しがのま 【体験版評価】8.0/10点 (面白さ8 システム8 没入感8 エロス–(紳士による))
パンドラの森 ~ソウセイの淫魔と堕落の牧場~ 体験版感想・レビュー 男主人公の堕ちを楽しむRPG プレイヤー自身を投影できるかどうか
高度な文明と力をもつ双成種の淫魔達の攻勢により人間たちの領土が次々と奪われている世界。淫魔によりある森に建設された「人間牧場」、そこに捕らわれた人たちの解放と淫魔の討伐の依頼を受けたガウェインが主人公のMV製RPG。この森にはどうやらいくつかの人間牧場があり依頼を受けた牧場がどれかはわからないため、順に探索を進めていくことになる。
ゲームとしては満腹度、料理、素材採取などややサバイバル要素のあるRPGとなっており、精力(HPとは別)が低下すると移動速度減などのペナルティ、更にゼロになると行動できなくなってしまうため、食事やキャンプすることで回復しながらの探索となる。キャンプする場合は各マップで設定されている「見つかりにくい場所」で休まないと寝てる間にザコに襲撃されたり、拘束され捕まってエロシーンになったりと面白い設計になっている。
これらのサバイバル要素は移動や戦闘での時間経過(昼・夜の時間帯あり、夜は淫魔が強くなる)により変動していくわけだが、従来のサバイバルRPGよりは縛りが緩めで頻繁に気にしなければならないほどではないため、割と探索や戦闘にも集中できるいい塩梅だなぁと。また、ボス淫魔までたどり着くのに時間がかかりすぎると、捕まっているキャラ(男。いわゆるサブヒロイン的なキャラはみんな男だ)がイロエロ開発されてしまう様だ。戦闘では通常攻撃コマンドがなく、スキルごとに使用可能となるAPとクールタイムが設定されており1Tごとに1APずつ上昇、ターンが進むほどに大技が出せるようになる(敵も同様)。ダメージのランダム幅要素もなくスキルによってダメージ値固定となっているなど戦闘オリジナリティも高い。
UIなどビジュアル要素はややMVデフォスメルがあるものの、敵グラはオリジナルで若干アニメーション、戦闘ごとにセリフあり演出など、ゲーム部分は総合的にかなり良くできていると思う。
そしてエロ。本作は「M紳士向け」と大々的に打ち出しているが、見方によっては「男主人公が堕ちる様を楽しむエロRPG」ともいえる。なにしろエロCGの構図は主人公カヴェインが中心(そうでないCGもあるが)、顔を赤らめた彼をふたなり淫魔(ゴブリン♀等いろいろな種族がいる)が責める、そういうシチュがメイン。
従来のM紳士向けRPGというと大概は主人公の立ち絵なし、あったとしても目なし等、責められる主人公にプレイヤーが自身を投影しやすい感覚だったが、本作はガウェインという、セリフありで英雄の素質をもつ、キャラが確立された男主人公をプレイヤーが操作し、辱めていくエロである。女主人公でわざと敗北したり、敵に捕らわれたりしてニヤニヤする「女主人公モノRPG」の対極に位置する作品ではないかと思う。
エロされるたびにガウェインのエロステが上昇したり、戦闘エロ(避けることもできるがわざと受けたり)、童貞やケツ処女を誰に奪わせるか(アビリティとして登録される)などなど、女主人公モノのエロ要素を男主人公に対して行うわけだ。当然掘られることもあるし、物語がすすめばふたなり淫魔相手の男娼要素、女装まで可能となる。M紳士といってもいろいろな性癖があるからなぁ、一概に「M紳士向け」とはいいがたいかなぁと。
やや可愛い顔立ちで中性的な男主人公(決してショタではない)が責められ堕ちていく様をエロいと感じられるM紳士向け、だろう。男の娘要素も含んでいると思うが、それは最初からではなく女装やエロステ上昇による結果を経てから味わえる要素。
うーむ、やはり書けば書くほど紳士にとっての「女主人公を堕として楽しむRPG」を男主人公で楽しむ、というのは割と選ばれしM紳士向けな気がする。従来のエロ同人RPGになかったタイプの作品であることは間違いない。
わーい!M紳士向けだー!と突貫する前に是非体験版を遊んでおちん〇んが反応するかを確かめてほしい。
反応するなら貴方は選ばれている。
ここからはどうでもいい話。我輩、本作を遊んでみて「男のよがる顔が苦手」なのだなぁとハッキリわかった。おっさんは論外、ショタはOK、じゃあどの辺からダメなのか自分でもイマイチわからなかったが青年はダメだった。そういうCGも少しある、くらいなら問題ないがそれがメイン、となると厳しいなぁ。戦闘エロは局部カットインCGのため結構反応するんだけども。男の娘とかシーメールはイケるんだがなぁ、自分が難しい。
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