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魔法少女ティアシャボン(Twinkle STARs) 体験版
友達を助けたい、という強い願いの発露を切欠に魔法少女・ティアシャボンに変身できるようになった女学生・彩葉(いろは)が主人公のMZ製のRPG。学業の傍ら、不在がちな両親に代わり弟妹の面倒や家事、魔法少女活動までこなす、三足のワラジを履く頑張り屋さんである。
星野坂の街を舞台とし、各所で発生する負の感情に憑りつかれ「カゲ」化した人の浄化を行うのが魔法少女の仕事だ。主人公の能力は様々な(属性の)シャボンを撃ち出せるというもの。
【体験版評価】8.5/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス9)
▲バイト中のカラオケ店に来ていた生徒達が乱入してきたカゲに襲われる
▲ちはらちゃん達は私が守る!という強い想いが彼女を魔法少女に変身させた。変身シーンは初回のみ
▲魔法少女は免許制。魔法少女になったら自発的に届け出ることで給料ももらえる(公務員的な)。もぐりの魔法少女もいる…のだろうか
ゲームの基本の流れ
おおまかなゲーム設計としては、メインイベントをこなしていくことで章を進めていく。次にこなすべきメインイベントはメニュー画面下部にわかりやすく常に表示されており、メインとなるストーリーを進めるだけなら各章でいくつかのメインイベントをこなすだけでいい。体験版では3章(1章は路地裏、2章は水族館、3章は遊園地)まで、製品版では全8章だ。
▲舞台となる星野坂の駅周辺。東には自宅や学園、北には水族館などがあり、マップ自体は大して広くなく赤い玉のアイコンでファストトラベル・変身・回復が可能。物語が進むほど行けるマップも増える
▲メニュー画面。画面下に常にナビが出ており、推奨Lvだけでなく戦闘の有無までわかるため非常に便利
また、各章ごとにダンジョン、クエスト、サブストーリーが解放される。道草となるこちらの要素の方が、プレイ時間的な比重は大きい。各章最後に戦うボスは強いため、道草でしっかりレベリングなり装備やアイテムを収集するのがベター。
▲赤表示が各章開始時に解放されるダンジョン。メインストーリーとは関係なく探索や戦闘可
▲ダンジョン・お化け屋敷。キラキラポイント結構あるため一度は潜るべし。敵は動きが鈍く避けるのは簡単
▲役所の職員から受けられるカゲ退治の「クエスト」。これも章開始時に更新される
サブストーリー、いわゆるNPCイベントに関しては街を隅々までしっかり探索する必要がある。変身前・変身後の姿それぞれにあり、アイコンで判断できる。変身は、各所にあるファストララベルアイコンで。
▲NPCから顔アイコンの吹き出し、これは変身後の姿じゃないと発生しないイベント。こちらも章ごとに段階イベントが発生したりする。わかりづらい場所にいることもあり、しっかり探すべし
カードバトル風戦闘 デッキはシャボン液で構築
戦闘はデッキ構築してのカードバトル風。山札から毎ターン4枚のカードが配布され、基本的にその中の1枚を使用、選ばなかったカードは廃棄される。山札が無くなれば再シャッフルされ山札再生。
▲4つから1つ選択して行動、敵のターン、次のターンでは新たに4つ配布される。火→氷→雷→水の4すくみが基本で画面左下に表示、敵の属性は画面左上に表示
ちょっと変わっているのが、1枚1枚カードを選んでデッキ構築するのはなく、装備する「シャボン液」ごとにデッキに加わるカードが設定されていることだ。以下、カードではなく「スキル」と呼ぶ。
例えば「めらめらシャボン液」を装備すると「ファイアシャボン」「フレイムシャボン」などの4つのスキルがデッキに加わり、「びりびりシャボン液」なら「エレキシャボン」「プラズマシャボン」といった具合。
▲メニューから確認できるスキルデッキ(戦闘中も山札確認可)。スキルは画面右の「〇〇のシャボン液」に付随、☆の数が多いほど強い
装備欄にはシャボン液1~4の4種のシャボン液をセットでき、シャボン液でデッキを構築するのだ。4つセットするだけでデッキ構築できるのはお手軽。
物語の序盤は章ごとに敵の属性が決まっているため、弱点属性でシャボン液と装備を揃えるのが定石。しかしシャボン液には2属性複合や無属性、更に回復などの特殊スキルを持つレアなものもあり、おそらく物語が進むにつれそれらを上手く利用する、つまり複数属性に対応するデッキ構築も必要になりそうな。
▲ヒールや状態異常回復など貴重なスキルが付いた「願いと星のシャボン液」(☆0だけど)。スキルの種類は150種以上
また、1ターン被ダメ40%減を付与しつつ行動できる雷属性スキル「エレキシャボンガード」などは属性関係なしに強力。ただそのスキルが含まれる「雷壁のシャボン液」には序盤は弱スキルも設定されており、そういったシャボン液をどう組み合わせてデッキを構築するかが醍醐味。
特定スキルの枚数や、特定の状態が累積するほど強力になるスキルはかなり強いかなぁと。体験版範囲だと「天恵」の累積で強くなる「アクアシャボンロジック」、「発情」状態が進むほど強くなる「チャームシャボンカペラ」、特に後者は状況次第で本当の意味で「必殺」の威力になる。
▲発情するほど火力が上がるチャームシャボンカペラ。いらないシャボン液で回せるガチャで入手できる「魅了のシャボン液」に付随。ちなみに発情が進んでもエッチにはならないがスキルが「発情」で埋まっていくペナルティがある
あとは「EXスキル」。いわゆる「TP」のようにEXゲージがMAXまで貯まると発動可能。EXスキルは装備する武器により変化、基本的に火力高い系のものが多いが、敵を1T行動不能にするなどの効果を持った武器もある。
武器は当然攻撃力が高い方がいいが付属しているEXスキルも考慮すべし。ボスクラスの敵はEXスキルを使うヤツもいる。
戦闘中のHP回復はスキルのみ(アイテム使用不可)のため、戦闘中の回復は結構難しいのも特徴かね。
体験版では結構しっかりレベリングしたつもりだが、それでも3章ボスはかなり強かった。ダンジョン含む各マップではキラキラポイントが結構あり、隠し通路を発見しないと取れないのも結構多く。
▲3章ボスのレイ。バフ→EXゲージ充填→EXスキルのサイクルで攻撃してくる
GAMEOVERになる敗北エロ・メインイベントでのエロ・サブストーリーエロ
体験版で最も多かったのは、メインイベント中に発生する戦闘(ボス戦以外のイベント戦も多い)での敗北エロ。メインイベント中の戦闘では戦闘開始時に敗北したらエロあり、なしのアナウンスがある。
▲こんな風に。ちなみに本作では敗北エロ後は必ずGAMEOVERになるようだ
今更だが、本作は立ち絵が目パチアニメに加え跳ねたり移動したりと、会話シーン演出が非常に凝っている。エロイベントでは全ヒロインフルボイス、一部メインイベントでもボイスあり、それ以外はパートボイスと、CVもかなり頑張っている。エロイベントで主人公以外のヒロインが巻き込まれた場合もCVあり。
▲2章のボス敗北エロ。敗北エロは基本的に陵辱になるが、主人公は処女なのに感じやすい(魔法少女の副作用)ためそこまで重くない
▲2章ボス戦直前、中ボス戦の敗北エロ。ボス戦含め3連戦、いずれも異なる敗北エロを拝める
元々画力が高く可愛いヒロインが、可愛そうな目にあう敗北エロはとてもいいものだ。た・だぁ!本作には自爆アイテムが無く、負けたい場合は装備品(下着と服)を外すことで被ダメが数倍になる仕様。
つまり戦闘に入って敗北エロがあるとわかったらF5リセット、直前データをロードし装備を外して負けてエロを見る、という手間が面倒。自爆アイテムでよかったのでは、と。
メインイベントでのエロはメインストーリーを見ていくことで自動発生するエロ。体験版だとオナニー、おしっこなどソフト系が多い。
▲オープニング後に発生する自室オナニー。この構図エロ過ぎて使え過ぎる(何に
サブストーリーエロ、いわゆるNPCエロは段階的なものもあり。体験版範囲では、変身前の姿で足コキ、変身後の姿で被写体、おじさん見ヌキなど。
本作にはエロステータスが無く、敗北エロはGAMEOVER扱い(無かったことに)。よってエロエロに堕ちていくヒロインを見るというより、なるべくエロられないように頑張ってきたヒロインが、敗北エロやサブストーリーエロで気持ちよくなっちゃう描写が多かったように思う。
弟妹が可愛すぎる 特に妹の紅葉!
▲自宅でいつでも拝見できるお風呂イベント。この「きゃーーっ♪」CVを聞いてみな、飛ぶぜ
「ねーちゃんおれも家のことやるよ」という心遣いが尊く、思春期で姉の身体もちょっと気になっちゃう湊。天真爛漫に「ねーね ねーね!」と慕ってくる紅葉。紅葉可愛すぎるだろ可愛い可愛い。
ターン終了時に泡の音と共にEXゲージが上昇するとか、図鑑が登場人物による会話形式になっているとか細部に神が宿る、しっかり作り込まれた魔法少女RPGだ。サークルさん曰く「全エロシーンでCG使いまわしなし」とのこと。確かに全部異なるCGだった。
前作「魔法少女ティアスイート」は魔法少女になれなかった少女が主人公だったが、本作は同じ世界観で魔法少女になった少女の物語。
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