エロRPG「蘇る退魔巫女(仮)」 うんこモリモリ丸

RPG

蘇る退魔巫女(仮) 体験版感想・レビュー

自称「千年の封印から蘇った伝説の退魔巫女」であるミコが主人公、「ますかき島」を舞台に突如姿を現した魔物を討伐していくVXAce製のRPGである。主人公は「ますかきの宿」を拠点とし島各地の魔物を退治に向かい、宿の娘である「ツグミ」が常にトランシーバーでナビやアドバイスをくれるサポート役となる。

地震で現れた洞穴で眠っていた主人公を見つけたのはツグミであり「ミコさんは魔物を退治するために復活したに違いない」と思っている。が、当の本人は当時の記憶や何があって眠りについていたのかの記憶がないうえに、退魔巫女としての力をほとんど失っている。しかもごはんがないと力が出ないハラペコ退魔巫女だ。

前作「退魔巫女遊戯」から実に5年以上の歳月をかけて完成に至った本作は、クソほど骨太の「オープンワールド(曰くオープンアイランド)」なエロRPGに仕上がっている。特に前作を踏襲しつつ新たな要素を加えたゲーム部分はかなり中毒性がある面白さ、体験版ではそれほどやれることは多くはなくクリアするだけなら2時間程度なのに、どんどん強くなれる戦闘が楽しくて7時間ほど遊んでしまった。ボス戦後のヒャッハータイムも健在、制限時間内でお宝取り放題はやっぱり楽しく、うんこもりもり丸さんならではのユニークさが光る。

エロに関しても過去作同様、戦闘エロと敗北エロのみと潔し。別にエロくないわけではなく、島民NPCたちは皆いい人、主人公に害をなすのは魔物、という作風である。戦闘エロは本作のウリにもある通り、コスチュームとエロ状態により(立ち絵)エロが「1710垓1837京1721兆4270億パターン」あるらしいw

【体験版評価】9.0/10点 (面白さ9.5 システム9 没入感9 エロス8.5)


▲ゲーム開始直後のオープニング。昔話風に語られるめでたしめでたしな「たいまみこ ものがたり」


▲ますかきの宿。ツグミが主人公のミコを見つけて宿に連れて来た翌日、かね


▲眠い眠い…という主人公に対し「じゃあ先に朝ご飯食べてるね」と告げるツグミ。それを聞いて飛び起きる主人公


▲自称


▲ギュルルル…と高速回転してからのこれ。高速回転→キュピーン!な演出は主人公のキメポーズ的な?


▲そして大盛りを要求する。こんな主人公である(ツグミは朝から大盛り?とかモノローグツッコミ役でもある)


▲朝ごはん後、外に出て。メニューはこんな感じ。セーブもここから可


▲「まっぷと強さ」から島全体マップと


▲エロステなどを確認できる


▲あいてむ→おぷしょん からはゲーム設定をいろいろ任意で変えることができる。特に「難易度」変更と「ごはんの食べる順番」変更はシーンにあわせて変更することになるかな

▲お父さんは魔物に怪我を負わされて入院中、魔物のせいで客もいない「ますかきの宿」


▲一人で寂しくないか?と問うと「今はミコさんもいてくれるし」と聞き、嬉しくなっちゃう主人公。記憶はないもののこういう端々で彼女のパーソナリティが垣間見える


▲町内での行動時はツグミが常についてくる。話しかけると手持ち食材でごはんを作ってくれる(後述)。そんでな、バケツは蹴ることができて海に落とすこともできる。だから何と言われても困る。ちなみに宿の1階では自動掃除ロボット(丸いやつ)が動いてたり。そう、演出がこまけーんだよ!細部にこそ神は宿る


▲町の東からいざ魔物が出現するダンジョンへ。主人公はとにかく「ごはん」が必要。1戦闘ごとに1個消費、ごはんには様々な種類があり効果も様々、ごはんなしで戦闘すると毎ターンの回復バフを得られないし獲得経験値も大幅に減少するなど、本作においてごはんは滅茶苦茶重要な要素だ


▲ダンジョンに向かうとLoadingタイムとなって、その間TIPSを拝見できる


▲ツグミからもらったおにぎりが自動装備されている。おにぎりの効果は↑のとおりで、ご飯の効果は大体毎ターンの体力(HP)・巫力(MP)の回復バフ、経験値バフ、特技や巫術を「思い出す(=閃く、と同意)」確率バフが付く


▲ダンジョン探索にはツグミはついてこないが、トランシーバーで探索中・戦闘中ともに常に細かいアドバイスをくれる。いわゆるヘルプやチュートリアルみたいなものだが、ほんとタイムリーに細かく短いアドバイスをくれるゆえ「覚えらんねー!」みたいなことは皆無。センスですぞこういうのは


▲最初のダンジョンは海辺から崖上の神社へと向かう。浅瀬では魚影が動いており接触すれば食材「さかな」をゲット。特定の場所ではミニゲーム「釣り」も可能で、エサが無くても釣れるがエサがあれば釣果が倍に。敵シンボルは基本的にこちらが近づくと追ってくるが、種類によって素早さは異なる。後方から接触すればバックアタック、逆も然り

戦闘システム ロマサガライク+独自要素で面白くてやめ時を失う

まず基本的な戦闘システムをざっくり説明しよう。主人公は毎ターン行動可能だが、敵はアイコンが付いてるやつだけが行動する仕様。付いてない奴はこのターン何もしてこない。獣の顔が付いてやつは「攻撃」してきて、ハートは「エロ攻撃」を仕掛けてくる。↑の場面でいえばアイコン付き2体のどちらかを攻撃して倒せば(大体先に攻撃できる)被害を減らせるワケだが、主人公の特技は「攻撃」「ハート」「何も付いてない」それぞれの敵に強いものがある。例えばデフォ特技「胴抜き」は「攻撃」状態の敵に有効、逆にそれ以外の敵には与ダメ減+命中率も落ちる。


▲胴抜き以外の技はロマサガ形式(特技や巫術を使うと確率で新たな技を「思い出す」、強い敵やごはん効果が高いほど確率があがる)で習得する


▲ロマサガの「閃き」が本作では「思い出す」

その他、例えば「ふるすいんぐ」は大型で素早くない敵に当てやすく威力が高いなど、敵の種類や状態によって特技や巫術を使い分けるのだ。巫術にしても回復や攻撃など様々、巫術を積極的に使うほど新たな巫術を思い出せるだろう(新たに思い出す、という表現はいささか変だけども)。特技はTP、巫術はMPを消費、TPは持ち越せず毎戦闘ごとに初期チャージ量が異なるが、敵シンボルにバックアタックを決めるとTPが倍+先制攻撃で1T目敵が無防備になる。積極的に狙っていこう。

逆に敵シンボルにバックをとられると敵に先制されるがまぁそれは滅多にない。それよりヤバイのは、敵シンボルに接触した際、主人公の上下左右1マスに他の敵シンボルがいた場合。その敵シンボルも巻き込んでの多勢に無勢な「囲まれた!!」戦闘になり敵が1T先制、しかも敵は全員必ず何らかの行動してくるし。

という感じで基本的な戦闘システムは前作を踏襲しているが、今作からの「ごはん装備でバフ効果」「技や巫術を思い出して習得」「敵を倒すほど入手アイテムランク上昇」といった新たに導入されたシステムによりハクスラ要素色濃くなった


▲町でツグミに話しかけると手持ちの食材で料理してくれる。ツグミの料理レベルが上がるほど料理の種類が増える。食材はダンジョン探索で入手したり、肥料をまいて畑を作り栽培したりなど


▲ますかきの宿の隣の畑。肥料を使えば畑になり、同じ野菜を3つ植えると栽培可能となる。またツグミのペット(?)のペルが定期的にガラクタ(お宝)を集めてきて、それをまとめてゲットできたりも(噛まれるけど)


▲マップ上のゴミ袋や段ボールが本作の宝箱。これらはダンジョンに入るたびにランダム配置。左上の入手ログに「らんくB」とある。ダンジョンで戦闘を一定数こなすごとに上昇(無印→C→B→A→S)していき、らんくに応じたアイテム(敵ドロップ品含め)を入手できる。先にマップ内の敵を全滅させてらんくをあげてからゴミ袋やダンボールを回収すると効率がいいかね。ダンジョンから出ると「らんく」はリセットされる。このシステムがハクスラに拍車をかけるのだよなぁ

更に、任意で難易度を変更すると敵の強さ(Lv)がガラリと変わり、レベリングがしやすいと共に特技や巫術を「思い出す」システムと相性がいい(敵が強い程思い出しやすい)。思い出す確率の高い「ごはん」を装備すれば更に+αの調節ができるのも◎。また本作は基本的にオープンワールドな仕様、難易度変更で強い敵と戦うことで主人公を鍛え、難易度を下げればどこからでも攻略できるようになっているのがおもしろい。体験版プレイ時間7時間に及ぶほどレベリングと特技・巫術を「思い出す」作業がめっちゃ楽しかったのだ。楽しい作業は作業に非ず。


▲ゲーム開始当初「甘辛(普通)」で始めた。本作は主人公が成長すれば敵のレベルも上がっていく仕様だが「ちょっと物足りないな」「もっとガンガン特技や巫術を習得したい」とおもったらメニュー→おぷしょん→難易度を弄ってみよう


▲敵のレベルが上がる(甘辛だと敵レベルは一桁台)、更にもう一段階上げる(大辛)と敵のレベルは20台後半とかに(ボスのレベルも上がるゆえ留意)


▲巫術はこんな感じ。最初は「生命の息吹」しか使えない。「龍震」は飛行してない敵全員に小ダメ、高確率で「転倒」状態にする便利な巫術だ。敵が多数で攻撃やハートが多く付いていたらこれが便利。これ連発で敵を倒すこともできる

巫力について。巫力は巫術を使う際に消費、または敵のエロ攻撃を受けると減っていく。巫力は特技含め与ダメに大きく影響しており、巫力が多い程与ダメがデカくなる仕様だ。つまり巫力を常に高く維持するほど安定した戦闘を行える。巫術を使う=与ダメを減らす行為にもなるゆえ、巫力回復アイテムはできるだけ温存しておきたいし、巫術の使いどころも考えた方がいいだろう。


▲ちなみに「ばっくすてっぽ」や「防御」は相手の攻撃を耐えるのに向いている。特にボスなどの回避が難しい大技を耐えるには「防御(被ダメ1/4)」が有効だったりする


▲武器と服は、町NPCの一郎・二郎に強化してもらえる(特定素材が必要)だけでなく、素材が揃っていれば新たな装備品を作ってもらえるぞ。チェーンソー(ゲーム内表記はちゃーんそー)なんかもな


▲こいつらな。ツグミもそうだが、町にいるNPCは物語を進める・能力を使わせるほどレベルが上がってそれぞれの能力が開花していく(ツグミなら料理、こいつらなら装備品強化や作成)


▲ほんで各NPCのレベルがどれくらいになっているかはこの画面で確認できる。ツグミ、一郎・二郎、犬のペルの他、道具屋のばーちゃんと村長(それぞれアイテムを売ってくれたり)


▲ちなみにチェーンソーでの攻撃はこのように多段攻撃でかなり強い


▲最初のダンジョンの海辺から崖上の神社へ、そこから地下ダンジョンへ


▲その最奥でボス登場


▲ボス・餓鬼大将


▲コイツは残HPで3段階変化、HPが減るほど攻撃力と攻撃頻度が上がる。本作では主人公同様、敵もTPを貯めて強力な攻撃をしてくるが、HP高いボスのTPには特に注意するべし。TPがMAXでの攻撃はかなりヤバく、防御なりなにかしら対策を講じる必要がある。ボス戦など強敵戦ではグレードの高いごはんを装備しよう(服もできるだけ直しておくべし)


▲ザコ戦でもそうだが、拘束系の攻撃を受けたら「抵抗」で解除しよう。エロを見たい場合は抵抗せず「様子を見る」で


▲TPがMAX100になると主人公の必殺技「桜花」が使用可能に。クソ強いし演出的にもカッコいいゆえ是非トドメに使いたい。これも前作同様の必殺技だな


▲ボスを倒すとそこら中にアイテムがバラまかれ


▲ヒャッハータイムに突入。制限時間(デフォで20秒)内にできるだけアイテムをゲットしろ!


▲ここでも「らんく」が影響するゆえ、できれば「らんくS」にしたうえでボス戦に挑みたいところ


▲物語が進むとちょっとしたイベントが起きたりする


▲レベルアップで入手できるSPは各種パッシブスキルに。バフ効果があるものや、移動時に〇マス先までジャンプ可!とかヒャッハータイムの時間延長など様々。これらは「本」を入手するごとに増えていき、探索で見つける他、おばーちゃんの道具屋でも買える


▲週刊まんが じゃんぷにSPを注ぎ込んでいくと1マスジャンプ、2マスジャンプと、飛び越えられるマス数が上がっていく。2マス飛べればここのお宝をゲットできる。こういうジャンプでゲット可能な箇所は結構多い

戦闘エロ・敗北エロ

前述のとおり本作のエロは戦闘エロと敗北エロオンリー。まず戦闘エロについて、エロ攻撃はすべてのザコ敵が行ってきて、割とソフトな立ち絵エロが多い。エロ攻撃を受けると巫力が減少、巫力がゼロになると主人公は一定時間(巫力がある程度回復するまで)行動不能となる。

また、ボスもそうだが、ザコの中の特定の敵はエロ攻撃に「拘束効果」がある奴がいる。最初のダンジョンだと「クラゲ」だな、その状態でエロ攻撃を受け続けると敵のエロ攻撃が「クリティカルH」に発展、巫力減少がさらにデカくなる。まぁその前に「抵抗」で拘束を解けば問題はない。


▲こんな感じで拘束され


▲H COMBOも上がっていき(もしかして拘束+転倒がトリガー?)


▲クリティカルHに発展


▲クリティカルHはでっかいCG(ズームやスクロールを多用)+そこそこ長めのテキストのエロシーン


▲巫力がゼロになると一定ターン行動不可、その間に体力までゼロになると完全敗北。好きなだけボコられエロられる姿を拝見でき、任意でギブアップするとそのエリアの入口に戻る(ザコ戦の場合)。画面左下の主人公の状態表示がなかなかエェ


▲敗北後ならではのクリティカルH的な演出


▲ボス・餓鬼大将戦でのクリティカルH


▲ボス戦でのクリティカルHは数段階あり


▲敗北後はやはり任意で一方的受けを拝見でき


▲ボス敗北エロは長めのCG+テキストエロシーンあり、終了後はボス直前のセーブクリスタルに戻る

ぶっちゃけ体験版で遊べる要素は限定されており、畑どころか食品工場みたいなのも作れるようであるし、かっこ悪い退魔士なんてキャラもいるようだし、シリーズ恒例のあの変態も出てきてないしで、製品版ではまだまだ遊べる要素は多そうだ。

ゲーム性に関しては前作から更に進化してエロ同人ゲーの中でも屈指のレベル。エロに関しては、前作に比べて若干直接的な描写が抑え気味…?(体験版範囲で挿入描写などのダイレクトエロス度は控えめ)見せ方はエロいんだけども、この辺は紳士によるかな。なんにせよ名作なのは間違いなく、ほんとにこれがサークルさんの最後のRPGになってしまうの…か?

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蘇る退魔巫女(仮)

前作「退魔巫女遊戯」

退魔巫女遊戯 体験版感想・レビュー
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