めがみんクエスト(銀河系スタジオ) 体験版レビュー
学歴も職歴もないネトゲ引きこもりな主人公(名前任意)が異世界に転生、女神から「さいみん」のスキルを授かるが。あろうことか女神にさいみんを使う主人公、しかし効果がなく、罰として「試練」を与えられてしまう。地上にいる3人の天使から羽を手に入れるという試練をクリアし女神にリベンジするべく、さいみんの力で仲間を増やしつつ、天使たちを探し出し挑むMZ製のRPG。さいみん、とあえて平仮名表記なのはお察し。
【体験版評価】8.0/10点 (面白さ8 システム8 没入感7 エロス9)
▲「これでもくらえ!」と転生して授かったスキル「さいみん」をいきなり女神に使う主人公。女神の対応にムカついたらしいが…なろう系に比べれば理不尽でもなんでもない
▲そんなことしてたから前世で報われなかったんじゃないの?と説教され試練を与えられる。それでまた復讐心を燃やす主人公
最初に重要人物である主人公と女神について少し。タイトルからは女神が性悪でクズっぽいニュアンスを受けるが、確かに少なからず性悪な面はあるもののどっちかというとクズは主人公の方だ。それならそれでずっとクズ路線で行ってくれればよいのだが、ちょいちょい良識を見せるためあんまり主人公を好きになれなかった。
また復讐というのであれば女神ももっとわかりやすく性悪だとよかったかなぁと。感じ方は紳士によるだろうが、月が導く~とかハズレ枠の~等を嗜んでいると悪さがイマイチ。まぁ本作の物語はあってないようなものゆえ気にするほどのことでもないのかもしれないが。
▲地上に飛ばされた主人公はティアと名乗る親切な少女と共に行動することに
▲メニュー。セーブはダンジョン内不可。主人公はデフォ名。ティアはギルドに所属する騎士見習いで「かばう」スキルを持つ。あんま使わなかったけど
本作は街を拠点として天使を探し様々なダンジョンに挑む1本道RPG、ダンジョンでは敵シンボル接触で最大3人PTによるターン制コマンドバトルになるスタンダードなタイプ。背後からの接触で先制攻撃可能、戦闘はそれなりにやり応えがあり、ダンジョンの敵を殲滅していくとちょうどいいレベリングになるバランスかね。
▲「おまかせ」で自動攻撃してくれるがターゲットがバラけるため格下の敵でのみ使用
特徴はやはり「さいみん」、戦闘でもヒロインを仲間にする際にも使う。戦闘では1度の探索でたった1回しか使用できないものの、その威力は強力無比、問答無用で敵を全滅させる。具体的には敵が同士討ちし最後に残った敵は自害。なんとボスクラスの敵も倒せてしまう。
▲最初のダンジョンボス、オオカミ戦士。5円玉振り子のようなエフェクト
ヒロインを仲間にする際は、ヒロインと戦いHPをゼロにしてから使用することで催眠状態に。無理矢理仲間にする。ちなみに仲間にした後のヒロインは催眠にかかっているためかエロシーン以外でのセリフはなくなる。コスパのいい設定だ(笑 製品版では全部で5人のヒロインが仲間になるようだが、全員無理矢理催眠かどうかはわからない。
▲とあるダンジョン最奥で1人目の天使の居場所が判明。主人公は正式に仲間になってほしいとティアにもちかけるも「彼氏のPTがあるから」と断られる
▲「だったらここまで付いてくるなよ!勘違いするだろ!」と激おこ主人公。ティアに襲い掛かる
▲ヒロインのHPをゼロにしよう。主人公はヒール持ちゆえまぁ勝てる
▲勝利後はそのままエロに突入。長尺…ではないかな、中尺くらいか
▲エロするほど催眠深化するため突然催眠がきれるようなことはないっぽい
ダンジョンの各エリアにある「!」アイコンの小部屋では宝箱から装備品を入手でき、レアリティや装備品自体の種類が多いなどやり込み系の要素もある。
武器はドロップ素材で任意で強化できるし、スキルも各キャラ固有スキルがありつつもスキルの書で任意で習得可能、4つ迄セットできるなどある程度のキャラ育成・ビルドの幅もあり。
装備品に関しては同じレア度の同名装備でも、どの能力にどれくらいのボーナスが付くかはランダムっぽく、序盤でいい装備を入手できるとかなり有利になったりするのは面白い。特に回避ボーナスは強力で、回避80の装備などはほとんど物理攻撃を受けなくなる。
▲序盤に運よく入手できたレア度の高い「かわのムチ」。最初から回避52がついておりガンガン攻撃を回避してめっちゃ有用、攻撃力や命中率を強化して+5。強化可能「+」はストーリーが進むと増える
最後にエロ。エロは各ヒロインを「さいみん」で仲間にした際に発生するのと、拠点での各ヒロインとの段階エロだ。後者がメインで、基本的にハーレム和姦(催眠状態だけど)といったところ。特殊なシチュはない、万人に受けるエロだ。
▲夜の拠点では、ヒロインごとに様々な場所でエロ可能ポイントが発生する(ハートアイコンが出ているやつ
▲新たなエロポイントが発生。当然場所ごとにシーン内容が変化、続けてエロしたいがもう性欲値(画面左上)がゼロ
▲体験版でのティアの段階エロは3段階まで。4段階目以降は建物外で発生
各ヒロインの段階エロはエロするごとに新たなシーンが発生、またエロの度にヒロインの全能力が上昇、エロするほど強くなる。序盤は1回が限界だけども、主人公の「性欲」が尽きるまで楽しめる。段階エロが進むと見た目や名前まで改ざん可能になっていくとか。
▲2人目の仲間ヒロイン・フロリナは貴族のお嬢様で攻撃魔法が得意。段階エロは夜の高級ブティックで発生
▲3人目の仲間ヒロイン、ノエルはヒーラー。段階エロは夜の教会で発生
▲1人目の天使・ココナ戦。HPが多くHP半減攻撃や全体攻撃を行う強敵
▲体験版はかなりボリュームあり、最終盤のダンジョンはかなり手強かった
街の作りは割と簡素でNPCの数も少なめ、仲間後のヒロインとエロイベント以外の会話がない、オブジェクトにテキスト・アイテムが全く仕込まれていないなど、全体的にやや淡泊な印象を受ける。エロRPGにその辺りを求めない紳士であれば全然問題ない、RPGとしてちゃんと遊べて美麗絵によるエロもたっぷり(Hシーン50以上)だ。なんだかんだ絵の美麗さ大きなアドバンテージだよなぁ。
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