黒の征服王 Lord of Tartanova ネガティブギャング 感想・レビュー

戦略

黒の征服王 Lord of Tartanova 体験版

序盤で父を亡くし若くして大陸辺境の大公国・レザベルケを継いだ領主・ルジャスが主人公、NScripter製の国盗り戦略SLGである。腹心・ロジェ男爵による反乱、それが理由で衰弱した大公国に隣国が侵攻してきたことを切欠として大陸を戦乱に巻き込んでいく戦記物語。

6つの国それぞれの思惑がある中、主人公の立ち回りによって味方になる者・敵になる者・物語の行く末が変化する。主人公を慕う、または捕虜にした女性は主人公の愛人としてエロ可能。エロ可能なヒロインは全21人、エロシチュは全て本番とある意味穿った内容だが、たくさんのヒロインをただただセクロスでひぃひぃ言わせたい紳士に刺さるだろう。我輩刺さった。操作はマウスのみで完結(左クリックで決定、右クリックでキャンセル)。メニュー系の操作は画面上部に集約されている。

【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8.5 没入感8 エロス8.5)

オープニング(最序盤)


▲左の人物が主人公である公子・ルジャス。肺病を患う父の代わりに、領内の村を襲う盗賊団の鎮圧に向かう


▲主人公の幼馴染にして政務官・キュッペリオ。彼女自身は弓兵で戦闘でも高い能力を誇る


▲早速二人で兵を率いて村に、盗賊団と戦闘。本作の戦闘は最大5ユニットVS5ユニット、各武将の能力値も重要だが、何より「兵数」「士気」の影響が大きい。お互いの被ダメは赤い数字で表示


▲盗賊団の壊滅に成功。本作では経験値に代わり「功績値」でレベルアップ、最大兵数や武将の能力が上昇する


▲早速エロへ。最初のエロシーンは村長の娘・リレッタ、愛人1号。村を救ってくれた主人公に自ら「抱いてほしいと」。ちなみに主人公は威厳がありつつも理知的で冷静なキャラで、自分から陵辱したりはしないタイプ


▲城に戻ると幼馴染で親衛隊の騎士で、キュッペリオの弟のライオリニスが合流、仲間に

基本の流れ

↑が本作の基本画面であり、ゲームの全体マップでもある。敵、味方の行動はすべてはこのマップ上で描写される。右上の方の黒いマスが主人公達の黒の公国・レザベルケの領地。その他の色、6つの国はそれぞれ別の国の領地。


▲最序盤の国家間の勢力はこんな感じ。日が進むごとに刻々と変化していく


▲主人公達が盗賊や魔物の鎮圧をしている間にロジェ男爵によるクーデター発生


▲ロジェ男爵勢力(赤色)にほぼ領地を奪われてしまった主人公達。大ピンチ… 体験版はここからロジェ男爵勢力を駆逐していくのがメイン

画面右上の日数と一緒に表示されている「剣の数」が主人公の行動力で、1ターン内に3回行動(進軍(戦闘)や闘技場で模擬戦、イベントを見るなど)で消費される。なくなるか、「行動終了」「夜伽」を実行すると敵勢力が行動、次の日になる。敵勢力の行動では当然こちらに進軍してくることもあり、進軍された拠点に武将を配置していれば防衛戦になる。していなければあっさり取られる。


▲敵勢力領地をクリックすると配備されている武将や兵力が確認でき、武将をクリックすると


▲所持スキルを確認できたり。町や砦、城などを攻める場合、地形補正により防衛側にプラス補正が働くため、その辺をもちゃんを確認するべし。武将の中には攻城戦が得意な奴がいたりもするでな

ゲームは「〇日までに〇〇を占領せよ」などのミッション(ゲーム内では軍事目標)によりメインストーリーが進んでいく。体験版範囲でであれば「夏1日目までに暗雲城を奪還せよ」。反乱によりロジェ男爵勢力の手に落ちた王都を奪還するのだが、どういうルートでどれくらい日にちをかけて進めるかはプレイヤー次第というところだ。


▲時は熟した。ロジェ男爵を討つ!王都へのルートは2つあるが、ロジェ男爵の娘・メリファヒを捕らえたいゆえ堅牢な砦を敢えて攻める!(女性の武将は勝利すれば捕虜に→イベントで愛人に


▲戦闘は自動戦闘。1Tごとに攻撃・撤退を選択できる。不利な攻城戦ではあるが、敵は欲に目がくらみ男爵に付いた輩ばかり、こちらの武将とは面構えが違う(具体的には士気の高さと武将の能力値)。1T目の結果で勝利は明らか。このまま攻める!


▲勝利!


▲男爵の娘・メリファヒは堂々たる振る舞いで「首を刎ねてください」と。こいつはイイ女だ!


▲もう一方のルートである「レゼの港」。こちらは大公国最強の将軍・ブノワ将軍が防衛しており、とはいえ兵力差が大きいため勝利すると彼は死亡、彼に仕えていた武将3人が仲間になる


▲最序盤では3人だった武将が8人に増えた

各武将は模擬戦(安全に功績値を稼げる)を含め一度戦闘をすると「行動済」となって次のターン(日)まで戦闘に参加できない。拠点防衛配置も不可だ。仲間の武将が増えるほど、行動数内でどの武将でどこを攻める、どこを防衛する、模擬戦で功績値稼ぎなど、プレイヤーの采配の影響が大きくなってくる。攻める・防衛するにしても、各武将の兵種スキル(兵種共通)と固有スキル(↑でいえば乱れ撃ち)を最大限活かしたい。


▲闘技場で可能な模擬戦。模擬戦はどちらかが壊滅するまで自動戦闘。戦闘終了後は兵数が戻るゆえ、安全に功績値を稼げる


▲体験版の山場、王都である暗雲城ブレスヴェルド奪還戦へ挑む。1人目が前衛、2.3人目が中衛、4.5人目が後衛となり、前衛・中衛は近接攻撃を受ける、後衛は弓などの間接攻撃しか受けない。弓兵のみ後衛配置でも攻撃可能

歩兵は防御は高めとか攻城戦得意とか、騎兵は攻撃力が高い、弓兵は防御紙だけど近接攻撃が届かない後衛から攻撃できるなど兵種による特徴も考慮すべし。


▲いざ、尋常に勝負!模擬戦でレベル上げて兵数の点で既に有利だが。ちなみに兵力はターン(日数)経過ごとに回復する。占領している拠点の数が多いほど回復力が高くなるぞ

愛人とエロ

エロは行動回数が1以上残っている状態で基本画面上部の「夜伽」から行える。夜伽をするとターン終了ゆえその点留意。

夜伽では、各ヒロインとエロするほど「心情」が諦観→従順→好意→享楽…と変化していき、エロテキストも変化していく。CGは各ヒロイン1枚のみで簡易アニメや差分変化で楽しませてくれる感じ。エロシーン自体は簡素なコマンドを選択していくだけで進む。


▲キュッペリオの場合最初から「好意」から始まる。最初は処女ゆえちょっと痛がるが、3回くらい射精するともう気持ちいい感じのテキストになる。↑は何度か夜伽済みで「享楽」になっているためとにかくあまあま


▲エロシーンは愛撫・挿入の2択。とはいえ愛撫を選んでも胸を揉むだけで何も進展しない(胸揉み差分を見るだけ)ため、実質挿入一択


▲挿入後、腰振りを選ぶとピストン簡易アニメ後、ヒロインセリフテキスト。射精を選べばいつでも中出しできるが


▲何度か腰振りを選択してヒロインがイキそうになったところで「射精」がピンク色になり選択すると


▲同時絶頂できる。というかヒロインを絶頂させる手段は同時絶頂のみで、ヒロインがイキそうな状態でいくら腰振りを選択しても絶頂はしない


▲一度でも絶頂させれば任意で「夜伽終了」できるが、主人公は絶倫ゆえ無限にエッチ可能だ。ヒロイン達の心情が変化するのは夜伽の回数より「絶頂数」の方が影響しているかと。イカセまくれ!


▲3回以上射精してから抜くと白濁がこぼれる演出。もちろんこの後もエッチ可能


▲捕虜にしたメリファヒ。ある程度日数を経ると怪我が完治(残念ながら左目は失われて独眼に)すると愛人枠に。彼女は「私はあなたの敵なのだから自ら股を開くわけにはいかない、縛ってください」ということでこんなプレイに。しかし高潔な彼女は意外にマゾ…

という感じで、行動数が1以上あれば毎ターンの最後に夜伽が可能だ。本番スキーな我輩としては非常にお世話になったなぁ。いくらでもエロ可能というのがキモで、イカせるほどちょっとずつ変化するセリフテキストもエロいのだよな。21人もいるのかぁ。

最後に。本作はゲーム開始時に「簡単」「難しい」を選べるのだが、いきなり「難しい」はキツイかと思い「簡単」を選んだものの、簡単過ぎて次のミッション迄の日数が余りまくってな、そこそこSRPGとかSLGをやり込んでる紳士であれば「難しい」の方がいいかもしれん。まぁ余った日数で模擬戦や夜伽しまくれたけども。「難しい」では、撤退するにしても少し戦ってから撤退する(経験値を得られる)戦法も視野にいれるべきか。

なんにせよ、エロ同人ゲーとしてあまり見ない戦略SLGモノでオススメだ。

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黒の征服王 Lord of Tartanova

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