TENTACLES INVASION(こぐま企画) 体験版感想・攻略
宇宙貨物船ノストロモ2号の乗組員・ヴェロニカ(19)は地球への帰路のコールドスリープ中、宇宙船のAI・ホリーに起こされる。
ヴェロニカ「ホリー、なんで私を起こしたの」
ホリー「エマージェンシー。船内に未知の生命体が多数現れました」
ヴェロニカ「ちょ、待ってよ。他のクルーはどうしたの」
ホリー「捕われた模様、救助を要請します」(※若干脚色されています)
かくして主人公・ヴェロニカは宇宙服を着込み正体不明の生命体が蔓延る船内を奔走、9名のクルーを救助をしていく、というアクツクMV製のトップビューACT。
シチュエーション的に映画の無印エイリアンを彷彿させ、ゲームとしてはエイリアンシンドロームっぽさが香る。マシンガンや火炎放射器等の武器を手に、わらわらと出現する触手エイリアンをヒイヒイ言いながらもたった一人で駆逐し進んでいく様は、エイリアン2でリプリーがクイーンの巣に単身乗り込んでいくシーンと重なったなぁ。そういう、古き良きSFホラーチックな雰囲気をドットで表現していて、何か引き込まれる引力ある作品だ。
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス8)
「他のクルーたちは~」と打ち込むと、AI・ホリーが「反応がありません~」と反応。ちなみにホリーのみCVありでしゃべる(体験版ではこのオープニングのみだが
▲宇宙服を着こんだ主人公が全9人のクルーたちを助けに向かう8方向アクション
▲「MAP」と表示されている端末で船内全体マップを拝見、捕われのクルーの位置がわかる。マップ自体は進む先にある端末でも見ることができるが、クルーの位置はこの端末からしか確認できない
▲船は全3階層。主人公が目覚めた敵のいないエリア「ブリッジ」、その下に「LEVEL1」「LEVEL2」の階層がある。体験版でいけるのはLEVEL1のみ
▲LEVEL1階層へ。画面右の立ち絵が凛々しい(アニメはしない)。この立ち絵がいろんな(エロ)表情やドラマを見せる作品
移動は方向キー、Zキーで攻撃。デフォ装備はパルスライフルで装弾数99、Zおしっぱで連射し弾がどんどん減っていく。ゼロになったら当然撃てなくなるが敵を倒すと頻繁にマガジンをドロップ、弾を補充しながら進む設計。Zおしっぱ中は方向が固定され、前方に撃ちながら後退や左右移動などが可。このテのシューターでは攻撃キーとは別のキー同時押しで方向固定の場合が多く、攻撃キーが方向固定を兼ねているのはめっちゃいいなぁと。おかげでゲーム中に使うキーは方向キーとZキーくらいでシンプル操作、センスだよなぁ。
▲敵触手エイリアンはどこからともなくごんごん湧いてくる。同じ場所である程度倒すと湧かなくなるが、ちょっと移動するとまた湧き始めるゆえキリがない。ゆえに基本的に行く手を塞ぐ敵のみを倒しマガジンを拾いながらどんどん進むのがベター
▲撃つべし撃つべし。敵に接触されると宇宙服の耐久度が低下。立ち絵に付いている「SUITS dmg」アイコンを参照。パルスライフルの連射音がカッコよく没入度を高める。効果音はアクションの気持ちよさへの影響がほんとデカいと思う
▲オラオラァ!と倒しつつ闇雲に進んでいく。宇宙服の耐久度がだいぶヤバい
本作ではダッシュがなく移動速度もそれほど早くない。触手エイリアンもほぼ同じ移動速度、更にダッシュしてくるやつもいて完璧に避けていくのはかなり難しい。被弾をなるべく避ける立ち回りが求められレトロアクションチックな手触りといえる。ほどよい難易度じゃないかね。
▲えっ 格闘戦できそうなロボット(パワーユニット?)が。乗れんけど
▲敵はブリッジと一部安全エリア以外どこでも湧く。油断してたら被弾、宇宙服の耐久度がゼロに
耐久度がゼロになると宇宙服内に触手エイリアンが侵入、以降被弾するほど画面右上の「SEXUAL AROUSAL LEVEL(快楽値)」が上昇していく。これが999%になるとGAMEOVERだ。
宇宙服の中がどうなっているのかは、任意でXキーで透過して確認できる。
▲Xキーで宇宙服を透過、既に触手エイリアンが侵入しウゾウゾとアニメしている…! 被弾して快楽値があがるほどまとわりつく触手も増える
▲敢えて透過しないまま進めるのもいい。そんな表情してぇ!中はどんなことになっているのか
▲まぁこんなことになってるわけだが。ところでこれは「触手服」といえるのだろうか
▲MAP端末に触れ続け「100%」になるとそのエリアのマップを画面左上に表示
▲ロックされているエリアへは、このような端末に触れ続け「100%」になると解除され入れるように
▲被弾して快楽値が100%を超えるといよいよ危険、絶頂し続けてしまう=快楽値が自動でどんどん上昇。それでも普通に動ける主人公はスゴイ
▲快楽値がこれくらいになるとヤバイ。快楽値がものっそい速さで上昇し、ここからものの数秒で999%に達する
500%を超えたあたりから敵が鎮静剤(注射アイコン)をドロップ、ゲットすれば快楽値75%の状態に戻る。ヤバくなったら背水の陣で敵を倒しまくって鎮静剤を狙うべし。ちなみに↑のスクショは鎮静剤を前にして999%に到達してしまった図。
▲武器が火炎放射器に。射程は短いが範囲が広く攻撃を当てやすい強力な武器だ。主人公の横の燃料ゲージ(F—E)がゼロになるまで撃てるボーナス的な武器。ちなみに「S」のケースをゲットするとパルスライフルの攻撃力上昇
▲全部吸い出し快楽度0%で復帰する。危なくなったらここに逃げ込め、これは医療行為だ
▲巨大触手エイリアン。たいして強くはないが周囲に湧く触手を駆逐しながら根気よく攻撃する必要がある
▲助け出そうとすると彼女は触手エイリアンの苗床にされていた。体験版はここまで
地味にすごいのが9人のクルーの容姿はランダム生成されているということ。つまりプレイする度に救助したクルー達の容姿は変化するらしいのだ。まぁメインディッシュはどちらかというと主人公な気もするが、これはこれでお楽しみな要素であるのは間違いないだろう。
▲体験版でも結構行けるエリアは多く、はるばるFエリアまで来てこのレバーを上げるところで力尽きた。あげるとどうなったんだろうか。救助すべきクルーの順番は特に決まっておらず、割と攻略の幅は広そう
精細なドットで表現される宇宙船という密閉空間の雰囲気が良く、アクションゲーとしても往年のアーケードゲーのような面白みを孕んだ良作だと思う。エロに関してはほぼ触手オンリーで派手にアニメするわけでもないが、ごつい宇宙服の中うごめく触手はエロい。エッロい。
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