【基本情報】名前の無い主人公 ウディタ製 ゲーム性重視 難易度:普通 CV:一部アリ
【体験版評価】7.8/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス6)
【ゲーム情報】
任意制シンボルエンカウント ターン制コマンドバトル 1vs1
逃走コマンド:逃げにくい デフォルトダッシュ メッセスキップ必要無しな一言セリフ
セーブは机で UIオリジナリティ:高 バトルオリジナリティ:普通
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魔王の城 体験版感想・レビュー 戦火の中変身を駆使し魔王の行方を追うレトロRPG
無貌のゴルド。人間の暗殺者にしてそれが主人公の「今の姿」である。
かつて魔王に仕えていた頃は「金髪碧眼の魔女」としてその力を振るった。
「彼」なのか「彼女」なのかわからず決まった名前もない。
倒した人間の悪夢を食らい、人間の姿に変身できる能力を持つ魔物。
ナイトメアとドッぺルゲンガーのハーフという珍種の主人公だ。
姿により嗜好も変わる。魔女の時は極上の酒を褒美に望んだが、
無貌のゴルドは依頼された人間を殺すことに至上の喜びを感じる。
物語はそんな主人公の下に魔王が訪れ「人間の義勇軍に手を焼いている。
また配下になってくれまいか」と。主人公は「3日後に暗殺の依頼が入っている。
その依頼後に配下となろう。」と返す。
「魔王の城」体験版では
結構広い魔王城1Fがメインで、斧使いの女隊長といざ戦闘!というところまで。
エロは1シーン、プレイ時間は1時間ちょい位か。
↑の主人公紹介を見て灰色の魔女・カーラを連想した紳士は我輩と同類だ(笑
倒した相手の悪夢を見て変身レパートリーを増やす
本作は聖王女ルーチェを中心とした人間の義勇軍、いわば魔王討伐軍に攻め込まれ
戦火に包まれた魔王城を舞台に、倒した人間に変身できる能力を駆使し
魔王の行方を追うレトロな謎解き要素が強い探索RPGとなっている。
魔王城に入ると人間の女戦士がウロウロしている。魔物達がバタバタと倒れており
かなり魔王軍劣勢の様だ。まずは戦士の1体を倒し、発生した悪夢を見ると
戦士に変身できるようになる。ただし主人公の現在の姿は人間(明らかに怪しい
風貌だけどな!)故に、接触しても会話になるだけだ。
Cキーを押すと妖気を発し、すると相手は敵と認識し戦闘になる。
要はCキーで任意で妖気をON・OFFし、戦闘or会話を選べるシステム。
戦闘になる際の敵の「きゃうっ」CVで飛び上がる演出が萌え。
なんか強そうだが、割と楽勝。スキル「首切り」を使えば2ターンで倒せる。
主人公は流石に歴戦の魔物なのだ。倒すと近くに戦士の悪夢が出現。
▲黒いヤツが悪夢
これに触れると戦士の悪夢を追体験、有り体に言えばエロシーンを拝見できる。
▲ワンクリックごとに喘ぎCVと画面揺れ(ピストンっぽい演出)で結構エロイ…
▲いつでも変身可で戦士補正あり 兵種は全部女だー
戦士は無貌のゴルドに比べ攻撃力がやや高く防御(本作のHP)も高め、
スキル「強撃」は通常攻撃の2倍のダメを与える。安定した強さ。
また移動シーンでは能力である「怪力」を活かし箱を動かすことができる。
新しい兵種の敵が出てきたら倒し悪夢を食い、新たな能力を得て探索可能範囲を
拡げていく。
いざ探索開始
戦士姿で箱を動かし通れなかった通路の奥へ行くとまた敵がウジャウジャ。
前述の通り妖気さえ発せねば戦闘にはならん故、堂々と探索する。
たまにいる男の兵士からは情報を得られる。また義勇軍に討たれそこかしこで
瀕死の魔物に妖気を発すると「仲間」と察し、有用な情報を教えてくれる。
スニーキングな潜入と違い新鮮。ベラベラ情報をくれる人間には「バカめw」と
(我輩が)ほくそ笑み、魔物には「よくやった(涙」と魔王軍寄りな気持ちに(笑
▲わかった もう喋るな(涙
主人公は魔王の配下なんだからそりゃそうでしょ、と思うかもしれんが。
実は冒頭で主人公が言っていた3日後の依頼とは「魔王暗殺」の依頼だったのだ。
依頼主は義勇軍率いる「聖王女ルーチェ」。主人公はうーんどうしよう、
3日後にとりま魔王城に行ってから決めればいっかwと思って来たらこうなった(笑
主人公はこんな軽くないぞ(汗 オープニング以降ほぼ喋らんし寡黙だ。
さて最終的にどっちに転がるのか…
▲3連続ダメを受ける精霊の強力な攻撃
レトロ感溢れるシンプルな戦闘
「攻撃力」がそのまま与ダメになるシンプルなターン制、戦闘中は変身不可。
通常攻撃、技能、逃げるの三択、アイテムも使えん防御(HP)削り合いのガチバトル。
毎ターンどちらが先制するかは運。(兵種補正あるかも?)
技能使用上限は3回、技能も有用だがクリティカルが非常に強く、体験版では
「盗賊」が強かった。盗賊のクセに戦闘に特化しており、クリティカル率20%、
能力は毎ターン絶対先制、技能は「連続攻撃」と、やや低めの基本補正を
補って余りある性能。ちなみに盗賊の「悪夢」は戦士と違い離れた場所に
出現する故、探すべし。
がっつり配置されている宝箱を回収 ロールプレイ感高し
城内には宝箱が非常に多く配置され、全部取って行きたいんだがいくつかの
宝箱を守る火の精霊が強く消耗が激しい、主人公を強くするか。
本作にはレベルや装備の概念がなく、女戦士を倒す毎に攻撃力5アップ、
女盗賊で防御5アップ、という感じで少しずつ強くなり、各所にある「机」での
セーブは回復も兼ねる。故に机周りで敵をゴリゴリ倒して行けば納得いくまで
強くなれる。ゴリゴリやらんでも机との往復回数を増やすことで火の精霊を
少しずつ倒すことはでき、この辺りの塩梅はプレイヤー次第。
宝箱からは回復アイテムがたくさん出る故使うのもいいだろう。
スイッチで切り替える一方通行床ギミックの先に宝箱があり、しかし宝箱の場所まで
行くと逆方向からしか抜けれられず、そこには通せんぼの敵が配置されていたりも。
洗いざらいとってきた宝箱からゲットした金貨を井戸に投げて檻を上げる、木箱を
上手く動かして宝箱を取る等、パズルとまでは言わんがそんな要素が
散りばめられていてどれもええ塩梅に考えさせられて面白い!シンプルな戦闘に
見た目のレトロ感といい、古き良きレトロゲーを感じた。
一騎当千の勢いで魔物を屠った斧使いの女隊長は決死の魔物の攻撃で檻に閉じ込め
られている。彼女を助けると「助かった。感謝する」
しかしその決死の魔物からの想いを聞いている我輩的には
「どういたしまして、おまえを殺し変身する為だよ」
こんな小ドラマが我輩の琴線に響き、あー「ロールプレイ」してるなーと。
総合的に
今更だが本作は老舗RPGサークル、八卦鏡さんのRPGである。
過去作はどれもレトロ感強めのRPGで「ヴァンパイア女学院-迷宮学園II-」あたりの
UIやシステムと似ているか。学園ファンタジーが多かったが本作は純粋な
ファンタジーとなった。レトロスキーな紳士は体験版でよくできたレトロゲーを
味わってみてほしい。
撫子「こんな嗜好の紳士におすすめかなぁ?」
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