エロRPG「この不条理な世界の底で」　一人オンライン

この不条理な世界の底で　体験版感想・レビュー　奴隷ヒロインの自動探索RPG

生まれながらにして奴隷のネコちゃん主人公が、定期的に納めなければならない奴隷の税金(加えて毎日小額の税も)を払うため、森や平原などのダンジョンを探索、売春宿で男の相手をして休みまた探索へ…という過酷な状況から始まるMV製RPG。ただ彼女は生まれてからずっとこの生活のため慣れており(もちろん処女もとっくに散らしている)、悲観的ではないところがなんとも庇護欲をそそるヒロインだ。

しかし税が払えないと最底辺の奴隷にされてしまう、ある程度の自由がある今の生活を守るため、より良い生活ができる2等市民になるため頑張るのだ。
【体験版評価】8.0/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス7(紳士による))

▲拠点となる奴隷施設の受付。いつまでにいくら納めればいいのか等の情報入手や、探索後の宿の手配はここで行う。画面左は「受付先輩」という名の自由無き2等奴隷(最底辺)、主人公は1等奴隷

▲最初の義務は1000。こういうのが定期的に

▲初期ステータス

▲エロステあり、3/3ページ目もエロステだ

▲施設を出るとワールドマップ、最初は「いつもの森」がベターだが、「遠くの森」もそこまで敵は強くない。行き先はゲームが進むと増えていく

▲最初はイマイチ塩梅がわからんため無難に

本作の特徴はダンジョン探索が自動で進行すること、ダンジョン入口で「ボスは戦うor避ける」「ザコは積極的に戦うorなるべく避ける(敵出現率)」「撤退の目安」の3項目の方針を決定してGO！

▲主人公は自動で↑方向へダッシュしていく。方針はリアルタイムで変更可だが、探索中は基本的に見てるだけだ

1つのマップは狭めでマップが切り替わるたびに「行動力」が減少していく。ザコ敵が現れればオートで殴り合い(素早さによって攻撃回数が変化)、宝箱を見つければアイテムゲット。勝てばピョンピョン跳ねまくって喜びをあらわに(めっちゃかわいい)、敗北するとその場で犯される(アニメ)ものの、ある程度HPが回復してその場から探索再開。探索中のGAMEOVERはない。

▲被ダメがデカめだが、素早さで上回っているため2回に1回くらいの頻度で2回攻撃している

▲宝箱からは換金アイテムや装備品

▲結構深いところまで来た。行動力が尽きそうだ。ただHPにはまだ余裕があるな

行動力がゼロになると「疲労デバフ」が付き行動力が最大まで回復する仕様、つまり行動力がゼロになるごとに疲労デバフが深刻になっていく。

▲まだHPに余裕があるため探索続行。行動力が全回復するが疲労デバフ(小さいアイコン)が付いた。次に行動力がゼロになると更に疲労デバフが1段階進んでしまう

これが本作のキモ、基本的に疲労デバフが付くと能力値が低下(特に素早さ低下による被弾機会増加がキツイ)して戦闘に負けやすくなり、犯されると気力が減る。気力がゼロになると探索は強制終了となるため、結果的に探索効率が落ちる。

▲敗北エロもアニメ。気力が減少する

宿で疲労デバフや気力を回復しようにもお金の関係で当初は売春宿(無料だが客が満足するまで相手をする)にしか宿泊できず、HPは全快するが疲労回復度と気力回復値は低い。結果翌日も能力値低下のままダンジョンへ向かうことになり、更に気力を減らすなど事態が悪化してしまう。翌日ダンジョン探索を行わず連続で宿で休むのもいいが、定期的にやってくる納金スケジュールもあり(次は5日後に2000ね、とか)で極力毎日探索に向かいたいところ。

▲疲労デバフ2段階目。レベルも上がり装備もやや充実してきたものの、このマイナス影響ではザコでも苦戦する。気力はMAX1000と高めだが回復しにくいぞ。大きく回復するなら1泊30000の部屋に泊まったり

どういう方針で探索すべきか、疲労デバフとの付き合い方などを学んでいき、どう行動すれば負のスパイラルにハマらずに進められるか、をじっくり考えてプレイするのが楽しい。ややシビアなバランスながらゲーマー心をくすぐってくる。「ミスが後に響いて不利になっていく」という設計構築がほんとうまい。おそらく行動選択肢が少ない序盤が一番キツめなバランスだろう。慣れてきたら最初からやり直してみたくもなる。

最初のダンジョンでもボスはかなり強いため当初はボスは避ける設定がいいだろう。拠点に戻ったら収集したアイテムを売却してお金ゲット、納める額以外の余剰金を装備品(ダンジョンでも拾える)に当てよう。

▲初日の探索の結果の稼ぎは452。武器が買えるが3日後に1000払わなあかんし買えないな…