みるきーうぇい 女主人公 ツクールMV製 バランス型
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム9 没入感8 エロス8)
彼女が奴隷になった理由-女盗賊シルフィと眠らない島- 体験版感想・レビュー
あるトラウマのせいで心と体調が優れない妹、その治療費を稼ぐべく盗賊稼業を営むシルフィが主人公。とある島国の王城地下に保管されている「深淵のオーブ」を盗み出すという大口の仕事を請け負い、なんとかオーブに辿り着いたものの「直前に受けた仕事」の影響でオーブは壊れ、封印されていた夜の精霊・ライラーを解放してしまう。結果この国には夜が訪れなくなり、その罪として首輪をつけられ「国家の奴隷」となる。
奴隷から解放されたくば、現在催されている「精霊祭」が終わるまでの5日間のうちに夜の精霊をオーブに再封印せよ、と。その手段として、精霊祭最終日に「精霊讃美歌」を大勢で歌い、誘われて出てきた夜の精霊と戦って弱ったところにオーブを投げつけ再封印!。要するに、NPCからの依頼をクリアして讃美歌を歌ってくれる協力者を50人集めよう、期限は5日間!というMV製RPGだ。
▲導入部だけでも結構なエロいめにあう主人公 しょっぱなエロが壁尻(挿入は未遂に終わる)。右のぶっかけは島についたばかりの港町にて。この後彼女は精液臭いまま城下町を探索することになる(NPCほぼ全員がクサイと言ってくる徹底ぶり!
導入だけで長くなってしまったが、本作は「直前に受けた仕事」をこなすところ(奴隷になる48時間前)から始まり、島に渡りオーブに辿り着くまでが導入部で1時間弱のプレイとなる。導入部といってもちゃんとプレイでき、「直前に受けた仕事」が奴隷になってしまう大きな原因、伏線になっておりよく練られてるなぁと。エロもいくつかあるし。
さて奴隷になってからの本編。エロRPGの奴隷というと意思とは関係なくエロされまくりなイメージ(実際エロは多いが)だが、国としても「夜を取り戻す」という重大ミッションを彼女に託しているわけで、国中に「なるべく協力すること」とのお達しもあって悲壮感漂うエロばかりな作品ではない。むしろプレイヤーの選択次第で女主人公をエロくしていくスタンダード系エロRPG、処女プレイも可能だ。
基本的には3つある街拠点で吹き出しが出ているNPCと話し、依頼を受けたりイベントをこなすことでお金やアイテムを得たり、街への貢献度があがったり、協力者を増やしていく。貢献度が高くなるほどに依頼が増える。
▲依頼を受けて協力者を増やそう。右がミニゲームおっぱいチャレンジ 通行人に見つかると一発アウト、目の前を通るときのみおっぱいを隠そう。どれだけ露出できたかをスコアで表示、スコアに準じてスキルポイントを得られる
依頼は本作の特徴の一つともいえるミニゲームだったり(昨年流行ったおっぱいチャレンジなど、本作にはそういったネタがゴマンと詰め込まれており気づけばニヤリとせざるを得ない)、戦闘ありだったり、もちろんエロいのもあったり。とにかくたくさんのNPCと触れ合うことになり、中には宿屋の女将さんのように「最初は超冷たい」が知り合うと「とてもいい人!」的なジ〇リキャラを彷彿とさせるNPC達にほっこりしたり、ミュール大橋を突貫で修繕している愛すべきバカ共などクスリとさせられるコメディがちりばめられてたり。悪意の塊のようなNPCばかりの女主人公モノとは違った味わいのある世界観が心地いい。
世界観といえばこの国では罪を犯した相手の奴隷になるという法規のため、主人公と同じく首輪を付けた奴隷境遇のキャラも結構いて、彼らが奴隷になった理由を聞けるのも面白いなぁと。罪人=牢屋行きな世界観とはちょっと違うのだ。
▲行き先は依頼を受けることで増えていく。右はミュール大橋を修繕中の作業者の慰労応援の依頼でのハプニング。コスチュームは結構数がありそうだ
エロに関しては、序盤は羞恥系エロがメイン、スキルを習得することでフェラ、パイズリ、本番とエロが解禁されていく設計だ。娼館で働くにも娼婦スキルが必要。どこまでのエロプレイをするかはスキル有無でコントロールするというのも面白いなぁと。ちなみにスキルはエロすることで得られるポイントを割り振って覚えるツリー形式、戦闘や能力値に関するスキルのほか、先に述べたようなエロスキルもこれで習得する。本作において娼館で働くことは、お金・スキルポイントを得られてかつ協力者も集めやすいというとても理にかなったお仕事だな。
5日間という縛りはあるものの、リアルタイム制ではなくイベントや特定行動で少し時間が進むだけで時間の流れはゆっくり、プレイヤーを焦らせるようなことはない。ただその中でめちゃめちゃ多いイベントのどれをこなしていくか、エロ含めどのスキルツリーに振っていくのかなど攻略の幅は広い。魔法は装備制、ザコ戦は体当たりでボス戦含むイベント戦は通常戦闘とテンポよく進められる。
個人的にはイベントのあるNPCとの会話がやや冗長かな、とも。キャラを印象付ける、コメディ要素を強めにしているからというのもあるが、セリフ回しが上手い作品は短くても面白く必要な情報も込められている。我輩もできてないけども(ブーメラン
蛇足として、メニューを開くと直前の行動やイベントについての主人公の反応モノローグが拝見できるのだが、これが恐ろしいほどに種類が多く、それ見たさに頻繁にメニューを確認してしまう。できれば移動画面のどこかにさらっと表示してくれるとありがたかったけども、本作を彩る要素としては十分機能している。このサークルさん、作品ごとに確実にレベルアップしてるなぁと強く感じた作品だな。
<追記>
Ver2.0となりエロイベントが10種ほど追加、新規コスチュームや新たなミニゲームも追加されたぞ。
詳細はサークルさんCi-en記事にてどうぞ。
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