Re:BF 感想・レビュー
魔物に村を滅ぼされ、唯一生き残った少年は貴族であるユリウス家当主に使用人として引き取られる。家族同然に温かく迎え入れてくれたユリウス家に恩返しがしたい少年は秘密裏にギルドで訓練していた。まだ冒険者の間でしか知られていないが、近い将来武力ではどうにもならない新種の魔物が台頭してくるかもしれない。そんな少年・ヴィノス(名前変更可)が主人公のVXAce製BFRPG。
6年前の3作目(厳密には無料作品を含め4作)をもって完結した「ROBF」シリーズの新シリーズにあたる作品で、プレイ感覚やシステムはほぼ踏襲しているため過去作シリーズをプレイしたことのある紳士ならすんなりと馴染める。加えて若干の要素が追加されており相変わらず遊びごたえは十分、じっくりと腰を据えて遊ぶタイプ。また「RO(ラグナ〇クオンライン)オマージュエロゲ」感が強かった過去シリーズに比べ、本作でのRO色はほぼ名称や一部ビジュアルのみにとどまり「ROBFの新シリーズ」という傾向の方が強くなっている。主人公は「ノビ君」ではないし、ストーリーや設定はおそらく完全オリジナルだろう。
なんにせよ「序盤から主人公の能力値を均等に伸ばしていくと平凡で弱い、どれかに特化することで戦い方の異なるいくつかのタイプに分岐、タイプに準じたスキルを習得して優位に戦う」というゲーム性は健在であり本作の醍醐味といえる。エロ同人におけるBFRPGでここまでゲームとして成立したシリーズはそうそうない。もちろん「イカすかイカされるか」のアニメーションBFはいつも通りとても捗る。敗北=射精=GAMEOVERだ。
【体験版評価】8.5/10点 (面白さ9 システム8 没入感8.5 エロス8.5)
導入ストーリー~本編
▲とある縁でユリウス家の当主・エーリッヒに引き取られた幼少の主人公。エーリッヒ夫妻の息子・ミゼルは兄、娘・スピカは妹として一緒に暮らしていくことになる
▲しかしスピカは主人公をまるで使用人の様に扱う。エーリッヒ夫妻は主人公を家族として迎え入れたのだが、あまりにもスピカが雑に扱うため主人公自身も次第にそれが当たり前になってしまい
▲引き取られてから数年、ミゼル、スピカ、主人公が成長した現在ではすっかり使用人が板についてしまっていた。↑の構図は「早く起きなさい!」と踏まれているところ(ありがとうございますっ なんかこういう構図だと足コキにみえちゃうな(病気)
▲スピカ「ヴィノス、紅茶を淹れて」 ミゼル「スピカ、それくらい自分でやりなよ…」という会話に対して。使用人として扱う、というよりスピカはもはや主人公に依存しているように見える
▲そしてユリウス家当主の趣味(というよりライフワーク)の発明には全員が辟易している(ポンコツ品ばかり)。ちなみにエーリッヒの妻は出張中らしく体験版範囲では以降登場しなかった
▲序盤はとにかくお金が足りない。それを補完するようにユリウス家の館内には大量のアイテムが仕込まれている。キラキラしてないゆえとにかく調べまくるべし
▲2階。この部屋が主人公の部屋、下がスピカの部屋、左がエーリッヒ夫妻の部屋、左下がミゼルの部屋だ。ミゼルはエーリッヒの跡取りということもありイロイロ仕事を任されていていつも忙しそうだ
▲先ほどの朝食の席でエーリッヒからプロンテンプル城に付き合ってくれ、と頼まれ向かうことに。本作ではメインストーリーを進める道順が「NEXT」で表示される。ちなみにメニュー→ストーリーでもメインストーリーを進めるヒントが出ているゆえ、どこいけばいいのぉ!ということにはならんだろう
▲この城の城主は大公・ロネガー。そろそろ次の大公を選びたいが、エーリッヒ、おぬしどうじゃ?という相談だった
▲エーリッヒ「私はその器ではありません、それに当主の座はミゼルに譲ります」ロネガー大公はその答えも想定済みだったようで「ならば優秀な若者に任せ早めに経験を積んでほしいものだ」と。なんにせよ大公の世代交代は近い、穏やかなユリウス家はともかく、他七貴族の当主それぞれが大公の後釜を狙っている。本作のバックボーンにはそんな貴族間のいざこさが絡んでいる
▲一方、部屋の外でエーリッヒを待っている主人公とスピカ。ふむ、ただわがままなお嬢様というだけではないようだ
▲帰宅。「仕事は終わったわね、買い物に付き合いなさい」というスピカに対し「×」と答える主人公。主人公のセリフがなく〇・×で意思表示する演出も従来通り
▲なによ、私には話せないってワケ!?と詰め寄るスピカ嬢。エーリッヒがかばってくれる
ここからギルドに向かい、チュートリアルを兼ねた「冒険者になるための最終試練」を受ける。まぁ内容的には簡単。本編では冒険者としてギルドから依頼を受けつつメインストーリーを進めることでゲームが進行する。
プレイヤーごとに異なる主人公の戦闘タイプ
本作を語るうえで挙げたい要素は「プレイヤーごとに異なる主人公の戦闘タイプ」「ザコ敵捕獲・アシストスキル」「アニメーションするBF」の3つ。
まず主人公の戦闘タイプについて。本作ではBFをこなしレベルアップするごとに「ステータスポイント5」「JOBEXP1」を得られる。ステータスポイントは主人公の能力値、STR・VIT・INT・DEX・AGI・LUKのいずれかに割り振り強化していく。JOBEXPは「スキルツリー」でのスキル習得に必要。一部のスキルを除きほとんどのスキルはJOBEXP1で習得できる。ただ過去作同様スキルの数がかなり多い。
▲スキルツリー画面。過去作と異なり1画面にすっきり収まっているがそれぞれのスキルアイコンが小さく若干見辛い。ただ個人的にはこっちの方がいいかな、過去作ではスキルツリー画面がデカすぎてスクロールが必要だったし。「セックスバトル基礎」は基礎の基礎、各スキルには「習得前提条件」があり前提スキルを得て派生スキルを伸ばしていく
体験版にも同梱されている「説明書」にも記載されているが、どの能力値を優先的に上げていくかで主人公のBFでの戦い方はかなり変化する。説明書で紹介されているタイプでいえば
・STRタイプ
とにかくSTRを優先してあげていくFUCK(通常攻撃である挿入)が強いタイプ。スキルに関してはSTRがダイレクトに反映するスキルやペニス強化(通常攻撃強化)、通常攻撃が30%の確率で2回攻撃になる「ダブルアタック」、「イラマチオン」などを取りにいこう。STRを優先しつつ、VIT(防御)、DEX(命中率)もそこそこ強化していくと安定する。
・STR/AGIタイプ
STRとAGIに同程度振り分けていくことで、そこそこの攻撃力を得つつ回避率による被弾リスクを減らすタイプ。STRタイプと似ているが、こちらはAGIの他装備を回避(回避カードなど)に寄せることでとにかく回避率を上げて被弾率を下げるプレイング。ただ回避はあくまで「確率」であるため、そこを補完すべくそこそこの攻撃力も必要であるし最低限のDEXも必要。「必中スキル」を使う敵が天敵だがVITにも気を配るとなるとオールラウンダーになってしまう。
・DEXタイプ
「乳を揉む」「アナルフィンガー」などのDEX依存のスキル攻撃を活かすタイプ。DEX自体が命中率を上げるため、DEXの他にあげるべきはVIT(次点AGI)くらいと序盤から特化しやすい。更にDEX系スキルは相手がアーマーブレイク(HP減少)していない状態でも安定したダメージを与える(通常攻撃である挿入はアーマーブレイクしないと本領を発揮できない)。ただSTRを上げない分通常攻撃が使い物にならず、SPを消費するスキル攻撃バリエーションが揃うまでがしんどいしSP回復アイテムも必須となる。
・INTタイプ
DEXタイプ同様INT特化タイプ。INT依存スキルを優先して取得、時点でVIT・AGIを上げよう。このタイプの最大の利点はアイテムに依存しない「ヒール」の効率が最大になることだが、DEXタイプ以上にSP回復アイテムが必要かつスキルツリーでSP上限を伸ばさないとSPが枯渇しがち。
という4タイプ。この4つが代表される主人公タイプだが、別にこの通りに育成しなければならないわけではない。これらはスキルツリー各方面で得られるスキルの運用に向いているであろうタイプ、というだけでこのほかにも有用なタイプはあるかもしれない。能力値とスキルに関して熟練するほどその辺が見えてくる。
とりあえずクリアを目指すならSTRタイプで且つVITをあげ、次点でDEXを最低限上げていくタイプかな。回避は捨てることなるため回復アイテムは結構必要になるものの安定という意味では随一。とにかく素早いのが好きな我輩は過去シリーズも本作もSTR/AGIタイプで遊んだ、回避は確率ゆえ回避するときはガンガン回避するしガンガン被弾、安定はしないな。でもそれも楽しいのだよな。
敵捕獲・アシストスキル
序盤のギルドクエストを進めていくとザコ敵を捕獲できるようになる。BF戦闘で相手のHPを削ったうえで(最低限アーマーブレイク程度)、捕獲アイテム「エッグボール」を使用すると確率で捕獲できる。捕獲アイテムは購入できる。
捕獲したザコ敵は「〇〇の卵」という名称のアイテムとなり、装備することでザコ敵が使うスキルを使用できるようになる。戦闘コマンド「アシストスキル」選択で使えるぞ。また卵ごとに装備時の能力値も異なるため、単純にアシストスキルだけでは決められないのだ。例えば普段はSTRを補完するべく「インミリア―の卵」を装備しつつ、ボス戦で攻略に必要なスキルを持っている他の卵を装備するとか。一部の状態異常付与確率50%減少、といった卵もあるし。シーンに合わせて装備するといいだろう。
捕獲での恩恵はこれだけではない、序盤以降でお金で入手できる主人公の「活動拠点」。プロンテンプル郊外の屋敷を購入(安価で体験版範囲でも購入できる)することで、捕獲したザコ敵と戦闘BFエッチを好きなだけ再現できる。回想みたいなもので実質オカズ御殿だな。
▲活動拠点の2階は捕獲した「モンスターの部屋」 1階では寝て回復、アイテム合成、体験版では不可だが装備品の鍛冶などもできる様だ
▲愛撫、咥えさせるなど、通常BFではスキルを習得しないと拝見できないアニメも捕獲すれば思うがまま。射精も敗北しないと本編では拝見できないからな
「吸精」で主人公の余剰経験値を与えることで「親密度」を上昇できる。また、「〇〇の卵」を装備することでその魔物が主人公の後ろについてくるようになり、敵を倒すことでも親密度が上昇。親密度を50まで上げると新たなアシストスキルが解放、100まで上げるとザコ敵が進化するのだ。例えばゼリンは進化でゼリリンになる。ただゼリリンはザコ敵としても登場、捕獲できるゆえ、進化の意味がないんじゃ…?と思ったが、おそらくゼリン時代に使えるアシストスキルを継承しつつゼリリンになるんじゃないかと。捕獲し他ゼリリンはゼリンのスキルは使えないし。
ただなー、ぶっちゃけ捕獲率は結構低い。相手のHPを1/3程度くらいまで減らしてもなかなか捕獲できずエッグボールを浪費が激しい。もちろんギリギリまで減らした方が捕獲率はあがるのだが、これ以上攻撃すると倒してしまうぅ!そんな時は最弱のザコ・ゼリンの卵を装備しとあるアシストスキルを使うと…
アニメーションBF 本作のエロはこれがすべて
序盤「地下水道」でのBFを2戦ほど動画に納めてみた。※音が出ますよ
パンパンパン、と音が鳴る方が主人公の攻撃。我輩はSTR/AGIタイプで育ててこの時点で回避が40%程あるため敵の攻撃は結構ミスになっている(ミスるとダメージが出ない、慣れればわかるんだが、ミスった時は「Miss」とか出てもよかったかも)。アニメしつつかなりテンポがいい戦闘だ。
前述のとおり本作のエロはBF戦闘でのエロがすべて。メインオカズとなるのは敗北時の搾られエロ(戦闘アニメの延長)と活動拠点での回想エロかね。とはいえザコ戦で相手をイカせるBFも相当エロく、ゲーム中に賢者になってしまうことも多々あるだろう。きをつけなはれや!主人公タイプは性癖で選ぶといいかもな。本番が好きなら通常攻撃が強いSTR系、とか。
▲体験版最後では、街を脅かす魔物が出現していると思われる「古城・ヘイムダル」へ七貴族が出陣する。ユリウス家は後方支援の役割だが
▲主人公はヘイムダル出陣に参加したいと申し出る。冒険者ライセンスを見せたうえで
▲主人公が出陣に参加すると聞いて動揺したスピカ嬢だったが、一晩経つと「必ず帰ってきなさいよね!」と覚悟を決める(アイテムをくれる)。いい女だなぁ、彼女とのエロはあるんだろうか… ヘイムダルに到着すると体験終了だ
という感じで捗るBFRPGとしてはやはり申し分ないデキ。シリーズ1作目の「ROBF」のオモエロインパクトは未だに忘れられない。そして本作もその頃の勢いを失っていないしゲームとしてはより洗練されている。シリーズのファンに安心して推せる作品だな。
夢子「お取り扱いサイト様です」
DLsite 2,500円(税抜)
FANZA 2,500円→2,000円(常時20%OFF発動時)(税抜)
以下ROBFシリーズの記事。
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