ヘルヴェナ冒険記 体験版感想

RPG

ヘルヴェナ冒険記
ももしば杏子  RPG  1,300円(税抜)
ヘルヴェナ冒険記

■最初から4人PT戦を楽しめる王道 キャラ個性ありのシナリオ重視型

ゲーム開始当初から4人PTを組んで「ヘルヴェナ」という街を拠点に遺跡ダンジョンに潜るRPGである。同人ではエロ重視で♀1人PTなRPGが多い故、本作の様な最初からPTバトル戦の醍醐味を楽しめるRPGは割と貴重だ。また細かいところでの演出に配慮され、♀4人でワイワイとダンジョンに潜る感がなんか楽しいのである。ストーリー自体は至ってシリアス系なのだが、4人それぞれの個性が随所で発揮され、レベリング作業ゲーの緩和剤に。BGMもオリジナルで新鮮だった。

体験版は短めであるが、バトルシステムもちょっと変わっていてなかなか楽しめた。街の宿に泊まると次の日が4人それぞれ自由行動になるシステムも面白いな。スターオーシャンのPAっぽいシステムだ。

■「ヘルヴェナ冒険記」体験版では

ダンジョンは4階で「1層」という構造なのだが、1層最深部でのボス戦まで遊べる。最序盤だな。本作のバトルやPAっぽいシステムの雰囲気を掴むのには充分では。本作の最大の特徴でありそうな「クラスチェンジ」については触れることはできなかった。まぁクラスチェンジといったらゲーム中盤~後半というのが定番であるしorz エロはボス敗北の1シーンか?

■PTメンバー4人のキャラが立っている ちょっとしたカラミも微笑ましい

主人公は魔法使いのエッダ。彼女がヘルヴェナの街に訪れ、遺跡ダンジョンに潜る為に仲間を募るのだ。街を探索していけば苦も無く全員仲間になる。最初に仲間になるのは僧侶のコレット。戦士のクロディーヌと盗賊のリータはセットで仲間に。

エッダ「~ですね。」 コレット「~ですわ。」 クロディーヌ「~だ。」 リータ「ぶっ殺してやる!」
各メンバーのキャラを端的に表すならこんな感じか。冒険を進めるごとにちょいちょい各キャラのカラミがあり、またバトルでも勝利時と戦利品発見時にセリフがある。細かい演出だが、ちょっとした清涼剤的な。折角女子4人PTなのだからな、華やかさがあっていいじゃない↑の~

ヘルヴェナ冒険記

■バトルはターン制コマンドバトルだがちょっとだけ特殊

バトルは必ず主人公PTからのターンとなり、行動入力→即行動→次のキャラ行動入力…主人公PT行動終了で敵ターンというシステム。wikiでいうところの「ターン&フェイズ制」というやつか。敵味方含め素早さ順に行動、というのが一般的だと思うが。同人RPGでいえば「行け!! アイリーン快賊団」。素早さに関係なく誰からでも行動可能で、行動終了するとそのキャラは選べなくなる。

本作では「並び替え」要素がある。DQ同様、先頭のメンバー程被ダメを受けやすくなる仕様。戦士のクロディーヌを先頭に、リータ=コレット>エッダな並びが妥当か。

ちょっと気になったのがバトル画面右上の「剣」の数。味方が行動終了するごとに1消費される。PT人数分表示されており、つまりは全員行動終了するとなくなって敵のターンになるのだが。前述のクラスチェンジ等の要素でもし「剣」が増えたり連続行動できたりすると、とってもタクティカルなバトルになりそうな。実際どうなのかは製品版を購入してみないとわからんぽいなorz

バトル自体は装備さえきっちり整えていけばボスも含め楽勝だ。潜った当初は多少被ダメがデカいかもしれんが、バトルをこなし探索を進めるとどんどん楽になる。比較的お金が貯まりやすく、且つドロップアイテムも多め。更にクロディーヌを先頭にしておくとダンジョン内の岩を破壊でき、ランダムでアイテムやお金をゲット。回復アイテムもジャブジャブであるし、序盤から敵シンボルをきっちり倒していけば誰でも楽しく攻略できるのでは。

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■街の宿に泊まって次の日の自由行動 =エロ

前述したが、街の宿に泊まると次の日はメンバー各自自由行動に。誰を操作するかは任意で選べる。我輩はエッダで一通り街を回ってみたが特に何もなかったorz サークルさんの紹介によると、各キャラ、またクラスごとに街でのエロがある様だ。まぁフラグ的なものも必要なのだろう。ということは本作のエロはボス敗北と各自の自由行動でのエロが全てっぽいぞ。1階層ボスのエロはリータが陵辱され、更にその後日談もあった。全ての敗北エロには後日談がある様だ。

■体験版総合的に

レベルアップはサクサクとはいかんが、サクサク上がらなくなったらその階層では無双モードなバランスであり、面倒なRPG敬遠派でも楽しく遊べる演出、ストーリーでは。装備さえ整えれば無問題。♀4人PTな華やかさも感じられて誰でも楽しく遊べる間口の広いRPGだろう。唯一気になった点を上げるなら、街が無駄に広いこと。店や入れる建物は少ないのにマップとてもは広い。それ以外は遊びやすい。エロ重視な紳士にもやや向いている作品では?

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