エロRPG「ASYLUM / アサイラム」 リーフジオメトリ

RPG

ASYLUM / アサイラム 体験版感想・レビュー

マリス・プランダー。そう呼ばれていたことだけは覚えているものの過去の記憶が一切ない、ほんでここどこよ?という女主人公を操作して「アサイラム」の世界を冒険するVXAce製RPGである。マリスは記憶を取り戻し元の世界に帰りたい、しかしこの世界から出るには各地に存在する「アサイラムの歪」を倒さなければならない。
【体験版評価】8.5/10点 (面白さ9 システム8 没入感9 エロス8)

この世界では「物理的な死」は存在しない、何度でもよみがえる。しかし心が折れた者は死を迎える。マリスと同じようにこの世界に招かれた者は多数おり、ある者はアサイラムの歪を倒すべく冒険しているし、その勇気が無い者や諸所の理由で冒険できない者は集落「宵の聖域」を形成し住みついている。前述の通り主人公は前者、宵の聖域を拠点とし使い魔を使役しつつアサイラムを探索、すべての「歪」を倒そう。

リーフジオメトリさんの過去作シリーズ「SEQUEL~」シリーズと異なる点を先に述べておく。過去シリーズは男主人公Mシチュハーレムだったが、今作はマリスという女主人公、宵の聖域などで特定アイテムを使ってのNPCとのエロや使い魔ニー(使い魔オナニー)がメイン、やはり男性受けシチュは多い。ただ主人公・マリスはエロにノリノリ(当初は無知なもののすぐ快楽の虜になっていく、割とビッチ)であるため、エロテイストがちょいと異なるかな。敗北エロがないのは過去作同様。

システム的なことをいうと640*480の解像度はこのご時世さすがに小さいか、とは思ったものの、ゲームに集中すると特に気にならない。まぁデカい(フルスクリーンは嫌いだが)に越したことはないけども、逆にいえばPCスペック云々でプレイできないことはかなり少ないかと。

あとはダンジョンマップが過去シリーズよりやや複雑になり、全部倒す必要はない中ボス的な強敵の数が増えているかなぁと。RPGとしてのやりごたえが増していると感じた(あくまで序盤の感想だが)。


▲名前は何となく思い出せたがその他のことは全く思い出せない主人公。そのことに対してのセリフ。主人公の性格が割とわかるんじゃなかろうか


▲オープニング直後のメニュー画面


▲デフォではスキルなし。このスキルツリーでスキルやパッシブを習得していく。LPはレベルアップで取得


▲ステータス画面。画面左下の淫乱度はエロフラグとなるが、罪咎についてはよくわからなかった。エロステは別途用意されている


▲先人だったであろう遺骨からいろいろ拝借。マナの水瓶は回数制限はあるがPT全員を50%回復、かつ「星の灯(FFのクリスタル的な)を利用したり寝ると使用回数が回復する優れモノ


▲初戦闘


▲本作のスキルは前述のスキルツリーでの習得の他、武器にも付いている。「強打」は先ほど入手した棒切れに付いているスキル


▲まぁ楽勝っすな。過去作同様Z押しっぱで超高速戦闘、非常にテンポよく進められるため戦闘が全く苦にならないし楽しい。そうそう、ゲーム開始時に難易度「シナリオ(超簡単)」「ノーマル(ゲームとしてやり応えあり)」の二つから選択できる。この記事ではノーマルでのプレイ


▲レベルが上がりLPが増えたため早速「キュア(回復魔法)」を習得


▲強そうなのがいるがまぁ勝てるでしょ、と挑むと


▲フルボッコにされる(強制敗北)


▲目覚めるとヴェルサと名乗る少女に介抱されていた


▲そういう世界らしい。心が折れれば死ぬ。今後は宵の聖域を拠点としてアサイラムの世界を探索、歪を倒したら彼女に報告することでメインストーリーが進む


▲この光っている樹が「星の灯」。各所にかなりの数が点在しており、触れれば全回復。「星の灯」間はファストトラベル可能、見つけたら即触れておこう。マナの水瓶の使用回数が回復するのも大きい


▲ほとんどのオブジェクトにこのような一言セリフが仕込んであるのが特徴のサークルさんでもある。個人的にはこういう仕込みは大好きである


▲宵の聖域でハート吹き出しが出ているところがエロイベント発生場所。条件を満たせば拝見できる


▲エロフラグの「イベント『〇〇』を達成する」に関してはNPCと話してイベント発生、メニュー→イベントで確認できる。達成したイベントは青表示になるぞ


▲宵の聖域の自室からいける回想部屋でもエロ解放条件を確認できる。こちらの方が全体を網羅してるため頻繁に確認することになるかと

使い魔をつくろう!一緒に戦ってくれるPTメンバー

本作のPTメンバーは「使い魔」を作ることで増えていく。「小さな抜け殻」というアイテムを入手すれば自室で作成可能だ。オープニング死体漁りで一つ入手しているゆえ、ヴェルサのチュートリアル通りに作って見るべし。


▲使い魔は3タイプ、アタッカー、タンク、回復役兼補助タイプ。主人公はスキルツリーの習得の仕方次第でどれにでもなれるし強いが、PTメンバーは多いにこしたことはない

我輩はとりまタンクを作ったが、序盤のタンク役の防御は装備的に主人公と大差ないしなんなら主人公の方が防御が高い瞬間もあった。「挑発」で被ダメを集めやすく回復が容易というメリットは少なからずあるものの、最初に作る使い魔のオススメはアタッカーか補助役かな。主人公は序盤オールラウンダーでアタッカーを仲間にすれば火力で押せるし、補助役はデフォスキルが「仲間一人をほぼ全回復しつつ自身も300回復」という序盤限定でえげつない性能だった。

仲間のタイプは後からでも自室でノーリスクで任意変更可能、強化レベル(使い魔は「罪の石」というアイテムを入手して使用すると強くなっていく)も持越しのため、「使えねぇな」と思ったらタイプを変更すればいいだけだ。また強敵と相対する場合、例えば全員アタッカーにする、などの利用価値もある。


▲使い魔の名前を決めてあげよう。「ランダム」を押すたびに名前が変化する。ちなみに使い魔のビジュアルは1体目、2体目、3体目で固定。1体目は必ずこのビジュアルになる。タイプで変化はしない


▲自室でいつでも使い魔のタイプや名前を変更できる。「小さな抜け殻」を入手したら新たな使い魔を作り「罪の石」を入手したら強化するべし。体験版でも2体目まで作成できたゆえ、割と序盤から4人PT揃うんじゃないかと。ちなみに隣のキラキラからはへルプや回想を拝見できる


▲ダンジョン含めキラキラポイント多数

本作では戦闘で経験値を得てレベルアップするのは主人公のみ、それもHPとSP上限が増えるのみだ。使い魔は「罪の石」で強化することで新たなスキルを習得。能力値に関しては主人公・使い魔共に装備品の影響が大きく、特に「刻印」という装備品は複数セット可能で任意の能力値を補完できる。


▲「刻印」合成には「〇〇の欠片」という素材が必要。欠片は敵のドロップ品で、敵種類によってドロップは異なる。攻撃の刻印を作るなら「攻撃の欠片」をドロップする敵を狩るべし

RPGとしての率直な感想 ハラハラする展開がいい

本作は全体マップ的なフィールドマップが存在せずダンジョンから複数のダンジョンへとつながっているタイプだ。この点では過去シリーズと同じなんだが、過去シリーズより一つのダンジョンが広いうえに繋がっているダンジョンが多く、「ああ、ここ探索済みだな」と思っても「あえぇ!?こんなとこもあったの?」となることが多かった(ヘタクソ


▲星の灯を探す感覚で探索を進めるといい。かなり頻繁にあるため回復にはあまり困らなかった


▲こういうお馴染みのシーンがかなり多い。じゃあ裏側へまわろうか、と進んでいくと全然違うマップに出たりw


▲超高速戦闘のおかげでサックサク進める


▲探索中の冒険者もいる。一緒に行かないか、と誘うも「君みたいな大胆な服装の女性は苦手」と断られてしまう(こいつ童貞だな


▲イベントをこなしていくことで


▲イベントが更新されていくぞ

いわゆるダンジョンでの分岐点、↑と↓にルートがあって、↑に行くと新たなダンジョンに繋がってそう、↓に行くとまた分岐してる、片方に進むと更に分岐!?とか。ゆえに一度訪れた場所でも何度か行ってきっちり探索する必要があるなぁと。迷いやすいともいえ、いつの間にか超強敵ばかりのダンジョンやん!というシーンも何度もあった。そういう敵からは命からがら逃げつつ、しかしこまめに配置されている「星の灯」のおかげで回復できたり、宵の聖域に戻れたり。


▲適当にダンジョンを駆け抜けて出た「白い街(ダンジョン)」


▲つぅよいわー!無理ぃー!

オープンワールドとまではいかないまでも、それに近いリスキーな場面に出くわす機会が多くも、救済(星の灯もそうだが、アイテムを使えば拠点に戻れる)も多く、ハラハラしならがら未踏の地を探索する感覚が面白い。

更にだ、過去作シリーズ同様に各地にはその時点で戦うとまぁ勝てないであろう強敵(オープニングで主人公をフルボッコにしたような)も配置されており、これがまたかなり多く配置されている。とりまセーブして挑んでみるもののアボーン、そんなことを何回も繰り返し。過去作より確実に難易度(ノーマルでな)は上がっていると思うものの、RPGとしては非常に面白くなっているなぁと。まぁこの辺はエロゲということもあり賛否あるかしれんが。


▲最初に倒せたのはコイツだった。毒を使うため毒無効装備があればもっと楽に戦えたかもしれんがゴリ押しでもいけたな


▲序盤で主人公をフルボッコにした奴。2人PTでも敵わなかったが3人PTになり再度挑む!こういう強敵がそこかしこに配置されている

強敵の近くには必ず星の灯があり、ファストトラベルの際にまだ倒せていない強敵がいる場合、「ここの強敵まだ倒せてねえですよ!」とアイコンで教えてくれる。


▲王冠付きの行き先はまだ「強敵」を倒せていない

ゆえに強敵を討ち漏らすこともないのだ。強敵を倒すと「強者の欠片」を得られる。このアイテムは「刻印」という装備品を拠点で合成るのに必要。

刻印は前述の通り能力値を上昇させる装備品、下級と上級の2種あって、上級は「強者の欠片」が必要なのだ。ゆえに強敵シンボル撃破は少なからず必須となっている。下級の合成ならザコを狩りまくるだけでも合成可能。ただ敵ごとにドロップする素材「攻撃の欠片」「防御の欠片」など異なるため、上げたい能力値の素材を狙って集める必要がある。

レベリングすれば強くなれるのではなく、ザコを選んでドロップ品合成で強くなる、且つ「強敵」撃破で上級の刻印合成で更に強くなれる。武器・防具大事、これらも主に宝箱や強敵からのドロップで得られるぞ。

拠点店売りのラインナップに関しては各所で得られる「古びた硬貨」を寄付することで増えていくようだ。


▲アサイラムの歪の1体「恭謙なるアーミル」

エロは夜魔の体液を入手して拠点で桃色の香炉を入手、自室で使うべし

当初は「夜魔の体液」というアイテムを入手することで拠点で「桃色の香炉」というアイテムを作る。序盤のエロフラグはこの「桃色の香炉」が必須で、これを入手して自室で使うことでオナニーや使い魔ニーで淫乱度が上がっていく。主人公は記憶がないためエロに関しての記憶も失っているが、経験するとノリノリのビッチになって自分から求めていくような感じになる。


▲オナニー


▲使い魔ニー(使い魔とエッチ)


▲主人公以外のエロもあるぞ

さばさばしたキャラなのにエロに関してはまるでサキュバス様な感覚でギャップが大変エロいな。主人公以外のサブヒロインエロもあり。敗北エロや戦闘エロはない。

単純なプレイ時間で30時間の長編大作だ。

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