ケイドロ 体験版
太平洋に浮かぶ孤島「邱島(おかしま)」が舞台、主人公である新米警官・パコが犯罪者たちを成敗しながら島の治安を取り戻していく、ウディタ製RPG。邱島は観光地として急激に発展したが、最強のレイープ魔「オカシマ」の出現により島の警察組織は壊滅、ゴミが散らかり犯罪者達が闊歩する治安の悪い島となってしまった。警視総監(?)に見出された主人公(総監曰く特別な力をもっているとか)は期待の新人として、先輩方の協力を仰ぎながら犯罪者達、ひいてはオカシマ打倒のため奔走する。
警官が主人公という設定も珍しいが、ゲームとしても変わった特徴がある。戦闘が「物理戦闘」「バトルファック(以下BF)」の2段構えになっていることだ。流れとしてはまず「物理戦闘」を行い相手のHPをゼロにするとBFに移行、敵を射精させることで「勝利」となる。また立ち絵もBFを含めたエロ絵もアニメーションしまくりで、そのクオリティは「アルテミスパール~海賊姫ルビナと幻の秘宝~」「タナトス-Thanatos-」のサークル「とらいあんぐる!」と同等かそれ以上だ。
【体験版評価】8.6/10点 (面白さ8.5 システム8.5 没入感8.5 エロス9)
オープニング
▲読み込み中はこのようなアイキャッチ&TIPS的な画像をランダム表示
▲オープニング。船で邱島に向かう際中。新米の巡査である主人公に総監が直々に付き添う
▲こんなことは茶飯事なくらい島の治安は悪い!と、総監がセクハラしてくる(もちろんアニメ)。セクハラは↔キー連打でゲージ上昇、MAXで抜け出せる(簡単)。放っておくとゲージが減少していく
▲総監と連絡先を交換する新米警官。総監は今後もちょいちょい登場する
▲総監と別れて早々、総監を名乗るおじさんが… どういうことだ?
▲最初の拠点となる「第一派出所」に到着。ここから私の新しい生活が始まるんだ!
▲警官がパトカーに跳ねられる。ワロタわ、某ゾンビアイドルのシーンよぎる渋滞事故じゃ。イッヌはスッと自分だけ避けるし
こんなコミカル演出がちょいちょいあり、個人的には結構ツボだった。
基本の流れ 自由探索してメインミッションへ
▲直属の上司である署長(三十路)。他二人の先輩警官は出払っているようだ
本作では「メインミッション」「サブミッション」があり、拠点内のPCでそれぞれを受けることができる。メイン~は文字通りメインストーリーを進める、サブ~はエッチな日常イベント拝見できる。メインストーリーを進めるほどサブ~も増えていく。どちらも受けていない状態で自由に探索するのもあり。新しいエリアではまずは自由探索してからメイン~を受けるといいだろう。
序盤は自由探索でゴミ(TRASH)を拾っていこう。本作ではゴミ拾いや採取でも経験値を稼ぐことができ、序盤はこれだけでホイホイとレベルが上がる。
またゴミを拾うことでエリアの「治安レベル」が上昇、治安レベルが上がると様々な要素が解放(戦闘スキル習得や乗犬可能になるなど)される。
▲村にいるニワトリは決定キーで狩って生肉ゲット。一部のNPCに生肉を渡すと他のアイテムと交換できる。村内には装備品や消費アイテムを売る店もある
▲エロい顔アイコンのNPCに話しかけるとセクハラ(もはや前戯)、連打で脱出すると治安レベルアップ。ゲージゼロで諦めると治安レベルは下がるが「SEXP(後述)」をゲットできるゆえ、諦めるのも手
他RPGとは異なり、敵シンボル(犯罪者)は1つのエリアに数人程度しかいないため、ごんごん戦闘を行うタイプではない。ゴミにしても敵シンボルにしてもゲーム内時間で6時間(リアル1秒で1分)毎にリポップするため、ゴミ拾いでレベルが上がらなくなってきたら積極的に戦うのもいいだろう。
▲戦闘に。アーマーブレイクあり。戦闘については詳しくは後述する。ちなみにHPはアイテムでの回復の他、拠点のベッドで回復できる
▲サブミッション。体験版では1つ目のみ拝見できる。イベントを読み進めていくだけのノベル型エロイベントだ
▲コンビニを警邏中、署長が万引き犯を捕らえバックヤードへ。取り調べるも何も出てこず、しかも青年は市長の息子だった!やばい!(こういう署長です
▲署長のミスなのに署長の命令で身体で謝罪することに。青年は断るが無理矢理気味に奉仕プレイへ
▲2度目はフェラで。うーむ、かなりヌルヌルなアニメでめっちゃ捗る。尺も丁度エェし射精も複数・大量
▲サブミッションエロやBFエロはメニュー→Photoに登録される(回想)
▲そろそろ最初のメインミッション(第1章)へ。自由探索である程度準備してからが吉
▲実地訓練のため電車で「計画都市」に向かう。ちなみに主人公の本名はパコではなく「藍川桃」
戦闘 物理戦闘→バトルファックの2段構え
▲戦闘開始。まずは物理戦闘(仲間を連れていても本作の戦闘は1VS1
▲通常攻撃もいいが、おすすめはこのクラクラクラッシュ(治安レベルで習得)。連打(おしっぱで可)するほどSPを多く消費するが威力があがる技で、体験版範囲は大体これでワンパンだった(笑
このように物理戦闘部分はちゃんと準備していれば難しくない。むしろイージー。ただ本作ではこの後BFして射精させる必要がある。なぜ?考えるな、感じろ
▲なぜですか署長!ただもしかすると「この島の秘密」と何か関係があるのかもしれない(?
BFでは基本的に主人公のターンから開始。Z・X・Cキーのいずれかおしっぱでそれぞれのキーに登録されているHスキルが発動、相手を攻めて「EP(画面右下)」ゲージを削ろう。
▲主人公のターン。Zキーを押している間ずっと「通常ズリ(アニメ)」が発動、相手のEPにダメージを与えていく
ただしHスキル発動中は主人公のST(画面上部)ゲージも減っていく。何もしなければSTは自然回復する。ある程度の時間が経過すると敵のターンに切り替わる。
敵ターン中は主人公のSTが一方的に減っていく。開始時にZ・X・Cキーのいずれかが表示され、そのキーを押し続けることでST減少を緩やかにできる。押さなかったり他のキーを押すと減少が早まってしまう。ある程度時間が経過すると再度キーを表示、これを3回乗り切ると主人公のターンに。STゼロで敗北だ。
▲敗北。ボス戦後は敗北エロありだが、最初のボス戦のみなし(所長が敵を物理的に排除
▲勝利。ボス戦勝利後は取り調べ室でかつ丼を食えシーンあり(昭和
つまりBFでは、主人公のターンで攻め急いでSTを使い過ぎてしまうと、敵ターンを乗り切れず敗北するリスクが高まる。主人公ターン中は細目にSTを自然回復しながら攻めるのが定石だが、与快感値が高ければ最初のターンで一気にEPゼロまでもっていくこともできる。レベルアップ時のポイント振り分け次第だが、堅守防衛タイプや平均タイプにするのもいいだろう。
▲レベルアップ画面再び 各能力値は物理戦闘、BF時それぞれで意味が換わる
最大SPをあげればBF時の「最大ST」も上昇、物理攻撃力をあげれば主人公のターン時間が増加、精神攻撃力をあげれば主人公ターン中の与EPダメージが増加、精神防御力をあげれば敵ターン時の減少STを押さえられるなど、各能力値は物理戦闘・BFで役割が異なるゆえ留意。
▲均等に割り振っても割といい感じに戦える。ただHPと敏捷はBFに影響しないため、たまに振る程度がいいかも
スキルツリー Hスキルを習得するほど回想が埋まる
BFで使用できるHスキルはメニュ→スキルツリーで「sexp」を消費して習得する。
Hスキルにはまず「プレイ(ゲーム内用語で体位)」がある。パイズリ、手コキ、足コキ、フェラ、騎乗位、後背位…などなどで、↑のがスクショのやや大きめのアイコン類がそれだ。また各プレイに3種のHスキルがあり、例えば手コキだと「通常コキ」「亀頭ぐりぐり」「高速コキ」の3つ。前述した、主人公ターン中のZ・X・Cキーに割り振られるHスキルがこれにあたる。
▲ザコ戦。Zで通常コキ、Xで亀頭ぐりぐり、高速コキはまだ取得できてない。それぞれのスキルでアニメも変化する!プレイ(体位)を変えたい場合はA・Dキーで切り替えてSキーで選択(画面右上に表示)
▲後背位。Hスキルを習得するほど拝見できるエロアニメが増えるゲームデザインがいいなぁ。回想も埋まっていくしな
▲第1章ラストでは、突如現れた最凶レイープ魔・オカシマに襲われ、署長が犯されるのをロッカーから(もちろんアニメ やっぱ署長エロいないいな
▲第二章、署長を探して温泉街イデユへ。どうやら温泉に覗き魔が出没しているらしい。タイーホだ!
▲体験版範囲で解放できた回想はこのくらい。BFエロと敗北やサブミッションなどのイベントエロのみでセクハラは登録されないっぽい
こんな感じで、自由探索しつつサブミッション、メインミッションを進めていく章仕立てのエロに偏った作品だが、BFのシステムなどはヌルヌルアニメでとてもエロい上にちゃんと駆け引きと戦術があって面白みが感じられ、総じてかなりの良作。シナリオ自体はそこそこシリアスだけども、キャラの軽さとマイケルサンダー氏節ユーモアにより軽減。
▲拠点でちょいちょい発生する、5・7・5の標語大会イベント。右の語句を組み合わせて応募すると
▲島のあちこちで入手できる「ある巡査の手記」によると、総監が行方不明になったことがあった…?そういえば自称・総監といっていたおっさんがいたな
食事すると一定時間バフ効果が得られるといった要素もあり。
最後に、本作は「とらいあんぐる!」で数々の作品を手掛けてきたマイケルサンダーぱぴぷぺぽ氏が起ち上げた新サークル「ヘキサゴン」の初作品である。ゆえに冒頭でとらいあんぐる!の作品を引き合いに出した。同サークルのエロ同人ゲーアニメは屈指、特に「リズム」を感じるアニメーションがかなり好み。
わかってもらえるかわからんが、アルテミスパールの戦闘立ち絵の「トーン トーン」っていうアニメ、あの感じを継承している。
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