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プリンセスコロシアム 体験版感想・レビュー
不治の病を患う息子を救うべく、勝ち抜けば願いが叶うという「ルサーウィンの闘技場」で戦うセイル(名前変更可)が主人公のウディタ製RPGである。ただしルサーウィンは女王が治める女尊男卑の国、何故ならこの国では女性が魔術を扱い圧倒的に戦闘力が高いからだ。ゆえに闘技場があり主人公が滞在することになる街は、スラムでは女性が男性を襲い、娼館を訪れるのは女性客、出迎えるのは男娼。主人公は己の肉体と一振りの剣だけが武器の剣士であり、魔術を扱う対戦者に勝利するには相応の装備と訓練が必要、それには金がいる。お金を稼ぐ方法はいくつかあるがこの女尊男卑の街では常に女性からの好色の視線がつきまとう(主人公は結構カッコいいらしい)。懇意にしている医者が言うことには息子の余命はあと半年、それまでに闘技場の頂点まで上り詰めねばならない。戦闘は戦術性高めのカードバトル。
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感8 エロス9)
金策して装備とカードを揃え、公式戦に臨む
まず本作のメインストーリーとなる闘技場での戦いは、プレイヤーの任意でいつでも挑むことができる。ゲーム開始時はEランクから始まり、チュートリアルを兼ねたオープニングで魔術師ベルファを撃破してDランクに昇格。以降、公式戦で勝つごとにランクがあがり、おそらくSランクまで勝ち上がればクリアかと。体験版はCランク公式戦で勝利するか2か月経過(製品版では6か月がリミット)で終了となる。
▲魔術による攻撃の他、このような誘惑攻撃やエロ攻撃を行ってくる。ベルファはまだおとなしい方だ
闘技場では「模擬戦」と「公式戦」を選択可能、模擬戦では同ランクの戦士・魔術師・格闘家(全員女性)と戦い勝てば報奨金をもらえる。公式戦は勝てば上述のとおりランクがあがるが、当然相手の強さは模擬戦の比ではないためしっかり準備するべく金策が必要。
公式戦で男性が女性に敗北すると相手の奴隷にされてしまうルール(女性が負けた場合は多額の金を払うとか)、エロシーン後にGAMEOVERとなる。勝った場合でも思わぬ場所で彼女らとのエロが発生する。本作のエロは基本的に全てソフトM仕様、連続搾られ率が高い。おま〇こ使用率も結構高いかと(サークルさんCi-enによると本番が半分程度で騎乗位多め)。
▲ベルファに敗北した場合。息子を助けなくていいのお?と言葉をかけられつつ何度腰を振って中出ししても彼女をイカせることはできない奴隷主人公。屈辱のGAMEOVER
ぶっちゃけるとクリアするだけなら模擬戦だけで金策は事足りる。何しろ模擬戦勝利で得られる額は他の金策より高額(3000)、本作での回復(HP・疲労度)は基本的に無料の宿屋で問題なく。疲労度が100になるとアルバイトや闘技場の利用、訓練ができなくなる。
ただ街の探索やアルバイトでは様々なエロを発掘可能なため、エロを探しつつ強くなってね、というコンセプトかと。息子よ、父の愚行と愚息を許してくれ…とか言いながらエロイベを楽しむべし。
アルバイトで段階エロ発生、肩身の狭い男性用癒しスポットも
金策には模擬戦の他、食事処・銭湯でのアルバイトと娼館での男娼アルバイトがある。お金を稼げるが疲労度がたまる。それぞれメインストーリー(公式戦勝利)が進めば段階エロが発生、男娼のみちょっと変わっており、公式戦で勝利したのちに男娼を行うと対戦相手が娼館を訪れる。自分を負かした男がまさか男娼をしているとは思っていなかった彼女たちは「ボコボコにされた恨み、客として晴らしてやるわ!」的に攻めてくる。まぁ他アルバイトでのエロも受けばっかりだけども、男娼イベントではヒロインの気持ちが乗っているというかw ナイス連続搾られで捗る!イベントがない状態でアルバイトすると何もなくお金を得るだけ。
▲男娼アルバイト。主人公に敗北しムシャクシャ気分のベルファは娼館に訪れる。「なんであんたが!?」「折角だからたのしませてもらおう」と。客ゆえに屈辱のプレイをさせられるものの、主人公は大人対応。息子のためだ(いい主人公だなぁ
▲Dランク公式戦で且つと対戦相手だった格闘家のイミリが娼館を訪れる
▲銭湯アルバイトでの段階エロ最初。営業時間外で掃除をしていた主人公を、知らなかった風の女性客が襲う
またメインストーリー途中からは男性向けの癒しスポットが解放される。街はずれにひっそり佇むここでは大和撫子を彷彿とさせる黒髪着物の女性が、男性をいたわる様に優しくヌキヌキしてくれる。女尊男卑のこの街では需要があり、主人公が闘技場で戦っていることを知った彼女は「絶対負けないでください」と。この街の在り方を悲観しているようだった。
▲男性を敬うようなサービス。この街では唯一の男尊癒しスポット。3000お支払いと高いけど
体験版ではエロの多くが制限されているため段階エロも浅いところまでしか拝見できなかったが、この街にはまだまだエロが潜んでいるかと。ちなみに銭湯では客として1000払うとHP回復、疲労度も無料宿より多く回復、癒しスポットは3000とお高いが最高の回復値。あと食事処では食事可能、結構高いが一時的にバフ効果がつくため、公式戦前などに。
これらのアルバイトと癒しスポット、銭湯の利用、闘技場での戦闘、訓練を行うごとに1日経過する。無料宿利用もだな。
割引や定休日など曜日要素
本作の暦には曜日要素があり、武器・防具屋やスキルカード屋、食事処では20%割引の曜日がある。それぞれで買い物をするなら是非利用したいところだ。曜日調整はアルバイトなり模擬戦なり訓練なりで。特に高額な装備品購入時は利用しない手はない。食事も結構高額だしな。
逆に全ての店には定休日もある。本作ではアルバイトを行うと1日経過するがいちいち宿に戻ったりせずその場で次の日になる。連続で働いていると、定休日になったとたん外に放り出される。
訓練所の利用(無料)ではHP、攻撃力、防御力、精神を上昇できるが、ここでも効率のいい訓練(能力上昇値アップ)が可能な曜日がある。ちなみに訓練は繰り返すほどに能力上昇値が少しずつアップするものの、一度で1日経過することに留意。個人的にはまず装備品を揃えることをおすすめする。
という感じで曜日を常に意識するのが結構大事だ。定休日はともかく、割引日(武器・防具屋:月曜
スキルカード屋:火曜)は覚えておきたいな。アクセサリー屋は割引してくれないっぽい。
戦闘はカードバトル方式 QTEでエロ攻撃を回避
本作は戦闘も一捻り、カードバトルとなっている。事前に20枚のスキルカードでデッキを組んでおき、戦闘開始時にはその山札からランダムで3枚配られる。戦闘中は最大5枚のカードを手元に置き、消費することで山札から1枚補充される。ただし使用できるスキルカードはカードに表示された「AP」を消費する。強力なスキルカードを所持していてもAP足りないと使用できない。
戦闘中はデッキに依存しない「特殊スキル」も存在し、これはカードではなく都度状況に合わせて出現する。例えば「カード破棄(任意のカードを1枚墓場に捨てAPを4回復)」と「様子を見る」は常に表示される。敵の特殊攻撃で剣を落としてしまうと「剣を拾う」スキルが出現など。
敵は誘惑やエロ攻撃など、HPダメ攻撃の他MPダメ攻撃も使ってくる。また拘束を伴う強力なエロ攻撃の場合はQTE(制限時間内に方向キー入力)が発生する。QTEを連続失敗するほど不利になってしまう。
▲Cランク戦のシフィルは結構な強敵。QTEを数度失敗し中出ししてしまうと能力値がごっそり下がる。また彼女は対戦前から罠をしかけてくる
QTEは若干難しめのため(少なくともQTE画面のスクショをとってから入力は結構厳しめだった)、デッキ構築にもよるができるだけ短期決戦が望ましい。そのためにはアタックなどの基本攻撃より、トライスラッシュ、ペネトレイター、グレイブヤード等のAPを多く消費するが強力なスキルで攻撃したいところだ。敵が更に強くなってくるとカードを墓地に送るスキル(墓地に20枚貯まるとシャッフル)も重要になってくるようだ。
そのためのAPは自然回復(1Tで2回復)だけでなく「カード破棄」を使う。ただカード破棄で任意で墓場に送るカードにも「破棄した場合の効果」要素がある。例えば「アタック」を破棄した場合AP+1、「癒しの息吹」はHP回復とか。ゆえに高威力のカード以外にも「破棄を前提としたカード」で且つ「カード運が悪かった場合役立つカード」もデッキに組み込みたい。なかなか悩ましい戦闘で面白いなぁ。
また公式戦の相手はある程度HPが減ると大技を使う。主人公は唯一の魔術対抗剣技「マジックスラッシュ」を発動し、こんな画面になる。
要はゲージの赤い部分で止めるだけだ。こっちは簡単だ。ミスしてもみてもいいけどもw
スキルカードは結構な種類があるため、はスキルカード屋でパックを購入(1000)したり、NPCとのミニゲームや、そこら中にいて主張が激しい「いぬまる」に話しかける等で「レアカードパック」を入手したりで揃えよう。
ちなみに勝利しても敗北エロは回想に登録されるため、わざと敗北する必要はない。ただまぁ、強い女性に負ける過程は戦闘でしか味わえないか。
カードバトルも楽しくエロも期待以上のソフトM紳士向けのいい作品だ。ラスボスはかなり強く周回でクリア設計だが、突き詰めると1周目でもクリアできる、そんなバランス。
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