エロRPG「MECHANICA――うさぎと水星のバラッド――」 Loser/s

戦闘なし

MECHANICA――うさぎと水星のバラッド―― 体験版感想・レビュー

西暦5029年、水星にある日本領・ギロチンシティを舞台として、男主人公(名前任意)とうさみみメイドロボット・メカニカが、乳繰り合いながら様々な人物と出会い謎を解き明かしていくMV製のADV風サイドビュー非戦闘RPG。主人公は魔法の力を帯びた音楽を奏でることで食いつないでいる、この時代としては希少な魔法使いだ。ある日道端の売り子からビールを買ったついでのクジ引きで大当たり、高性能AIメイドロボ・メカニカを手に入れ、以降メイドとして連れ歩くことになる。メイドロボという割には少々自己主張が強く、夢見がちな人間臭さをもつヒロイン。

ゲームとしてはコンパクトなギロチンシティ内を探索、NPCに魔法演奏したり持っている情報やアイテムを与えたりすることでストーリーを進めていく。その過程でメカニカの「メイド力」や「知識」、主人公に対する「好感度」が上昇していき、メカニカにお願いできる「エッチ」や「セクハラ」が増えていく。主人公の行使する魔法はエッチやセクハラで得られる「Power」を消費するため、エロは単なるご褒美ではなく攻略に組み込まれている。

相当な未来の時代設定にもかかわらず20世紀末の繁華街のようなネオンがギラつくギロチンシティ、その住人達もほとんどが「アバター」と呼ばれる姿で偽装し本来の姿がわからない、なんとも怪しげなサイバーパンク感がいいテイスト。

それでも舞台は地球から遠く離れた「水星」、太陽に最も近い惑星なのに人類が居住しているということはやはり途方もない未来の物語なんだな、と思いつつもこの世界観は居心地がいい。それでいてメカニカとのコミュニケーションやエロに傾倒してしまう真っ当なエロゲーでもある。

また本作はMV製を感じさせないマップやキャラグラ、UIはもとより、特に主人公が扱う魔法「音楽」に注力されている。詳しいことは後述するが、主人公の魔法を通じ、メカニカが奏でる「音楽」が本作のコンセプトのひとつかと。
【体験版評価】8.8/10点 (面白さ9 システム8 没入感10 エロス8)


▲タイトル画面では主題歌が流れ雰囲気バツグン

メカニカとの出会い


▲水星の日本領・ギロチンシティ。太陽との距離が近く人類が生存できる気温確保のため「天蓋」で覆われている


▲売り子のパワートークにチョロく誘導されビールを購入する主人公(そういう主人公だぞ


▲おまけのくじ引きで大当たり(カラン カラ~ン


▲主人公をご主人様として認証、初起動準備中のメカニカ(ヒロインはくじ引きの景品


▲「きっと立派な紳士にお仕えするメイドとなるのだわ!」と妄想・期待していたメカニカが最初に目にした光景がコレ


▲そして主人から最初に発せられたセリフがコレ


▲夢見ていたシチュエーションとは全く違う主人と環境にご立腹なメカニカ(涙目かわいい


▲AIロボのことなど何もしらなかった主人公は彼女の話を聞いて「あ、思ってたのと違う。しくじった」と彼女に謝る。確かにメイドロボというには主張や期待が強くこれではまるで人間そのもの… 起動準備中に妄想するメイドロボとか今までいた?


▲一人身で細々と生きてきた主人公なのだ

二人は当初価値観が違い過ぎてことあるごとにメカニカは激オコ。が、メカニカなりに「主人に忠義を果たす」ことが優先事項であり、一緒に過ごし主人公をよく観察していくうちに彼の人となりに触れ、少しずつ理解していく。

とはいえ「私が教え込んで理想の主人に仕立て上げればいいのだわ!」とも思っており、主人公に対し上から目線で説教したり、二人は主従でありつつもパートナーのような関係。主人公は人づきあいが苦手で弱気な陰キャだが機微に敏感で優しく、何より困っている人を魔法でサポートしていく姿にメカニカは好感を抱く。


▲メカニカのメイド能力であっという間にキレイなワンルームに。以降この部屋が拠点、エッチもここで行える

魔法の音楽を奏で困っているNPCを助けよう


▲自宅から出るとこんなマップ。「死にうさ」に話しかけると基本の操作を聞ける
Cキー…メニュー Shift…バックログ Ctrl…メッセスキップ 右クリック…メッセウィンドウ消去


▲メニュー画面。前作同様セクハラは(内容によるが)いつでもできるぞ!


▲画面奥に見えるアンテナのような建造物は水星の環境を変化させ人が住める環境した「テラフォーミング」装置らしい。今は使い物にならない入館料100yENの歴史的建造物

この後メカニカに街を案内、行きつけのBarに向かう。そこには主人公の「依頼人」がいる。


▲Bar手前の「因果計」


▲因果計の数字は常に変化している。世界の「未来の可能性」の数を示す数字。主人公が言う「神様が居た頃は~」の話については体験版でじっくりどうぞ。ざっくりいうと、現在の世界は人類が『神と観測した存在』を特殊な兵器で壊した結果の世界。未来が決定されていない自由な世界、ということらしい


▲Barに入るやいなや、下ネタ連発で二人を迎えるマスター。メカニカは「もーーっ!もーーーっ!!」とプンスカ。彼は主人公を「相棒」と呼び、主人公は主にここのステージで仕事をしている


▲カウンターに佇む少女が依頼人


▲彼女は「スズキ」、「人類種の保存を目的として遺伝子操作された人種、通称サキュバス」。日々の売春でしんどい思いをしており「魔法の音楽を聞くと気分が楽になる」と聞きやってきたと

さて、ここからが本作のキモとなる「カーテンアップ」モードだ。主人公が魔法を使いメカニカを通じて曲を奏でる。NPCの要望に沿った曲を選ぶのが大事だ。

主人公たちが奏でることが可能な曲はXキーで「楽譜」を拝見することで確認できる。


▲消費コストは曲ごとにすべて異なる

楽譜をみると様々な曲があるが例えばこの「-フニャーヤ-」。「思い出」は曲の属性を示しており、「4」という数字はこの曲で消費する「POWER コスト」を示している。右のテキストはサークルさんお得意のポエム。曲の感じをなんとなく把握できるがあまり参考にはならないw

それぞれのアイコンは「方向キー」に対応している。例えば↑キーを押すと紫アイコン(消費コスト3)が演奏される。このモードでは「4回」キーを押して音を奏でると「消費したコストに応じた曲」が演奏される

スズキは「キレイな冬の曲」をご所望、楽譜の「冬の日」を演奏すれば満足してくれるだろう。「冬の日」のコストは「5」、つまり4回キーを押してコスト「5」を消費すればいい。↓3回、←1回でおけ。

うむ、テキストと静止画では伝わりくいな。当編集部初の動画を用いて紹介してみよう(音が出ちゃうぞ)。

各キーを押すごとに音が鳴り、消費コストに応じた曲「冬の日」が演奏された。エモい、エモいなぁぁ!

曲ごとに異なるBGMが演奏され、その後もBGMが継続する。特に歌アリの曲が流れると世界やNPCのエモみが一気にぶわぁぁっと増すのだよなぁ。この魔法の音楽の力でNPCを助け、関わり、謎を解明していくのだ。

コストはすべての曲で異なる、例えば「-フニャーヤ-」はコスト4、「Wherever」は6、「LAZZULI LUVS」は7、という感じ。また当然だが曲ごとに「属性」も異なるため、NPCの要望に応える属性の曲を選ぶことが大事だ。

ただNPCによっては抽象的でよくわからない要望だったりすることもあり、そういう時は複数の属性をもつ曲(楽譜の下の方にある曲)を演奏してみるのもいいだろう。複数属性の曲はコストも高いゆえ「POWER」を貯めることも大事だな。POWERはどうやって貯めるのか、エロだ。


▲魔法の行使には「POWER」を消費、これまで主人公は風俗に通い(マスターは風俗仲間)POWERを得ていたが、それを知ったメカニカは↑のような理由で徐々にエロさせてくれるようになる。主人公への好感度次第でよりエロいことができるぞ


▲好感度をゴリゴリ上げよ


▲依頼を終えおうちに帰ろうと因果計の前を通ると…因果計の数字が「2」になっている?

ちなみにここまでがプロローグ(適宜チュートリアルもある)で、すげぇ高クオリティなアニメ付き主題歌が挿入される。


▲すげぇのである。なんなくエロゲ時代のタイプ〇ーンを彷彿とさせた


▲オープニング主題歌の一幕、おや…?


▲ここまで「音楽」に拘ったエロ同人ゲームは我輩の記憶にないな

1日は5タイム 結構あっという間な1日

ここからが本編だ。この時点では特に主人公に目的はなく、とりあえず街を探索していろんなNPCと話し、演奏したりイベントを見たりしていく。演奏も含め、イベントを見るには「タイム」を消費する。1日5タイム制、すべて消費するとその日の探索は終了し強制的におうちに戻る。


▲メニュー→アイテムで任意で着せ替えできる。↑は昨日マスターにもらったクラシカルメイド服


▲画面右上に「メイド力向上」とある。つまりこのイベントを消化するとメカニカのメイド力が向上

外の「死にうさ」に話しかけると早速「演奏イベント」がある。ほとんどのイベントがタイム2また3消費するため、2つほどイベントを消化すると1日終了、という感じで1日は結構あっさり終わる。移動はタイムを消費しないため、まずはどのNPCにどんなイベントがあるのか歩き回って調べてみることをおすすめする。とりあえず「好感度上昇」イベントばかりを狙うのもいいだろう。


▲死にうさは「この空みたいに綺麗な曲」を所望してくる。DJ主人公の選曲は…


▲成功するとメイド力向上、と共に


▲エッチシーンも入手。「Unknown」はエッチシーンだったのか。ただ前提として「一定の好感度」も必要だぞ


▲早速おうちに戻り手コキなう!POWER20ゲット!タイム2消費


▲あっという間に残りタイム1

今更だが、画面左上の「LOVE」が好感度、「LOYAL」は忠誠心だ。忠誠心はエロやセクハラを行うと減少、エロを行うには好感度だけでなく忠誠心も必要なのだ。ただ好感度と違って忠誠心は比較的上げやすい。梅干しなど彼女の好物を買って与える、おうちで「家事を手伝う(タイム消費)」など。また忠誠心の最大値=好感度となっており、好感度より上の数値を貯めこむことはできない。という感じでエロにしろセクハラにしろ、序盤は結構ハードルが高い。


▲セクハラはどこでもできるメリットもあるが序盤はやはり忠誠心がネック。好感度が高くなればそれだけセクハラもたくさんできると


▲セクハラ「早口言葉(セクハラ?)」は忠誠心が減らず何度もでも可。POWER回復値もわずか1だけど


▲イベントを進めるのに情報やアイテムが必要なこともある


▲主人公の幼馴染・ケルフィ。ここではアイテムを購入できるぞ。彼女との軽いエロシーンもあった


▲「豆腐子さん」、POWERを掛け金として彼女と勝負、勝てばお金をもらえるぞ


▲「ポータル」からは全く別の場所へ行ける(会話イベント)。他のイベントと同じくメイド力や好感度が上がったり、新たなセクハラをおぼえたりできる。メカニカの「メイド力」「知識」が高くなるほど様々な場所に行けるようになる

こうして「Day3」まで消化すると


▲夜、メカニカとのエッチイベント(ストーリー上発生する)


▲ピロートークまであり、わりといい感じになったのだが…

風雲急を告げる物語

体験版範囲とはいえ全部書いてしまうのも無粋、スクショで表現してみた(ラクしたかっただけともいう)。まぁ十分ネタバレしてるけどorz

いやぁ、前作に比べると相当コストかかってるなぁ、主題歌なんかもそうだが「音楽」への拘り、MV製を微塵も感じさせないキャラグラにUI、めっさクオリティ高い。それだけに没入感も非常に高く、世界観の作りこみっていうのはこういうことなんだなぁと。自分たちが表現したいことを実現するために惜しみなくコストをかけることで、2Dでありながらここまで表現できるんだな…感服。我輩がプレイしてきたエロ同人ゲームの中でも「世界の表現」という意味では随一ではなかろうか。エモく楽しい演奏システムもそうであるし、前作から更に磨きがかかっているであろうシナリオもそう。「水星に街が降ってくる」というクダリはゾクゾクしたし「何その表現ヤベェ」と。キャラ同士の掛け合いもいちいちユニークでほんと秀逸な世界、是非どっぷり浸かってみてほしい。

最後に、これ気に入ってます。ロードしてのゲーム再開時。

この一言がグッとくる。

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水星について知りたいかね?見ておくと本作を+αで楽しめるかも。

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うさみみボウケンタン 体験版感想・レビュー
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