SUCCUBUS DESIRE ~リリスプロジェクト~(GrayGreed) 体験版感想・攻略
800年前、大国の魔力炉暴走を切欠に勃発した戦争の影響により、ほとんど人が住む余地がない荒廃した砂地の惑星と化した終末世界。かつての科学文明の遺跡の発掘・サルベージを生業とするエイダ(♂・名前変更可)が主人公のMZ製BFRPG。決死の覚悟を持って凄まじい砂嵐の中を進み、辿り着いたのは「魔力と魔法」を研究していた施設だった。そこには「夢魔」と呼ばれる魔力凝縮体が徘徊しており、主人公は彼女達の性的な攻撃に対し魔力を奪う「エナジードレイン」で対抗、研究所内を探索していく。
BFRPGとしては元祖BFRPGサークル・SQDTさんの「サキュバスアカデミア」や「Succubus Rhapsodia」寄り、CGによるビジュアル的なエロよりもBF演出やログ、艶めかしい雰囲気で抜かせるタイプ。ただ各夢魔ごとに戦闘グラが「通常絵」「裸絵」「挿入絵」の3種用意されているためビジュアル的にもそこそこエロく、CVもいい仕事をしている。
BFの難易度は結構高めでやや紳士を選ぶかもしれない。難易度は3つ、ピクニック(イージー)、エキスパート(ノーマル)、ナイトメア(ハード)。この記事はエキスパートで遊んだ感想だ。
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス8)
▲導入部はテキストにて。コロニーでの生活に必要な物資をサルベージしなければならない
▲実体のないAI・リリスと出会う。彼女のナビとサポートを受け、夢魔が徘徊する施設内を探索をしていく
本作のメインはゲーム、エロ部分どちらもBF戦闘に尽きる。
▲主人公の攻撃はエナジードレイン(という設定も珍しい)。夢魔には物理攻撃が効かず、ある指輪を装備することで使えるエナジードレインでタッチ、夢魔の魔力を吸収することで対抗する
夢魔が仕掛けてくる性的攻撃で主人公のEP(画面下)が減少、EPゼロで射精してしまい左のVPゲージが大幅に減る。射精後は数ターン賢者タイムで何もできずその間のダメはVPに。数ターンするとEPが全回復してBFに復帰。VPゼロで敗北、敗北エロはなくGAMEOVERだ。行動「深呼吸」でEPを60%ほど回復できる。
そんなBFで最も大事なのは「ムード」の管理だ、ムードは画面左上のピンクと黄色のアイコンで示され、ピンク部分は「ラブ」、黄色部分は「パッション」を表す。主人公や夢魔の行動によりラブとパッションの割合が変化、ラブが優勢なほどお互いの与ダメ・被ダメが減少する。パッションが優勢になると逆、ダメが増大する。ラブ100の場合とパッション100の場合ではダメが3倍くらい変わる。
もうひとつ、敵のクリティカルゲージ(画面上部)も重要。敵が行動するごとにゲージが貯まり、MAXになると強力な攻撃をしてくる。ゲージが貯まったら「行動」→「身構える」などで被ダメを軽減したいところ。
基本的にはムードを「ラブ」方向にもっていきながら戦う。エナジードレインでは4か所に攻撃が可能で、そのうち「胸を揉む」はラブ上昇率が高くクリティカルゲージを大きく下げるためよく使うことになるかと。キスでもややラブ上昇、胸を揉むよりはダメが高め。尻を揉むはチェイン数を稼ぐ(チェインするほど与ダメ増)、おま〇こはパッション寄りになるが攻撃力が高い。
▲エナジードレイン時は画面右下の4つのアイコンで攻撃箇所を切り替え可。裸状態になると戦闘グラ変化
また、主人公、夢魔共に「服を脱ぐ」と防御力が紙になってダメが増大する。服は「行動」から任意脱ぐこともできるが、夢魔からの脱衣に抵抗(QTE)失敗すると脱がされる。夢魔に関しては「行動」から脱がすこともできるが勝手に脱ぐことも結構ある。
▲サキュバスからの脱衣に抵抗QTE。いや成功範囲狭すぎだろorz 本作のBFではQTE判定が頻繁にあり、難易度はムードや主人公のデバフなどで変化。ゲージ速さはオプションで加減できる
主人公が裸になると夢魔はフェラや手コキ、画面騎乗位などの拘束エロ攻撃(QTE)を仕掛けてくるようになり、失敗するとエロで大ダメージを受け且つエナジードレインがほぼできなくなる。行動「抜け出す」でQTEを成功させると抜け出せる。
つまり裸状態になるのはかなりヤバイ。なっちゃった場合は相手も脱がせて同じ土俵に引きずり込むのが吉だが、なぜか夢魔たちはこちらが裸になるとノリノリで裸になってくれることが多い。夢魔ゆえか。まぁこちらとしては本来裸になることなく安全に戦いたいところ。
お互い裸になると防御力無視での殴り合い、大ダメージの応酬となるわけだが、更に相手からのインサートQTEで抵抗失敗すると(主人公からも可)本番挿入状態に。挿入状態ではエナジードレインでおま〇こを選択するとピストン攻撃、大ダメージを与えるが、それは敵も然り。またピストンし合うということはムードもパッション寄りになっていくということ。
▲挿入状態でのピストン攻撃、ダメージ大。各敵ごとに、通常・裸状態・挿入状態の3種のグラが用意されている
このように裸状態でのダメージインフレ率は大きく、更に挿入状態、ムード「パッション」ともなるとすさまじいダメージになる。
▲体験版最後超強いボス、お互い裸でムードはパッション。フェラチオ拘束攻撃受け中(VPゲージ横のアイコンで状況を表示)。すさまじいダメージorz
この状態はピンチではあるがチャンスでもある。例えばHPが高いボス戦ではなるべく低リスクでちまちまHPを削り、裸にして一気に(こちらが耐えられる数ターンで)倒す、という運用もあり。
▲ちなみにこのボス、ちょいちょい食料を求めてきて、あげないと一気に不利になる。食べ物を持っておこう
ともかく本作のBFはムードと裸、拘束エロ攻撃・挿入状態などで状況は目まぐるしく変わり、都度ダメージ倍率も大きく変化するためまったく油断できない。特に裸に剝かれると格下ザコでも脅威になりえる。
▲装備画面。敵を倒すと「オーブ」をドロップすることがあり、装備すると能力値上昇、スペルを使えるようになったりする。スペル「フォル・ウェヌスタ」はエナジードレインの攻撃力を上げる。スペルはVPを消費
オーブを入手するとその敵と任意で再戦(=回想部屋)なためすべて集めたいところ。
▲夢魔はちょいちょい話しかけてきたり無駄な行動をしたりするヤツも多い。こちらから話しかけて「オーブちょうだい」などの交渉も可。メガ〇ンが如くMagやVPといった対価を求めてくるけども
以上が体験版本編の話。それとは別に「トライアルモード」がある。こちらはBFやシステムなどのチュートリアル的なモードなのだが、同時に本編の前日譚となっていて本編より先にプレイ推奨だ。
舞台は本編の800年以上前、主人公も別人で「夢魔の始まり」の短編ストーリー、1~2時間ほどのボリュームあり。このモードのラストを見てから本編に入るとじんわり来るものがある。
ストーリーもBFもいいデキゆえ、とりま体験版でトライアルモードから遊んでほしい作品。登場夢魔は全14体だそうだ。本編ではバイオが如く各地に点在するメモで情報を集め真相を暴ていくことになる。
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