モン娘GATE! 体験版感想・レビュー
プレイヤーは魔王となり各地に散らばったモン娘を集めつつ各地に侵攻する、というDXライブラリ製のSLGである。このサークルさんは個人的に、前作「おじさんの人類種付計画。」など尖った作品が魅力だと思っているが、本作はまた更に尖っているなぁと。ぶっちゃけ、体験版を遊び始めて30分は「結局なにから手を付ければいいのかさっぱりわからん!」と終始「???」状態だった。わからなさ過ぎて最初のチュートリアルが終了しない(これやって、あれやって、と段階的に進むが、だからそれどうやってやるかわからんのよ!という)。
ヘルプを見たり一通り触ってみて「あー、こういうことかぁ」と理解できてくると「なかなかオモロイやんけ!」という、そんななかなか損してるなぁという作品だ。多分、体験版を触った紳士は「ようわからん」という時点で触るのをやめてしまうのでは?それではあまりにも勿体ないなぁ、と感じたゆえ、最初のとっかかりとなれる簡易取扱説明書的な記事を書こうと思ったのである。まる。とっつきにくいがシステム自体はよくできていると思う。
【体験版評価】8.0/10点 (面白さ8 システム8 没入感8.5 エロス7.5)
▲はい、これが最初の画面。情報量が多すぎてわけわかめ。またこの画面の前に若干のヘルプが入るがそれも長いテキストだらけでよくわからん。今思えば本作のとっつきにくさはチュートリアルやヘルプの情報が断片的且つ説明足らなすぎ。あとはシステム自体も奇抜で複雑(理解すると複雑さは感じないが)なのだよな
まず何をすべきなのか、画面下に「Lesson3:最初の村 レベル1をクリックしてゲートの開放」と書かれているが、確かにそれを行うのは正しい。しかしだ、なぜ今それを行う必要があるのか、などの理由がわからない。またそれを行っての結果もよくわからなかったりする。
ということで我輩的チュートリアルを綴る。
まずは画面右上メニューにある「実績」を見てみよう。
ほい、実績を開くと上部の各タブで「魔物」「捕虜」などのいくつかの要素があるが、最初の「魔物」をまず見てみる。スライムはデフォから使えるモン娘なんだが「最初の村 レベル1クリアで水辺の間を開放」とある。
本作の基本の流れをザッと説明すると、魔物娘で各マップを制圧しつつたまに現れる女冒険者を倒すと、マップ制圧時に「捕虜」として捕らえることができ、捕虜(とエサ)を「〇〇の間」と呼ばれる苗床マップに配置すると、時間経過でそのマップに対応した種別のモン娘が誘い出てくる(湧く)。さらに時間経過するとモン娘は捕虜の娘さんをドットアニメで犯し、捕虜は受精、更に時間経過でモン娘の仔を産む(どれもドットアニメ表現)。仔を産ませるほどモン娘が成長、且つマップ侵攻時に設置可能なモン娘数も増えていく。
最初の村レベル1をクリアして入手できる「水辺の間」は苗床マップ、捕虜(とエサ)を設置するとスライムが湧いてきて捕虜を犯し、スライムの仔を産む。10体産ませると侵攻時に配置できるスライムが1体増え、侵攻が楽になるワケだ。つまり先ほどの「Lesson3:最初の村 レベル1をクリックしてゲートの開放」の意図は「最初の村レベル1を制圧して水辺の間をゲットしよう!」ということだな。
▲スライムの右横のマスには「魔法学校のレベル1をクリアすると次のモン娘が湧く苗床マップ「森林の間」を入手できる」とある。ちなみ森林の間で湧くのはアルラウネ、もちろん仲間にできる
ゆえに本作で大事な要素は各地に侵攻して「〇〇の間」と呼ばれる苗床マップを入手してくこと、更に苗床となる女冒険者を捕虜にしていくこと。では女冒険者の情報はというと
同じく「実績」の「捕虜」を見てみよう。本作に登場する全35人の女冒険者がどこに出現するかが記載されている。一番最初にゲットできそうなのは、最初の村レベル1侵攻時から登場する「エイミー」、ただ彼女たちの出現は割とレアで、エンカウントするまで何度か侵攻する必要がある。
ほい、では再び最初の画面に戻り(ちなみにこの画面は「ゲート」を選んでいる状態、この名称がまたわかりづらくしてるのだよなぁ。マップ、とかでよかったのでは)、画面下部にある最初の村の「1」をクリックする。すると
このような画面になる。各マス右クリックでスライムを設置できる侵攻画面。画面右下、スライムをみると設置数1/5とあり、現段階では最大5体まで設置可能という意味だ。魔物娘自体は各マップで最大20体まで設置可能となっている(1/20の表示がそれ)。
この画面に入って10秒経過すると敵が現れる。
▲敵がどこに現れるかはランダムだが、各マップごとに傾向はある。現れた敵に対しモン娘を設置しなおして対応しよう
さて、↑が本作の侵攻画面。基本的に敵3体が同時に現れる「Wave」を3回、制限時間内にクリア(殲滅する)することでそのマップを制圧したことになる。ちなみに本作の敵は移動も攻撃も一切しない。ただこちらが一方的に攻撃するシンプルなルールだ。
モン娘は種族ごとに攻撃範囲や所持スキルが異なり、スライムは正面2マスに一定時間ごとに攻撃する。「向き」も重要で、敵が後ろにいる場合は攻撃しない。要するに、各Waveで出現した敵を時間内に倒すべく、モン娘をうまく設置して殲滅せよ!というゲーム。
敵は特に攻撃してこない、時間切れで失敗してもペナルティはない、ゆえに別に失敗しても全然問題ない。というかだ、一度ゲームを始めて侵攻を開始すると、際限なくリアルタイムでずっと敵が湧き、終わりがないし、終われない。最初は「え?え?なんだこれ」と思うかもしれんが、別にそれでいいのである。だってペナルティないしこちらの魔物娘が倒されるわけでもない。
▲最初の村レベル1のWave3までクリアして制圧!たまたま運よくエイミーも出現して捕虜にできた。ちなみに侵攻マップでいくら戦ってもモン娘は成長しない、お金(エサ購入に必要)を入手できるだけ
↑のスクショ、最初の村レベル1を制圧したが、10秒後にまた最初のWaveに戻る。終わりがない。本作の紹介文に「放置型タワーディフェンス」とあるのはそういうことだ。一度制圧したマップは侵攻中のまま放置しておけばいい。タワーディフェンスかといわれるとちょっと微妙だけども。必要になったらゲートを選択して別のマップに侵攻しよう。
最初の村レベル1を制圧したことで苗床マップ「水辺の間」をゲット。この画面への切り替えはマウスホイールを下にまわす、というかなり変則的な操作になっている。侵攻画面と水辺の間が瞬時に切り替わる。
ここに捕虜とエサを設置すると時間経過でスライムが湧く(プレイヤーが設置するのではない)。
▲なんかよくわからなくてエサの位置と変えてあるがどこに設置しても同じ。場所より設置した数が重要、一定時間ごとにスライムたちがエサを食ってアタックレベルとスキルが上昇する。エサ(↑の肉の他、トンカツ、ラーメン、キノコ鍋など15種ある)の種類によってモン娘が得る経験値が変化する
湧いたモン娘が一定時間ごとに捕虜を犯し捕虜は受精。更に一定時間経つと仔を産む。前述のとおり10体産ませるごとに侵攻画面で設置できるモン娘が1体増える。
▲ホイールを上にまわした侵攻画面ではリアルタイムにWaveが進む。放置してもいいしこまめに切り替えてちゃんと戦うのも自由。要するに侵攻画面も〇〇の間もずーっとリアルタイムで進行するのだ
▲スライムの仔を産みました。もちろん捕虜設置人数を増やせばもっと効率よく産ませられる
画面下の「Final:スライム娘のアタックレベル、スキルレベルを2以上にする」は苗床マップである程度の時間経過が必要。モン娘がエサを食うことでアタックレベル経験値、エッチすることでスキルレベル経験値を得るからだ。
▲その間にゲート→山岳のレベル1に侵攻してみた。どのマップもレベル1は大概あまり強くない
▲魔法学校レベル1に侵攻。Wave3までクリアして制圧、かつここでも運よく捕虜・メアリーを捕獲できた
▲魔法学校レベル1制圧で入手した苗床マップ「森林の間」、水辺の間の画面から更にホイールを下に回すと表示される
▲アルラウネが湧いた。この時点で侵攻画面でアルラウネを投入可能に。ちなみに捕虜は誰をどの苗床マップに配置しても問題ないぞ
▲はい、受精しました(しつこいようだが、ホイールを↑↑と回すとこの間にも侵攻画面でモン娘がリアルタイムで戦っている)
なんとなくわかって頂けただろうか、本作はホイール操作で侵攻画面と各苗床マップを切り替え、そのすべてのマップがリアルタイムで進行している、というなんとも忙しそうで、しかし「このタイミングでこれをしなくてならない」という要素がないゆえ、放置しても全然オッケーな作品となっている。めちゃくちゃ大胆で尖ったゲーム設計だなぁ。なれてくるとこれはこれで面白くなってくるのがスゴイ。ただとっつきが悪いのが難点だなぁ、まぁそのためにこの記事を書いたのだけども、ちゃんと伝われば幸いだ。
▲ドットアニメ以外に、各モン娘が成長していくとこのような1枚絵エロCGも拝見できる(各魔物娘に3種あるっぽい)
▲この動画を見てもよくわからんのだよなぁ;
夢子「お取り扱いサイト様です」
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前作「おじさんの人類種付計画。」感想記事
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