ルナソフトのエロSLG「悪堕ラビリンス-囚われ魔王と奈落の狂人-」感想・レビュー

戦略

悪堕ラビリンス-囚われ魔王と奈落の狂人-
ルナソフト  SLG  2,500円(税抜) CV:姫川あいり 蓬かすみ こたつみやこ 春日アン 綾瀬あかり 黒沢まき 榛名れん 花見るん 杉原茉莉 黒咲ユキカ 佐藤千幸
悪堕ラビリンス

■本格的なリアルタイム防衛SLG エロはアニメーションもあるぞ!

人間と魔族が争い、強力な封印により魔族の侵攻を押しとどめている世界が舞台。主人公のクロウドは、貴族階級のボンボン。しかし文武共に落ちこぼれ親からも疎まれ、貴族達の通うアカデミーでは講師・生徒からもイジメに近い扱いを受けている。人類など過去の大戦で滅びてしまえばよかったんだ。そんな憤りを内に秘め、毎日を送っている。

そんな折、魔王を名乗る娘と出会う。どうみても人間の風貌で眉唾。しかしよく話を聞けば合点がいき、どうやら本物の魔王の様だ。彼女はシエスタと名乗り、人間は魔物を見たら即斬!というのが本当なのか、和平交渉が可能な人間もいるのでは、と視察に来たらしい。最初に出会った人間が人類の滅亡を願う人間だった、シエスタはそのことを知る由もないが、クロウドにとっては千載一遇の好機。打算的だが狡猾、肝が据わっている彼はお人好しで気の弱い魔王を押し倒し、言いくるめ、利用し人間滅亡計画の算段をたてる。人間の魔王が誕生したのだ。

ゲームとしては進軍してくる人間を召喚した魔族で迎撃する防衛SLGである。タワーディフェンスとはやや異なる。魔族を拠点マップ各所に配置し迎撃、ただ見ているだけでなく任意で魔法攻撃介入、ゲームパートで捕えたヒロインを調教して仲間にし、操作してACTゲームの様に戦うことも可能。エロはアニメーションだ!ひゃっほう!

■「悪堕ラビリンス-囚われ魔王と奈落の狂人-」体験版では

クロウドの日常とシエスタとの出会いのオープニングシーンを経て、チャプター2まで遊べる。ここまでで充分作品の雰囲気と面白さを感じとることができる。チュートリアルは正直丁寧過ぎて逆にわかりにくい。そこそこのゲーマーなら熟読せんでもわかる故飛ばそう(失礼 エロはシエスタが2シーン、チャプター1で捕えるムイは4シーン全て閲覧可能。むむぅ、面白いジャマイカ!

■拠点マップを構築と魔物召喚・配置の自軍フェイズ→バトルの繰返し

街はずれの山の洞窟、そこがクロウド達の拠点となる。チャプター1ではそこに義賊の集団が身を隠すために侵入してきて、チャプター2では義賊を追ってきた騎士団が突入してくる。

一度のミッションで敵は数回に分けて突入してくる。TURNの数値が敵が突撃してくる回数だ。チャプター2であれば6。都度、マップ構築や召喚が可能な自軍パートを挟み、資源が許す限り強化可能。資源はTURN終了(敵殲滅)毎に入手。拠点マップの構築は「通路」と「フロア」の2種があり、通路はフロア間を繋ぎ、フロアは通路の先に作成可能。また、フロアは最低限3×3マス以上の広さでないと作れない。通路の長さ、フロアの大きさによってかかるお金も変わる。広い方は配置可能なユニットも増える。

作製できるフロアには3種あり、それぞれ配置ユニットを強化したり、敵殲滅後の資源を多く得られたり、敵を弱体化したり。作成したフロアはスキルを上げて様々な効果を付加することもできるぞ。

本作では、構築した拠点マップ、召喚した魔物はチャプター毎に引き継がれず、各チャプター毎まっさらな状態からとなる。ヒロインのみ唯一成長を引き継ぐ様だ。クリアしたチャプターに戻ってく資源を稼ぐことも可能。故に最初の内はマップ配置は適当でいいだろう。商業エロゲの「巣作りドラゴン」なんかでは構築したマップや配置魔物のレベルも引き継がれる仕様だったが、これはこれでやり直しがきく仕様でいいかもしれん。最近の商業エロゲでいえば「デモニオン~魔王の地下要塞~」とか。

悪堕ラビリンス-囚われ魔王と奈落の狂人-

■魔物召喚・配置 それぞれの魔物の特性を考える

魔物は「ジェム」というお金とは異なる資源を消費して召喚可能。召喚可能な魔物はチャプターが進む毎(?)に上限が解放されていくっぽい。召喚して配置すると、配置マップ内を元気に動く。金魚みたいだな(笑

魔物にはそれぞれ特製がある。スライムなら攻撃は劣るがHPと防御が高め、復活するのが早いスケルトン、インプ等遠距離魔法系、戦闘力はイマイチだがコスト安のゴボルトなど様々。敵は侵入してくるとまずは魔物攻撃を優先、次にそのフロアを壊しにかかり、壊すとコアに近づいてくる。敵によっては優先度が異なるかもしれんが、そのあたりの特性を考えて魔物を召喚しよう。序盤はスライムとスケルトンがオススメかも。

■準備ができたらバトルGO!ヒロインを操作して各所を援護しよう

本作のバトルでは、「コア」という中央に配置されたマップの石(?)が破壊されると敗北となる。味方ユニットは倒されても一定時間で復活する故、全滅敗北はない。ただ、敵はコア以外のすべてのフロアから侵入してくる可能性がある。フロアを複数作ればそれだけ敵の出現位置が散り、戦力の分散させることができるが、その分防衛するマップは増えることに。全てのフロアに万遍なくユニットを配置する、時間稼ぎフロアを作っておき援護可能ユニットで遊撃する等、プレイヤーの手腕にかかっている。

プレイヤーは魔法攻撃でもバトルに介入できるが、エーテルを消費する故連発はできない。そこで味方にしたヒロインを任意で直接操作しよう。バトルでは強いヒロインを選んでマップ内を自由に移動し、苦戦している戦線を援護することで戦況がだいぶラクになる。操作する場合、ヒロインは必ず中央のコアからの出撃となる故、バトルでは右上MAPを見て苦戦していそうなフロアに向かう。そういう意味ではACTゲーム要素もあるな。ヒロインの操作はキーボードorパッド、シンプル故キーボードで充分。移動は方向キー、Zで攻撃、Xでスキル攻撃。倒されても一定時間で復活する。魔族しゅごい。

各TURNで敗北しても、直前の自軍フェイズに戻ることができる故、試行錯誤して迎え撃とう。ギブアップしてチャプター最初に戻ることもでき、やり直しはいくらでもきく仕様だ。一度コテンパンにされても、味方ユニットの配置や敵の出現しやすいフロアを知ることで2度目以降は有利に戦えるはずだ。序盤でのプレイ感覚としては、数の多い敵を如何に足止めし、強力なヒロインを操作して効率よく敵を減らすか、がポイントじゃなかろうか。敵味方数十が入り乱れて戦うバトルは壮観。まぁプレイヤーがヒロインを操作しているとそれどころではないだろうが(笑 ACTゲー要素も結構高いかも。

悪堕ラビリンス-囚われ魔王と奈落の狂人-

■エロはアニメ!が、全部のシーンではない ヒロインを調教して仲間ユニットに

捕えたヒロインは2回調教エロすれば味方ユニットとして参加できるようになる。ちょっと堕ちる描写早すぎじゃないか?とも思うが、ヒロインは11人もいるのだから仕方ないのかもなぁ。なんでも2回調教エロして精神的に追い込むと魔族の洗脳術が効くらしい。味方ユニットになった後も調教エロは2回あり、そこからは従順な奴隷エロという雰囲気でヒロインのステータスがアップ。捕えた各ヒロイン毎に4回のエロがあるワケだ。うむ、堕ちるの早すぎとか言うのは、贅沢過ぎるな(汗 ゲームとしてのバランス上、この辺りがいい着地点なのだろう。

にしてもシエスタ気弱過ぎ(笑 クロウドが壁ドンすると(イメージです)気弱なシエスタは「ごめんなさい」状態。魔王なのに(笑 魔族としてはシエスタが気が弱すぎるのを懸念して右腕的な魔物を帯同しているのだが、狡猾なクロウドはきゃつがいない間にシエスタを調教するのである。クロウドが魔物の懐に入る手腕に長けている、ということでもある。

またオープニングではクロウドをいぢめている主犯格の娘がおり、チャプター2でその娘が何も知らずに突撃してくる。彼女を倒して捕え、洗脳するピカレスク逆転なシチュを楽しめるぞ。

どうやらエロでアニメするシーンは各ヒロインの1シーン目と3シーン目っぽい。1シーン目と3シーン目、2シーン目と4シーン目は同じ構図。2.4シーンは静止画差分形式。全てのヒロインがこうだと断言はできんが、おそらくこんな感じだろう。基本構図でいえば各ヒロイン2種か。アニメはAEアニメだろうか、フィニッシュこそ静止画だが、ループ部分はヌルヌルよく動くぞ。↑のトレーラーを見ればわかると思うが。

■体験版総合的に

体験版範囲で充分面白い。リアルタイムストラテジーな防衛SLGだな。世間ではタワーディフェンス系というかもしれんが、我輩のイメージではそれとはちょっと違う。同人で似た様なゲームはあるが、敵味方数十体が入り乱れる大規模なのはなかなかないのでは。ゲーム性もエロも商業エロゲ寄りな感じが強く、完成度は高い。すたじおおぐま時代に感じたシステムがわかりにくい等の同人スメルはなくなっている。それはそれでちょっと寂しい気もするが、エロゲとしての完成度は間違いなく高いぞ!やりこみによる実績要素や2周目以降の高難易度選択もでき、Easyは1周目から可能だ。個人的には如何にもSLGぽい荘厳なBGMもアゲアゲ。声優陣は豪華過ぎだろう。

夢子「お取扱いサイト様です」
DLsite

デジケット
[ルナソフト] の【悪堕ラビリンス-囚われ魔王と奈落の狂人-】
FANZA

悪堕ラビリンス-囚われ魔王と奈落の狂人-

夢子「ルナソフト様の過去作です」
蒼穹のクレイドル-人形学園調教記-魔法少女リィ-淫魔の試練場-

コメント