Distorted 体験版感想・レビュー

RPG

Distorted (v1.01)
Distorted  Lizard  RPG  1,000円(税抜)
【基本情報】♀♂主人公 ツクールMV製 バランス型 難易度:普通
【体験版評価】7.8/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス6(紳士による))
【ゲーム情報】シンボルエンカウント ターン制コマンドバトル 1~3vs複数

敵は帝国…だけじゃない大河的シナリオRPG

帝国の将軍・サイスに両親を目の前で殺され、姉の様に慕っていた使用人・リリアの挺身により逃げ延びた名家の令嬢・アリシアを主人公としたMV製RPG。両親殺しの濡れ衣の着せられたアリシアは逃亡中に出会ったロリ商人・ジェニーにかくまわれ、手段を選ばないジェニーの助力により次々と仲間を増やし、帝国からは反逆者として指名手配されつつサイスへの復讐を誓う。

本作ではエロシーン含めCGが一切用意されておらず顔グラもない。よってエロは紳士の妄想力によるところが大きい、ということを踏まえうえで。クリア想定時間40時間に裏打ちされたエロ同人屈指のボリューム、力の入ったシナリオとなっており、延べ100人近い人物(人物図鑑に登録される人数)が登場、繊細で愛嬌あるキャラチップも印象的だ。SFC時代の古き良きドラマチックRPGを遊んでいる様なプレイフィールだった。エロはほぼほぼ男性受け、様々な男性キャラが搾られちゃう。

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▲メニューで装備やステータス確認の為キャラを選ぶとFFの様なワイワイアニメーション(伝わるのか?)

軽い気持ちで遊んでみた体験版、最後まで遊んだがなんと体験版(序章+Chapter1最初のみ)だけで7時間強というボリュームだった;序章ではレベリングを殆ど必要とせず。プレイを止められなかったのは、単純にシナリオが良くやめどきを失したからだ。物語はアリシアを中心に回っていくが冒頭で述べた通り登場人物が多く、敵味方入り乱れたそれぞれの視点で物語が目まぐるしく展開、プレイキャラも大回転、FF6の様な演出手法だった。

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▲アリシアでプレイしてディアス村に着いた直後、そのアリシアを追いこの3人の視点でプレイ

序章では帝国に追われるアリシアとジェニー、帝国兵リットとトマス、レイル、帝国雇われ賞金稼ぎのグラッグとヴァーラッド(おっさんズ)、それぞれの視点でのロールプレイでストーリーを追うことになり、しかしお金やアイテムは共有だ。後に仲間になる彼らの視点で進むという点が没入感を高めている。

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▲帝国兵の3人をアリシア視点で迎撃

ジェニーの手配でディアスという廃村を拠点とし、アリシアとジェニーの2人だけだった廃村に様々な技能を持つ仲間(戦闘要員以外も)が増えていく。アリシアをつけ狙っていた賞金稼ぎのおっさんズは「如何にもやられ役の悪党」キャラとして登場するが、その1人・ヴァーラッドはジェニーの手管により従属させられ、以降スパイ・斥候として帝国に潜りこむ機会が多い。スパイのはずが帝国副将軍であるメリノアとねんごろになっていったり、帝国より厄介そうな宗教団体の騎士隊長♀に気に入られたりと、ひょっとしてアンタが主人公?というくらい(性的に)八面六臂の大活躍。序盤のエロの半分は彼が担当だろう。このおっさんどっちに転ぶ?とハラハラさせられる魅力的なおっさんである。

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もうひとりのおっさんは威勢だけはいいがマヌケというイメージをプレイヤーに印象付けておいて、実は〇〇だったりでその瞬間から彼がすんごいカッコよく見える様に。こんな感じで本作のおっさんズは実に愛すべきおっさんばかり。逆にアリシアと同年代であるリットとトマスは序章では(おそらく意図的に)影が薄く、製品版での活躍に期待したい。特にリットはアリシアに惚れており第二の主人公的な位置づけだと思うのだが。

おっさんの話ばかりではむさくるしいな、仲間になる女性キャラはというと、ジェニーが懇意にしている稀代の魔女・デメトリア(ジェニーに一方的に惚れている)は当初アリシアを目の仇にしているものの行動を共にするうちに「こいついい女だ!」と。個人的にはデメトリアが1番。戦闘でも強力な魔法を使い回復も可能な頼れる魔女。ジェニーは戦闘要員でこそないが、ロリのクセに商会をまとめ、用意周到で敵には容赦ない上、男を快楽で屈服させる手管も持つチート級ロリ。一番年下なのにもっともクレバーで「コイツマジで敵でなくてよかった」と思わせるキャラだな。序章で仲間になる女性はアリシア含めこの3人ともう1人。

エロシチュとしてはメリノアとヴァーラッドの情事(ほぼ逆レイープ)以外は、魔力補給などほぼ男性が手や口、道具で搾られるものが多くM紳士向け。帝国副将軍メリノアの第一印象は「残忍な悪女」、しかしヴァーラッド視点で彼女の行動を見ていくといろいろワケありな可哀想な女なんだな、とヴァーラッドじゃないけども情が湧いてしまう。どっかの主人公じゃないが「オレが守る!」と言いたくなる様な。こんな感じで登場キャラ達のファーストインプレッションが覆されていくストーリー展開が巧みなのである。「おまえは見たまんまだな!」というキャラもいるけど(笑

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▲フィールドマップでは鳥を操作して目的地へ

ゲームシステムという点では、序章はPT組み換えの自由度はなくイベントごとに決まったPTで攻略する。戦闘は2~4T程度だがほぼ通常攻撃のみで決する故テンポがいい。育成や戦闘の楽しさよりシナリオの基礎を固める様な内容だ。ぶっちゃけると序章最後でアリシアは諸悪の根源だと思われた帝国将軍・サイスをあと一歩のところまで追いつめる。製品版はそこから更に30時間以上とか、一体どんなシナリオが用意されているのか…

個人的に「センスがキラキラ」と思ったのは、戦闘勝利時や装備品変更時にFFの様に「わーいわーい」するキャラチップもそうだし、見やすいフォントもだ。また戦闘SEやBGM選曲センスもグッときた。個人的にSEは作品の色を変え得る要素の一つだと思っているし、BGMに関しては「戦闘勝利」が他RPGの「町」で聞くオリエンタルなBGMで「意外とマッチ!」とか。そういったものの積み重ねが「CG無し」作品をワンランク上のレベルに押し上げている。FF4~6あたりの「キャラチップとセリフから人物のビジュアルを妄想する」楽しみがある。

腰を据えて遊ぶRPGであり、エロは妄想力に任せる部分が多いがぜひ体験版を手に取ってほしい作品。過去作含めこのサークルさんならではの作品だと思う。

撫子「Distortedはこんな紳士におすすめかなぁ?」
絵・顔グラなしでいけますけど? 搾られ系Mシチュ 骨太シナリオ

夢子「お取扱いサイト様です」
DLsite
Distorted (v1.05)

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