QRoss 女主人公(プレイヤーは別) ツクールVXAce製 バランス型
少女とひかり 体験版感想・レビュー ヒロインを家へと導くエロ同人ゲーム
少女・エリンはある時から、彼女にしか見えない「光」と話すようになる。しかし「光」が見えない大人達は「悪霊に憑かれているのでは」と懸念、そんな折、隣人一家惨殺事件が起きる。現場にはエリンの所持品が落ちていたと警察に疑われ、「エリンに憑いた悪霊の仕業だ」と言う神父の言葉を信じた両親は、「おでかけだよ、パパもママもあとから行くからね」と娘を遠く離れた「スラム」へとドナドナする。何も知らず両親を信じて疑わないエリンは光ーー彼女が「キラキラ」と呼ぶーーとお話しながら「どこにおでかけするの?」と御者に尋ねるのだった。
うぅ、このシチュだけで「エリンは我輩が守るっ!」と拳を固め決意するに十分であり、プレイヤーは「キラキラ」となって彼女を家路へと導くのが目的。操作感覚としては、ツクールMV製RPGの「マップ上でクリックした場所に主人公が動く」機能でエリンを各ステージのGOALへと導く、そんなゲームだ。まぁ本作はVXAce製なのだが、同様の機能を使えるスクリプトを積んでいると思われる。VXAce製RPGでも同機能がある作品はいくつもあったしな。
▲ここどこだろう… 全然しらないところ…と見知らぬ土地で不安がるエリン キラキラは「これはおうちまで歩いていくゲームなんだ、頑張って帰ろう!」と訴えかける様に何度か発光する。(キラキラのセリフはないが彼女には伝わるのだろう)。どうやらエリンはキラキラに全幅の信頼を置いている様だ。
なぜここにいるのかわからないけどキラキラがそう言うなら、と彼女は指示された場所にトコトコ移動する。マウス操作で「ここっ、ここに来てっ!」とクリックで誘い、その連続でGOALを目指そう。
▲ステージスタートからゴールの魔法陣へ 全5ステージで各ステージは7つのエリアがある
見てわかる通りエリンはとてもプレイヤーの「庇護欲」を煽るヒロインであり、「疲れた」「おなかすいた」などリアルタイムで弱音を吐いたりもする。しかし初見では難しいステージが結構あり、何度も無垢なエリンが犯されてしまう現場を拝見することになる。しかしその背徳感がたまらない、そんな作品かと。
基本的にはマウスのみで操作可能だが、ステージ選択ワールドマップでのメニュー(セーブ等)やステージ中の一時停止はXキーで行う。
各ステージはそれ程広くはない(序盤は1画面、ステージが進むごとに2画面、3画面マップと徐々に広くなる)が、池などの「水場」に落ちたり、馬車が高速行きかう道路で馬車に接触したりすると即GAMEOVERなど、ステージが進むごとに様々なギミックが展開していく。
加えて、エリンが好奇心旺盛で「焚火」や「猫ちゃん」などが視界に入ると勝手にそちらに向かってしまい、その経路に水場などがあるとアボーン、である。興味を惹かれて勝手に移動し始めたら再度誘導先をクリックしよう。
▲最初の難関2-5 光源が少なく暗いうえ水場が多く通路が狭い。通路を下から上に移動するよう誘導すると、途中右手対岸の猫ちゃんに興味を惹かれ突貫してしまい何度も溺死。黄色い吹き出しは好奇心で勝手に移動する合図だ。長めの移動より短い距離をこまめに移動させた方がいいと学んだステージだな。
クリックするとエリンはそこに最短距離で向かってくるゆえ、想定していたルートとは違う経路を通ることもあり、長距離で移動指定するより細目に近場を指定した方が確実。特にリスクがあるシーンでは細目に短距離で移動指定するのがおすすめ。
最初のステージがスラムであるゆえ、エリンをエロ対象として見てしつこく追ってくる浮浪者やチャラ男などのNPCがステージが進むにつれて増えていく。移動速度はエリンより遅いゆえ、細目に移動させるより一度に長距離を移動させた方が距離を稼げるのだが、前述の通り水場や猫ちゃんなどのギミックが絡む場合は細目且つ迅速に移動させる必要があり難度は跳ね上がる。
▲一番最初にエリンに目を付ける浮浪者、次に登場するゴロツキ。きゃつらはステージを跨りエリンを探したり、しつこく追ってきたり。捕まればエロ直行、GAMEOVERだ。
本作のエロはNPCに捕まってのエロが全て、追ってくるNPC達はモブではなくそれぞれにキャラがあり、且つ物語性がある。例えば一番最初にエリンに目を付けるのは浮浪者だが、彼はしつこく追ってきつつエリンに「くさい」と言われれば服を洗って再登場、チャラ男が現れた際にはきゃつを妨害、エリンに「あのおじさんは悪い人じゃないかも」(キラキラは否定するが)と思わせつつ、2ステージ途中まで進むと遂に本性を現し「ヤ・ラ・セ・ロ!」となりふり構わず捕まえにくるとか。しつこい、チャラ男もしつこいぞw
エロシーンに関してはエロ=GAMEOVERだけに全て破瓜シーンとなるが、ステージを進めるごとに初めてでも気持ち良くなっちゃう的な傾向が強くなるっぽいか。体験版範囲でも、1ステージの浮浪者エロは嫌々、チャラ男エロは途中からと気持ち良くなっていた。どちらもステージ2以降はまた異なるエロシーンになる様だが体験版ではモノクロCG表示仕様でテキストもなし。
ゲーム性はシンプルだが、前述の通り初見では難しいシーンもあり若干トライアル&エラー型、一度見たエロはスキップ可能(オプションで設定)であるし、リトライも同ステージから可能と遊びやすさもある。ただメッセスキップ機能は欲しかったかなぁと。
<追記>
バージョンアップでメッセスキップ機能追加、また「難しくて先に進めない」「ゲーム部分面倒」な紳士向けに「ゲームパートスキップモード」を搭載。らくらくち〇ちん。
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