■INDEX
カードダンジョンを踏破するローグライクRPG 絶妙な運&攻略バランス
入った者が帰ってこない妖しの森。いつしかその森は「神隠しの森」と呼ばれるようになった。その噂を聞いた風来の剣客・アカネは相棒のツクモと共に彼の地を訪れる。妖怪の仕業であるなら倒さねば。彼女は妖怪バスター故。
全編テキストウィンドウありで進むADVRPG。神隠しの森をひたすら奥へ奥へと潜って行き、敗北でベースキャンプに戻されるというシステムはシレンなどのローグライク。雰囲気もBGMも和風でやっぱりシレンとかアスカを彷彿とさせるが、ダンジョンは1フロアが6枚のカードで表現されており、その点でローグライクRPGよりもサックリ進められる。バトルはターン制のコマンドバトルだ。ゲーム設計上、運の要素が常に絡みプレイヤーを悩ませるが、それが楽しい要素でもあったり。一般的なRPGの様に主人公の全ステータスが数値化されておらず、アナログ感もほんのり漂う。
エロに関しては…D-Gateさんといえば老舗丸呑み専科サークルさんであり、本作でもそれが如何なく発揮されている。なんせ「丸呑み」というジャンルが確立する前からいろんな版権娘さん達を丸吞ませていたサークルさんだ。ぶっちゃけ丸呑み嗜好のエロ以外はない。だが丸呑みをナメルなよ!?というエロス。
「CardQuest2 妖怪バスター・アカネ」体験版では
最初のダンジョンの5Fでふたくち女、次のダンジョン10Fでジライヤを撃破するところまで。ルールを把握する時間も含めればプレイ時間にして1時間位か?エロはボス敗北2シーン。
ツクモがいるベースキャンプを基点に行って来い!なダンジョン
神隠しの森は相当深い森。アカネは身一つでこの森の奥へと潜る。HPがゼロになったらベースキャンプに戻されるが、特にペナルティは無い故、都度限界まで潜る。そうこうしている内にレベルがあがって難易度がさがり勝てなかったボスに勝てるという、根気さえあればどんなプレイの仕方でもクリアは可能なゲームだ。勿論工夫次第で効率よく進めることもできる。その「工夫」の部分に運が絡んでくるのがもどかしくも面白いのである。
探索中は生気を1消費していつでもHPとSPを全回復可。ただし生気がゼロになると敵の攻撃を一切回避できなくなる。回避重視の本作では致命的。生気を回復するアイテムはおにぎりや丸薬などいくつかある。
ベースキャンプで霊力(お金)を使い各種ステアップ、アイテム購入
ツクモのいるベースキャンプでは刀・HP・SP・生気・ACの能力値成長、各種消耗品を購入できる。装備品の類はなし。回避重視バトルの本作で回避率をよりあげるなら「AC」を伸ばそう。Wiz世代なら懐かしいAC値が低いほど被弾しにくくなる仕様で、探索中の罠や敵の攻撃により上がってしまうことが多く、一度成長させれば安泰な数値でないのだ。AC成長のお金も高い。故にここぞ!というタイミングで強化すべき数値なのかも。シレンでも虎の子の武器やアイテムを持ち出し「今回はイクぜ!」って場面、あっただろう?
カード選択のダンジョン移動は運が絡む どこで透視するかが攻略の鍵
ダンジョンに入ると画面上に伏せられた6枚のカードが表示され1枚ずつ選ぶ。この内1枚が「モンスター」、引いてしまうと雑魚妖怪とのバトルになり、バトル後は次のフロアに強制的に進む。「モンスター」が次のフロアへの階段だ。モンスター以外のカードは、何もない場所、罠、アイテム、イベント。それなら早くモンスター引いて先に進むのが最善手に思えるが、以下のルール・ボーナスがあるのだ。
・1フロアで4枚めくる…経験値と霊力(お金)に小ボーナス SP+1
・5枚めくる…更に経験値と霊力ボーナス SP+2
・6枚めくる(パーフェクト)…更に経験値と霊力ボーナス SP+2に加え消費アイテム1つゲット
・1枚目でモンスターをひくと不意打ち
・1枚目で罠を引くと回避率ダウン 4枚目以降に引くと回避率アップ
つまり1フロアで沢山カードをめくるほど経験値とお金を得られる。何度もベースキャンプに戻って敵と戦うよりも常に6枚めくりを目指す方が効率がいい。カードめくりは完全に運だが、任意でカードを1枚透視できる「透視の石」がミソ。最大9個所持できる故、探索には9個持っていこう。透視1枚目が運よくモンスターだったら他5枚は安牌、6枚めくり達成だ!ただストーリーが進んでボスまでの道のりが5F、10F、15Fと深くなってくると9個ではとても足りない。出現する敵は階層が深くなるほど強くなる故、ボス撃破が目的なら深い階層まで石を温存し、強敵相手にカードボーナスでSP準備万端にして戦うのも一つの手だな。
アナログ感強めのバトルだがある程度確信をもって行動できるバランス
アカネのHPはデフォで3、被弾すると1減る。アカネは回避率が高く基本は被弾しないように戦う。バトルコマンドには回避率が上がるものと下がるものがあり。相手にもよるのだろうが、「攻撃」を選択しても高確率で回避してくれる。キモとなるのが回避率が落ちる「集中」。アカネはSPを1消費して必中攻撃「真空斬」を繰り出せるが、1ターン「集中」することで次のターンでより強力な「一閃」を放てる。HPの多いボス戦では一閃をあてるのがマストだ。集中時敵がどんな行動をとるか、例えば敵も貯める系の行動をとってくれれば御の字だが、そうでないなら被弾率は高い。更にボスであれば丸呑み攻撃被弾リスクも上昇。逆に敵が大技に向けての「貯め」をしてきたら、こちらは「心願の札」を選択し次ターンの回避率を上げ高確率で回避可能。回避成功でSP1回復する故反撃のチャンス。
ボス戦で丸呑み攻撃に被弾してしまうと敵に捕まってCGありの「脱出モード」になる。「暴れる」などのコマンドで脱出が成功しない限り生気-1、生気がゼロになると完全捕食で丸呑みエロシーンに突入。脱出確率は残りHPや選択コマンドによる。HPゼロか生気ゼロで丸呑み紳士垂涎の肉壁迫る丸呑み捕食シーンへ。グロくはないぞ。丸呑み属性がなくてもエロイと感じる画力は流石。開け新しい門!
体験版総合的に
ダンジョンでの運要素と透視アイテムのバランス、バトルでの回避率を軸にした駆け引きありのアナログ感あるバトルが面白い一品だ。ダンジョンでもバトルでも運が絡み「絶対」はない。しかし運要素以外を塗りつぶすことで確率をあげることができて楽しい攻略バランスは素晴らしくADVRPGのひとつの完成系。和風な雰囲気も落ち着きがあってグッド!ただしエロは丸呑みオンリーと因果な作品だ。丸呑みスキーなら垂涎、遊ばない手はない。ちなみ本作の前身にあたる「Card Quest」はFF4のリディアが主人公の丸呑みRPG。
コメント