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Lustful Sorcery 体験版感想・レビュー 正統派メトイロイドヴァニア!
女冒険者・リータが主人公のUnity製メトロヴァニア系ACT。最近魔物が発情化して女性が襲われる事件が相次ぎ、その近辺を調査していたリータは罠に掛かってしまい、自称大魔導士のフォルが造った大迷宮内部に転移してしまう。さっさと脱出したい彼女は、外部からの助力をずっと待ち続けていたフォルに協力、ナビしてもらいながら大迷宮を探索していくことになる。
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス8)
▲主人公・リータ。彼女は見てのとおり身軽な斥候タイプでありながら攻撃魔法も得意とするちょっと珍しい冒険者
▲数十年前のなんらかの事故?で霊体になってしまい何もできず困っていた迷宮の創造主・フォル。事故前後の記憶が曖昧でなぜ霊体になってしまったのか覚えていない。あと霊体になってから時が経ちすぎて若干ボケ気味
▲一通り話を聞くことでゲーム開始。とりあえずの目標は「そこに行けばわしがいろいろできるのじゃ」という「迷宮中心部」。最初のエリアをクリアすれば中心部に到達できる
基本となるアクション
まず主人公・リータの基本アクションをおさえていこう。最初にチュートリアルエリアがあるため、アクションで戸惑うことはない。
Zキーで短剣による斬撃、連打で2連撃。マナ(画面右上のクリスタル、敵を倒したり宝箱等でゲット)で短剣スキルをレベルアップすることで攻撃力増、斬撃スピードアップ。
Xキーでマジックアロー(レ〇ガン)。威力は斬撃に劣るものの見てのとおりある程度連射がきき、丁度画面半分くらいの射程距離。ゲームを進めると新たな魔法入手、Aキーで切り替えることができるが、普段使いにはマジックアローが最適かと。本作では迷宮内にマナが満ちているという設定によりMP概念がない。つまり魔法は撃ち放題である。
ほんなら懐に飛び込む必要がある斬撃よりこっちのほうが圧倒的にローリスクで攻撃できるやないか!と、我輩はマジックアローにマナをつぎ込みまくりこれ中心で戦ったが。敵には接触判定がなく、攻撃前に必ず予兆的なモーションによる長めの硬直時間がある。その間にズバッと飛び込み素早い斬撃をぶち込んでやる方があっさり倒せる、ということに体験版クリア直前に気づいてしまったorz
とはいえ、被弾リスク面では間違いなくマジックアローに軍配があがる。一部の長距離射程の敵には斬撃の方が圧倒的に有利、という感じ。要はどちらでも好きなスタイルで戦える。
Cキーでジャンプ。2段ジャンプ可。滞空中もある程度左右に動ける。
Shiftで一定距離前方にダッシュ。↑程度の縦穴ならダッシュだけで越えられる。滞空中も可能だ。
本作は左右はもちろん上下にもかなり広く、空中の足場多数。上へ上へ登っていくシーンが多い。2段ジャンプは基本、2段ジャンプからの空中ダッシュが必要な場面もある。ACTにそこそこなれた紳士であればそこまで苦労することはないと思うが、ジャンプやダッシュに失敗するとある程度の距離をまた移動して再トライ、となるメトロイドヴァニア系だ。体験版範囲ではギリギリの精度が求められるようなシーンはなかったものの、ACT不得手な紳士は苦労するかもしれない。
この4つが基本のアクションで使うキーも4つだな。個人的に本作のアクションフィーリングは「上の上」の部類だと思う。2段ジャンプ+ダッシュといったテクニックは別としても「最初から思ったように動ける」「ジャンプ挙動に変なクセがない」「通常移動がそこそこ速い(速すぎない)」「使うキーが多くない」「攻撃も基本連打するだけ」、この辺のバランスに非常に優れている。触って直感的に動ける、万人に合わせて調整するのは難しいとは思うが、我輩は少なくともそう感じた。
▲各エリア最初やボス手前にあるセーブポイント(セーブスロット3)。昨今のエロゲとしてはややセーブポイント少なめだが、HPゼロになってもエリア開始地点から何度でもリスタートできる。右の窯ではマナを消費してポーションなどのアイテムを得られる
▲Spaceキーでメニューを開く。アイテム使用、スキルレベルアップはここから。キーコンフィグも可
▲スキルレベルアップ画面。スキルレベルが上がるほど必要なマナは増加。どのスキルも当初のMAXレベルは5、先々で各スキルの「マスタリー」をゲットするとMAXレベルが上昇する
すべての書庫を回っていこう
本作は1つのエリアがいくつかのマップで構成されている。各エリアではステージのビジュアルや背景などが異なるため違うエリアに入ればすぐわかるだろう。では最初のエリアを見ていこう。
スライムとリザードマン。スライムはしゃがまないと攻撃が当たらず、予兆モーション後ジャンプして飛びかかってくる。リザードマンは近づくと剣を振りかぶり後に斬撃。ザコは基本的に予兆モーションが長い。
デフォ威力のマジックアローだとどちらも2撃当てれば倒せる。倒すとマナが飛び散るもののバキュームするため回収の必要はない。エロACTではこの仕様が当たり前になってきてるな。
各マップ、エリアにはこの様に入れる箇所=書庫がいくつか存在する。探索してすべての書庫を訪れることでゲームが進行する。
書庫ではフォルの日記やかつてのフォルの使い魔(迷宮内の敵はすべて使い魔が暴走した姿)によるメモ、新たな魔法やスキルを入手できる。
Sキーで開ける全体マップ。暗めになっているところが現在いるマップなんだが、それぞれのマップはこじんまりしているようにみえてかなり広い。つまり全体マップで確認できるのは「全エリアのどこにいるか」程度。各マップの書庫を訪問するには、出入口からの距離や高低差でアナログで測るしかないのだ。ただ「迷宮」だからな、一直線に進んでたどり着けるとも限らない。
このあたりが「正統派メトロヴァニア」だなぁと。迷っている間も敵を倒してマナを得たりで無駄にならんし、宝箱を見つけたりもするしな。寄り道が楽しい。ただ訪問済み書庫には全体マップでチェックが入るとかするともうちょっとわかりやすかったな。
▲要所では左右が壁で閉じられ、湧き出る敵をすべて倒さないと出られないギミックあり。ドラゴンバ〇ターのルーム〇ーダーを彷彿とさせる
どのエリアもそうだが、上下にもかなり広いためジャンプを多用する。ツボを壊すとマナや回復ハートが出るぞ。ツボも魔物も一定時間で再ポップするっぽい。
宝箱は補助的なアイテムやマナが入っており、回収しなくても攻略には差し支えない。ここではダッシュとジャンプを併用すれば回収できる。こういった「テクニックを使えば回収可能な宝箱」が多々あるぞ
ここ!我輩が「もういけるとこないよ…」と途方に暮れ2時間くらい彷徨った原因のシーン。最初のエリアだけ「通れない壁」と「通れる壁」が非常にわかり辛い。
このシーンは画面右方面からジャンプを駆使してたどりつくのだが一見「目の前は絶壁」。しかし足場ギリギリまで寄ってみるとあちら側に足場があり、「この壁背景か!」とわかる。通れない壁と通れる壁は見た目で判断がつかない、実際左方向の足場下の壁は「通れないやつ」だ。通れる壁かどうかは先に足場があるかで判断するしかなかった。通れる壁は薄く描写するなり、ここは改善してほしい点だ。まぁわからなかったのはこのシーンだけで、次のエリアはわかりやすかったのだが、2時間マナを稼ぎまくっちまった!マジックアローのレベルカンストだっ
エリア最奥でボス戦 敗北エロ
ボス戦ではやはり左右の壁が閉じられての戦いになる。
勝てば次のエリアへ。敗北すると…
▲ボス戦敗北のみGAMEOVERになるが、コンティニューすれば直前のセーブポイントから再開
本作ではこの様にHPゼロで敗北後にエロとなる。ちなみにザコ戦でのアクションエロはこんな感じ。
▲HPゼロでダウンすると、敵が寄ってきて早い者勝ちによるアクションエロへ。遅→早→フィニッシュでまたダウンに戻る。Z押しでエロから離脱しない限りループ、使おう(何に
▲ワームは丸呑み。丸呑みがめっさ多いというワケではないがそれなりにある。ちなみに離脱ゲージはZ連打ではなく、Z押しっぱでキューっと上昇。離脱するとエリア入口から再開だ
アクションエロではフィニッシュされるたびにHP下のハートゲージが上昇、50%を超えるとエロられ時にハートが出るようになり、あえぎCVも変化する。つまりハートゲージは本編に影響はなく、アクションエロでのリアクションを変化させるためのもの?っぽい。一応下げるアイテムは窯で入手できる。アクションエロされるのは敗北後でループも離脱も任意のため、オカズとしては使いやすいかな。
最初のエリアクリア後をちょっと紹介
カエルのボスを倒すとついに迷宮中心部へ到達。
ここまでくればフォルがいろいろ調整してサクッと脱出できるはずが…まぁそうなりますよねー。というわけで今後はこの中心部から他エリアへと転移して探索していくことになる。
▲このエリアではリザードマンとスライムに加え、新種の敵が新たに2種登場するが、見てのとおり体験版では黒塗り、エロられ時はリータも黒塗りになってしまう仕様
▲黒塗りの触手にとらわれた図。この触手のように一部の敵はHPゼロでなくともエロ攻撃をしてくる。どんなエロをされてるのか、黒塗りの高級車に追突してしまう。後輩をかばい(以下略
▲乗るとビヨーンとハイジャンプするキノコギミックが多数、最初のエリアよりも更に縦に広いぞ
▲迷宮の構成的には、右下の大部屋が迷宮中心部、そこから左下方面が最初に踏破してきたエリア。左上が現在攻略中のエリア。中心部から上下左右にエリアがあるわけだな
▲巨大な蔦が侵入を阻む箇所は、書庫で新たに覚えた「エクスプロージョン」の魔法で爆破して進む。連射はできないが威力は絶大、ボス戦でも役立ちそうな
総合的に
操作性がすこぶるよく、二段ジャンプとダッシュを駆使するものの難しい!という操作はない。ちゃんとスキルアップしていけばザコも総じて弱い、探索途中の路傍の石のようなもの。ただマップが大雑把で若干迷いやすいため、そういうのが苦手な紳士にはおすすめできない。フラフラ迷うのも含めて探索を楽しめる紳士ならかなり楽しめる作品かと。アクションエロがやや小さめのため、ギャラリーでズームとかできるといいなぁ。
<追記>
サークルさんCi-enにて「EXステージ」を追加する追加パッチが配布されている。
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