もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章 体験版感想・レビュー

RPG

もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章
とろとろレジスタンス  RPG  2,800円(税抜)
もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章

もんくえがツクール製RPGとして降臨!ADVRPGから親しみやすいRPGへ

同人における最高峰の看板の内の一枚、もんむす・くえすと!の新シリーズ前章となる作品である。前シリーズはADV形式をベースとしたRPGだったのに対し、本作は同人RPGの汎用ツールであるツクール製。体験版遊び始めの第一印象はタイトル画面は簡素であるしUIやシステム等々、スクリプトでいじってはあるもののツクールRPGとわかる程度。こういった大作RPGではツクールやウディタ製であってもそれらを感じさせない様なオリジナリティの高いUIであったりシステムが盛り込まれているものだ。それでこの価格?なんだぁ、がっかり…と思っていたのも束の間。

どんどん増える仲間達、拡がる戦術性、程よく外さないドタバタ感ともんむす達のキュートさ、謎が深まっていくシナリオ。総じて高まるwktk感!面白いわ!まさに大・作・R・P・G!(手の平返し そりゃ3日で1万売れるわ~

この「前章」だけでも150体以上のもんむすが登場し、全員敗北エロあり仲間にできる!これだけでwktkするだろう?仲間にしてからもご機嫌とりやエロあり!更に「ぱらどっくす」と付いているからな。女神イリアスや魔王アリスなど前作シリーズのキャラが多数出てきて、「ぱらどっくす=矛盾」な場面を見つける都度、前シリーズプレイヤーはニンマリ、遊ばんと勿体ない!父を追い、世界を救うべく旅に出るのは前作同様の主人公ルカだ。勇者見習いショタ。今シリーズでは幼馴染がいる!

「もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章」体験版では

最序盤のスライム討伐後、試練の洞窟(任意)、新たな街に到着してその後まで遊べる。道草的なダンジョンが他にもあり。敵として対面するもんむすは7.8種位か?いずれも敗北エロあり、仲間にできる。プレイ時間は難易度による。どれだけ道草するか、レベリングするかにもより、VeryHardでは2時間位。体験版範囲で既に深い。

最初に難易度設定あり 7段階から選べ!

本作では、VERYEASY・EASY・NORMAL・HARD・VERYHARD・HELL・PARDOXとなんと7段階もの難易度選択がある。我輩はNORMALとVERYHARDで遊んでみたが、前者はあまりレベリングを必要とせずサクサク、後者はある程度のレベリングが必要でやり応えアリガッツリ。その他の難易度は推してしるべし。これだけ難易度を用意しているRPGも珍しい。エロ優先紳士、RPGやってやるぜ!な攻略紳士までの目的に沿える仕様ということだ。それぞれのモードでバランス調整しているだろうサークルさんには頭が下がる…

旅立つ前に村人を攫ったスライム娘討伐 ルカの家でプチ聖魔大戦!?

物語の初めはルカが勇者の洗礼の儀式を受けて旅立つ日。村人の1人が村近くで共存しているスライム娘に攫われ、救出にいくことに。村の裏山に入るとスライム娘達がたっぷりいる。彼女達は「ブーメラン♪ブーメラン♪」「おさかな~」とのたまい、めっさかわいい´Д) キャラグラの豊富さといい大器晩成型なことも含め、最弱であるスライム娘推しが相当感じられるだろう。

ランダムエンカウントでスライム娘が襲ってくるが彼女達は悪いスライム娘であり、シンボルNPCな彼女達は良いスライム娘なのだ。スライム娘達に言われるがままにおさかなブーメランを合成、裏山頂上までいくとバニースライムとのバトルに。自称うさぎの彼女を倒せば村人を救い、やっと村の神殿で洗礼を受けられる。その前にロリ化、というよりプチ化?したアリスとイリアスがルカの家でプチ聖魔対戦を(笑 その後幼馴染のソニア(僧侶)やスライム娘が仲間になりあっという間に4人PTに。

アリスは魔王、イリアスは女神、それぞれがそれぞれの事情でプチ化しており、仲裁に入るとどちらかを仲間にできる。アリスは貴族で戦士系だが黒魔法を覚え、イリアスは下級天使で回復に雷魔法や聖魔法も使える。序盤はイリアスの方がラクかも。まぁ好みで選ぶべし!

アリスは記憶がしっかりしているが肝心なことは天然で忘れている、イリアスはプチ化された際ほとんどの記憶がトンでいる。本筋は同じにしてもどちらを仲間するかで後の展開は多少違ってくる様だ。

もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章

バトル仕様 SPスキルとMPスキルを使い分ける

オーソドックスなターン制コマンドバトル。4人PT制だが、控えを4人連れていけて全8人PTだ。控えも同じ経験値ゲット。誰かが戦闘不能になれば入れ替えも可能。DQ4の馬車的なアレだ。行動は素早さ順だがスキルによっては優先的に発動する。また、ルカのみ敵もんむすと話すことができ、友好度をあげて倒した後に敵が起き上がって仲間になりたそうに(以下略 DQ5的なアレであり仲間にできる。アイテムをゲットしたりもできる故、女神転生的な。

バトルで重要なのはSPとMP。SPはバトル毎に最大SPの半分まで回復しており、通常攻撃(SP+1)や防御(SP+2)で溜まるが最大値がそもそも低め。キャラにもよるがMPの1/3~1/4程度。MPは最大値高めだが、アイテム等で回復する必要がある。

つまり、SPスキルを消費する戦士系は長い探索でも安定して強さを発揮できる。MPを消費する魔法系は省エネ戦術が必要。逆に言えば、バトル開始時SPが半分しかない戦士系は全力戦闘が長続きせずSP回復行動が必要、魔法系は温存していたMPスキルを最初から惜しみなくぶっ放せる。更に言えば、スキルを使って1Tで倒せる敵が出現した場合、SP戦士系は回復の心配なく全力で敵を倒しにいける。

故にSPとMP両方のスキルを使える様に各キャラを育てるが理想か。例えば、アリスは戦士系の「貴族」だが、転職で「魔法使い」の職業レベルを2に上げておくと基本のファイアー・ブリザド・サンダーが使えて豊富なMPを有効活用できる。

もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章

レベルは難易度に関係なく上がりにくく1レベルがあれば相当強くなる

レベルは相当あがりにくくお金も貯まりにくい。それこそDQレベル。VERYHARDでは2時間遊んでレベル4程度orz ただし1レベルあがれば苦戦していた敵と善戦できるようになった。最初に選ぶ難易度で敵の強さが変わる仕様なわけだが、得られる経験値やお金は同じ。NormalとVeryhardでは敵の強さが全く異なる。サクサク進めたいならVERYEASY(装備品を適当に整えれば進めそう)、ある程度のやり応えが欲しいならHARD以上(レベリング必須)がオススメだ。NORMALだと装備品をきっちり整えればレベリングはあまり必要ない感じ。

職業と種族 賢者みたいな上級もあるぜよ

膨大な数の職業と種族、どれがいいのかわからん!本作のそれは分厚い攻略本ができそうなほど種類が豊富なのである。戦士、武闘家、魔法使い、僧侶、シーフ、遊び人、狩人等々。種族もたくさん。ただでさえ150体以上のもんむすがいるのに、そこに職業、更には種族変更まで可能ときている。それぞれ上級的な存在もあり、上級職や上級種族になるには下級種族をマスターする必要がある。経験値とは別に「職業経験値」があるのだ。FF5的なアレだ。

最初から目的の職業を極めるのもいいが、様々な職業のレベル2のスキルを覚えておくというのも手。職業レベル2なら経験値10でゲットだ。例えば先述のアリスを魔法使いにしておくとか、シーフレベル2で覚える「足払い」(高確率で敵を1Tスタン)を覚えておくとか。どの職業レベルのスキルが有用なのかは覚えて確かめるか、もんむす(最初からある程度職業レベルが育っている)を仲間にして確かめる。まぁ攻略サイトさんを見るのが早いだろうが、全てのスキルを網羅するのは相当大変だろうなぁ。職業スキルの他、種族の固有スキルも存在する。

仲間にできるキャラが多いことをウリにしているRPGはたまに見かけるが、ここまで育成に自由度・幅のある作品があっただろうか?イヤ、無い。今後これを真似できるサークルさんもまず出てこないだろうな。本当の意味で自由に好きなもんむすと旅ができるRPGなのだ。

装備品は買うor強化の二択

買うのは高い。しかし素材さえ揃っていればわずかなお金で既存の装備を強化でき、一回り強くなれる。すべての装備が強化できるわけではなく、装備は職業、種族で替わる故、新しい街に着くとその部分でわちゃわちゃするだろう。店で装備品を選んだ際、誰が装備可能なのかわからないのはなぁ。事前にステータス画面で装備可能種類を覚えておくor確認する必要あり。この手間は面倒だった。

もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章

エロは150体+α もんむすにプレゼントしよう

エロについては我輩が語るまでもなかろう。敗北でエロ。もちろん前作を踏襲したM紳士垂涎エロ。加えて、仲間にしたのちに、ポケット魔王城(PTから外れた仲間をストック・編入できる)にいるもんむすに話しかけるとプレゼント可能。好感度をあげるごとにエロイことお願いできたり、アイテムをもらえたり。それが150体以上もorz エロボリュームに関してはこれ以上あるのか?位のレベル。

体験版総合的に

ということで全我輩が絶賛である。wktk感がハンパない!更に加えるなら、芸が細かい。バトルでは攻撃キャラがセリフを言い、スキルカットイン、戦闘不能時のセリフも通常ダメと快楽ダメで変わるという。随所に丁寧な仕事を感じられるはずだ。バトルのセリフがバトルテンポを悪くしている感も否めないがVerUPに期待。それほどゲーム性、演出、シナリオ、エロのすべてが揃っている。紹介しきれなかった勲章システム、図鑑、アビリティ(パッシブスキル)要素も。

もんくえというと、にわかに「M紳士専用」という雰囲気があったものだが、本作のRPG性はそれを払拭できるクオリティだろう。DQ、FF、更には女神転生、あわよくばポケモン?の要素を上手くとりこんだ作品であり、RPGが好きを自負するならせめて体験版をさわらないと本当に勿体ない。クオリティの高さに加え確実に間口が広まった。あとな、絵師が異なるもんむすひとりひとりにほんと愛着が持てるぞ。

夢子「サークル様制作のトレーラーです。」

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もんむす・くえすと! ぱらどっくすRPG前章

夢子「とろとろレジスタンス様の過去作です」
もんむす・くえすと!前章 ~負ければ妖女に犯される~もんむす・くえすと!中章 ~負ければ妖女に犯される~

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