エロRPG「セックス&ホームダンジョン」 マニファクチュア

RPG

セックス&ホームダンジョン 体験版感想・レビュー

放浪の冒険者・シロが主人公のMV製RPG。ハーフエルフのリューナ(オークのとの合いの子)と出会ったことで、どちらの種族からも迫害される彼女を「自由に暮らせる街を作ったらいいじゃない!」と焚き付け、一緒にイチから街を作っていくことになる。

システムやUIなどはほぼ前作「セックス&ヴァーデンリッテ」を踏襲しているものの「自由に冒険できるオープンワールドRPG」から「街づくりRPG」にシフト、それでも序盤から自由度はかなり高いうえに前作以上に注力されているのが「パーティビルド」だ。4人制PTで「どんなPT構成にするか」を基準として、「どのヒロイン」を加え「どの方向に育成するか」「そのためにどう装備を合成するか」などとにかくパーティビルドの自由度がハンパない。それに加え「表ストーリー」クリアまで30時間、「裏ストーリー」クリアまでは90時間、更にトロフィー(実績)コンプやクリア後おまけなどまで視野に入れると200時間程度は遊べる(サークルさん曰く)という超絶ボリュームもウリだ。

対してエロは27シーン、仲間になる9人のヒロインそれぞれ+複数人とのエロシチュもあり。あ、すべて主人公のシロ(ふたなり)との和姦(無理矢理っぽいのもあるが和姦)で男とのエロは一切なし。エロ全回収だけなら4時間程度でコンプできるようだ。ということでエロゲではあるものの完全やりこみタイプのRPGであり前作を楽しめた紳士向け、ライトユーザーお断り物件である。

ただゲーム部分に関しては本当に面白い。特に世界樹の迷宮タイプ「PT構成により戦い方やPT特性が大きく変化する」RPGが好きな紳士向け、じっくり育成して強敵を撃破せよ!エロ同人RPGとしては類を見ないほどパーティビルド要素に特化している作品だ。我輩体験版プレイは既に12時間以上、どこまで遊びつくせるのかよくわからんかったため、そろそろ記事を書こうかと;
【体験版評価】8.5/10点 (面白さ9 システム8 没入感9 エロス8)


▲時系列としては前作より前のお話


▲まずはデフォの「石の斧」と合成で作成できる「石のピッケル」で伐採、採掘を行い「町の中心(主人公たちの拠点)を作るところから開始。セーブはこの拠点でのみ可能

基本の進め方

「街づくりRPG」だけに基本はそのための行動となる。拠点となるシロとリューナの街「リューロック」を発展させていくためには、住人達が住む「居住区」を建設しダンジョンを徘徊しているNPCを勧誘する。NPCを街に迎えるためには居住区(居住区ごとに10人のNPCを収容できる)が必須、建設した居住区以上のNPCは勧誘できない。

NPCにはそれぞれ生産性があり、例えば迎えたNPCが狩人であれば1日経過毎に一定の食料を街に供給してくれるし、木こりであれば木材を供給してくれる。特定の施設がないと町に来てくれないNPC(料理人は料理屋、など加工職人に多い)もいるため、街の発展度に比例して建設可能となっていく各施設を建設していく必要もある。居住区や各施設は主に「木材」「鋼材」「お金」で建設可能、それらを各ダンジョンで採取していきつつNPCを勧誘して住人を増やそう。


▲リューナに話しかけると拠点メニューが開く


▲街のステータス(これはある程度冒険を進めたうえでの数値


▲住民から受けたクエストを完了・報告するとお金やアイテムを得られる

街に迎えたNPCと話すことで新たな街やダンジョン、新たな合成レシピなどの情報を聞くことができる。前者はワールドマップに新たなマップが出現、後者は合成レシピが増えて新たなアイテムや装備を作ることが可能となる。また、NPCから情報を聞いて出現した「街」でも新たなマップや合成レシピ(多くは本棚などを調べると入手)の情報を得ることができ、且つ仲間になるヒロインの情報も得られる。仲間ヒロインの加入は大抵出会ってすぐとはいかず、なにかしらの条件を満たしてからになる(クエストとして登録されメニューで確認可能)。

なんにせよ、本作でまず重要な要素は採取・合成である。草花や落ちている物の「採取」、木を切るなどの「伐採」、岩などから鋼材を得る「採掘」などなど7種のスキルに分別される。伐採・採掘・釣りに関しては行うごとに体力が1減少する。


▲この辺りは前作同様、行動を行うほどスキルが上昇する

それぞれを行うほどにスキルレベルが上昇、伐採や採掘では素材を得るまでの行動回数が減ったり(=少ない体力で素材を得る)、レアな素材を得られるようになる。また伐採・採掘・釣りに関しては、使う道具(伐採なら斧、採掘ならピッケル、釣りなら竿やエサの「質」)によっても得られる素材が変化する。


▲素材を得てレシピを閃いた図。このシーンでは「飲むカイロ」を閃いた(ログ形式で表示)。素材を得る=レシピを閃く可能性が常にある。あと大事な事だが、マップ上のオブジェクトは全て採取対象だ!

それらの道具も基本合成で作り出す。レシピは前述の通り街を探索して集めたり、素材を得た際に閃く(「閃いた!」などのCVあり)、合成レシピ集めも重要だ。

金策に関しては住人からクエスト達成でもお金を得られるが、木や石などを合成して「木材」「石材」にすることで高く売却できる(基本的に良質な素材を合成するほど高く売れる)。つまるところレシピ集め、合成、ひいては採取が本作の基本となる。


▲いろんな種族・職種のNPCを勧誘しよう

採取は「マジックダンジョン(MD)」と呼ばれるダンジョンで行う。もちろん敵シンボルもいる。ダンジョンごとに採取可能な系統が異なり、例えば森なら木やキノコや草花など、荒れ地や山では石系が多く得られる。建設や合成に必要な素材をもとにダンジョンを選ぶのが基本、NPC集めや特定の敵を狩る目的もあるだろう。また前述の通り勧誘可能なNPCもおり、NPCの系統(種族で職系統も大体決まってくるが)もダンジョン毎に異なる。


▲仲間を得るまではシロとリューナで戦っていくことになる。序盤の敵は弱い、敵もアイテムをドロップする

MDでは入るたびにオブジェクトや次の階層に至るための看板がランダムに変化。体力を消費しない採取系は別として、体力を消費して何を採取するかはプレイヤーの目的、効率のいい採取の腕の見せ所でもある。


▲「お腹」「体力」がゼロになると戦闘能力低下、ダッシュ不可。逆に90以上を保つと戦闘能力上昇、序盤はよく採取できるりんごなどで満腹度を補うべし。街が発展すれば冒険前に料理や飲酒(お金は必要だが)でバフ効果を得られるぞ。シロの料理スキルを上げれば満腹度が高い料理も合成できる

更に言えば、PM5:00以降の夜パートは敵が強く(全く別の敵が現れる)なり、夜パートでしか採取できない素材も多くある。我輩は夜泣き花(一定範囲に入ると泣き声が聞こえ、夜泣き花に近づくほど声が大きくなる)は採取せずにはいられなかった(庇護欲を掻きたてる声なのだよなぁ)。


▲PM5:00を過ぎると夜の帳が訪れる


▲光っているオブジェクトは夜しか採取できない「蛍草」。夜は敵がかなり強くなるため、序盤の内は戦わない方がいい。拠点へはメニュー→ホームで一瞬で戻れる


▲まぁ最初のダンジョンあたりなら苦戦はするものの倒せないこともないけども、敵によっては全く歯が立たないやつもいる


▲戦闘に勝利すると経験値とお金の他、スキルポイントを得られる。一定のスキルポイントを得ることで装備した武器や防具についているスキルをラーニングできる。スキル習得についてはこの方法と、レベルアップ等で得る「アビリティポイント」を消費してスキルツリーで習得する方法がある

NPCから情報を聞いて出現した街やダンジョンに関しては、そこに至るまでの途中のMDを踏破していないと選択できない。ダンジョンは基本的に5~6階層(体験版範囲では)。


▲最序盤のワールドマップ。聞き込みで情報を得ていくと


▲12時間ほど遊んだ体験版ではこの程度には拡がった。まぁ体験版ではいけない場所も多いけども

ぶっちゃけ何がそんなにも面白いのか。それは毎日冒険に出る度、新たな発見や成長があるからだ。単純にレベリングとかそんな作業的なものではない。採取・探索で各採取スキルがランクアップして新たな素材を得たり新たな合成レシピが増えていく。この作品、とにかくアイテムの数がハンパない!ぶっちゃけ毎日新たなアイテムやレシピを目にすることになるだろう。

敵を狩っていくことで更に新たなアイテムを得たり、新たなスキルを習得したり。夜は夜で敵がクソ強いが頑張れば何とか倒せて、更にいいアイテムが手に入る。とにかく冒険の都度新たな発見があり、プレイヤーの内に湧き上がるwktk感につられてプレイしていくうちに物語が進むし、レベルも上がっていく。序盤はそんな展開だ。しかしそのうち強大な壁にぶち当たり、wktkのままに進めるプレイは終わりを告げる。じゃあそこからどうすればいいのか、パーティビルドである。

エロ同人RPGでここまでやる!? 多彩過ぎるパーティビルド

この要素に関して語るともうこの記事の文字数がえげつないことになる。既に4000文字直前であるし。そもそもパーティビルドに関してはサークルさん自身がCi-enで多くを語ってくれているゆえ、そちらに目を通してもらいたい(丸投げ

ビルドの組み方 ビルド例編 - ヴァージニアス - Ci-en(シエン)
基本編実践編個人ビルド編パーティビルド編ビルド例編 ビルド記事の続きです。 今回はパーティービルドにはどんなタイプがあるのかを説明していきます。 はじめに こう組まなければいけないってわけではありません……

まぁざっくり言うとだな、前作同様シロは全てのスキルツリーを所持している。また仲間たちは仲間たちだけの固有スキルツリーがある。


▲これだけのスキルツリーを持つのは彼女だけ、シロ最強。特にライフワークは彼女特有のスキルツリー。左の各種名称はジョブではなくあくまでスキルツリー、有用なスキルをとっていこう


▲リューネはこのくらい。彼女の「オークの怒り」はTPさえ確保できれば超強力だ

ゆえにシロを極限まで強化してPT他3人は彼女をバフでサポート、敵をデバフで弱体化、回復役でもいいし、仲間ヒロイン達の固有スキルを特化させてもいだろう。よくあるRPGのバランス型、アタッカ―を2人(物理・魔法)、タンク、回復でもいい。全員をアタッカーにして短期火力型、回復やタンクに特化してもいい。更に装備でも使えるスキルは異なるし、ターン消費しないインスタントスキルも数多く存在する。つまるところ、どのようなビルドのするかはプレイヤーの数だけある。戦闘はZ長押しで超高速戦闘仕様であるゆえ、ザコ戦が面倒とかいうこともない。


▲ポリナ鉱山。お腹・体力はレベルアップと共に上限値が増えていく


▲初回は4人PTになってからパーティビルドをいろいろ考えられるようになる。ドワーフのマモをタンク役(名乗りでヘイトを集めやすく)にしてみた。リューナは「オークの怒り」を得ると味方の物理攻撃ごとに追撃を行うスキル(TPを100消費)が強力、それを活かすビルドもいいだろう(コマンダーのスキルでTPを稼ぐなど)

シロの最終的なスキルは「覚醒」、彼女の行動回数を増やパッシブスキルだ。シロが全てのスキルを習得するとスキル数はハンパない数になる。というかだ、アイテム種類だけでなくスキル種類もとてつもないことになっている。どんだけ巨大なデータベースを構築しているのか。

エロ 美少女とヤリたいのが原動力、ふたなり主人公

シロはヒロインを仲間にした瞬間処女を奪う(ヒロインごとに1回目のエロ)。あとは拠点でのプレゼントや会話、デートなどで好感度を上げてのエロあり。+複数のヒロインと一緒にエロもある。

とにもかくにも、ふたなりレズエロもあるけども、商業に負けないやり応えとボリュームの作品。まぁとにかく体験版遊んでみれ。聞くより遊ぶべき作品。

夢子「お取扱いサイト様です」
DLsite 1,600円(税抜)

FANZA 1,600円(税抜)

セックス&ホームダンジョン

HBOX.JP(Android Ios版) 1,600円(税抜)
セックス&ホームダンジョン

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