・マンジスは「借金返済の代わりにダンジョンに潜ったまま長いこと帰らない祖父・探索王を探して欲しい」と持ちかける。

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※クリック→別窓で実際のゲーム画面サイズの画像を表示

こうして3人は最難関のダンジョン「淫沌の遺跡」に潜ることになる。イケメンに食い飽き「魔物とのエロ」に思いを馳せながら。…なんだチミらはwこの3人は前作「ゴブリンウォーカー(感想記事)」のボスとして登場した女騎士達だ。

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定番の「町はずれ」からダンジョンへ 各階層毎に推奨LVあり

プレイしてみて驚いたのは、プレイフィールが「レトロ3DダンジョンRPG」を徹底していることだ。作品紹介にも書いてあるが「WIZ感」がスゴイ。もちろん画面は黒白2色ではないし、オートマッピングやミニマップ表示機能があったりと遊びやすさには配慮されている。世界樹の迷宮の「F.O.E」的な敵(プレイヤーに合わせて移動しマップ上に表示される強敵)や「戦闘DEエロ」に「戦闘売春」なんてシステムまである。

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ではどこにWIZ感を感じたか、ダンジョン内移動と戦闘ログ送りだ。昨今の3DダンジョンRPGでは↑キー押しっぱで「前進」するが、本作は↑キーを1回押すと「1歩前進」。それだけ?いやいや、これだけでも随分違うぞ。長い直線などは↑キー連打で進むことになるからだ。前進処理が早い故、連打が速い程ザザザザザッと高速で前進できる。

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オートで記録されるマップ 我輩は外堀から埋めたい派(性格でるよなコレ)

もうひとつ、↓キー押下は「1歩後退」であることが多いのだが(多分デビルサマナーあたりから?)、本作では後ろを向く。180°反転するということだ。WIZやディープダンジョンなどレトロ3DダンジョンRPGではこれが当り前だったのだよなぁ。この操作感の違いだけでちょっと感動した。いや我輩ハタチだけど!?

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味方→敵の順で進むターン制バトル 3人の内誰から行動するかは任意

そして戦闘。いわゆるコマンド選択式の戦闘だが、RPGの戦闘ログはターン中自動送りが当り前。DQにしろFFにしろ、ツクールもウディタも。が、このダンエロでは戦闘ログ送りはキー押しで行う。しっかりひとつひとつのログを確認しながら、慣れてきたら連打でテンポよく。

新しいスキルを使ってみたら、なんかカッコ良さげなログだったけど長くて一度では読めなかった!という経験ないか?DQの正拳突きなら「〇〇は こしを ふかく おとし まっすぐ あいてを ついた!」ちょっと例えは悪いがコレがもっと長いと「なんて書いてあった?」と。ムーンサルトとか長かったような。

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ダンエロ では 1ログ ずつ しっかり よめるぞ

その他ダンジョンで入手するアイテムは未鑑定、先に解除しておくと発動しないトラップ等々「WIZ要素を意識して詰め込みプレイのしやすさを追求」という作りなのだ。大丈夫、テレポートで壁の中などという凶悪なトラップはない。

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ダメージ罠も多いがこういう罠も

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ダンジョン各階層にはいくつかイベントポイントがあり、触れてみないと何が起こるかわからないというシーンがある。宝箱だったり、NPCだったり、いろいろだ。NPCだった場合、得たキーワードを選択して更に情報を聞き出せるシステムはFF2に近いか。故にレトロスキーには懐かしくも遊び覚えのある仕様、そうでない紳士には新しく感じるかもしれないな。

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鍛冶屋のヘルメティア 家出した親父さんを探してるらしく、イベントをこなすと町の鍛冶屋で装備品を強化してくれる様に

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地下1階の行ける場所を全て埋めてもマップ左端部分だけ埋まらず「なんだぁ?ここ」と思っていたら、地下2階、3階まで潜るとその部分がそれぞれの階へのショートカット通路になっていた。下の階に潜って初めて上の階の未踏部分の正体がわかる仕掛けで、レトロRPGには多かったなぁ、とじんわり嬉しくなってしまった。

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町に戻ると休ませてくれて持ち帰ったアイテムを鑑定、更にポーション等の回復アイテムを支給してくれたりと、マンジスはめちゃめちゃいい人

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防御力概念は無く「ダメージカット率」が採用されている渋さ

・先にDLsiteでダンジョンオブエロチックマスターの販売ページを見てみる。

さて、懐かしさにかまけてレトロな拘り部分ばかり紹介してきたが、もちろん本作の魅力はそれだけではない。基本はダンジョン探索+ランダムエンカ戦闘、MPやアイテムが厳しくなったら拠点に戻る、の繰り返しである。戦闘では敵が未鑑定アイテムをドロップするし、ハクスラの部類と言っても過言ではないかと。故に戦闘も拘られているし面白い。未知の階層へ踏み込み新たな敵と遭遇した際の「やべぇ、こいつ強そう」というダンジョンRPGならではの緊張感がしっかり備わっている。逃走確率はレベル依存故に、サクッと逃走可能なライトRPGとの違いは明白。

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戦闘ではまず味方PTからの行動となるが、マリアンヌ、リリネーラ、ドネリアの誰から行動するかは任意。まずリリネーラの全体攻撃魔法でHPを削り、マリアンヌとドネリアの攻撃で敵にとどめを刺すことで敵ターンでの被ダメを最小限にする、というのが基本戦術かと。敵は最大5体(体験版では)出現するが、敵の数が少なければ相応の戦術で。

戦闘全般の火力メインはリリネーラの攻撃魔法、ここぞというシーンではドネリアの「闘気解放(通常攻撃の2倍ダメ、被ダメ2倍)」とマリアンヌの「総受け(被ダメを一身に受ける)」の相性がいい。長く潜るという点ではリリネーラのMP管理が重要だろう。回復魔法はマリアンヌとリリネーラが使えるが、拠点に戻る毎に支給されるポーションも積極的に使っていきたい。ダンジョン内では5歩(とマニュアルにはあったが7歩?)移動毎にHPとMPが1ずつ自然回復する故、ランダムエンカしない場所での移動も回復に使える(メニューが開けない場所)。ちょっと時間かかるけども。自由にダンジョンから離脱できない硬派3Dダンジョンゲーではこういう小技がじわりと効果的だ。

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敵からのエロ攻撃 同一ターンで3人ともエロされると… ※クリック→別窓で大きい画像

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敵が集まってきて敗北輪姦(全滅処理とは異なる) この後HP1でその場から探索再開

また「戦闘エロ」が戦術として組み込まれており、味方のターンであれば「挑発(全員可)」で、敵を誘惑して戦闘エロ可。逆に敵がエロ攻撃をしてきた際も戦闘DEエロになる。エロはアニメーションで描写され、敵の種類毎に異なるアニメ+差分エロアニメ(1度の戦闘DEエロで3差分ほど)があり、それが3人分で相当な数のエロアニメパターンがある。

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こちらから挑発した場合の流れ ※クリック→別窓で大きい画像

こちらから挑発して戦闘DEエロになった場合はその敵からの被ダメが30%減少、更に敵のレベルがこちらのレベルより低い程「売春クリティカル率」が上昇、クリティカル判定となった敵は満足してそっとお金を置いて戦闘から離脱する。ただしお金を置いて去るのは文化のある種族(亜人とか)だけだが。これが前述した「売春要素」だ。置かれたお金は普通に勝利した際に得られるお金より多い。

こちらより1LV低い程度の敵だと売春クリティカル率は15%前後(各キャラの「魅力値」による補正あり)とかなり低く、金策として使うなら3LV以上低い敵を相手にした方がいいだろう。3LVの差があれば成功率は80%以上とかなり高くなる。

1階層にも登場した低レベルの敵が3階層にも登場したりする故、味方1人の挑発でほぼ確実に敵1体を無力化できる戦術としても使える。3階層到達時の強さ(レベル6程度)で1階層の敵と戦った場合、与ダメによる殲滅効率は格段に上がり楽に倒せるが、被ダメはそこまで変わらないのだ。

というのも味方PTの被ダメはレベルよりも装備品に依存しているからだ。「より能力の高い装備品入手」と鍛冶屋での「防具強化」で被ダメカット率を上げられる。前者はより深い階層に階層に潜らないと入手できない、後者は一見てっとり早く思えるが武器の強化に比べてかなりのお金がかかる為ポンポンと強化できず、一つの装備につき強化は一度のみ。故に被ダメは下げにくい設計で、レベルの高い敵に混じって出現するレベルの低い敵を「挑発」して無力化、被ダメを減らす戦術は有効なのである。

ちなみに「奇襲攻撃」や「連続攻撃してくる集団敵戦(体験版ではVSゴブリン集団戦)」では敗北輪姦確率が高まる故、気を付けるべし。

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3階層最奥にいる氷の女王は2回攻撃&全体攻撃な強敵 あるイベントで入手しているはずの装備品を上手く使え

総合的にレトロRPGってどんなもん?という紳士にも一度体験版をプレイして欲しい。BGMも聞き飽きないカッコいいフレーズで、戦闘BGMなんかはもう口ずさめるぞ我輩。

エロに関しては前述の通りアニメ、各キャラ毎にかなりのパターンアニメがあるが、個人的にはエロを表現する部分が小さ過ぎて捗るとは言い難いのが残念。アニメ自体はかなりエロい部類で差分もかなり多くサークルさんの拘りも感じられるものの、小さすぎるの一点に尽きる。本作は画面拡大もできないし、拡大できたとしても縦長の枠ゆえに全体を描写できない(カメラワークはある)のが厳しい。それでも同人3Dダンジョンゲーとしては一級品、特にレトロ3Dダンジョンスキーならスルーすべからずなクオリティだ。

体験版には体験版範囲の攻略やキャラ紹介、戦闘ダメージ計算式、鑑定アイテムの判定計算式などのデータ集も同梱されていて、じっくり見ると面白い。システムについての知識を得ておくと攻略が有利になるかも?

<追記>
VerUPで「W挑発」が可能に。仲間二人がかりでの挑発売春で専用3Pアニメが用意されている。また「アニメ閲覧モード」も追加、クリア後から利用可能。捗りやすくなったか。

<追記>2019/6/01
価格改訂 2,000円→1,600円(税抜)に!

撫子「こんな紳士におすすめかなぁ?」
THE RPG 戦士 戦闘エロ 異種姦 ビッチ ハクスラ

夢子「お取扱いサイト様です」
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