Lost Chapter 体験版感想・レビュー
暗い暗い、闇の中で目を覚ました少女が、わずかな光と希望を胸にひたすらダンジョンを進んでいく、MZ製のローグライトカードバトルRPG。1歩進むごとにランダムイベントが発生するノンフィールドタイプだ。ゲームシステム的にはこの界隈でも増えてきた「Slay the Spireライク」な作品で、敗北で毎回最初からのプレイとなり、「称号」と「周回特典」を活かした周回プレイ前提でエロゲとしてはやや難易度高めである。ただ繰り返し周回プレイがちゃんと面白いデキ。
予めデッキを構築(デフォは毎プレイごとに同じ)、戦闘は毎ターン山札からランダムで選ばれたカード2枚を使いAPが許す限り行動可。カードによっては新たにカードを山札から引いたり、APを増やしたりが可能。ターン終了時に残ったカードは毎ターン破棄されるがAPは持ち越しできて、その辺の駆け引きとカードの引き運がいい塩梅。戦闘勝利後にはドロップカード3枚から1枚を選択してデッキに加えることができ、MAX30枚。不要になったカードはアイテムで削除しよう。
個人的に最も気に入ったのは本作の「雰囲気」である。主人公である少女はなぜここにいるのか、記憶はあるのか、何者なのか、どころか名前すら体験版では語られない。ナレーションも第三者視点、世界観もダンジョンも主人公もとてもミステリアスだ。加えて、モノクロに近い塗りの絵はエロシーンで性的部位がピンク色だったりして、「ラーシェと生贄の村」を彷彿とさせてとてもエッチだった。
エロのメインは戦闘エロ(バッドステとの組み合わせで2800通り以上)であり、ランダムイベントで選択肢を間違えるなどでも発生するが、どちらも1枚絵というより立ち絵+テキストのエロシーン。モノによっては簡易アニメーションを搭載。
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス8)
▲ゲームを開始すると最初に3つの質問(選択肢3種)をされ、この結果により
▲「知識の探究者」など、初期能力値が変動する「クラス」的な要素を決定する。何度でもやり直し可。我輩が確認した限り8種(最低でも)あるかと。まぁ最初は各能力値がどう影響するのかがわからんゆえ、適当に選んでいいんじゃないかね
ちなみに本作ではチュートリアルが一切ない。各能力値の意味、戦闘を含めたシステム等、ぶっつけ本番で学んでいくスタイルとなる。まぁ特別難しいこともないし序盤は難易度低めゆえ、エロRPGスキーの賢明な諸兄ならすぐ理解できるだろう。
▲暗い、凍い、主人公がすべてを諦めかけた時、遠くに光が見えた。まだ終わっちゃいない
▲ゲームの説明は概ねこれだけだ。LPと共に本作で大事なのが「RP」。敵の拘束などに抵抗するのに必要な理性的な要素で、これがゼロになると絶頂してしまう
画面上部に「1層」とあり、これが現在主人公がいる階層。冒頭で述べた通り、本作はノンフィールドのランダムダンジョン、各層で戦闘含めたイベントがランダムで発生、こなすことで次の階層に進む。
▲画面中央の〇〇●●●…みたいなやつが主人公のAP。配られたカードの右下の数字がAPコストだ。主人公はデフォでは毎ターンAP2回復、APコスト内で使うカードを選択しよう。もちろんAPが許す限りカードを使用できる。カードの効果はShiftキー押しで確認できるぞ
▲「ブロック」のカードを使用しAP-1、画面右上の盾アイコン(防御力)が2→4に倍増。ブロックの効果はバリアみたいなもので被弾すると減り、重ね掛けするとその分効果が高まる(主人公は戦闘時のみセリフあり)
▲攻撃カード「シュート」が残っているが、APが足りないためXキーでターンEND、敵のターンに
画面上の情報を説明しよう。まず画面左上のLPとRPは「敵のLP・RP」である。当初、我輩これが主人公の値だと思っていてなんだぁ?と混乱した。じゃあ主人公のLPとRPはというとLPが花束(バラ?)アイコンの数値、RPがハートアイコンの数値である。これに関してはちょっと物申したい、なんで敵と主人公で別表記にしたんだ…?と。逆に何か意味ありげだなぁとも思うけども。当初はわかりづらかったとだけ言っておこう。
それらの下のアイコン、剣は攻撃力、盾は防御力、杖は魔法力、ブーツは脚力(速さ?)だ。ちなみに本作にレベルアップは要素はなく、各能力値はアイテムや称号などで強化していく。
▲敵の行動は予め画面左上の「NEXT」にアイコンで表示されている
本作では敵が様々な状態異常攻撃を使ってくる。それぞれの状態異常で様々なエロが発生する。
▲混乱状態のまま戦闘を続けると「超強いカード」というカードが配布され、それを使うと
▲更に次のターン、また「超強いカード」を使う。状態異常「腰振り」「ノーパン」も追加された
▲RPがゼロになり絶頂。数ターン行動不可になる。まぁこうならないように、混乱時のみ配られる「超強いカード」は使わず攻撃しようね、っていう
▲混乱中でも攻撃はできる。まぁ最序盤の敵と状態異常であるし、戦闘勝利は簡単だ
▲Shiftでカード効果を確認できる。AP0のカードは結構強いんじゃないかなぁと
▲カードの種類はほんと多彩。初見だとマジで何が有用なのかわからんな~。プレイを重ねて知っていくしかないし、それが醍醐味でもあるのだろう
▲戦闘など各階層でのイベントが終了するごとにこのようなインターバル画面になり、表示されるメッセージとTIPSは結構な種類があるぞ。ここの雰囲気がかなり良き!
このインターバル画面でのみ、デッキ編集やアイテムや称号の確認など「メニュー」的な行動が可能。各行動の操作キーは画面下部に。ちなみにセーブはオートセーブだ。この画面から次に進むと次の階層へ、またランダムでイベントが発生する。
▲2層。キャンプを発見、漁るごとにアイテムやお金をゲットできるが成功確率が減少、失敗してしまうと男達に…
▲遠回りした結果、脚力がアップ。このように行動の結果で結構能力値が上下したりもする
▲インターバル画面のテキストもなにやら哲学的で興味深いのだよな。なんとなく「SAKURA Town 三丁目の男ver1.9c」を思い出した
▲いちいちなんか刺さる… こういうのがいっぱい搭載されている
▲かと思いきや、次の層は金銀財宝いっぱいの屋内だったり。ほんとこの謎めいた雰囲気がいいのだ
▲うおぉ!強そうなのと戦闘に。ちなみに戦闘になる確率は体感で1/4くらいかね。運が悪いと連戦になるし、あくまで体験版範囲だけども
▲ブロックを使い、ナータルフレイ(というカード)で山札からカードを引くと更にブロックが手元に
▲APが足りずシュートが使えないゆえ、更にブロックを使い防御力強化
▲しかし敵は攻撃ではなく、パンツを脱がそうとしてきた!脱がされた!
▲状態異常になると、状態異常ごとに特殊なカードが配布される。先の「混乱」状態での「超強いカード(AP0)」は使うことでエロになっていくカードだったが、「強制フェラ・組み伏せ」状態では「振りほどく(AP3)」配布、ある程度APが貯まっていないと脱出できないという。ちなみにこのシーンは簡易アニメだ
▲まぁ攻撃カードがくれば攻撃はできるんだけども。混乱の時もそうだが、問題は欲しい時に攻撃カードが来るか?というところで、じゃあ攻撃カードばかりでデッキを組むと防御面や回復がおろそかになったり、その辺のバランスが難しくも面白いところだ
▲言い忘れてたが、インターバル画面からエロステも拝見できるぞ
▲18層での戦闘に勝利、なんだ…?今までのカードと違ってフルカラーだ!?
▲Zキーで主人公がこちらを向く、→キーで画面右に進む。ぶっちゃけこっちを向くのは何の意味もないのだが、エモい!単純にエモいぞぉ!
▲画面右まで移動すると「どの扉に進む?」 体験版では金の扉しか選べない
▲次の層に進むにはボスを倒すしかない様だ。強いぞぉ、よくわからん初見で勝てたらすごいと思う。まぁ負けて最初から(序盤は特に引き継げるものもない)になっても、この1週目で得た知識は必ず次の周回で役立つ。体験版ではボスに勝っても負けても20階層まで、ここまで1プレイ10~15分位だったか。製品版では100階層を目指す
という作品。戦闘エロ以外のイベントとエロを紹介できなかったのが残念だが、雰囲気とゲーム性、モノクロとピンクのエロスがわかってもらえれば幸いだ。製品版では主人公からエロ攻撃を仕掛けて敵のRPを削ったりもできるっぽい。
<追記>
VerUPでボリュームアップ、その際価格改訂1,000円→1,500円
夢子「お取り扱いサイト様です」
DLsite 1,500円(税抜)
FANZA 1,500円(税抜)
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