GranEndeIII 体験版感想・レビュー
新米騎士のアンジェとシスカが「境界都市カイツェリン」を拠点として周辺ダンジョンを攻略していくMV製RPG。1作目は割と王道な女主人公RPG、2作目は男主人公とヒロイン(サブヒロイン含めた)和姦オンリーRPG、ときて本作はダブルヒロインの女主人公RPG。どちらかというとメインはアンジェだろうか、彼女を中心としたイベントが多く、オープニングも田舎から出てきて数年、騎士養成所でキツイ訓練を受け晴れて王都の騎士となるつもりだったのに、任命式で王国西端の街・カイツェリンに配属されることになってガックリ、なアンジェ視点である。
ただエロイベントに関してはアンジェ、シスカ共にほぼ同数あり、過去作同様「ソフトなイベントからじっくり」というエロ傾向は継承している。体験版でも結構な数のエロイベント(ほぼセクハラと段階エロ)があるものの胸揉みから始まりクンニ、見抜き、製品版で拝見できそうな次のイベントはパイズリ、というところで本番までは結構遠そうだった。いわゆる「敗北エロ」や「戦闘エロ」は皆無で、エロのすべては「夜時間帯の街NPCエロ」に集約されている。夜時間帯ではアンジェ・シスカがそれぞれ単独行動、Qキーで操作キャラを切り替えてエロイベントを進めていく。世界観は過去作と共通している様だ。
【体験版評価】8.5/10点 (面白さ8 システム9 没入感8 エロス9)
オープニング
▲騎士としての任命式の日。やっと王都の騎士として活躍できる!と思っていたアンジェだったが
▲カイツェリンの騎士団長・ブランドンからの新米騎士たちへの挨拶と現状説明
カイツェリンは十数年前に魔物ゲートクリスタルが出現し崩壊した隣国エストラントに隣接する街で、未だエストラント領に多く残る魔物との戦いが絶えない最前線の街。「境界都市」と呼ばれている。そのため駐在する騎士団は実力重視で他は二の次、先輩風を吹かせ女性騎士を食い散らかす様な下品な輩が多い。その風潮を作り出しているのが副団長・オーグ、しかし彼はかなりの実力者で彼なしでは街の防衛もままならない。
▲アンジェとシスカの部屋。先ほどのセクハラ発言を聞いて「この騎士団はロクでも無い連中の集まり」と悟った二人は、この街でガッツリ活躍し評価をあげていくことを決意する
▲騎士団1階の受付で騎士団に舞い込んだ依頼を受けることができる。ちなみに先輩騎士たちは「依頼?何それ食えんの?」状態
チュートリアル的な序盤
▲アンジェは槍術を得意とした物理アタッカーで回避率がやや高め、シスカは片手剣術と盾を扱う剣士で魔法もある程度使いこなすオールラウンダー
ゲームの目的としては様々な依頼を達成し「評価値」をあげていく。一定値まであげることでメインストーリーが進み、新たな依頼を受けることができるようになる。この辺も過去シリーズ同様と言えるか。
▲過去にはエロられた女性騎士が男性騎士を訴えた結果、女性騎士の方が騎士団をクビになったというエピソードも。そんな場所だここは
▲騎士団への依頼受付でボヤくばーさん。騎士団は「住人に寄り添う」「未然に魔物の襲来を防ぐ」という意識が低く「いざ事が起こっときのみ動く」みたいな。あれ、なんか現実世界の公僕組織に似てるな?(風刺RPG?
▲魔物討伐が優先されるためパトロールなどの雑務は軽視、それが現状の騎士団の体裁
▲受けた依頼はメニュー→依頼から確認できる。この依頼はまぁ「騎士団てほとんどの住民から嫌われてるんだな」と思い知らされる内容なんだけども
▲さて、依頼は街中4箇所のパトロールだったな。ここは住宅地、〇の場所に触れるとイベント開始
▲近くにいるお婆ちゃんに聞き込み。ほとんどの住民は騎士を嫌っていたがこういう住民もいるようだ。〇を4箇所見つけてイベントを実行していこう
▲ついでに騎士団内、街中も一通り探索してみるべし。様々な情報が得られる。本作は情報を得ておくことで有利に進めることができる割とじっくり探索タイプのRPGかな。例えば「あのダンジョンは毒を使う魔物が多いよ」とか。その辺さえ気を付ければ戦闘難度は高くない
▲この先はエロRPGの定番のスラム地区。残念ながら体験版では入ることができない
▲この街は魔物最前線ではあるが、逆に言えば旧エストラント領はいまや未開の地ともいえ、冒険者が集まる街にもなっている
▲鉱山でのパトロールイベント。鉱夫達からの騎士への反応はこんな感じ
▲パトロールを終え受付に報告。住民達は騎士に好意的ではないですね…
▲昔はいい騎士がたくさんいたけどオーグが副団長になってから騎士団の質が変わった、と。そのオーグは遠征中で不在。しかしそのうち帰ってきて主人公たちをエロるんだろうな
▲その後は自室で一旦休憩して夜パートへ、という流れに。夜パートのチュートリアル的な部分だな。夜パートに関しては後ほど
▲ちなみに夜パートチュートリアル開始後、騎士団女性寮の先輩からお古の武器を入手できるぞ。デフォ装備より強いゆえ是非もらっておこう
▲メニュー→性経験で二人のエロステを確認できる。デフォ状態ではこんな感じ
基本の流れ 依頼を受けてダンジョンへ
▲受けた依頼はメニュー→依頼から確認できる。騎士団からの依頼をうけることで新たなダンジョンがワールドマップに出現する。ちなみにハート付きの依頼は達成することでエロイベントに繋がるもの(任意)
基本的に昼は依頼をこなし、夜はエロが中心、という流れとなる。初日の次の日、騎士団受付に向かうと一気に4つの依頼を受ける。基本はこれらの依頼を達成して評価値をあげていくのだが、メインストーリーを進めるための評価値はこれだけでは足りない。その補填として「NPC依頼」と「エリア討伐依頼」がある。
「NPC依頼」は住人と話すことで直接受けることができる依頼。そのほとんどが最初に受けた騎士団受付からの依頼と同時にこなせるもののため、騎士団からの依頼を受けたらまずは街を探索してNPC依頼を探すといいだろう。
▲NPC依頼に関しては住人に依頼アイコンが付いているゆえわかりやすい。屋内のNPCもちゃんとチェックするべし
▲この段階で受けられるNPC依頼はこの4つかな。食料を~の依頼はダンジョンに行く前に達成できる
▲ノシア渓谷。ノシア伐採所、ノシアの花畑を含むダンジョンでここでは騎士団依頼を2つ、NPC依頼を2つ達成できる
▲ダンジョン内の光るポイントでは採取可能。採取しつつレベリングも兼ねて積極的に敵と戦っていこう
▲シスカの「瞬連剣」は2回攻撃するTPスキル。与ダメや被ダメで上昇するTPは持ち越し制。強敵に挑む際はTPをしこたま貯めていこう
序盤のザコ戦はどちらかがTPスキルを放ちもう片方が通常攻撃すると1体倒せるくらいの感覚。レベルはそこそこ上がりやすく、メニューで次のLVまでの経験値をチェックすると「あれ、あと4~5回戦闘すればレベルアップするなこれ」とレベリングに力が入ってしまった。高速戦闘仕様ではないものの戦い方次第でさっくり倒せるため戦闘自体のテンポはそれなりにいい。シスカが序盤からヒールを使えるゆえ回復アイテムもそれほど必要ないし、キツくなったら「だいじなアイテム」から街に戻れる。
レベリングすることで前述の「エリア討伐」という依頼も達成できる。これは各ダンジョンのザコ敵を一定数倒すことで達成できる依頼で、各ダンジョンのより深い場所のザコを狩ることでより多くの「エリア討伐ポイント」を得られ、一定のポイントを稼いで騎士団受付で報告すると評価値上昇、お金も得られるというもの。一度達成しても繰り返し挑むことができるが2回目以降のお金は半減する。戦闘で得られるお金は微々たるものゆえ、本作のお金稼ぎは採取や敵ドロップで入手できる「換金アイテム」、騎士団・NPC依頼達成報酬をメインとしつつ、繰り返し受けられるエリア討伐となるかな。まぁ体験版範囲ではエリア討伐を繰り返すほどお金が必要なことはなかったけども。
要するにレベリングという作業に依頼報酬が付随しているワケで、レベリング作業嫌いな紳士も意味を見出せる設計。まぁ我輩はレベリング作業大好きで更に報酬がある時点で「ハッハー!」な感じだが。
▲ノシアの花畑で「アルテの花」を入手。これはNPC依頼の一つの達成アイテム。ふむ、レベルがそれなりにあがるしシスカのヒールのおかげもあって初回から結構な時間潜れるな
▲宝箱も結構配置されているゆえ逃さず取っていけばお金もアイテムもどんどん潤っていく。あ、よくある「店売りの高めの装備買ったのに宝箱からすぐ出た」ということはない。宝箱から得られる装備品は店売りにないものとか
▲適当に戦っていたらエリア討伐ポイントを達成したようだ。騎士団受付に報告すれば評価値とお金をもらえるぞ。まぁまだまだ余裕があるゆえ戻らんけど
▲エリア討伐完了のスクショの右上にボスっぽいのが写っている。ということでシスカのヒールや回復アイテムで万全の態勢を整える
▲1Tで半分以上削れた。ちゃんとレベリングさえしていれば楽勝
▲手のひらを返す。今後このおっさんはアンジェ段階エロを担当する一人となる
▲この魔物討伐イベントは騎士団依頼の内ハートがついてたやつだ。ハート依頼を達成すると解禁エロを教えてくれるのがわかりやすい。今後夜パートでアンジェがさっきのおっさんの家に行くと段階エロが発生する
▲ノルン伐採所。橋を直して、という騎士団からの依頼を達成できる
▲「彼ピに弁当を届けて」のNPC依頼を受けていればここで達成できる。NPC依頼を受けていない場合もう一度ここに来なければならない(まぁノルン伐採所についた時点でファストトラベル可能になるんだが)
▲依頼にはパトロールや花をと届けるなど依頼者に完了報告が必要なものと、達成した時点で評価値とお金が入るものがある。討伐やアイテムを届けて、的な依頼はその場で達成になるかと
▲メイドさんの「花をとってきて」の依頼は依頼人に渡して達成となる
▲ノシア渓谷を探索しつくし達成できる依頼もすべてこなした。結構消耗したし
▲一度休もうかね(エロ探索の夜パートを挟んで次の日へ。夜パートについては後述)
▲残りの依頼達成は街中から行ける「カイツェリン鉱山」のダンジョン内の「廃坑道」が舞台となる
▲ここの敵はノシア渓谷より多少強い程度、Lv4もあれば苦戦はしない
▲良作RPGによくみられる「先に進むとショートカット可能になるギミック」
▲Lv5でシスカが氷攻撃魔法を習得。廃坑道では結構氷弱点の敵がいるぞ
▲「エリア討伐ポイント」の進捗はメニュー→アイテム→大事なものから拝見できる。カイツェリン鉱山内の「廃坑道」の現状はこんな感じ、25P必要なところ今は4P、廃坑道1でのザコを倒すと2P、廃坑道2のザコでは3P得られる
▲店売りにはないユニークアイテムなども入手できるゆえ宝箱は逃すな(2回目)
▲見るからに氷魔法が弱点そうな敵。こうかはばつぐんだ!ただシスカのMPはそれほど多くはないゆえ攻撃魔法に充てると回復魔法があまり使えなくなるゆえ、そろそろ回復アイテムもそろえた方がいいかな
▲「進行中」にひとつ残っているが評価値は当初の目標である10以上となったため
評価値が10以上になると「坑道崩落」というメインイベントが発生する。これを達成することでメインストーリーが進む、という具合だな。
▲先ほどまでいけなかったカイツェリン鉱山内の廃坑道とは別の道、第1~3坑道にいけるようになる
▲坑道の敵はそれなりに強く、どの敵も頻繁に毒付与してくる。貯まったお金で装備とアイテムを整えよう。アクセサリー屋には毒無効装備もあるぞ
▲毒は戦闘終了後に消えるが1Tで終わらないことが多い本作の戦闘では敵からの攻撃より痛いゆえ毒無効装備推奨
▲坑道最奥。崩落で取り残された鉱夫を発見、連れ帰ろうとするが
▲ボスが道をふさぐ。毒はもちろん、全体攻撃やタメ攻撃を使う。シスカの「剛破刃」で敵の防御力を下げて物理で押すといい
ちなみにボスなどの強敵はタメ攻撃を持っていることが多い。タメ攻撃は1T予告後強力な攻撃を行ってくるゆえ、正攻法としては防御で耐える。ただタメ中の敵は「スタン」に極端に弱くなるためアイテムなりTPスキルなりスタン付与攻撃をもっているならぜひ使おう。タメ攻撃を無効化できるぞ。
▲ここまでに十分レベリング(Lv8)したしTPもためてきたゆえ割と簡単に勝てた
▲というところで体験版でのメインストーリー進行は終了だ。この一件で鉱夫達は二人を気に入るが、逆に段階エロ竿役にも…
ただこの後、騎士団受付ではいくつか新たな依頼を受けることができ攻略も可能だし、新たなエロも発生するゆえ体験版のボリュームは結構なものだ。ここまででも3時間程度遊んでいるし、この後も含めると4時間くらいは遊べるだろう。
▲新たな依頼。メインストーリーは進まないがまだこんなに遊べりゅのぉぉぉ?
夜パート
さておまちかね、夜パートに集約された本作のエロシーンについてだ。冒頭で述べた通り夜パートではアンジェ、シスカそれぞれ単独行動となり、Qキーでいつでも任意でチェンジできる仕様。
エロは基本2種あり、セクハラ担当のNPCと段階エロ担当のNPCが担う。セクハラに関してはアンジェ、シスカどちらでも発生する。
対して段階エロNPCはアンジェ担当とシスカ担当に分かれており、それぞれの顔アイコンが表示される。
▲オープニングでアンジェをロックオンした先輩騎士とエロをかけて実践勝負。アンジェが勝てば諦める、という。腐ってもこれまで活躍してきた騎士であり、新米のアンジェではまだまだ敵わないが、強気のアンジェはことごとく挑んでしまう(プレイヤー次第だけども)
▲一段階目、胸揉み。アンジェ「生揉みなんて聞いてないわよ!」
▲強がるアンジェだったがテクニシャンでコッテリとした長尺のエロシーンにより乳首でイカされてしまう
▲お、コイツはシスカをロックオンしたやつか。顔アイコンでわかるな。Qキーでチェンジ
▲倉庫の整理を手伝ってほしいなぁ?という願いを受けるとスキをついてエロられる。基本的にエロ内容はアンジェとリンクしている(こちらも胸オンリー)
段階エロは夜パートを迎えるたびに受けることがメインストーリーを進めない限り内容は同じとなる。それでもエロステは上昇する。メインストーリーを進めると新たな段階へ。
▲坑道のメインストーリークリア後。多少強くなったがやっぱり勝てず、次の段階はクンニ。またこのシチュでは「10分間でイカなかったらやめてあげる」という勝負を持ち出される。強気のアンジェがまたまた強気の発言をしつつイカされる様はかなりクルものがある
▲シスカの次の段階も同様のクンニシチュ。イク寸前になるとアンジェもこんな感じでハートマークいっぱいになるんだぜ…
段階エロの竿役NPCは依頼を達成するごとに増えていく。
▲ノシア渓谷で魔物から助けたおっさんの家に行くとアンジェの段階エロ。お茶に麻痺薬を仕込まれクンニされてしまう
▲坑道でのメインイベントクリア後、鉱夫の宿泊所に向かうと「助けてくれてありがとう」という主旨の飲み会となる。酔いが深まるに連れ鉱夫たちの切実な「この街には娼館がねーんだ、たまの休みに隣町までヌキにいくんだが、崩落した今はそれどころじゃなくてなぁ。…頼む!」ということになってのこの図。アンジェも仕方なく、という感じで一応無理矢理ではない
これまでのシリーズ同様、セクハラとソフトエロからじっくりねっとり、という段階エロが秀逸で、いきなり本番はない。だからこそ戦闘エロや敗北エロがないのだろうな。体験版ではアンジェのエロが多かったが製品版ではシスカも追随してくるだろう。
ふう、かなり長い記事になってしまった。ここまでお付き合いいただきありがとう。RPG部分もエロRPGとしてそこそこやり応えを得られ、じっくりガッツリエロい夜パートのエロ発掘が楽しかった良作RPGだ。
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