死神商館RExEX ～カネのチカラをマシマシして女冒険者のハーレムを作るRPG　感想・レビュー

■INDEX

死神商館RExEX ～カネのチカラをマシマシして女冒険者のハーレムを作るRPG(サークル冥魅亭)　体験版感想・攻略

死神商館RExEX ～カネのチカラをマシマシして女冒険者のハーレムを作るRPG(サークル冥魅亭)　体験版感想・攻略

現代世界からファンタジー世界に転生した主人公(名前任意)が、死神シイネの「死神代行」となって店の経営者としてコキ使われるだけでなく、ダンジョン探索や搾精されたりもするUnity製のSLG+RPG。来たるべき「災厄」に備えシイネは力を蓄える必要があり、力の源は「生気」と「カネ」。そのために店を繁盛させたいが経営に関する知識がない彼女は主人公に目をつけたのだった。

タイトルから察せられる通り「死神娼館～宿屋の主人に転生して女冒険者にいろいろするRPG」のリメイク作品となっており、前作との違いをざっくり一言で言うならば「店経営SLGパートが簡略化され遊びやすくなったうえでRPG要素増し、ヒロインがめっちゃ増えてエロがほぼ主人公ハーレムになった」。タイトルがわざわざ「娼館」から「商館」となっているのはそのため。「ほぼ」というのは魔物や主人公以外のキャラとの陵辱、NTR風味のエロが少しあるからだ。それらはデフォルトで「非表示」設定となっているが、オプションで変更すれば拝見可。

ストーリー演出上、前作同様主人公が死にやすく「死んで時間を遡る」というシーンが度々あるが、スタッフの雇い直しなど前作で「面倒だった仕様」が解消されている。とっつきやすくなって裾野が広がりエロシステムが濃くなってボリュームもアップという。ゆえにエロ同人としては価格がかなりお高い部類だが、一通りを浅く遊べる体験版範囲だけで8時間持っていかれた我輩、とんでもないボリューム&時間泥棒ゲーだろうと言わざるを得ない。

サークルさん曰く「2年かけて作った作品を2.5年かけて作り直した」らしい(笑

【体験版評価】9.1/10点 (面白さ9.5 システム8.5 没入感9.5 エロス9)

オープニング

オープニングと最序盤に関してはめっちゃ既視感あるなぁと思いつつ進めたらほとんど前作と同じだった。前作を遊んだ紳士は全スキップでもいいかもしれない。Ctrlで高速スキップ可。

▲オプション画面。ここで予め主人公の名前、呼ばれ方、お店の名前を入力するとそれが本編で反映。何も入力しなくとも「オマエ」「店長様」などヒロインごとにデフォ呼びするゆえ必須ではない。あとデフォで「NTRシーンを非表示(陵辱含む)」にチェックが入っているゆえ見るなら外すべし

▲プロローグでいくつかの選択肢が出てくるがどれを選んでも同じ、現世での主人公はどうやっても死ぬ

▲次の選択肢は「転生する」「歯ぎしりしながら契約書を返す」を選ばないとGAMEOVER「まだ始まってすらいないデス」で最初からになる。この辺は前作と全く同じ、さっさと正解を選ぶべし

▲本編(といってもまだまだチュートリアルが続くが)開始

▲こんな感じで一つずつ要素が解放されていき丁寧な説明が入る

▲商品開発チュートリアル。ダンジョンで得た新たな素材+必要な「開発ポイント」を消費することで新たな商品を開発。これらの売上と宿泊売上で稼ぐのが本作の金策の基本

▲リアルタイムで進行する経営パートの基本画面。朝8時にスタッフがやってきて9時開店、客は勝手に来店し気に入るものがあれば注文するし宿泊もする。21時の閉店まで基本的に自動進行だ(操作はマウスオンリー

▲リアルタイムで時間が進むダンジョン探索パート、戦闘もある。朝8時から17時迄探索可、17時になると強制的に脱出して経営パートに戻る(操作はWASDキー(または方向キー)移動+マウス

▲シンボルエンカのターン制戦闘画面。基本的に各キャラの判断で行動選択されるが、行動内容が不服ならプレイヤーが任意で上書きできる。コマンド選択戦闘の面倒な部分を簡略化したよきシステム

ひとつひとつの要素を説明していくと日が暮れるゆえ、以下ざっくりと説明させていただく。

経営パート　スタッフを雇い役割を与え、施設を建設しグレードアップ

「経営パート」と「ダンジョン探索パート」があり、どちらもリアルタイムで時間が経過していく。1日は経営パートから始まり、経営パート中に画面左の「探索」を選択すると任意でダンジョン探索に挑む。その間主人公とシイネ、他PTメンバーは抜けてしまうが、他のスタッフが店を切り盛りしてくれる。

基本的な流れとしては、ダンジョンで新たな素材と各種「開発ポイント」を稼ぎ、経営パートでそれらを消費して「商品開発」を行いそれらを店頭で販売。各商品ごとに「刺さる客層」が設定されており、その他「主人公PTのHP+」などのパッシブ効果もある。要するに店頭に並ぶ商品種類(料理)が多いほど様々な客層に売れるし主人公PTが受けるパッシブボーナスも増える。

商品を売るには「接客する店員」が必要であるし、商品を生産する「料理人」も必要。また営業中はゴミが発生するため「清掃員」も必要であるし、食い逃げなどを取り締まる「防犯」スタッフも必要だ。それらのスタッフは経営パートで「応募」してくるモブNPCを雇用しよう。応募があると画面右下の「求人」に人数が表示される。

▲「求人」が「9」。クリックすると

▲応募してきたモブNPCの能力値を見て任意で採用できる。最初は「店員適性」が高いNPCを優先的に雇用して役割を与えよう。体験版範囲では接客、料理、清掃、防犯(鍛冶・錬金は製品版で)どれかがB以上のNPCを揃えたい。ゲームが進行するほど能力の高いNPCが来るようになる

▲雇用したスタッフ画面。能力は低くても♀NPCは雇用した方がいい、エロがあるからな! 能力が低くてもランクアップしたり個性(画面右上のイケメンとか)を弄ったりすると各種適性が上昇

雇ったスタッフは丁稚奉公で雇用費用が一切かからない!雇用可能人数はゲームを進める(厳密には設備投資)ことで増える。基本的には各種適性を見て雇用、NPCを「ランクアップ」すると適性が成長する。ランクアップは経験値(画面右上の☆。経営パートでゲット、全員で共有)を消費して任意で可。あと画面右上の「個性」も意外に重要。使えないキャラが個性を弄ると使えるキャラになったりも。

▲モブ♀NPCのフレーゼ。「悪い手癖」「失敗した肌」など紫表示の個性はマイナス効果。主人公の「死神パワー」を消費しより上位の系統の個性に書き換えると

▲全体的に適性がアップ(ランクアップの恩恵もあるけど)。ちなみにNPCの名前も変更可能(死神パワーが必要)

当然ながら、接客が高いスタッフが接客させればより売れやすくなり、料理が高いスタッフに料理を任せることでより多くの料理を並べることができる(料理CPの数値の分の種類の料理を販売可)。

▲定期的に使用可能なシイネの「祝福」、一定時間売上がめっちゃアップ。12時、18時など混雑する時間帯に使うと効果テキメン

営業中は「ゴミ」が発生すると清掃スタッフが回収するまで「汚染値」が上昇、汚染値が高いほど「犯罪値」が上昇しやすくなり、食い逃げや店の悪い噂を広める(更に犯罪値上昇)輩が増えてしまう。汚染値と犯罪値を常に低く保つ「清掃」「防犯」のスタッフもかなり重要。

▲これだけ汚染値、犯罪値が低くても少なからず食い逃げ等は発生する。食い逃げが発生しても見回りしてるいる防犯スタッフが多いほど捕まえる確率が高くなる

▲あと定期的にならずものが襲撃に来る。この際は全スタッフが応戦、自動で勝ち負け処理がされるが各キャラの「戦力」が高いほど強くなるっぽい。店の入り口で対処できればいいが奥に入られると損害が出る。体験版最後辺りだとWave4まで続く

その他、物語が進むことで(厳密には施設投資を進める)各施設を建設できる敷地が拡大していく。最初は４ヵ所のみ、体験版では6つまで。

▲建設できる施設類、基本的にそれぞれ1つあればいい。この他主人公の定位置「宿屋の事務所」は必ず1つ必要。敷地が大きくなってくると客の導線(街道に近い方がいい)、スタッフの導線(休憩室が近い方がいい)などを考慮して配置することも必要だろう。各施設はお金でグレードアップ可

▲投資→設備投資画面。お金をつぎ込むことで敷地だけでなくスタッフ雇用可能人数が増えたり、その他様々な恩恵を得られる重要な要素。とにかく稼ぐデス!

この他、他商会に投資することで特定の来客(戦士、商人、魔術師、男性・女性などなど)を増やす要素もあり、前作から簡略されたとはいえ経営SLGパートはやり応えバツグン。どんどんやれることが拡がり収入がガンガン増えていく丁寧なゲームデザインは流石の一言、サークル冥魅亭さんならではじゃないかね。商業エロゲで出しても全く遜色ないデキ。

ダンジョン探索パート　ヒロイン達を連れて開発ポイントを稼ごう

ダンジョン探索パートでは全体マップから行きたいダンジョンを選択してGO。前述したとおり、ダンジョン探索中もリアルタイムで時間が経過、8時から探索可で17時には強制帰還となる。次の階層への階段発見時、魔法陣発見時にも任意で帰還可能。以降は一度到達した階層から再開できる。

▲全体マップ。体験版でいけるダンジョンは「マテリナ素材収集場(戦闘なし)」「メテトス百穴古墳」2つのみ

▲PT編成画面。加入できるのはヒロインとゲストメンバー(↑では右上の「衛兵さん」)のみ。雇ったスタッフは選べない

▲ダンジョン内には大量のオブジェクト(岩、骨、草などなど)があり左クリック押しで「開発ポイント」を採取、左クリックおしっぱで移動すれば連続でごんごん採取できる。開発ポイントは「資源」「調査」「希少」「戦功」の4種、開発する商品ごとに必要なポイントは異なる

▲オブジェクトにはトラップが仕掛けられていることもあり、PTの罠解除スキルにより成功率が変わる。盗賊などスキルが高いヒロインを入れると良き。成功すると大量の開発ポイントゲット

▲戦闘はシンボルエンカウント、こちらが一歩動くと敵も動くローグライクなターン制移動

▲戦闘では毎ターン、各キャラ自動で行動を選択(画面右)。戦闘中はヒロイン達のCVでめっちゃ賑やかだ

ダンジョン攻略では継戦能力が結構重要ゆえ、MPを温存したいの場合などはマウスホイール操作でキャラを切り替えて他の行動を選択したりキャンセル(コモンアタックになる)したり。スキルにはクールタイムあり、↑で各種アイコンに表示されている数値は消費MPだ。「クリックで設定」表示の場所は空きスロット、習得済スキルであれば戦闘中に任意設定できるのも何気に便利。

▲スキルはレベルアップでは習得しない。死神代行としての実績をクリアしていくことでスキルツリーから習得できる

▲経営SLGパートで開ける死神代行の実績画面。どんどん開放してスキル習得ポイントを得るべし

ここでちょっと一部ストーリーの紹介。「メテトス百穴古墳(全13階層)」はゴブリンの巣で、新米冒険者のポンタ(♂)とマリーゼル(ヒロインの1人)のイベントが発生する。

▲ゴブリンの襲撃に遭い、ポンタがマリーゼルを逃がしてくれたが

▲ゴブリンに追いつかれてしまったマリーゼル。ちなみにポンタはゴブリンにぐっちゃぐちゃにされ、彼の剣と意思は主人公が受け継ぐ

▲犯されそうになっているマリーゼル発見、未遂だが一応エロシーン(ここのテキストゲームブックぽくて良い

▲衛兵さんは敵がゴブだと某スレイヤーが如く「皆殺しだ!」となりかなり強い(もともとLv80で強いけど)。戦闘が始まる前に問答無用で先制攻撃したり

あと気づいただろうか、画面上部に表示されているアイコンが敵の数、各敵の残りHPはアイコンの削られ具合で判断できるという、女神転生スタイルな仕様になっているのを。良き…　ちなみに主人公たちのスキルは範囲攻撃や多段攻撃が多く敵の数が多くても対処可能。(FANZAのレビューで戦闘が最初から難易度高すぎる等散見されたが、少なくとも体験版範囲でそんな感想は全く抱かなかった。主人公は当初クソ弱だけどもポンタの意思を継いでから強くなる)

最後にエロ要素について。

▲最初の16日目、ポンタとマリーゼルは必ず結ばれる(NTRシーン非表示のチェックを外していれば拝見可)、この後主人公は11日目に死に戻る。マリーゼルは死神代行「助手」として必須のヒロインだったのだ

▲最初に死神代行助手となる夢魔・ルーシェ。最初のエロは彼女と。死神代行助手を集める、という名目でヒロインが次々と仲間になっていく

エロ要素　搾精部屋を設置しよう

エロは↑のマリーゼルやルーシェの様に物語を進めると発生するものもあるが、メインエロはヒロイン(モブNPC♀含む)と主人公のハーレムエロである。それらを見ていくにはまず前提として、各ヒロインの主人公への好感度をB以上にする必要がある。好感度は経営SLGパートで主人公と一緒に仕事をさせることで徐々に上昇する。

▲スタッフ画面。主人公と一緒に仕事をさせたいヒロインを選ぶと役割が主人公と同じ「経営」になる。↑ではモブNPCのフレーゼ、好感度はDだ(♀キャラのみ右上にハートで好感度表示

▲その状態で経営パートを進めると時間経過で「好感度」上昇

好感度がB以上になると搾精部屋での「勤務」と「夜伽」が可能になる。モブNPCもおけ。

▲画面左下のルーシェ(好感度A)を搾精部屋「出勤」に任命

▲いかがわしいピンクの部屋が「搾精部屋」。ルーシェが搾精している相手は主人公の「アバター」

「出勤」ヒロインのお仕事は搾精部屋でずっと主人公のアバターから精を搾りとる(キャラチップアニメ)こと。搾り取った精はお金になるゆえこれも立派な金策だ。アバターは主人公の分身、搾精部屋でヒロインの相手をする。本体(?)は宿屋事務所で仕事中だ。

アバターの数は施設投資で増やすことができ、製品版では複数のエッチ部屋で主人公の分身がヒロイン達を相手することになる。「ハーレム」に偽りなし!

▲ヒロインを出勤させると新たなエロシーンが発生することがあり画面下にアイコン出現(モブNPCは発生しない)、クリックすると

▲CG+テキスト(+CV)の長めのエロシーン。各ヒロインごとに「出勤」エロは数段階あり

▲体験版ではルーシェの段階エロが最も多い

次に夜伽について。搾精部屋を設置後、一日の終わりに好感度B以上のヒロインを「夜伽」に誘うことができる。

▲夜伽はモブNPCも選択可。マツリ(好感度B+)を選択

夜伽ではいきなりエッチに突入しない。前作の「密着モード」と同じ仕様から開始となる。限られた時間内でヒロインとコミュニケーションやスキンシップを行い、ヒロインの身体を開発したり、好感度を上げることができる。

▲行動を選択すると対応した箇所の開発度が少しずつ上昇すると同時に、にっこり顔の行動の場合はドキドキやデレデレなどが上昇、怒り顔や青い顔の行動だとビリビリが上昇。前者の場合は雰囲気が良くなりよりエッチな行動が可能になるが、後者の場合は雰囲気が悪くなって好感度も下がる

▲エロエロが高い状態でタイムがゼロになると

▲夜伽合体モードへ発展

▲好きなだけエロ可。性器系のコマンドが怒り顔なのは、マツリの性器の開発が進んでないからだな

▲射精後も任意で続行できる

夜伽エロはヒロインはもちろん、モブNPCも各ビジュアルタイプの汎用CGでのエロシーンがある。お気に入りのモブNPCも愛せるのはいいなぁ。体験版で確認した限り、モブNPCは4タイプ以上はいそうだ。

また、ヒロインと一緒に仕事中は「密着モード」が発生する。

▲ヒロインとのみ発生

密着モードは夜伽モードど仕様が同じ。モブでは発生しないというだけ。

▲シイネの場合は最初全箇所怒り顔、好感度を代償に身体を開発していく感じになる。ここまで開発するのは大変だった。体験版ではシイネとのエロは無いけども

身体の開発が進む(各箇所がにっこり顔になる)ことで合体モードに移行しやすくなる。

まとめるとだ。モブNPCのエロは一緒に仕事をして好感度を上げて夜伽モードで開発度を上昇、夜伽合体モードを狙っていく感じ。搾精部屋に出勤も可能だがキャラチップエロのみでエロシーン(CG+テキスト)は発生しない。ヒロインであれば密着モードと夜伽モードの両方で身体を開発可、それぞれの合体モードの他、搾精部屋に出勤で段階エロシーン(CG+テキスト)が発生。

▲営業終了後、宿に向かうと製品版で仲間になるであろうヒロインと遭遇する。