背徳の女神ファリア 奇想天外な成り上がり堕ちシナリオRPG

戦闘なし

背徳の女神ファリア
妄想パスタ 女主人公 ツクールVXAce製 エロ・シナリオ重視

背徳の女神ファリア 感想・レビュー

遠い昔、戦いの女神ファリアのおかげで戦争で勝利し平和を勝ち取った人類。しかし平和な時代が続き人々の彼女への信仰心は薄れ…

とある街にある「彼女の像」が「泰平の世では不要」と爆破処理されたことを切欠に、女神は天界から人間界の街に落とされてしまう。信仰心が失われた今、ほぼ人間と変わらぬスペック、鎧すら失った薄着の姿で。

降臨
▲本作はほぼフルアニメーション 最初っからぶるん~ぶるん~♪

しかし女神とてお腹は減るし雨露を凌ぐ宿も必要。この街は中央広場を中心として、金も技術もコネもない貧民が住む南のスラム街、中流階級が住む東地区、上流階級が住む西地区、北にある娼館街で形成され、粗末な衣服以外何ももっていないファリアは必然的にスラム街へと流れていく…というVXAce製の非戦闘RPGである。

立ち絵正面 立ち絵右向き
立ち絵後姿
▲向きによって立ち絵(アニメ)向きも変化する拘り仕様 しかも我輩の低スペックWin7ノートでも重さは全くないのがスゴイ

ゲームとしてはエロ発掘系探索RPGかと思っていたのだが、サブイベント的なエロを探す一面もあるものの終盤まではほぼ一本道シナリオでエロもストーリーに組み込まれた探索RPGだ。スカッとジ〇パン系&ピカレスクシナリオが魅力的な作品でもある。序盤スラム街からスタートして中盤は中流階級へとのし上がり、終盤で4つのエンディングへと分岐する。奴隷モノならわかるが女神がスラムスタートってw

メニュー画面
▲メニュー画面 エロ関係の数値があがっていくと絵も変化していく

セクハラ野郎に気を付ける?積極的に当たる?

ほとんどのマップには「ゆっくり追ってくる痴漢野郎」シンボルがおり、彼らに接触されるとカットインアニメでセクハラ。セクハラごとに「痴漢受け度」が1上昇、上昇するほど「スケベ体質度(淫乱度的な数値)」も少しずつあがっていく。スケベ体質度がある程度上昇すると、男性NPCに売春などが発生する様になる。こういった自発的エロやシナリオ上発生するエロでは「痴女行度」が上昇、こちらの上昇値もスケベ体質度に影響する。

セクハラ正面 セクハラ後方
▲それぞれ正面・後方から接触されたシーン。アニメするぞ。

ちなみにセクハラ内容は痴漢野郎に接触された「方向」で変化する。「正面」「左右側面」「後方」の3種があり、それぞれ前述の数値が上昇するほどに内容もエロくなっていき、最終的にはセクハラされると自分からエロに誘う様になったり。

要はフラグを探し一本道シナリオを進めつつ、その道中で痴漢野郎にセクハラされつつ、数値上昇で開放されていくNPC売春などのサブエロイベントを見たり、そんな探索エロRPGになっている。セクハラのカットインは簡単なアニメだがサブを含めたエロイベントは全てフルアニメーション、イベント数が多い分使い回しも散見されるものの(相手が誰であっても手コキ、フェラ、騎乗位など選択したプレイごとに異なるアニメ+差分)、アニメは28種をベースとして差分多数。

神様なのに人間くさい高潔主人公

興味深いのがファリアという主人公である。弱体化しているとはいえ戦の女神であり、女騎士モノ同様「プライドが高くエロなどもっての外!」という高潔キャラ。実際彼女もオープニングからしばらくは「人間なんかと一緒になんて生きていける訳がないじゃない!」「見ていろ人間め!」といった言動もある。

マルクとエッチ そのまま中出し
▲マルクとエッチ、乱れてそのまま中出し

しかしスラムで右も左もわからず困っていた彼女に親切にしてくれて、その為に寝る暇もないほど働いてくれた「マルク」にほだされ衝動的に押し倒してエッチしてしまったり。しんどいはずなのに「大丈夫」と笑顔の彼に耐えられなくなり、スラムを牛耳るトルゼイの愛人になることを選んだり。愛人エッチをしているところをマルクに見られてしまいショックを受けるとか。「高潔ヒロインなのにしょっぱなから昼ドラ展開?」と困惑した。高潔ヒロインのお約束「強制されて仕方なく」ではなく彼女は序盤からめちゃめちゃエモーショナルなのだ。

寝取られマルク
▲マルクを助けるべくトルゼイの愛人となり嫌々ながら受け入れる。マルクは寝取られた!

正直マルクを押し倒すクダリとかいきなり過ぎて付いていけず「一体我輩は何を見せられてるんだろう」とも思ったが、面白くなってくるのはこの後からだったし、体験版最後までの彼女の姿を見た今ではそれもなんとなく腑に落ちる。

彼女は「戦の女神」であるのに今の世界では華々しい勝利を飾れるような戦いがない。人間界というヒエラルキーでも底辺に落ちた彼女はとある人物から「ここではお金が全て。泥水を啜ってでもお金を手に入れなさい」とアドバイスを受け、その瞬間から彼女は「この状況と戦う」ことを選んだ。どんなことをしても勝利する、その為に手段は選ばない。

マルクを押し倒しエッチした後「私は人間なんかと何をしてるんだ…」と彼女は一人ゴチるが、この時まだ彼女は戦うことを選んでいなかった。しかし戦うことを選んだ後はエロ行為も甘んじて受ける様になり、今思うとその対比が効いてるなぁと。「戦いの女神が武力を行使せずに成りあがっていく物語」である。


▲「泥水を啜ってでも…」の気概で耐える

序盤ざっと紹介

スラムから脱するにはほかの地区で暮らせるだけのお金を貯めるしかない。ここで金を稼ぐ方法は鉱山で働く、女なら売春という方法もあるが、相手はスラム街の貧困層、大した金は得られない。

スラムの少女 NPC売春の口淫
▲左はスラムで口淫で稼ぐ少女。右はNPC売春の口淫。もちろんどっちもアニメ。

主人公は毎日鉱山に通いつつもスラムや鉱山内でセクハラされていくことで、売春も可能になっていく。スラムのNPC相手ではほんとクソ安い額しか得られないが、鉱山にはパイズリをするとそこそこいい額をくれるNPCもいる。もっともここでお金をいくら稼いでも序盤シナリオには影響しない(鉱山とスラムでシナリオを進めていくと意外な展開で東地区へ移り住むことになる)のだが、後々ここで稼いだお金は生きてくるかと。

本作はそもそもガンガンエロしてもED分岐に影響はなさそうで好きなだけエロして稼ごう。ただ稼ぐという意味では序盤はエロより鉱山でレア鉱石を狙う方が楽。

鉱山

鉱山に向かうと「鉱山のボス」からツルハシを借りて採掘するのだが、稼いだお金で自分のツルハシを買い、借りたツルハシを返すとレア鉱石を採掘しやすい最奥の鉱石マップに行けるようになる。鉱山では4回採掘すると1日の仕事終了になるゆえ、さっさとボスにツルハシを返し、最奥でレア鉱石(青鉱石)を狙おう。マップチェンジで鉱石が変化するのを利用すべし。ただ鉱山最奥マップは道が狭いうえに迂回できる通路もなく痴漢野郎接触機会が増える。相応にエロ数値が上がりやすくなってしまうが、まぁそれこそ本作の王道だろう。

ある程度鉱山通いを繰り返すとフラグが立ちトルゼイの愛人展開になっていく。以降いくつかのフラグがわかり辛いものもあり、ヒントがあるのもあれば「これヒントなし?わかり辛くね?」というのもあった。特にトルゼイの愛人になった直後の東地区(序盤から全てのマップにいくことはできる)総合雑貨屋でのフラグイベントはヒントもなく、まさかスラムの外でフラグが立つとは思わず。東地区で情報を集めるイベントでは男NPCと片っ端から話してくのだが、結構な数のNPCと話す必要があり「あと誰よ?」としばらく探し回ったな。

ゲーム性重視の我輩としては「これもまた同人エロゲの味」と楽しめたが、サクサク進めたい紳士にはややストレスとなるかもしれない。ただその繋ぎのためのセクハラや売春サブイベント、なのだろう。そういう意味ではよくできた設計だなと思う。

カチュアと主人公
▲トルゼイを出し抜くプランを立てるカチュアと主人公。エロゲでは大概失敗して更にエロいことになりがちだが、本作は失敗しないので。序盤最後の展開はスカッとする!

最終的にカチュアと協力してトルゼイに一泡吹かせた主人公は、彼女と共にある人物の好意(?)により東地区に移り住みシナリオは中盤へ。ここまでで2時間くらいだったか。中盤での主人公は昼は淑女を演じ、夜はスラムで得た鍵開けスキルとエッチテクニックで「際どいコスの怪盗」となる、盗みを働いたり見下してきた連中の旦那を寝取ったりと八面六臂の活躍。

クリア時メニュー画面
▲体験版クリアちょっとまえのメニュー画面

めちゃめちゃ先が気になる!女神が変態怪盗になる展開とか見たことないなw北にある娼館街も意味もなくあるわけではあるまい。奇想天外・摩訶不思議女神アドベンチャー?想定してた内容と異なる意外性含め楽しかった。アニメもかなり使えてごちそうになりました。アニメの質が気になる紳士はDLsiteの動画をチェック。

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