TEAM 品が9 【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス8)
24時間★無知少女 ~ちょっと危険な夏休み~ 体験版感想・レビュー
来年から制服を着る年頃の少女・七海が、自由に夏休みを過ごすVXAce製RPGである。七海はお菓子・アイス、身体を動かすことが好き、得意な科目は体育、苦手な科目はそれ以外、というキャラ。クラスメートの女の子達が盛り上がっている恋バナは苦手、彼女達の輪に加わるより男の子が楽しむような遊びが好きである。また自分の身体が女性のそれに変化し始めていることに無頓着で、人前でスカートで手を拭いたり、パンツを見られることに羞恥心を感じていなかったり、こんなに可愛いのに無防備すぎる困った主人公なのである。ゲーム開始は夏休み初日、彼女の頭の中は遊ぶことでいっぱいだ。
▲タイトル画面。朝→昼→夕→夜と遷移しつつ七海のいろいろな姿が。着ているコスは本編中でも登場するのだろう
▲帰ってきて「アイスゥアイスゥ~」な七海に対してお小言が多いおばあちゃん。七海はおじいちゃんおばあちゃんの家に住んでいる。両親についての言及は無い、その内語られるのだろうか
▲おすそ分けに来てくれた隣のリク兄に対し、洗った手をスカートでフキフキしている七海。こ、これは目のやり場に困りますな… そりゃばあちゃんのお小言も増えるわ
▲楽しいです。こういう主人公だからな、無防備アカーン!ということをこの夏休みでしっかり教えてあげよう、実践で
この後本編開始。7/19の12:00(PM0:00)から夏休み終わりまでの期間(おそらく8/31迄、約44日間)、自由に行動する。体験版は7/20の12:00で終了、行動可能なマップも自宅のある町のみ、且つ拝見できるイベントも制限されているが、遊べる要素は探せば結構あり、何度か遊んでみないと本作の魅力に気づきにくいかもしれん。5回程遊んでみたゆえ、その感想と紹介をば。
基本ルール 目まぐるしく時間帯が変化するリアルタイム制
本作は前作同様、リアル1秒=ゲーム内時間1分が経過する。更に会話すると10分、後述するカードバトルやイベント消化等でも時間が経過、ゆえにあっというまに時間帯が遷移していく。まぁそれを見越してゲーム日数が約44日と長いのだろうな。
また、こちらも前作同様だが、2時間(奇数時間)ごとにNPCの配置が変化するため、NPCが現れたりいなくなったり、他マップに移動してたりと、結構変化がめまぐるしい。当初は困惑するかもしれない。前作より明らかにマップ数もNPC数も多くなっているゆえ、各NPCのタイムテーブル調整にはかなりの労力がかかっていることが容易に想像できる。ほんとお疲れ様です;
▲自宅前、おじいちゃんは毎日こっそりお小遣い200円をくれる。この時間帯でのみ発生するため、12:00起床ではもらえない
主人公の七海が行動できる1日のタイムリミットは22:50(23:00かも)、以降は強制的に自宅に帰りおばあちゃんに「七海っ#」と怒られ、翌日12:00起床。リミット前に自宅で寝る(自分の部屋orおばあちゃん達の寝室で一緒に寝る)と翌日9:00起床となるため、活動時間を増やしたいならリミット直前には寝るように行動すべし。
基本要素 3つの要素を遊びぬけ
本作は大きく分けて3つの要素を主軸としている。
1.「EVENT」ポップを探しイベントを見る
2.虫取りでお金を稼ぐ
3.いろんなNPCとカードゲームで対戦
▲クラスの男子にスカートめくりされる。このイベントはランダム?で道路などで発生、この他、風でスカートがめくれて通りすがりの大学生にみられるイベントもあった
▲公園にはイベント多数、すべての遊具やベンチにイベントあり。↑は「あわよくば女の子がこないかなー、でもどうせ最近の子はスパッツとか短パン履いてるんだろうなー」と鉄棒前のベンチに張っていたロリコン兄さんの声にならない声
▲サッカーボールを蹴れ!特に意味はないが、こういうほんのりギミックが本作には多数あり、それがまた本作の世界観づくりに一役買っている(今思うと人にぶつけたりできる…?)
1が本作のメイン、マップを散策してエロを含めた様々なイベントを探す。EVENTポップはある程度近づかないと表示されず、かつ時間帯にも影響されるため、すべてのイベントを見つけるのは結構大変かもしれない。自宅のある町だけでも結構な数のイベントが用意されているが、製品版では駅から繁華街に向かうことも可能、他マップもありそうだ。
ただ繁華街に向かう(電車に乗る)、フラグになりそうなアイテムを買う、お風呂やプールなどの特定施設に入るにもお金が必要、デフォ資金はおこづかいの1,000円、何もするにもまったくもって資金不足だ。
▲駄菓子屋で虫取り網ゲット!お菓子や飲み物が何にどう影響するのかはイマイチわからなかった。フレーバー?梅ガムを食べてみたが「梅味好き~」というセリフが出たのみ
そこで「2」の虫取りだ。まずは駄菓子屋でなけなしのおこづかいの大半を使って「虫取り網」を買おう。虫がいそうなところに近づくと「虫取り網アイコン」がポップアップ、虫を捕まえることができる。ゲットした虫を「昆虫おじさん」にまとめて売れる。
▲イベント探し含め、とにかくいろんな場所を探索してみるのが本作の基本だ
ただし昆虫おじさんがいる場所は時間帯ごと(ランダムかもしれない)に異なる。アゲハ蝶とかノコギリクワガタなど希少な虫ほど高く買い取ってくれて、その額はおこづかいを優に超える額。これで夏休みを豪遊できるってわけだ。
▲昆虫おじさんは基本的に虫が取れる場所にランダムに現れる。買い取って欲しいときは虫がいそうなところを探そう
そして3について。本作では老若男女に関わらず流行っているカードゲームがあり、Zキーでは普通に会話するだけのNPCでも、Shiftキー押しで話しかけるとカードバトルに突入するNPCが多数いる。カードバトルは手持ちのカード3枚でデッキを構成、相手のデッキと戦う。勝った方は相手から1枚カードを得られ、敗北者は1枚カードをとられるというルールだ。
▲基本的に年の若いNPCほど対戦に応じやすく、ジジババほど応じにくい(カードを所持してない)が、意外なNPCがレアカードを所持しており強かったりもする
カードバトル自体はレベルアップ要素の無い一般的なRPGの「3VS3のPTバトル」だと思っていいが、カードバトルだけにカードのレアリティランクがあり、「コモン」「アンコモン」「レア」「ウルトラレア」「スーパーレア」の5タイプ。当然ランクが高い程強いカードだ。デッキ構築には「コスト」要素あり、コスト30以内に納める必要があるため、レアリティの高いカードばかりでデッキ構築することはできない。例えばスーパーレアは1枚でコスト20だ。
それに加え、各カードには「体」「技」「心」の属性があり三竦みの関係、ただ強いカードを集めればいいというものでもないが、カードをたくさんもっているほど相手に対し選択の幅で優位に戦えるのは間違いない。まぁ戦ってみないと相手のデッキはわからんけども。あと各カードは「装備カード」で強化可能だ。
▲とはいえレアリティの高いカードは強い。他2体は倒したがウルトラレアの「守り盾のミミ」にコモンではダメージが通らない!SPも尽き、結局ギブアップするしかなかった… 勝てばミミを確率でゲットできるのか、欲しいわぁ
カードはゲーム開始時にランダムで3枚入手、相手に勝利すると1枚奪える(3枚の内からランダム)他、駄菓子屋でカードを買うことでもランダムで入手可能、ガチャ的な要素だな。購入額が高いほどレアリティ率が高くなるとか。
ただし、男性の相手に敗北した場合は1枚カードを奪われる代わりに「エッチなお願いを聞く」という裏ルールも存在する。昼間や往来の多い場所だとお願いされにくいが、その逆のシーンであればエッチなお願いをしてくるNPCである確率は高い。例えば夜の公園でベンチにたたずむサラリーマンに挑むと、パンツを見せろ!と所望される。
▲カードを奪われずエロが拝見できるならWinWinかw しかしそのうちもっとエロいお願いをするNPCも増えてくるだろう。つまりエロをコンプするならカードゲーム要素も積極的に進めるべし。勝てる相手を狙ってカードを奪っていけばお金は最小限で済みそうだが、装備カードは買い揃える必要がある
また不要カードは売却可能ゆえ、ある程度勝てるようになればカード集めも大きな収入源になるかと。
エロに関しては序盤である体験版範囲はソフトなものばかりだ。お風呂やトイレ、羞恥心のないパンチラ、胸チラなどなど。本作には「Hな事の経験レベル」と「無垢」or「目覚め」(エロに対する七海の認識)という要素があり、エロイベントフラグになっていると思うのだがこれらは隠しパラメーターとなっている。※Ver1.02より駄菓子屋ラインナップに追加された「ミニノート」で確認可能になった。
▲500円で入れる銭湯。脱衣シーンひとつとっても数枚のCGが使われている。
▲体験版には実装されていないが、おまけとして拝見できる痴漢シーン。体験版で拝見できる中ではこれが一番過激なエロか
製品版では本番エロもあるが、あくまで性に無頓着な七海というヒロインがそこに至るまでの過程をじっくり楽しむエロであることは、なんとなく分かって頂けただろうか。
これまでのスクショを改めてみてもらえばわかると思うが、七海の立ち絵やCGの差分が半端ないボリュームで、製品版では総CG数8000枚オーバーというのもうなずける。Hシーンは180オーバー、パンチラやセクハラ程度のシーンが多いとはいえ、繁華街に繰り出したりすることでよりエロが過激になっていくかと。
無垢な少女はフリーダムに夏休みを過ごしたい、女になりかけの第二次性徴中の女体は男たちの性的なターゲットになりうる、しかし本人はそのことにまったくきづいてなーい!このサークルさんのふくらみかけ少女の3DCGモデリングはやはりいいものだっ。七海が夏休みをどう過ごすかでエンディングは複数に変化、すべてはプレイヤー次第だ。やれることがめちゃくちゃ多いというわけではないが自由度が高く、なによりこれだけの数のNPCが2時間ごとに居場所が変わるタイムテーブルは当初困惑するものの、本作に深みを与えているといえる。作りこまれた良作。
結構な長文になってしまった、ここまでのご拝読に感謝。
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否応なくエロいしきたりに巻き込まれたロリヒロインをストーキングするサークルさん過去作
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