煌星のヴィクトリアーズ 体験版
帝国に侵略された小さな島国、神国アーシラの王子・ヴォルフが主人公、「エラ」を探し集めるMZ製のARPG。強大な力を持つがこれまで和平と秩序を重んじていたはずの帝国、しかし突如「エラ」を求め世界各国に侵略を開始した。「エラ」とは神の力を持ついわゆるアーティファクト的なアイテム、主人公は帝国の横暴を止めるべく、また国の復興のために「エラ」を探し求める。その過程でたくさんのヒロインが仲間になっていく。
個人的にめっちゃ期待していた作品、何故なら我輩が大好きな「聖剣シリーズ」をリスペクトしたようなゲームシステムのARPGだからだ。具体的には仲間になるヒロインと最大3人PTを編成、プレイヤーが操作するキャラ以外の仲間はAIで自動行動する。ヒロイン達もプレイアブルキャラでQキーを押すごとに操作するキャラが変わる。ヒロインは全部で8人もいて、魔法使い・盗賊・騎士などなど。操作キャラを切り替えてみると「このキャラこんな感じなんだ」とプレイフィールが変わってめっちゃ面白い。
また思った以上にAIが優秀ゆえ、気に入ったキャラをずっと操作していくだけでも全然楽しい。主人公や騎士のカトレアといった前衛はプレイヤーが上手く操作すると被ダメを減らせたりもするゆえ、攻略的には前衛キャラを操作するといいかもしれない。
【体験版評価】8.6/10点 (面白さ9 システム9 没入感8.5 エロス8)
オープニング
▲タイトル画面→コンフィグ。「NPC戦闘ダメージ」は小・中・大・フルの4種あり、小さいほど仲間キャラの被ダメと与ダメが小さくなる=プレイヤーの影響がでかくなる。個人的にはフルが楽しい
▲MZ製でグラフィカルな動的ARPGということでそこそこ負荷がかかる。我輩の低スぺPCでは「マップフィルター演出OFF(ONだとちょっとカクつく)」「FPS調整 60FPS」でスムーズに動いた
▲ウィンドウサイズは100%で960*571、100~140%を10%刻みで設定可。130%くらいがちょうどよかった。フルスクリーンも可
▲ゲーム開始直後。この恐ろしい程緻密な背景画面はすごい絵師さんによるものらしい
▲主人公ヴォルフ。芯の通った熱めの男で王道主人公キャラという感じ
▲ここから動けるように。本作は使うキーが多いものの操作キーが常に画面右下に表示されており(非表示も可)、且つZ・Xキー周りに配置されているゆえ割と操作しやすい
▲Sキーでメニュー。Z決定、Xキャンセル、A攻撃、Cスキル、方向キー移動(8方向)が基本的な操作。移動は押しっぱで徐々に早くなっていく仕様。パッドにも対応
▲次の目的は画面右上に。ミニマップも常時表示(あんまり見なかったけど)
▲各所にあるクリスタルでセーブ(ここのみ)と回復可。オートセーブ枠もあり
▲主人公はこの国に伝わる剣術の使い手。この最序盤でしか城内探索ができないため、いろいろ探索しておくのが吉
▲ストーリーを進めるイベントが発生する箇所には「EVENT」表示あり
▲女王(母)との謁見。一通り説教されたあと、どうも帝国が不穏な動きをしているとの話に
▲幼馴染で宮廷魔術師のエレオノーラが仲間になる。城下町の様子を見に行くことに
▲町はいつも通り平和。ちなみに会話シーンでは一定時間操作しない(3秒ほど)と、画面左上にスキップやログ表示、ウィンドウ消去などの操作キーが表示される。これも地味に便利
▲見知らぬ冒険者が。彼は遠くを眺めなにかに気付いた?のか足早に去っていった
▲誰もいない物見の塔で唐突に発情するエレオノーラ。二人は恋人というワケではなさそう(エレオノーラは主人公を相棒と呼ぶ)だが、こういう関係らしい
▲体験版では彼女を含め3人のヒロインが仲間になるがエロはそれぞれ1種のみ。エレオノーラはこのシーンのみゆえしっかり堪能すべし(挿入前の愛撫から挿入、射精まで尺は結構長い)
▲ギャーン帝国軍襲来!オープニングで町が燃えるのはいいRPGだってばっちゃが(以下略
▲住人の非難をエレオノーラ達に任せ、主人公は女王を救出すべく城へ
▲戦闘だぁ!VS帝国兵。今作の戦闘は敵キャラに近づくとシームレスでACT戦闘開始
▲戦闘開始後は「バトルエリア」が発生、エリアから出る(=敵から逃げる)にはエリア外に移動し続けるとESCAPEゲージ上昇、MAXで逃走
▲主人公はきゃつに切りかかるが一蹴される。そこにさっきの冒険者が現れ、「オーブ(エラに次ぐアイテム)」の力を使いタレスの撃退に成功する
▲しかしアーシラは帝国の占領下に、非難した住民や主人公達は「マギアトル」という島へ。そこでエレオノーラの師匠・メルクリヤ達から「帝国がエラを求めて各地に侵略を開始した」と聞く
▲件の冒険者の名はジライヤ。ちなみに本作の主要キャラは男も含め全員CVあり(主人公除く)とかなり気合が入っている。ヒロイン達は当然エロもフルボイス、戦闘CVもあり。主人公は戦闘CVのみ
▲そんなわけで主人公とエレオノーラは「エラ」と「オーブ」を求め旅に出る
基本の流れ 各エリアを攻略してレベルキャップを解放
マギアトルを拠点とし、ワールドマップで移動したいエリアを選択して攻略、次のエリアへ。マギアトルに関しては拠点というか、仲間とのエッチイベント専用エリアだな。
▲マギアトル。このエリアは小さな集落だけのマップ、ここでは主人公は1人で行動することになり、エッチ可能な仲間がいるとエロイベントが発生する
▲あっ、クリスは本作唯一の男の娘ヒロインだぞ。エレオノーラの次が男の娘かよ!と思ったが、ふぐりコキなどというなかなか見ない技を使ってきたり、ティンコはあくまでパンティー内に収まっているなどなかなかツボを突かれたエロだった
▲クソお堅い騎士のカトレアも主人公の凶悪チ〇コの前ではただのメス。処女だったのにこのザマだ!
ヒロインが仲間になる度にマギアトルで各ヒロインとのエロイベントが発生、見て行くことで段階エロに発展。8人のヒロインに4段階のエロ、32シーン。拠点でのエロイベントは本編とは全く関係ない、エロで攻略が楽になることもないという割り切った仕様だ。見たい時に見ればいいぞ。
攻略可能なエリアは2つずつ解放され、最初は「レイア帝国・ペディオドス属州」「商業都市ヘイムザラ」のみ選択できる。どちらからでも攻略可能だが、それぞれで仲間になるヒロインが異なる。ペディオドスを攻略すると騎士・カトレアが、ヘイムザラを攻略すると盗賊・クリスが仲間になる。両方をクリアするとまた新たに2つのエリアが解放され、攻略することで新たなヒロインが加入、という寸法だ。
各エリアに関して、当初はエリアのスタート地点のみにしか移動できないが、エリア内のクリスタルに触れていくことでワールドマップから直接各クリスタルの場所に移動できるようになる。
▲「商業都市ヘイムザラ」各地のクリスタルはこれだけあり、エリアも結構広い。一度接触すればワールドマップから各クリスタルへ直接行けるようになるし、クリスタル間のファストトラベルも可能
最初はどれだけ戦闘してもLv10までしか上がらない。各エリアのボスを倒し「エラ」を入手するとレベルキャップが5解放される。つまりエリアを攻略するほどレベルを上げれられる仕様で、これによりどちらのエリアからでも攻略可能という少しの自由度がある。
▲ヘイムザラエリアのボス戦。きっちりLv10まで育てたゆえ大して苦労はしなかった。てか戦闘が楽しすぎてついレベリングになってしまうのだよな
戦闘 聖剣ライクでただただ楽しい
戦闘ではまずAキーによる通常攻撃は連続で出すことができない。一度攻撃すると数秒(2秒位かね)のクールタイムがあり、それは敵も同じ。通常攻撃した後は敵の攻撃を避けるように行動するといいかと。スキル攻撃に関してはSPが続く限り連発可、ただ魔法はエフェクトが長め。序盤の回復は頻繁に拾える回復アイテム「エイドの葉」で。店でアイテム・装備購入でき、換金アイテムも結構頻繁に入手できる。
▲主人公のデフォ攻撃スキル「旋斬り」。素早く往復ダッシュ斬り2回攻撃。当たり判定がデカくかなり強い。積極的に使いたいがSP(緑ゲージ)がなくなるのも早い。SPは通常攻撃で貯まる
▲エレオノーラのデフォ魔法スキル「ブレイズ」、これもかなり強い
エレオノーラも操作してみたが魔法を撃つタイミングが難しくてAIに任せた方がいいかなと(発動までちょっと時間がかかり、発動する頃には敵を倒してた、というのが多かった)。エレオノーラの通常攻撃は魔法弾、主人公は前衛で敵を足止めしつつ彼女がSPを貯めて魔法!という図式がしっくりくる。
ちなみに仲間の行動は「SPを25%残す」「50%残す」「スキル全力で使う」「スキル使わない」などの作戦(Shift押し+S)で指示できる。また仲間に特定のスキル発動を任意で指示することも可能だ。ここまでできるのが結構すごいなぁと。
▲我輩は最初に商業都市ヘイムザラを攻略、クリスを仲間にして3人PTに。クリスの通常攻撃は銃による遠距離攻撃、戦力としては微妙だがPTに参加しているとドロップアイテムやお金が増え、マップ内にお宝がいくつかあるかを教えてくれたり(くんくん、とお宝のニオイを嗅ぐCVがカワユス)
▲各マップには宝箱やアイテムが結構ある。クリスがいれば取りこぼしを防げる
▲特定の順番にスイッチを踏むなど各マップには若干の謎解きやギミックあり
▲クリス加入後。新たなヒロインのレベルは結構低いため、全員上げていくのは結構大変かもなぁ。戦闘が楽しいからいいけどな
▲「レイア帝国・ペディオドス属州」エリアでは帝国騎士・カトレアが一時的に仲間になりなんと4人PTに!(装備とか操作はできんけども)
▲「レイア帝国・ペディオドス属州」のボス戦。こいつクセのある動きをしやがって、新しく覚えた「迅雷兜割り(防御ダウン効果)」が全然当たらなくて。でも仲間AIが的確に攻撃を当てていつの間にか倒してたorz ちなみにスキルはレベルアップで習得していくぞ
▲体験版最後の時点でエレオノーラは3つもスキルを覚えてた。常時スキル(パッシブ)は各キャラで異なり、彼女の場合は「精霊の声」(戦闘開始時に味方の魔法攻撃力を上げる)。レベルアップでパッシブも増えそうな
▲ペディオドス属州エリアのボスを倒して仲間になったカトレア。彼女はタンク役のようだな
聖剣シリーズオマージュを実現した本作はスゴイ
本作をプレイして感動したのは、AI行動の仲間達がちゃんと地形やオブジェクトに引っ掛からずにスムーズに付いてくる、戦闘での行動もめっちゃ的確でなんなら我輩より上手いこと。「そんなのあたりまえ」と思うかもしれんが、じゃあこれまでエロ同人ゲーのトップビューARPGで仲間3人(シーンによっては4人も)引き連れていける作品あったか?という話。我輩の記憶が確かならば1人連れてる作品はある、だがそれ以上はない。3DACTではあるけども、あれも化物作品の部類。
これまでエロ同人ゲーにおいてDQ、FF、ロマサガ等様々な名作コンシューマーオマージュが登場したが、聖剣シリーズを模したARPGはまだ出てきてない。なぜか、技術的に難しい&コストが見合わないから、だと推察する。我輩は技術的なことは全く素人だが、同人レベルのARPGで複数の仲間が主人公にスムーズに追従するのってかなりすごいことなのでは?と。救済処置として「集合」というコマンドが用意されているが、少なくとも体験版範囲でそれを使うことはないほど完成されていた。
コストに関しても、トップビューの場合上下左右方向それぞれの移動グラと各種アクションのモーション、それが仲間キャラ全員に必要。ちょっと考えただけで恐ろしい数のドットグラフィックが必要だ。本作は主人公含めるとプレイアブルキャラ9人!恐るべし。まぁ攻撃モーションに関してはとスターオーシャン(1.2)あたりに倣ってか、横方向のみとなっているけどもこれはこれでちゃんとゲームとして成立している。
▲攻撃モーションは横方向のみ。よって敵のサイドに移動して攻撃するスターオーシャンのフィーリングにも近いかも。ただ攻撃判定がかなりデカいため、きっちり横付けしなくても攻撃は当たる(敵も然り
いくら丁寧に文章で説明しても、本作の戦闘のすごさと楽しさは伝わりきらないと思う。とにかく体験版をプレイしてみて欲しい、とエロゲ界隈のイチゲーマーとして切に願う作品だ。オモロイゲーにエロが付いた設計はエロ紳士を選ぶと思うけども、聖剣、特に2が好きなら刺さるハズ。
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3人PT仲間自動行動3DACT

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