幻奏黒夢館 横スク探索ACT 1,300円(税抜) CV:mao みる☆くるみ 誠樹ふぁん
■INDEX
ラクエンイセキのリムリリム 謎解き要素が高い超良作探索ACT 作り込み度に脱帽
いわずもがな、DLsite.comで1万DLオーバーを誇る「楽園魔城リピュアリア」を制作したサークルさんの作品である。前作同様探索メインの横スクロールACT。世界観やストーリー的には繋がりがあるようなないような?キーボードでも遊びやすく配慮されレスポンス良好、移動もスピーディ。前作同様ユーモアセンスも抜群。豊富に作り込まれたリアクション、CVの相乗効果によりキャラクター達にいちいち萌えさせられる。ユルエロ且つミステリアスな世界観・雰囲気は幻奏黒夢館さんならでは。そのセンスと作り込みの細かさには脱糞、いや脱帽だ。
プレイヤーが操作するのは男主人公とそのメイドであるユフル。サークルさんがいうところの「ザッピングシステム」で、操作キャラを任意で切り替えてゲームを進める。前作と異なりそれぞれ別キャラとして存在する。上下左右に拡がるダンジョンは広大で、ゲーム時間の大半は探索に費やされるだろう。様々なギミックとアクション、とりわけキャラやモノを「持ち上げて移動」するのが重要。前作に比べるとパズル的要素が強くなっている。最初から探索範囲が広く自由度が高い反面、どこから攻略すればいいのか戸惑うかもしれん。
攻略的には難しめでプレイ時間も長時間。最上の部類の楽しさとドットエロスを提供してくれる逸品で間違いないが、クリアするには根気が必要でどっしり腰を据えて遊ぶ大作。
体験版では
最初のボスを撃破するまで遊べる。製品版に比べると行けるエリアが限定されているらしいが、体験版範囲でもめっさ広い。ドットエロもたんまりと拝見できる。少なくとも3時間以上は遊べるんじゃなかろうか。
レトロゲーで例えるとドラスレⅣが近い
本作を遊んで真っ先に連想したゲームがドラスレⅣと大魔司教ガリウス(ガリウスの迷宮)。主人公切り替え・謎解き・広大なダンジョンが共通している。このテのゲームの有名どころとしてはドラキュラやロックマン、メトロイドがあげられるが、それら程ACT難度は高くなく謎解き要素が強い。レトロゲースキーからすればこれぞ探索ACT!というデキで且つエロもいっぱいでうっはぁ。
リムリリムをどう運びその為に何が必要か 主人公とメイドを使い分ける
廃墟の探索に来た主人公とメイドのユフルは見知らぬ場所に迷い込んでしまい、そこでリムリリムと遭遇。ここが先史文明の遺跡だと知る。リムリリムは自らを「ドール」と名乗り、ここから出るには彼女の力が必要で一緒に連れてけ!と。彼女は自ら歩くことができない故、主人公達がかついで運ぶ必要があるのだ。広大なダンジョン内にはリムリリムを連れていくことで解ける封印がいくつも存在し、彼女をそこまで「どうやって」運んでいくのかが本作の鍵となる。その繰り返しで探索エリアを広げていくのだ。
新たなエリアの探索はまずメイドのユフルを使う。戦闘能力、機動力共に主人公より断然優れている。2段ジャンプ、一度に持ち運べるブロック3個、落下ダメージ無視、近接連続攻撃。「魔素」を凍らせる能力を持つ彼女は普通のメイドとは違うのだよ!ユフルで行けるところは全て行き敵は無力化(後述)しアイテム回収、主人公やリムリリムの力が必要な箇所をチェックしていこう。雑魚敵も彼女の手にかかればほんとにザコだ。こんな高性能な娘さんが何故主人公のメイドをしているのだろうか。そもそもこの娘、どっかで見たような…?
全般的にメイドに劣る主人公、とはいえ主人公専用のアイテムでしか壊せない壁も多数あり、2段ジャンプはできないものの「掴んでよじ登る」ことができる。その方法でしか行けない場所もある。ゲームを進めてアイテムを入手することで主人公の性能はアップ。行く手を遮る草を払える様になったり、落下ダメージがゼロになったり。リムリリムを運ぶことに関しては主人公の方が優秀かも。
キャラやブロックを持って移動する場合の制約とリムの特殊能力
リムリリムなどのキャラを持ち上げての移動、ブロックなどのモノを持っての移動の際は制約を受ける。また持ち上げ移動時ならではのアクションもあり。
・ジャンプ力の低下(メイドは2段ジャンプ不可)
・ハシゴを利用できない
・Xキーでキャラやモノを置く
・↑キー+Xで上方に放り投げる(コレ重要)
キャラやモノを下へ下へと運ぶのは簡単。上へ運ぶのが難しいのだ。ハシゴが利用できない部分を4つ目のアクションでカバーする。その為には迂回路をとる必要があったり、前もって主人公の壁破壊が必要だったり。戻れなくなってしまった場合などリカバリー不能状態に陥った時は「レスキュー」かリムリリムの特殊能力を使おう。
・レスキュー…操作キャラのHPの半分を消費しマップ入口やリムの現在地に移動。
・トランスポート…リムの能力。楽園力を消費しリムや主人公達を解放済み転送装置に移動。
・レストレイション…リムの能力。楽園力を消費し操作キャラの部屋のブロック配置を初期化。
リカバリーに使うのはこんなところ。特にトランスポートはリムを運んで変な場所にハマって戻れなくなった際に役立つ。プレイしていると「リムをここ落としたら戻れないんじゃないか」とビビりがち。トランスポートでリカバリーできる故どんどん試す勇気が必要。
HPが尽きて動けなくなってもその場でアイテムで回復して復帰できる。アイテムは主人公とメイドが近くにいる状態で交換が可能。
楽園力を貯めよう その為にエロい状況を作り出せ!ベースを作るのもいい
本作では雑魚敵は全て仲間になる。といっても一緒に戦うワケではなく、近くにいると主人公達に有利な能力を発動、好感度が高くなると更なる能力を発動してくれる。敵を倒すとその場に一定時間残り、放っておくと消滅。マップに入りなおすと再ポップアップする。消滅する前に↓キーで持ち上げると彼らを管理していた(?)首輪が外れて仲間に。正確には仲間になるというより無害キャラなったというべきか。無害になった彼らを持ち上げて運んだり、主人公やメイドからおさわり可能。メイドの手コキとかエロイぞ。何もしなければ彼らはポツンとその場に留まり続ける。リムリリム同様移動はしないのである。ただし!近くに異性の無害キャラを運んで配置し放っておくと…
▲無害化した妖精(♂・♀)達が勝手におっぱじめる図 ヌルヌルいいアニメだぞぅ
こんな感じで勝手におっぱじめる(笑 本作では主人公含め性行為でフィニッシュするごとに「楽園力」が上がるのだ。主人公エロも無害キャラ同士のエロも複数パターンあり。↑の図でいえば他に騎乗位、オナニーぶっかけパターンもある。妖精だけでもこれだけのパターン数あるのだ!
本作には回復ポイント等が無く「拠点」と呼べる場所は特にない。攻略上必要もないのだが、無害化したキャラを1箇所に集めることができれば…そこは世〇谷ベースならぬエロエロベースと化し、プレイヤーを癒す「拠点」となる!ヒャッハー!楽園力も貯まりまくりだぁ!マップを探索しているとそれに適していそうな建物はいくつか散見された。それこそ「エロ拠点づくりしてね❤」というサークルさんの意図なのでは。楽園力が貯まればリカバリーのみならず、アイテム生成もはかどり攻略にも役立つ。一石二鳥じゃないか!まぁあくまでそういう遊び方もできるよ、というだけ(笑
ドットキャラに何故こんなに萌える!プレゼントで好感度を上げよう
好感度を上げる要因としては「近くで時間消費」「持ち上げる」「Aキーでさわる=エロイことをする」が基本だと思われる。がっつり上げたいならプレゼントが手っ取り早い。プレゼントアイテムはキャラ毎に決まっており、拾ったり自販機で買ったりマテリアライズで生成したり。主人公への好感度はリムリリムは上がりやすく、メイドは上がりにくい。メイドは自慰の時「ご主人さん~❤」と言うクセ触ろうとすると避けたり蹴ってきたりするツンデレなのである(笑
芸細かすぎ!と脱帽したのが主人公達3人の関係性を表す行動。メイドは主人公がリムに手を出すことを許さん!な構え。メイドの近くで主人公がリムに対しAキーを押そうものならぶっ飛ばされダメを受ける。メイドが近くにいない状況でリムに触ると「服を脱げばいいの?」「優しく触って」とウェルカムで服を脱ぐ。それ以降は好感度次第で持ち上げておしっこ、リムにぶっかけなど。その状況がメイドの視界に入ろうものなら主人公はドツキまわされ命に関わる(冗談ではなく いち早くメイドから離れよう。こんなアニメみたいな展開がACTゲーで表現されているのだ。行き届きすぎた表現・演出まで作り込まれているのは流石というかほんと頭が下がるクオリティだ。
ドット絵のキュートさもすんばらしいのだが、CVの相乗効果がスゴイ。主人公がリムを持ち上げると「マスター!」とか「うぁっ」とかイチイチカワイすぎる! メイドがリムを持ち上げる際は「リムちゃん、行くっす」下ろす際は「ここで待っててくれるっすか」など。メイドはそれ以外にもCV豊富で魅力的。無害キャラも萌えボイスあり。萌えCVが彩る世界に顔が緩むセンスと仕事の細やかさにやっぱり脱帽なのである。こればっかりは体験版を遊んでみてね、というしか。
総合的に
ACTゲーなのにここまでキャラ達に萌えられるのはセンスと作り込みの賜物。彼女達の新たな魅力とエロを引き出す為どんどん進めたくなる。良質なドットエロアニメだけにエロエロベース作りにも時間をかけたい(笑ただ本作の本質は広大なマップの探索を前提とした良質なパズル的謎解きACT。前作の様にACT性重視ではない点である程度人を選ぶかもしれん。体験版で十分にわかるはずだ。
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