QRoss ACTRPG 1,500円(税抜)
【基本情報】♀主人公 ツクールVXAce製 バランス型 難易度:やややり応え
【体験版評価】7.3/10点 (面白さ7 システム7 没入感8 エロス7)
【ゲーム情報】A…攻撃 X…メニュー D…バックステップ Shiftダッシュ
メッセスキップあり セーブはいつでも 立ち絵エロ:なし エロステ:なし
マウスでも操作可 UI独創性:普通 バトル独創性:普通
■INDEX
広大なダンジョン 現在位置がわからない緊張感を味わえ!
父が王国騎士団長を務め、自身も第一騎士団隊長を務めるスフィールが主人公。ある日カフェでスイーツ中、ならず者達が隠居した英雄を暗殺する計画について話しているのを聞く。隠居した英雄とはスフィールのおじいちゃんであり、森がダンジョン化するまではよくおじいちゃんの下に通っていた。森奥で隠居生活してるおじいちゃんを暗殺?あいにく父は隣国との戦争で不在だし私が助けに行かなきゃ!と単身ダンジョン化した森に向かう。
本作の醍醐味は、広大なダンジョンを舞台に自分が現在どこにいるのかを把握すること。他にもACT要素だとか、強制エロトラップとか
あるんだが、ゲームとしての面白さはオートマッピング機能が無いダンジョンRPGを手探りで進む様な、今の時代では面倒とか言われて忌避されそうな要素を逆手にとったアナログ的なところにある。
「剣士スフィールとHなダンジョン奮闘記」体験版では
全体マップの約1/3ほど遊べる。ルートはいくつもあるが、一定以上奥の部屋には進めない。我輩は上方ルートからなるべく最短で中央に向かうルートをとって(それでも何度もトライ&エラーしつつ)、1時間ちょい位のプレイ時間だったか。全部の部屋を確認しようと思えば倍以上の時間がかかるだろう。
現在位置を把握せよ!ヒントは2つ
本作は基本的にはAキーで敵シンボルを攻撃するARPGとなっているが、ゲームの本質は大小120の部屋で構成される広大なマップを、全体マップと自分の位置を照らし合わせながら奥へと進んでいく、という探索RPGである。
▲ここがスタート地点にして「1」の部屋
▲全体マップで確認すると画面左下の部屋 ピンクルートが最短だが…
最初にもらう全体マップには「主人公の現在位置」が表示されない、これが一番の特徴。「自分が今全体のマップのどこにいて、どう進んでいけばいいのか」を模索しながら進むワケで、これまでの同人RPGではほとんど見たことが無いコンセプトだ。
全体マップ上では小部屋が連なったダンジョンに見えるが、実際それぞれはホントに小部屋だったり、敵がひしめく大部屋だったりと入ってみないとどんな部屋なのかはわからん。
▲扉は一つしかないが、全体マップからわかる通り1からは上と右の部屋に行ける
また、本作には一つの部屋につき出口となる扉はひとつしかなく、扉に辿りついてからその部屋と接するどの部屋にいくかを選択する仕様。
例えば全体マップ上では上・左・右の3つの部屋と繋がっている部屋だったとしても、扉は一つしかない。扉に接触して、上・左・右のどの部屋に進むかを選択する。これが「自分が全体マップのどこにいるか」をわかりにくくしており、だからこそ面白かったりする。
ではどうやって自分の位置を確認するのかといえば、基本はダンジョンのスタート地点からどのように進んだのか、新たな部屋に入る毎に全体マップを開き自分の位置を確認すること。確認すると言っても全体マップ上には自分の位置は表示されん故、目測ということになる。
しかしだ、120もの部屋がひしめきあうマス目全体マップで目測を続けていくと、いつの間にか目測を誤っていることもある。「次の部屋の扉は右と下の部屋に繋がっているはず」と扉に接触してみると、表示された行き先は左・上・下。
そんな時「え!? 今どこにいるんだ!?」と慌てる。そういうゲームなのだ。自分の現在位置が間違っていた場合、その近辺の部屋にいるだろうとあたりを付け、「全体マップ上で繋がっている部屋」と「扉の行き先」を照らし合わせることで現在位置を特定することもできるだろう。それでもわからず完全に迷子になった場合は。
全体マップには予め番号が振られた部屋がある。そのマップではドワーフが「ここは〇の部屋でござる」と部屋番号を教えてくれる。そこで現在位置を把握できるのだ。目測どおりに進んできた場合でも「間違っていなかった」という確証になる。
また確実な攻略手段としては、自分でマッピングするという超アナログな方法も有効だろうw
▲左上の剣ゲージが攻撃力 ❤の数がHP
現在位置を把握するだけじゃない 敵と戦ったり謎解きしたり
という前提の設計を踏まえ。その道中も当然何も無いわけではなく、大部屋では敵シンボルがウジャウジャいてAキー攻撃で倒すなり避けるなり。倒してもメリットは無い故避けて行くのが無難だろう。本作では任意で被ダメを回復する手段は少ない。
また小部屋には必ずトラップがあり、トラップを発動させないと(発動条件は簡単な謎解きが多い)扉のロックが解除されない。トラップ効果はHP・攻撃力減少(❤が減る・剣ゲージが減る)や逆にHPアップ、攻撃力アップなどもあるが、たまにエロいトラップも用意されている。一度小部屋に入ればトラップは避けられない。最短で進むより敢えて回り道をしていくことで、マイナス効果のトラップを避けて進めたり、有用な装備品が手に入ったりと、なかなかマップ配置も考えられているなぁと。
しかし時間制限もあって、ダンジョン攻略にかかった時間(通ってきた部屋数)によりエンディングが変化する。画面右下の時計が指標だ。その他HPゼロでの敗北エロあり。こんな作品であり、一度目のプレイで最良のエンドに辿りつくのは結構難しそうだ。
体験版総合的に
システムでクリアにするべきオートマッピングを敢えて排除しアナログ化、広大なダンジョンにおいて現在位置がわからないことがどれだけ緊張感を生むか、そこに面白味を見出すような設計でレトロゲーマーは勿論、そういう緊張感を味わってみたい紳士にもオススメしたい。
エロに関してはエロトラップと敗北異種姦がメイン、こちらも悪くはない。頻繁に見ることになる全体マップをいちいちメニューから開く必要があるのは面倒で、できればワンボタンで開ける様にしてほしかったかなぁと。
難しい!という紳士向けにサークルさんHPに細かい攻略情報あり。
撫子「こんな紳士におすすめかなぁ?」
騎士 金髪 ポニテ 軍服 異種姦
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