癒らし暮らし ~Relief Doll~ 体験版感想・レビュー
ヒロイン・紗耶がレンタルした男性型アンドロイド・ユウ(名前任意)が主人公のティラノビルダー製の同棲SLGである。家事をしたり会話したり性的に満足させたりと、ヒロイン・紗耶に喜んでもらおう、という。
同棲SLGというと大体ヒロインが男主人公の下に転がり込んでくるシチュが多い中、本作は美人で才女なのに絶望的にコミュニケーションが苦手、これまで男性と付き合ったことがないヒロインがアンドロイドをレンタル、という珍しいシチュ。紗耶は早くエロしたくてたまらない(レンタルの理由の大半はソレ)のに、アンドロイド相手でもコミュ障を発揮、なかなかエッチしたいと言い出せない、「はは、可愛い奴だなぁ」とホスピタリティで包んであげたくなるヒロインじゃないかね。
主人公は本物の人間と見分けがつかないほど精巧なビジュアル(ゲーム中主人公の姿は出てこない)。ただアンドロイドゆえに感情も自我もなく、基本的にOSの判断で無機質に行動する描写が特徴的で、ご主人様である紗耶からの命令を淡々と実行していく。セリフは選択肢で用意されているくらいでセリフなし主人公と思ってもたっていいかと。また主人公がスリープモード中は画面が真っ暗でテキストと音(SE)だけで描写されるのも特徴的かと。その分「音」の種類も多く印象に残る。
が、体験版は初エッチ(4日目)までとかなり短く、製品版では物語が進むほどに紗耶からの願いに対し自発的に行動する選択肢が増えるようで、なんとなく主人公に感情のようなものが芽生えていく…のか?ちょっとそこまではわからんが、冒頭で述べた通り「プレイヤー自身がイケメンアンドロイドになって彼女を癒してあげる」、そんな体験ができる作品だ。
【体験版評価】8.4/10点 (面白さ8 システム8 没入感8.5 エロス9)
▲冒頭、エデン工業の村橋さん(女性)が主人公を配達しに来るところから開始(オリ〇ント工業モジりかね
▲村橋さんとのやりとりでヒロイン・紗耶は終始「あ、はい……」と返すのみ。相手が気さくな女性でもコミュニケーションベタ
▲なるほど、主人公はかわいい系の男の子、それが紗耶の好みでもあるわけで
▲重要な設定。レンタルアンドロイドは契約期間終了後リフレッシュされ新品同様の状態でまた貸し出されるが、主人公は正真正銘の新品。つまり?
▲いくつかの説明を受けたのち、村橋さんは去っていく。歩く音、扉の開く音、閉まる音など音描写が丁寧で久々に「サウンドノベル」という単語が浮かんだな
▲こんな感じで主人公側のモノローグ(?)はオペレーションシステムのログのような描写だ。では右の選択肢をクリックしてご主人様に挨拶を
▲ここで「自分の名前を提案する」を選択すると任意で名前を決められる。「名付けてもらう」を選択すると「ユウくん」になる
▲ちなみに本作では画面右下の「▲」をクリックすればいつでもセーブ可。選択肢前にセーブしておくといいかも
▲私は倉木紗耶、会社の経理事務をしてる、趣味は特にないかな…と自己紹介してくれるが
▲「一日の生活リズムについて聞く」。7時に起床、8時に出社、21時に帰宅、23時就寝がヒロインの基本的な生活リズムのようだ。休日は日曜のみ。画面左下に曜日と時間帯が表示されており、今日は日曜で休日みたいだな。あと画面左上の時計はその時々の時刻をちゃんと表示しており、今は21:30だ
▲「お世話して欲しいことについて聞く」。朝起こしてほしい、朝食の支度、掃除、洗濯、夕飯の支度、お風呂の準備といった家事全般の他、お話し相手になって欲しいかな…と仰る。了解いたしました、お嬢様。うん、ご主人様よりお嬢様がいいな
▲ほんとは家事全般以上に熱望している「お世話」があるみたいだけども、まだ言い出せないようだ
▲ヒロインに「休んでくれていいからね」と言われる、またはやることがない場合、主人公は「おやすみなさい、ご主人様」を選択しスリープモードに入る
▲シャワー上がりの紗耶はスリープモード中の主人公に近づき「緊張しちゃうくらいよくできてる」「かわいい」などの感想、そしてやはり新品=童貞であることを意識しているムッツリなのです
▲スリープ中に脱がせたりはしない。まぁ相手はアンドロイド、モノなのだから好きに扱えばいいのにな、そういうヒロインだ
▲翌朝。昨日紗耶から聞いた情報と命令をOSが総合的に判断し、紗耶の起床時間30分前から行動する
▲主人公はこんな感じで行動していく。ずっと何かに似てるなぁと思ってたんだが今わかった。転スラの大賢者だこれ
▲紗耶の寝室のドアがSEと共に開く。ちゃんとドア開閉差分の背景が用意されているし他のドアも開くぞ
▲寝ぼけ眼の紗耶だが主人公を見ると「だっ、だれっ…!?」まぁ昨日今日ではそうなるわな
▲用意された朝食にご満悦のようだ。ありがたきお言葉、冷めないうちにお召し上がりくださいお嬢様
▲いってらっしゃいませ、お嬢様。なんか執事の気持ちがわかってきた、名前「セバスチャン」にすればよかったな
▲11:00。一通り完了。あとは夕食の準備だが、食材は冷蔵庫にあるし紗耶の帰宅まで10時間もある
▲エナジードリンクでエネルギー補給、スリープモードへ。このエナジードリンクはコンビニ売ってるようなやつではなくアンドロイド専用、基本的な行動だけなら数日補給しなくても平気なのだが、「毎日ちゃんとエナジードリンクを補給すること」も紗耶の命令の一つだ
▲冒頭でエデン工業の村橋さんがこう説明していた。「新鮮な体液を精製するために」。ははーん
▲それはそれとして、紗耶の帰宅1時間前。夕食の準備をしなくては
▲お嬢様は早くヤリたい。セックスを体験したいのだが、なかなか命令できないのだった
というのが1日のサイクルで、4日目の夜まで煮え切らないお嬢様が続くゆえ割愛する。
▲スリープモード中にお嬢様の部屋から嬌声が聞こえてきたり(記録中)
そして4日目の水曜日夜。今日は夕食いらないから、と外食して帰ってきた紗耶はなにか気合が入っており。風呂後にこんな要求をしてくる。
▲抱きしめるとキスも要求される。ちなみに、紗耶との夜のコミュニケーション中は、特定の行動をするごとに画面右上の「TIME」ゲージが上昇、MAXになると紗耶の就寝時間(23時)となり強制終了となるようだ
▲もっとしてぇといわれて何度もキスしたり撫でたり、あと1回行動するとTIMEアップ
▲紗耶はキスもセックスも初めて。主人公も新品アンドロイドの童貞だ
▲いざ挿入、聞いてたほど痛くないと紗耶。熟れた身体、朝から期待して濡れ濡れ、控えめな性格なのにめっちゃエロい…
▲ここからはOSというよりプレイヤーの思うがままに選択していけばいい
▲これくらいの齢になってセックスを知った女性って艶めかしくてエロいな…(個人の感想です
▲ピロートークあり。過去のエピソードなどこれがまた良き、紗耶の表情もすごくいいな、艶っぽくなってるし
体験版はここで終了。本編はここから、というところだがまぁ、本作の雰囲気とシステムなどは大体わかるだろう。
しかし「痴漢の衝動」などの過去作とは作品形式はともかくエラく作風が異なる作品で、SOUTH TREEさんの懐の深さ知ることができた。ゲームとしてのゴールやシナリオ的に二転三転な展開があるのかなどは体験版ではわからんかったけども、魅力的なヒロインだからこそ喜ばせたい気持ちになり、何故か我輩自身も嬉し癒しな気分。こ、これが愛なのか…!?
夢子「お取り扱いサイト様です」
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SOUTH TREEの過去作「痴漢の衝動if」
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